つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

一年間のご愛顧、ありがとうございます

2011年12月26日 | その他
ちょっと早いですが、2011年を振り返ってみたいと思います。
今年は、何故か声優をはじめとするアニメ関係者の訃報が多く
滝口順平さん、小林修さん、川上とも子さん、黒沢良さん、
出崎統監督、荒木伸吾さん、芦田豊雄監督、中村光毅さん等々が
亡くなられました。
 
それに加え、児玉清さん、竹脇無我さん
坂上二郎さん、田中好子さん、
細川俊之さん、原田芳雄さん
立川談志師匠等々
昔からよくテレビで知っていた方も結構亡くなられました。
こうした訃報を聞くたび、時代は移って行くのだな…
と言う思いを強く抱かされます。
 
あと、言うまでもありませんが、
3月に発生した東日本大震災のお陰で色々と大変な年でした。

我が地元は、地震による直接的な被害は
半日以上に渡る停電のみでしたが、
それでも、停電中は町が死の街のようになりましたし
地震直後には、食料品を買い出しに行く事になるわ、
ガソリン入れる為の行列に並んだり、
余震が頻発する状況も相まってか
大丈夫だろうか?と絶えず思いながら
しばらくの間、生活していました。
 
その後、時が経つにつれ、地震そのものでの混乱は収まったものの
福島第一原発の一件に伴う混乱は未だに続いております。
来年は、様々な事案に心を乱される事が少ない年に
なって欲しいものです。
 
最後になりますが、俳優の入川保則さんが亡くなられました。
入川さんは、水戸黄門等の数多くの時代劇で活躍された方で
最近ではガンに侵され、余命宣告を受けながらも
延命治療を拒否し、精力的に活動されていました。
 
少し前に書店で入川さんの著書を読みましたが
ガンに侵されながらも
それを人生の終りを考える良い機会になった
と言った感じの入川さんの言葉に
柄にもなく、生と死なんて事を考えたりもしました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

驚かされた師弟関係

2011年12月24日 | 懐かしアニメ
以前にも取り上げた事がありますが
菊池俊輔先生は、時代劇なら『暴れん坊将軍』、『長七郎江戸日記』
現代劇なら『Gメン75』、『スクールウォーズ』
アニメ、特撮なら
『アラレちゃん』、『ドラえもん』、『仮面ライダー』等々
本当に幅広い分野の劇中音楽で活躍された方です。
菊池先生の劇中音楽は
特に暴れん坊将軍の立ち回りの曲に代表されるように、
管楽器をふんだんに使って
軽快さ、キャラの熱さ等を表現している曲で
持ち味を発揮するように感じます。
 
そんな菊池先生について、調べていましたら
その師匠の当たる方が
何とあの木下忠司先生だった事を知りました。
木下先生は
『水戸黄門』と『桃太郎侍』の劇中音楽を担当されていた方
と言う事で、私も昔から名前は存知あげていたのですが
まさか、この二人が師弟関係だったとは…と本当に驚いたものです。
 
木下先生はテレビ時代劇的には
『水戸黄門』の主題歌と劇中音楽を手掛けられた事が
あまりにも有名ですが、
そればかりか『桃太郎侍』や『破れ傘刀舟』、萬屋錦之介版『鬼平』
と言った時代劇の劇中音楽を手掛けられた方ですし
亡くなった木下恵介監督の弟である事、
木下監督の映画作品の劇中音楽や
映画「喜びも悲しみも幾年月」の「灯台守の歌」を
手掛けられた事でも知られているかと思います。
 
個人的な感想ですが、木下先生の劇中音楽は、
菊池先生とは違った重厚感が作品に重みを与えていると思います。

ラッシー主題歌の謎

2011年12月17日 | 岡本茉利
先日『名犬ラッシー』(1975年、フジテレビで放送)について調べた所
『ラッシー』のテーマ曲を、当時フィンガー5が歌っていた
と言う情報を見つけ、
茉利さんの主題歌(「やりづらいんだよ」)がある筈なのに、
どう言う事か?と気になったので詳細を調べてみました。
 
