つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

暴れん坊将軍の挿入歌

2011年07月30日 | 時代劇
『暴れん坊将軍』では、松平健さんの挿入歌が流れる事が時折ありますが
個人的には「夜明け」(IIからIVにかけ使用)が一番好きです。
この歌、大抵は回想シーンや良い人が死んだ後、
上様が悪の屋敷に赴くバックにかかる歌で
 
今日がどんなに辛かろうともー♪誰にも明日はやってくるー♪
 
と言う、虐げられる人々の思いを背負い
悪の元に上様の心情を上手く表している感じの歌だと思います。
 
ただ、私がビデオに撮って残しているある回だと
「夜明け」をバックに立ち回りをしているなんて言う回もあります。
ただその回、川合伸旺さんの大名が上様直々に成敗されるのですが
大して悪い事をしていない川合さんが
上様に斬られるのは、ちょっと珍しいかな?と思っております。
 
最後に話はガラリと変わりますが、芦田豊雄監督が亡くなられました。
芦田監督が(作画監督等で)手掛けた作品を思い出してみると、
『ヤッターマン』、『アラレちゃん』、
『サイボーグ009(1979年版)』、『北斗の拳』
偶然かもしれませんが
個人的に好きな作品が並んでいる事に気付きました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

桃太郎侍の非情な最終回

2011年07月30日 | 時代劇
先日、取り上げた『桃太郎侍』ですが
この作品では大抵善玉側の人が殺されると、
桃さんが「許さん…!」と怒って
鬼退治に向かうと言う流れがあります。
 
この流れのせいか、レギュラーでも植木等さんの猿の伊之助、
西川(現仁支川)峰子さんのすずめ等が命を落とす事になりましたが
最終回とその前の回でも人死が相次ぐ流れが起きてしまいます。
 
最終回の一回前は、何と野川由美子さんのつばめ太夫が
短筒で(桃さんを庇って)撃たれて命を落としてしまうのです。
つばめ太夫が死ぬって言うのは
実際に見る前に資料で知っていたのですが
最期のシーンを実際に見るのは、辛かったですし
悲しいと言うより何とも言えぬ喪失感を感じました。
 
これにとどまらず、最終回は
桃さんの双子の兄(もちろん高橋英樹さん二役)で
幕府のお偉いさんの松平備前守が幕府内の権力争いに巻き込まれ、
命を落とすと言うこれまた非情な運命が待ちうけます。
桃さんは最後の鬼退治を行うと、旅立ってしまいます。
 
ラスト、ずっと住んでいたお化け長屋の一室がもぬけの殻になった後
一人街道を行く桃さんの姿を見た私は
何とも言いようの無い、寂しさ・悲しさを感じたものです。

番組によって変わる悪役イメージ

2011年07月23日 | 時代劇
以前にネットで見て気になったのが、
時代劇では大抵は善玉役を演じているある俳優(名前は伏せます)が
(私の記憶では)時代劇で
2・3度位しか悪役をやってないと思われるのに
 “悪役“の括りに入れられていた事でした。
 
こうした例に限らず、
時代劇で悪役を演じる俳優の方は多数いらっしゃいますが
この中で誰が悪役俳優なのか?を決めるのは
案外、難しい事ではないかと思います。
私の基準としては、『水戸黄門』『暴れん坊将軍』
『桃太郎侍』『大江戸捜査網』みたいな
勧善懲悪系の時代劇で何度となく悪役で出演経験がある人
が悪役俳優じゃないか?と思っています。
 
ただ私、ナショナル劇場を多く見ていたせいか
時代劇の浜田寅彦さん、森次晃嗣さん辺りは
善玉のイメージが強いのですが
必殺見てる人だと悪のイメージが強いって例もあるので
見る番組の傾向によって、誰が善玉か悪玉か変わって来るんでしょうね。
最終的には、個人の価値観で判断される事だと思います。

