つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

音声差し替えは許される?

2019年05月25日 | 懐かしアニメ
1983年放送のアニメ『まんが日本史』は数年前にHDリマスターされ
現在はリマスター版がCSで放送されています。

そのリマスター版について調べてみて、非常に気になったのが
杉山佳寿子さんのナレーションが
別の方(誰かは分かりません)のナレーションに差し替えになっている部分がある
と言う点でした。

製作時以降に発見された史実や補足項目・訂正について
差し替えが行われたとの事でしたが
どこまで差し替えられているかは調べてみてもはっきり分からず
もしかすると杉山さんのナレーションが
全く聞けなくなっているのでは…と懸念しておりました。

そんな中、リマスター版の実物を見る機会があって確認した所
全く杉山さんのナレーションが無いと言う事はないので、一安心でした。
(ついでに言うとラストのお姉さんパートもほぼ問題なく残っておりました)

ただ、回によってはかなりナレーションの差し替えが多く
原版と大きく異なる回があるかと思えば
ナレーションの差し替えが全く無い回もあったりしました。

全部差し替えみたいな回が無かったのは救いでしたが
実際に差し替えられた部分があるとガッカリするのは確かでした。
特に元々が女性の杉山佳寿子さんがナレーションを担当されていたのに
男の人の声なのが何か落ち着きませんしね。

一番は杉山さんに頼んでやっていただければ言う事は無かったのでしょうが
それが無理なら、せめて女性ナレーションにした方が良かったかな?とも思いました。

杉山さんのナレーションで今は学説が変わった点
(例えば冥王星が惑星扱いされている点等)
のような所なら、差し替えになるのもしょうがないかなとは思いますが
微妙に言い回しが変わっている所なんかは
別に変えなくても良いのでは…と思いました。

ついでに言うと、ナレーションを差し替えた部分だけ
音楽も差し替えているので、さらに違和感を感じると言うか
音楽が変わると「ああ、杉山さんじゃないのか・・・」
と気付いちゃうんですよね。

月見と言えば・・・

2019年05月18日 | 岡本茉利
前回に続いて『てんとう虫の歌』の月美さん関連のネタです。
小学6年の12歳である月美さんのクラスの担任は
曽場先生(声は小宮和枝さん)と言う先生でした。

実は曽場先生の苗字の由来について、長い事悩んでいましたが
ふと月美=月見、曽場=蕎麦と言う訳で
月見そばから取ったのではないか?
と閃いてしまいました。

川崎先生かタツノコプロ(笹川監督)か
どちらが曽場先生の決めた名前かは分かりませんが
真相はどうなんでしょうかね?

ちなみに、曽場先生は最後の登場回で
結婚して退職する(そう言うエピソードもあります)のですが
登場回数は少ないものの、月美さんのさらに上を行く
大人の女性の雰囲気を見せている良い先生で
もう少し出番が多くても良かったかなと思います。

これもイメージチェンジ?

2019年05月11日 | 岡本茉利
『てんとう虫の歌』の第64話「がんばれ!土丸たんてい」は
話自体は月美さんの弟の土丸がメインの話なのですが
一瞬なんですが、非常に気になるシーンがありました。

シーンは学校から帰ろうとする月美さんの所に
土丸の事を知らせに来る同級生の少女がやって来るシーンでして
知らせに来る少女が
杉山佳寿子さんの声で「月美ちゃん」と呼んでいたのです。

杉山さんと言えば、この作品では
月美さんの友人のチャコちゃんを担当されていますので
もしかしたらチャコちゃんじゃないのか?と思ったのですが
顔はもちろん、髪型も前のチャコちゃんの時と違っていたので
(髪の色は同じと言えば同じでしたが)
声が同じだけの別人だと考えた方が良いのかもしれません。

ただ、月美さんを「月美ちゃん」と呼んでいる点
(あくまでも推測ですが)
友人設定のキャラである点も考慮に入れれば
前に書いたのと同じような理屈で
大胆なイメージチェンジを果たした同一人物であると
あえて個人的には考えたいですね。