同じ記事の続きを読むと、
放送時の『ラッシー』ではスポンサー契約の関係で
フィンガー5の歌が使えなかった為、
別人(多分、茉利さん)の歌が使われた
との記述があり、この事から「やりづらいんだよ」は
フィンガー5がオリジナルで茉利さんはカバーしたのかな?
と結論付けようとしました。
 
ところが、さらに調べを進めて
某動画サイトでフィンガー5の歌っていた
『ラッシー』の歌と言う物があったので、試聴してみた所
歌はどうも「やりづらいんだよ」とは違う別の歌である可能性が高く
ファンガー5は「やりづらいんだよ」を歌っていないと思われます。
 
ではどう言う事が考えられるかと言うと、
確証はありませんが、最も可能性が高いのは
茉利さんが歌った「やりづらいんだよ」は
番組の為のオリジナルで作られた主題歌じゃないか
と言う事です。

大石内蔵助を演じた人、演じなかった人

2011年12月10日 | 時代劇
『忠臣蔵』の主人公と言えば、大石内蔵助と言う事が多いですが
この大石内蔵助、これまでに
片岡千恵藏、松本白鷗、長谷川一夫、山村總、三船敏郎、
萬屋錦之介、緒形拳、里見浩太朗、松本幸四郎、平幹二朗、
仲代達矢、松方弘樹、北大路欣也、中村吉右衛門、松平健(敬称略)
と、当然の事ながら数多くの時代劇スターが演じています。
 
ところが不思議な事に、時代劇スターでも
古くは大川橋蔵さん、天知茂さん、勝新太郎さん
存命の方でも、高橋英樹さんや杉良太郎さん、
加藤剛さんは大石をやった事が無いかと思います。
ついでに言えば、加藤剛さんは
忠臣蔵モノへ出演された事すら無いような気がします。
 
高橋さんに関しては、
バラエティで内蔵助やってるのは、私も見た事がありますし
赤穂浪士の仇討ちの手助けをする『編笠十兵衛』の印象も強く、
忠臣蔵と縁が無いわけではないのですが、
何故か映画・ドラマ等で大石を演じる機会が(未だに)無いのは
実績から考えると、意外と思われる方も多いかと思います。
 
杉さんも加藤さん同様、忠臣蔵モノへの出演が少ないように思います。
確か忠臣蔵外伝みたいなのに一度出た位でしょうかね?
最も、忠臣蔵で杉さんに大石以外に合う役と言うのは、
若い頃ならともかく、スターになった後になると
大石くらいしか思い当たらないので
出演が少ないのも、やむを得ない事なのかもしれません。
ただ、杉さんも舞台で大石を演じた事はあるそうですけどね。
 
大石と言えば、
あのビートたけしさんが大石を演じた異色の忠臣蔵モノも
1990年にTBSで製作された事もあります。
ちなみに、内容はたけしさん演じる大石が本当に優柔不断で
流れに流されるままに討ち入りまでに至ってしまうと言う物で
キャスティングに違わず、変化球で魅せる忠臣蔵だったようです。
 
最後になりますが、脚本家の市川森一先生が亡くなられました。
市川先生の脚本作品と言うと
個人的に好きなのが、『太陽にほえろ!』で書かれた
破天荒な鮫島刑事(藤岡琢也さん)の一連の作品です。
傑作との呼び声の高い
大河ドラマ『黄金の日日』も一度見てみたいものです。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

荒木伸吾さん死去

2011年12月03日 | 訃報関連
数多くのアニメで
キャラデザインや作画監督を担当された荒木伸吾さんが亡くなられました。
 
荒木さんと言えば『キューティーハニー』や『魔女っ子メグちゃん』
あるいは『花の子ルンルン』のキャラデザインでもおなじみの
姫野美智さんと組んでの『聖闘士星矢』などが代表的な作品で
荒木さんと言うと美形キャラの代名詞と言われた方でした。
 
個人的にも初回だけ作画を担当された
『花の子ルンルン』をはじめ、美形キャラの印象が強いですが、
『キューティーハニー』なんかを見れば分かるように
アクション描写もかなり上手い方なんだろうな、と思います。
 
今年は特にアニメ関係者の訃報が多い年だな、と改めて感じさせられました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。