無意識日記
宇多田光 word:i_
 



もし普通にラジオでHステに触れても果たしてこの引力に気付けてたかどうか。それ位にさりげない曲。ボーッとしていたら通り過ぎてたかもしれない。ファンとして期待に胸膨らませ耳傾けてたから気付けた。だから、この曲をシングルで発売する事に興味がある。ニュートラルにHステに触れた人達がどんな反応を示すか知りたい。売れたら「売れたか~」と呟き売れなかったら「売れなかったか~」と呟くのだ。TVCFで流れるらしいが、15秒で、この曲の何がどんな人に伝わるのだろう。余りにも普通な曲なのに。しかし、BLUEにもある様に"普通が一番"だ。5thアルバムのリーダートラックに相応しいよ。

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しかし、冷静に考えてみると皇帝の新しい服は…クマチャンはただのぬいぐるみだ。皆が成りたがるHikkiは見た目がかわいく唄が上手で創造的な25歳の女性だから、やる事は沢山ある。ヒトの成長の契機となるのだ。一方、クマチャンは綿だ。なるには着るだけだ。ソコに何の成長の契機があろうか。光には、目指すべき目標が外にあらず常に目指される存在。それでも「何かになりたい/WannaBeSomethingSomebody」という根元的欲求は、人間だもの、ある。ヌイグルミはその欲求のみを抽出するスロットなのだ。なるべき何かがどこにも存在しなくても、何かになろうとする意志自体を純粋に光の心の奥底から取り戻し具現化する存在。だからキグルミは希望(と確信)の復権たりえる。「こんな人になりたい」という気持がまたあの時の様に輝き始める。そして、ここからが大切だ、光がなろうとしているのはそのスロット自体なのである。「私は"何かになりたい"気持ちを(皆から)引き出せる何かになりたい」、のだ。あぁややこしい。でも、それが教えてくれる事は、光がいつでも今までもずっと、そしてこれからも、心の優しい子であること、だ。Sだけどね(笑)。


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