なお、杉山さんはこの回で別キャラも担当されていたので
エンディングではそちらのキャラの方が表記されていました。

特別機動捜査隊 642話

2019年05月01日 | 感想関連

642話「女ざかりの女」
凶悪な強盗犯人を追う三船班
ところが、強盗の裏には意外な真犯人が

・いきなり、三船主任が
カメラマンを偽って千葉県勝浦の旅館に現れたかと思ったら
あの松長さんが急に旅館の客室係として登場

何が起きたのか、さっぱり訳が分からないように見えますが
実はこれ、旅館にいる昌子と言う女が
強盗一味と睨んで潜入捜査をしてるからなんです。

・案の定、一見すると普通の熟女と言った具合だった昌子ですが
終盤には自分を慕っていた青年の守もろとも
自分を探っていた主任を焼き殺そうとしたり
かなりの悪女に豹変するのでした。

・そんな昌子も正体を現した(?)松長さんの威嚇からの
主任の鮮やかな銃撃+「その一億五千万がお前さんの価値か?」
と言う落とし文句で敢え無く御用となるのでした。

・昌子に手玉に取られる一番の被害者とも言って良いのが
強盗犯のおなじみの中田博久さん

凶悪な犯行を起こす所はいつも通りですが
警官隊との銃撃戦で足を負傷し
それでも、現金を隠させた昌子を脅し
現金の在り処を聞き出そうとしますが
逆に銃を突きつけられ、三下みたいに命乞いするものの
あえない最期を遂げてしまうのは
凶悪犯とは言え、ちょっと気の毒な気も…

・前述のように松長さんが
旅館の客室係に化けているのが今回の見所で
主任の部屋で捜査情報を喋っていた所に
女中さんが新聞を持ってきたら勝手に読み出し
女中の菊さんに注意されると「株式欄が気になって・・・」
などと妙な言い訳をするわ
女風呂の前でウロウロしては、また菊さんに怪しまれるわ
女の部屋ばかりにいる等と、またまた菊さんから陰口を叩かれるわ
松長さんらしさ全開と言った所です。

・ただ、松長さんが旅館内で電話の逆探知をしてる所から
全く正体を隠してる訳でもない所がまた謎なんですよね。

少なくとも菊さんに正体明かしてないのは間違いないと思いますが
誰に正体を明かしていたのか・・・

・畑さんと石ちゃんが聞き込みに行くカメラマンが
笑点でおなじみの松崎真さんでしたが、何故オカマっぽかったのか?


特別機動捜査隊 635話

2019年05月01日 | 感想関連

635話「初笑い とら・とら・とら捕物帳」
係長宅で行われた新年会で語られる
三船班メンバーの登場する妙な時代劇とは・・・

・新年会の最中、石ちゃんが見ていたのが
主任演じる同心とジャネット八田さん演じる女ねずみ小僧の
何かよく分からない謎の時代劇でして
ここから、時代劇と刑事ドラマの妙な融合をテーマにした
異色の話が展開して行くのでした。

時代劇にゆかりのメンバーが大挙していて
面白そうだから、こう言う趣向に至ったのかは存じませんが・・・

・こう言う演出で思い出されるのが
脱時代劇で話題になったNHKの「天下御免」(や続編の「天下堂々」)でして
そう言う作品の影響もあったんでしょうかね?

・今回の時代劇版三船班は
主任と水さんが同心 長さんと石ちゃんが岡っ引きとここまでは良いとして
畑さんが何故か一番偉い遠山の金さん
松長さんは何故か殺される商人と言う役回りになっています。

・一見すると松長さんが貧乏くじを引かされる役所に見えますが
松長さんは時代劇にうるさいと言う設定もあってか
随所で過激な突っ込みを入れてきて存在感を発揮していました。
(本人曰く寅年生まれなので「大トラになった」からだそうですが)

極め付きは、時代劇のセットの中に
スーツ姿の松長さんが現れ
時代劇の豆知識を披露するシーンでして
時代劇のセットの中に、スーツの人が現れるだけでも面白いのに
それが、時代劇で悪役でならした
早川雄三さんなのでまた面白いんですよね。

