Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

魂を逃がさないために…(アカスジウミタケハゼ)

2017-09-22 18:27:26 | ハゼ科

痛いくらいに強い日差し、と思っていたらあっという間に強雨、そしてまた鋭い日差し…。

そんなメリハリの激しい空模様だった本日のやんばるです。

海は穏やか~な凪の一日でした。

明日は秋分の日ですね。

昼の時間と夜の時間が等しくなる日。

でも実際には、まだ昼の方が少し長いのだそうですよ。

昼と夜の長さが逆転するのは、約1週間後なのだとか。

日中の暑さも、まだまだ続きそうです。

風は南~南西。晴れときどき雨。

■■

・室傍核のオキシトシン神経から『これ』の指令シグナルは発せられている。

・『これ』は、発生学的に古い行動だと考えられている。

・いくつかの文化においては、人前で『これ』をするのは無礼なことだと考えられている。

『これ』とは、『あくび』のことです。

『あくび』の生物学的意義は…

・肺での酸素‐二酸化炭素交換を高める。

・顔面のストレッチ。

・内耳の圧力を外気と調整する。

・脳の温度を調節する働きがある。

とまあいろいろな仮説が提案されていますが、現時点では未解明なのだそう。

古代ギリシャでは、『あくび』は人間の魂が天へ逃げようとしているときに起こるのだと信じられていたのだとか。

だから『あくび』のときに、魂を逃がさないために口に手をあてるのだそう。

当地では驚いたときに〈マブイ(魂)〉を落とすと言われていますが、ギリシャでは『あくび』でなのですね。

魂のためにもマナー的にも、『あくび』のときには口に手をあてないと…とか思ったり……。

■■

さて…

〈ハゼ科ハゼ亜科ウミショウブハゼ属アカスジウミタケハゼ Pleurosicya micheli 17年8月14日 沖縄島安和〉

口にあてる手のないこの子は、大丈夫なのでしょうか…。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

しばらく観察してましたが、大丈夫そうでした…。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする