Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

ホッとする曇天(アナモリチュウコシオリエビ)

2015-06-23 18:43:50 | エビ・カニ類

真夏日な最高気温でしたが、空はドンヨリ系だった本日のやんばるです。

おかげで鋭すぎる日差しからは解放され、今日はホッと一息できた感じ。

発生した台風8号は、沖縄からは遠~いコースを北上し、当地には影響も関係もまったくない様子。

ただ今年の台風は、平年の2倍のペースで発生しているのだそう…。

沖縄島近海の海水温も、平年より2℃高い状態なのだそうで、なんだかこれからいろいろと影響が出そうな気も…。

明日はまた鋭すぎる陽光になりそうです。

風は南。曇。

〈コシオリエビ科チュウコシオリエビ属アナモリチュウコシオリエビ Munida olivarae 15年5月21日 沖縄島安和〉

アナモリは穴守。

岩壁の穴から顔をだす姿から。

通せんぼしてるようにも見えたりしますが…。

穴を守るから穴守。

東京都大田区には穴守稲荷神社なる神社があるのだとか。

海が荒れて沿岸の堤防が決壊し、甚大な被害を受けたため、堤防の上に社を勧請し、稲荷大神を祀ったことが起こりだそう。

穴守という名は、堤防に開いた穴の害から人々を守るという神徳にちなんでいます。

この子も、大切なものを守っているのでしょうか。

ところで件の穴守稲荷神社、江戸時代は遊女たちの、明治から大正にかけては花柳界の女性の信仰を集めたのだそう。

つまりその…この場合の穴は…、なんというか…、まあそういう穴を守ってくれるということのようで……。

お後がよろしいようで…。

 

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