無意識日記
宇多田光 word:i_
 



FirstLove2サビの英語部分「YouWillAlwaysBeInsideMyHeart」は直訳すると「あなたはいつも私の心の中に居る」となる。コレに続く「いつもあなただけの場所があるから」と合わせるとHステ2Bの「離れていてもあなたはここにいる 私のハートの真ん中」と殆ど一緒だ。両方とも実体験を基にした曲だと明言されてるからには、光の恋愛観ならぬ"失恋観"が正直に反映されている証だろう。キライになってからではなく、好きなままで別れる。たぶん"先が見えてしまう"からそうするんだろうかな。いがみあうよりは、と考えて自分から別れを切り出すんだろうか。なんだか、切ない。

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幾ら美味い料理でもてんでバラバラなメニューコースで出されては価値も減ずる。どんなに高級でもフレンチと和と中華を1度に出されたらイヤだろう。音楽も同じで、幾ら名曲揃いでも何かしら統一がなければ"アルバム"としての魅力、存在価値はない。ぼくはくまは素晴らしい歌だがアルバムに入れたら統一を損なうのではという危惧があった。が、Hステのお陰でその危惧は回避され得る。いわばHステは料理の鉄人で鹿賀丈史が「今日のテーマは、コレだ!」と紹介する厳選素材そのものであって、味はついていないけどそれを柱にして童謡にもアニソンにもCM曲にも発展できる、そんな存在なのである。

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BeMyLastの様な激情もなければPassionの様な神々しさもない。FINALDISTANCEの美にもKremlinDuskの劇的な展開にも到底敵わない。FirstLoveのメロディラインの前には日陰となるしtravelingのどポップさにはアッサリ道を譲るだろう。光の歌唱力の唯一無二を発揮する場面もなければ玄人が唸る凝った編曲術も施されていない。それでもi_はこの曲を聴き続ける。短期間にコレだけリピートした曲は生涯ない。極端な話、聴きたいとすら思わないのだ。この曲を聴く事は自然な事として既に生活の一部になっている。Hステ一番の魅力は音楽を人の営みの中に溶け込ませる事なのかも。

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