つばめの原点・桃太郎侍

2011年07月23日 | 時代劇
『水戸黄門』、『大江戸捜査網』、『暴れん坊将軍』等
個人的に好きな時代劇は色々とありますが
中でも一番のお気に入りなのが『桃太郎侍』です。
ちなみに、今年は『桃太郎侍』が放送終了して30年になります。
 
私が『桃太郎侍』のどの辺りが好みかと言うと
・善悪の構造が単純で、悪人が魅力的に描かれやすい
・主人公桃太郎の魅力
・女性キャラが好み
この三点になります。
(音楽や他のレギュラー陣等、他にも取り上げたい点はありますが割愛)
 
まず第一点、桃太郎侍の話は単純にまとめれば
悪人に善人が虐げられ、虐げられる善人に主人公側が手を貸す
と言う極めて分かりやすい作りになっています。
 
こうした作りは
時にはマンネリだ子供騙しだと揶揄される事もありますが、
個々の悪人の魅力によって
話が思わぬ方向へ転んだりする事もあるし
悪人退治の爽快感を共有できるという面で、
個人的にはお気に入りの筋立てです。
 
次に第二点、『桃太郎侍』の魅力は
主人公桃太郎(高橋英樹さん)の魅力に負う部分
が多いと言っても良いでしょう。
最初の内は「一つ!人の世生き血をすすり」と軽めだったのが
後半になるにつれて、
「ひとーつ!人の世、生き血をすすりー!」
どんどん濃厚になって行く数え唄や
豪快な立ち回り、殺陣の後の高橋式呼吸法(?)、ド派手な衣装等々
高橋さんの魅力が詰まった作品で
そうした部分に私が魅かれたのだと思います。
 
…とここまでの特徴は
『暴れん坊将軍』、『大江戸捜査網』、『水戸黄門』辺りと同じで
何故、私が『桃太郎侍』を一番お気に入りと言っているのか?
が分かりにくいかと思います。
実は『桃太郎侍』が一番お気に入りな理由は
恥ずかしながら
劇中の女性キャラが好みだと言うのが理由なのです。
 
これまで私は時代劇の女性登場人物を数多く見て来ましたが
その中で今でも
『桃太郎侍』で野川由美子さんが演じた玉川つばめが
一番好きなのです。
つばめ太夫は、『桃太郎侍』の初回から
ほぼ最後まで通して出ていたレギュラーで
軽業一座の玉川一座で短剣投げを十八番にする花形芸人です。
桃太郎にかなり惚れているからか、
事件の探索で密偵みたいな活躍を見せますが
よく考えると、芸人なのに忍びみたいな格好で探索を行ったり、
短剣投げで時には悪い奴の息の根を止めていた事もあるのは、
凄い事なのか何なのか…
 
つばめ太夫は桃太郎に積極的にアピールするものの
結局は結ばれず最終回を迎えますが
(結ばれなかった理由はいずれ紹介します)
どこが好きか?と言うと難しいですが、
やはり活発な女性が好きだからでしょうか?
 
つばめ太夫役を演じたのは野川由美子さん。
野川さんは気風の良い姐御肌の女性が演じる事が多い事もあってか
つばめ太夫も野川さんの気風の良さとかが前面に出たキャラでした。
アニメで私が一番好きな『ヤッターマン』のアイちゃんとつばめ太夫
どちらも大好きですが、タイプ的には全く違う女性だと思います。
アイちゃんも活発な部分はありますが、清楚っぽい感じですからね。
でもアクションシーンが多かったり、イメージカラーが紫だったり、
恋には純情な部分があったり、と探せば(?)共通点はありますが。
 
