湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

熊本城の石垣が崩壊した意味・・・大震災の教訓

2016-04-17 10:59:52 | Weblog
日本で有名なお城の多くは
江戸時代初期までに完成したものです
今から約400年前にできたものです
その間に、何度大きな震災があったことでしょうか?
建物が現存するものはわずかですが
多くの城で、石垣は健在です

皇居の石垣は、江戸城の石垣です
江戸時代初期に完成したものです
それが現在も、当時のままの形状で、びくともしません
関東大震災をはじめとして
多くの震災を経てきているものの
完成当時とほとんど変わらぬ偉容を維持しています

私は、震災について考える度に
各地に残るお城の石垣の強さに思いをはせます
当時の日本の土木技術と石工達の技巧に深い尊敬心を抱きます
そんなわけで、東日本大震災の後
静岡県内の地震で駿府城の石垣の一部が崩落した時は
いささかショックでした

この度の熊本の震災では
なんと熊本城の石垣が崩れてしまいました
これはすさまじい地震です
少なくとも、この地では
過去400年間には、例の無かった地震であることを意味します

ゆれの激しさだけではなく
どれが本震なのかも分からない、連続して襲い続ける強い揺れは
この地震の特徴であり、今までに無いタイプの地震です
1回目の大きな揺れに耐えた建造物も
損傷したままの状態で、再三の強震に襲われれば
崩壊せざるを得ません
コメント (2)
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