自発的防災が必要です

昨夜は凄い風でした
一晩中、轟音が続いていました
雨量が警戒されていましたが
実際には、強風による被害が甚大でした

私は建物を企画し、管理するのが仕事です
防災に関しては、職業的関心があります
火災、震災、台風・・・災害の３大要因です
これに戦争を加えれば４大要因となります
現在の日本では、戦災については、何も考えないようですが・・・

火災の対策は、耐火仕様と避難対策、そして消防です
いずれも法律で厳しく定められているので効果は大きく
都市部での火災は少なくなっています
問題なのは、防火と消火にだけ重点が置かれているため
防犯、つまり放火への対策がなされていないことです
その不幸な結果が、京都のアニメ製作所への放火でした

震災については
日本の耐震技術は素晴らしく
最新の耐震基準で建てられた建物は
地震で倒壊する危険は少なくなっています
ただし、津波の被害は想定していませんから
沿岸部にお住まいの方は、独自に対策を立てるしかありません

台風に関しては・・・”水”と”風”の対策です
”水”の災害としては、洪水と土砂崩れです
一番良いのは、そういう場所に住まないことですが
すでに住んでいる人々は、対策を考えなければいけません
”風”については、いろいろ問題があります
建築基準法を満たした建物でも、強風には耐えられないからです
国の法律を超えた、自発的対策が必要になるのです

以上、国の基準を守るだけでは安全を確保できない災害は
放火、津波、豪雨、強風・・・の四つということになります
これらを解決する手段として、私がおすすめするのは
鉄筋コンクリート住宅です
火にも、水にも、風にも、そして犯罪にも強いからです

中低層の鉄筋コンクリート住宅の普及を後押しする政策を
私は政府に強く要望したいです
私自身、次に自宅を建てるときは、鉄筋コンクリートにしたいです
さらに、地下にシェルターを作れば
戦災対策にもなるのです