それでいて、喋りの感じは
悪人イメージを微塵も感じさせない
気さくな素の(?)早川雄三さんを感じさせる所が
特にファンとしては非常に目を引かれる所でした。

この回の中でも、特にお気に入りのシーンです。

・さらに言いますと、早川さんが豆知識を披露した直後に
松長さん(早川さん)が
凄い顔で死んで(殺されて)いるシーンにつなげる所は
また憎らしい所です。

・実は今回の大悪は、主任演じる三船狂四郎で
これを迎え撃つのが水さん演じる正義の同心水木新吾
ラストは、一騎討ちで水木同心が勝ち!
と言った所で、いつの間にか寝ていた水さんを
主任が「事件だ、さっさと来い!」と一喝し 夢オチとなる訳ですが
どこまで(水さんの見た)夢なのか
石ちゃんの見ていたテレビの時代劇だったのか
ちょっと判断に迷う一編でした。

・女ねずみ小僧役で話をかき回すジャネット八田さんですが
八田さんが女ねずみを演じるって趣向がまず良かったですし
女ねずみの装束が、当時人気を博していた小川真由美さんの装束と
同じような装束だったのが、個人的には非常に良かったと思います。

ただ、劇中で八田さんの台詞が皆無だったのは
そう言う契約だったからなのかは定かではありません。


特別機動捜査隊 631話

2019年05月01日 | 感想関連

631話「大爆発」 密輸組織の関係者が次々に殺される事件が起きる
三船班は大がかりな取引が行われると睨みを付ける

・佐々木功さん演じる眼鏡姿のサラリーマン山田は
普段はちょっと気弱そうなただの男を装い
実は爆発物を使い大量虐殺を行ったり
サイレンサーを使って組織と関係ない女まで躊躇無く殺すと言う
密輸組織のボスの殺し屋だったと言う凄いキャラでした。

佐々木さんは当時”コンドルのジョー”をやっていた頃ですが
サラリーマン姿での喋り方は
よく知られている佐々木さんの声や歌のイメージと
結構ギャップがあって面白かったです。

・ラスト、三船班メンバーは
密輸組織の大幹部の源田(山岡徹也さん)と大沢(清水一郎さん)を
一網打尽にしようと久しぶりにかなり激しい銃撃戦を展開しますが
そこにヘリで山田が現れ、機関銃を掃射し
源田と大沢をまんまと救い出します。
・・・が山田は二人を助けたと思わせた所で
正体を現し、容赦無く二人を口封じしようとします。

・しかし、既にヘリの操縦士に化けていた主任が乗り込んでいて
まんまと山田の目論みは潰えるのでした。

下で一生懸命ヘリからの山田の機関銃掃射をかわしていた
長さん、畑さん、水さん、石ちゃんの立場が無いような気もしますが
得意になっている山田に主任が正体を明かす件や
ヘリ操作で山田をあっさりと落とす所なんかは
非常に格好良かったですから
主任のファンだったら非常に満足する所でしょう。

・伊東のホテルで密輸組織の情報を得る為に
女中に化けて部屋に潜入しなければならなくなるのですが
何とその任を任せるはずの婦警が(適当な理由で?)全員不在だった為
三船班メンバーが女中に化ける事になります。

最初、長さんが立候補しますが
何故か満場一致で石ちゃんが女中役を演じる事が決定します。

・女装した石ちゃんですが
盗聴器を仕込むと言う任務自体は無事成功させたものの
とにかく妙な声色を使う所が笑えましたし
急に目の前に裸の女が現れ、女中姿でどきまぎしていた所も笑えました。
女装ぶりは・・・まあ、割と似合っていたんじゃないですかね?

ただ、石ちゃんの女装を見て竜劇隊の木内竜喜さんの
コミカルな時の女形に見えたのは私だけでしょう。

・盗聴した会話を水さんが盗み聞きするシーン
やけに会話が”男と女の生々しい感じ”だったからか
水さんが”非常に羨ましい感じ”で聞き耳を立てていました。

一方で、その様子をちょっと呆れた感じで見ている
長さんの表情も中々味わいがありました。

・盗聴した電話から聞こえる外国語の会話を
水さんが真剣な表情で聞いている水さんに
石ちゃんが「分かるのか?」と聞くと「分かりません」と断言した後
主任が再び真剣な表情で同じ会話を聞いて
やはり「分からん!」と断言するシーンも笑えました。