この記事をお読みいただいた方は、
私がサイトで何故“つばめ”と名乗っているのか?
理由を大体お分かりいただけるかと思います。

水戸黄門終了に何を思うか

2011年07月16日 | 時代劇
水戸黄門の本放送が終了するとのニュースを今知りました。
これで時代劇は再放送を楽しむだけのジャンルになってしまうのかな?
と言う一抹の寂しさもありますが
最近の水戸黄門を取り巻く状況を見ていると
いつ終わってもおかしくない、とは思っておりました。
 
私自身、数年前から水戸黄門を見なくなったのですが
理由としては、今さら弥七だ八兵衛だって名前が出てくるのが
気に入らなかったか?
主だった悪役俳優が出なくなってきたか?その辺りが原因かと思います。
里見さんだって、助さんはじめ音次郎とか長七郎は大好きですし、
ああ言うのは合ってると思いますが
どうも黄門様としては何かおかしいな?と思っていた位ですし。
 
ただ、本放送は終了する訳ですが
水戸黄門や大岡越前の再放送だけは続けてもらいたいものです。

読売新聞に麻上洋子さん

2011年07月11日 | 懐かしアニメ
自宅で取っている読売新聞を読んでいますと
麻上洋子さんの記事が載っておりました。
 
記事は介護欄(?)に載っていまして
それによると、現在麻上さんは仕事の合間を縫って
お母上の介護に携わっているとの事です。
麻上さんがお母上の介護をされていると言う話は
以前にも伺った事がありますが、実際に記事で見ると
苦労なさってるんだな…と感じさせられました。
 
読売新聞では1年だか2年ほど前に
小山茉美さんのインタビューが載った事もありまして
この調子で、何らかの形で茉利さんのインタビューも実現くれたらな
…と妄想してしまいます。
別に読売新聞じゃなくても、茉利さんのインタビューが載ってるんなら
入手する事になるでしょうけどね。
 
ちなみに一日遅れになってしまいますが、
昨日は麻上さんのお誕生日でした。おめでとうございます。
 
そう言えば、話は全く違いますが、
週刊文春には潘恵子さん関係の記事
(潘さんがご近所トラブルに巻き込まれたらしい)も載っていたとか。

茉利さんキャラの相手の呼び方

2011年07月09日 | 岡本茉利
茉利さんの演じたアニメキャラは殆どが女性ですが
茉利さんの演じる女性は面白い事に
親しい相手を「○○ちゃん」
と言っているイメージが強いように思います。
 
実際にそう言うキャラは、
茉利さんが演じたキャラの全体に占める割合で言うなら、
そんなに多くはないと思うのですが
『ヤッターマン』のアイちゃん、『いなかっぺ大将』のキクちゃん、
『タイムボカン』の淳子ちゃん、『スパンク』の森村愛ちゃんと
特に代表作に挙げられる事が多いキャラが
「ちゃん」呼びを使う事が多いので
茉利さんと言うと“「○○ちゃん」と言うイメージ”
が付きやすい“んだと思います。
 
余談ですが、茉利さんが出演されている大衆演劇の芝居を見に行くと
客層の年齢が高い事もあって、茉利さんに声援を飛ばす際も
“茉利ちゃん“って声援を飛ばすお客様が多いように感じました。
 
茉利さんキャラが相手キャラを「○○さん」って言う例は
アイちゃんやキクちゃんが
(年齢が上の)ゲストキャラを呼ぶ場合、大抵は「さん付け」である
ルンルンがセルジュさん、森村愛ちゃんが池上さんを呼ぶ際のように
憧れ的なものがある場合、
テレサのように清楚なキャラが相手を呼ぶ場合が想定されます。
親しい相手を呼び捨てにするのは、
洋モノ作品とか『デメタン』辺りですかね?
 
で、茉利さんキャラって意外と
「○○くん」と呼ぶキャラが少ないと思います。
思いつくのは森村愛ちゃん辺りか、
あるいはキクちゃんが“西一くん”と呼ぶ位でしょうか?

