湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

中等教育の基本は公共心

2016-04-03 12:45:10 | Weblog
人間には、いくつかの、厄介な感情があります

嫉妬心 虚栄心 孤独感・・・

人間が、人間関係の中で生きていく上で
どうにも避けることのできない他者との比較・・・それに伴う感情です
イジメなんていう現象も、背景には嫉妬心があったりします

私が日本の教育で問題があると思うことは

”集団主義教育”

です

いやでも、他人を意識しますし
その結果、他人との違いに悩んだり苦しんだりします

そうした事情を考慮し
教師の側も、生徒指導に当たり、なるべく

”他者との違いを目立たせないように”

指導することになります

日本の場合
中等教育段階では、ほとんどの学校が制服です
偶然か必然か、他者との違いを目立たせないシステムが
初めから用意されているわけです

私は制服には反対しませんが
中等教育の段階での集団主義教育は直ちにやめるべきだと考えます

中等教育が終われば、本来、社会に出なければいけません
日本の義務教育は、そこまでなのですから
社会で独り立ちできる基本は
中等教育段階で身に付けなければならないからです

他人の顔色をうかがうのではなく
ルールを守ることで、集団の秩序を維持する
そのルールも、なるべく一般的なものを守らせる
個人的な好き嫌いではなく、公共心や愛国心が行動の前提になるのです
それが中東教育段階での教育の基本です

中等教育、そして、それ以上の段階では
学校のルールもクラブ活動のルールも
社会常識を踏まえたものとしなければいけません
個人が、常識の範囲で守ることが出来る
そのようなルールを制定しなければいけないのです

中学生になれば、個性が出てきますし
好奇心の対象が多様になってきます
一方で、友情や仲間意識を強く持つのもこの頃です
親から心理的に独立する時期だからです

難しい時期ではありますが

”個人の自由を守りながら社会秩序が維持される民主主義社会の基本”

は、中等教育段階で、しっかりと教育しなければならないのです


コメント
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