特別機動捜査隊 624話

2019年05月01日 | 感想関連

624話「恐怖のハネムーン」

建築技師の稲村が遺体は自分の妻小夜子だと主張
ところが、小夜子は記憶喪失状態で保護され・・・

・稲村(おなじみの森山周一郎さん)は
鳴海(山口暁さん)の女房ユリと好い仲にあったので
小夜子が邪魔になり、小夜子を殺そうと謀っていました。

・中盤までは稲村が非常に怪しい感じで話が進み
ついに稲村がクロの決定的な状況となり 稲村は小夜子殺しを自供します。

・ところが、記憶を失って生きていたと思われた小夜子が
実はとんだ食わせ物で、何と鳴海と謀って
稲村の裏をかく大悪だと言う事が直後に判明します。

しかし、流石は主任
小夜子の記憶喪失を当の昔に見破っており
小夜子と鳴海の目論みはあっさり潰えるのでした。

途中まではまともな役かと思われた元山口刑事ですが
やはり犯人でしたか…

・鹿児島へフェリーで向かう稲村を追って
フェリーで乗り込む松長さんと石ちゃん
石ちゃんなんか、調子に乗って
主任が不在なのを良い事に酒を飲もうとします。

最も、松長さんも嗜めながらもちゃっかり飲んでる訳ですが・・・

・翌朝、松長さんは二日酔いに悩まされながらも
早起きして捜査に当たる一方
石ちゃんは何食わぬ顔で寝込んで
ようやく起きて来ますが
松長さんはそこで、フェリーにいない筈の主任を発見します。

・フェリーに主任がいるはず無い・・・
と石ちゃんは主張しますが
ラスト、この件を主任に突っ込まれた石ちゃんは
当然慌てますが 松長さんまで慌てたのは
酒をこっそり飲んだのがばれたと思ったからでしょうか?

・松長さんと石ちゃんとのコミカルなやり取りが特に目に付きましたが
一方で、松長さんが森山さんを詰問するシーンは
松長さん、凄みが感じられて何か頼もしい感じでした。

・畑さんも大林隆介さんを柔道技で押さえる活躍を見せておりました。

・思わせぶりにフェリーに乗り込む
平凡太郎さん演じるトラックの運ちゃんですが
特に事件に関係はありませんでした。

・以前の鹿児島ロケ編と併せてまとめ撮りした回で
ゲストもほとんどの方が重複しております。


12歳に見えない理由

2019年05月01日 | 岡本茉利

元号が変わり「令和」時代になりました。
岡本茉利さんの応援はもちろん 変わらぬご支援、よろしくお願いいたします。
新元号最初のテーマは
岡本茉利さんのキャラについてと言う事で、以下進めて参ります。

キクちゃん、月美さん、アイちゃん、ルンルン
茉利さんを代表するこの4キャラの共通点と言えば
“全員12歳“である点ですが
中でも飛び抜けて大人びていると私が思うのが
『ヤッターマン』のアイちゃんと『てんとう虫の歌』の月美さんです。
(キクちゃんとルンルンも時折色っぽかったり
色々とかなり大人びた面を見せる事もありますが
アイちゃんと月美さんよりはキャラとしては
12歳に近いキャラなのかな?と思います。)
そこで、今回はアイちゃんと月美さんは何故大人びているかについてです。

まず、アイちゃんからです。
アイちゃんが何故大人びているように感じられるかと言うと
時折大の大人でも言わないような達観した台詞を言い出したり
(逆に、年齢に相応しい子供っぽい事を言ったりする事もありますが)
劇中で描かれる体形が12歳とは思えない描かれ方をする点
辺りが理由だと思われます。

そう描かれる原因としては
12歳とは言え “正義の味方として悪と対決していて“
大人びた描かれ方をしている点も大きいと思われます。

次に月美さんですが
月美さんが大人びているように感じられる理由は
アイちゃんと大体同じです。

ただ月美さんの場合、アイちゃん以上に達観した台詞を言い出す事も多く
ある面、アイちゃん以上に12歳とは思えない事が結構あります。

以下は推測ですが、一週兄弟は年子と言う設定がある事
また、月美さんも同じ学校にいた方が話が作りやすい
この辺りの理由から
月美さんは便宜上12歳とされた可能性はあると思います。


でも、月美さんのキャラは
弟の母親代わりを堂々とこなす役回りですので
実際は、もっと年長者(具体的には高校生辺り?)としての設定を
念頭に 描いていたようにも感じられます。