ゴームズ、Uバード、ズォーダー大帝…

2011年07月04日 | 訃報関連
声優の小林修さんが亡くなられました。
 
小林さんと言えば、誠実な声のイメージ強く
フローネの頼れる父親なんかも印象に残っていますが
個人的に小林さんと言えば、
海外アニメ『宇宙忍者ゴームズ』や『電子鳥人Uバード』ですね。
あのコミカルな世界観の中で、
小林さんの生真面目なヒーローぶりが、一見浮いているけど
相手のアクの強さと妙に合っているように感じました。
 
あと、忘れてはいけないのが
何と言っても小林さんと茉利さんとの共演作品『宇宙戦艦ヤマト2』
小林さんは宇宙の王者を自認する尊大なズォーダー大帝。
そんなズォーダーが唯一恐れているのが茉利さん演じるテレサ。
テレサとのやり取りは、茉利さんの毅然とした芝居に対し
尊大だけど、テレサを認める素振りが感じられる点が印象的でした。
 
ラスト、テレサが特攻かけるシーンでは尊大な大帝で、
テレサへの恐れが現実になったシーンの芝居も忘れられません。
他にも小林さんは茉利さんとは『荒野の七人』でも共演しておりました。
 
小林さんはズォーダー以外にもヤマトシリーズの常連で
ドメル将軍なんかも印象に残っています。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

花笠お竜の凄い世界

2011年07月02日 | 時代劇
先日『女殺し屋花笠お竜』と言う時代劇を拝見する機会がありました。
この時代劇は、私が以前読んだ時代劇関係の本で紹介されていて
本で読んで以来、興味があったので楽しみに拝見しましたが
感想は一言で言うと、真っ当な時代劇ではないですが、面白かったです。
 
この『花笠お竜』は本当に毛色の変わった作品でして
どの辺が変わっているのか?と言うと
あの”カルーセル麻紀さん”
(ちなみに当時はまだ性転換する前だそうです)
“ハンターお巻”と言う役名でレギュラー出演している点。
 
おまけに、劇中実際に「ハンター」って
自分から名乗る事もあったりすると言う
これだけでどう言う作品であるか、大体お分かりいただけ
ないでしょうか?
 
作りとしては、時代劇として抑えておいた方が良い部分は
ある程度抑えてありますが、
これに東京12chで放送されていた
『プレイガール』とかで味わえる
独特のB級感が混ざった
極めて異色の作品だと言えるでしょう。
 
主演は久保菜穂子さん。久保さんもご存知無い方が思いますが
大人の女性っぽい風格があるけど、
実は心は綺麗な女殺し屋を好演されていました。
(最も、殺し屋と名乗っていますが、
劇中の描写を見ると実際は賞金稼ぎに近いような気も)
ただし、実はこの作品で一番時代劇っぽい雰囲気を持ってる
久保さんでさえ
衣装は、ミニスカートの着物と言う異色のスタイルでした。
この辺りも『プレイガール』の12chらしさだと思いますが
あと、ツィッギー来日以降のミニスカートブームに乗った為
と言うのも理由じゃないかと思います。
 
『花笠お竜』と同じ頃に同じような女性主人公が活躍していた時代劇
『旅がらすくれないお仙』でも、
大信田礼子さんがミニスカ着物で人気を博していたようですし。
 
作品としての魅力を語るときりがありませんが
個人的に一番驚いたのが、前述のお巻の初登場シーンでした。
話としては、お巻が登場する直前に
同じくカルーセルさん演じるフーテンお巻
(フーテンってものどうなのか?)が
本当に唐突に死んでしまうのですが
 
その数分後に
カルーセルさんそっくり(役者が同じ人だし)のハンターお巻が
何事も無かったかのように登場するのです。
 
実際にこのシーンを見た際には
…殺してまでキャラをわざわざ変える必然性はあったのか?
と考え込んでしまいました。
 
今さら気付いたのですが、カルーセルさんの役名がお巻なのは
カルーセル麻紀だからなのかな?