湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

新規事業と取り組む心構え

2019-09-13 18:05:36 | Weblog
農業では、収穫は最後の仕事です
商売では、売り上げや利益は、最後に明らかになります
いずれにしろ、仕事の大部分は、すぐには対価が得られません

サラリーマンをやめて独立する人にとって
一番注意すべきことが、この点です
サラリーマンは、1ヶ月後には、確実に収入が得られます
仕事の成果にかかわらず、定額が支給されます
これは、自営業では、あり得ないことです

私自身、サラリーマンを経て、自営業者になりましたから
この点は、重々承知しています
しかしながら、承知しているつもりでも
時に、先行投資や広告宣伝費について
痛みを感じることがあります
成果が予想できるものと、そうでないものがあるからです

成果の予想できないことに経費を費やすことは
経営者にとって、厳しい決断となります
無駄や浪費となる危険があるからです
そこで、弱気の虫が出てくると
新規事業は進展しません

仕事とは何か・・・といえば
それは、人々の必要を満たすことであり
また、人々に喜びを与えることであり
それが正当に評価され、必要な対価が支払われることです

やり慣れた仕事なら、明るい道を歩くようなものです
ところが、初めての仕事は
暗い夜道を、灯りも無く、歩くようなものです
これをやり遂げるためには、自信と勇気が不可欠です
調べ、考え、試し・・・確信を得るまで
勇気と根性を持ち続けなければなりません
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停電に思う”巨大システム”に頼る危険

2019-09-13 15:14:13 | Weblog
台風による千葉の停電は、まだ復旧しないそうです
地震で電力が完全に泊まり
北海道全体がブラックアウトしてしまったことも記憶に新しいです
こうした異常事態が発生する度に
私が思うのは”巨大システム”に頼る危険です

私は若い時から不動産業に携わってきました
不動産売買の仲介が私の仕事でしたから
物件調査と査定は毎日のようにしていました
住宅地で高い評価をしていたのは
「都市ガス」「本下水」の整備されている土地でした

当然ながら
公道に接し、公営水道の配管があり、電力供給が受けられることです
その点は、そうでない土地の方が少ないので、あまり問題になりません
いずれにしろ”巨大システム”に連なることで
土地の評価が決まるのでした

神戸の震災(阪神大震災)の時に
都市が燃えたことと、高速道路やビルが倒壊したことは
私には、大きな衝撃でした
本来、そういうことはあり得ないというのが
日本の建築、不動産業界の常識であったからです

私は「都市ガス」に強い不信感を抱くようになりました
それまでは、都市ガスの無いところでも
何とか都市ガスを引けないものかと考えていました
阪神大震災以来、その考えが消え
私は「オール電化」に強い関心を持つようになったのです

しかし
私の電化指向は・・・東日本大震災により打ち砕かれました
原子力発電所の事故、電力供給の不安は
私に、過度に電力に頼る危険を悟らせたのです

ならば、どうしたら良いのか?
人間の浅知恵で予想できることなど、たかが知れています
これなら絶対ということは存在しません
すでに明らかになった問題点を改善すべきなのです

電力に関しては、蓄電システムを普及させ
大規模停電でも困らない体制を整えるべきです
企業は、積極的に発電システムを導入をすべきです
家庭用の自家発電装置も、さらに開発すべきです
極論すれば、電力会社に頼らない体制を作るべきなのです

ガスについては、プロパンを見直すべきです
現状でも、かなり安全になってきてはいますが
さらなる安全に向かって、装置の改善を図り
都市ガスに頼らないシステムにすべきです

公共下水に関しても
個別浄化槽や集中浄化槽を見直し
広域下水道システムに頼らない体制を作るべきです
もし広域下水処理システムが機能しなくなれば
広い地域で、衛生状態が危険に陥ります
復旧も容易ではないと考えられます

事故により地域全体が機能麻痺に陥る危険を避けるためには
地域全体が一つのシステムに依存する体制を見直すことです
個々の家庭、企業が、それぞれ独自に
上下水道やエネルギー供給システムを持てれば
大規模災害の被害は小さくできるのです



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