つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

人気キャラの良さが失われると…

2017年06月24日 | 懐かしアニメ
アニメで、魅力も人気もあった主人公が、徐々に性格が変わっていって
気付いたら魅力が削がれて、全く良い所の失われたキャラクターに変わると
非常に見ていて居たたまれない気分になります。

これが、もしも声優が変わって他の人が演じていた場合ですと
「声が変わったから性格も変わった」
「オリジナルの○○さんが演じていないから」
と言う声優交代が免罪符みたいになるのは気になるものの
元々のキャラクターが被る傷は多少は緩和されます。

ところが、これが声優が同じまま徐々にキャラクターが壊された挙句に
いつの間にか良い所の失われたキャラクターにされてしまった場合
こうなると、元々人気のあった頃のキャラクターまで
台無しになってしまうと言う誰も喜ばない結果を招く事に至ります。
今放送中の『ドラゴンボール』なんか酷いようですね。
リメイクの『ヤッターマン』で
岡本茉利さん、太田淑子さん、桂玲子さんと言った
ヤッターマン側メンバーは
持ち役のアイちゃん、ガンちゃん、オモッチャマを
演じられませんでしたが
考え方を変えて見ると、リメイクで茉利さん達がアイちゃんを演じて
かつてと全く違ったキャラ付けをされてしまう恐れがあったのを回避して
オリジナルのイメージを守る事が出来たのではないか?
と言う見方も一面では出来ます。

ただ、仮に変なキャラクターにされたとしても
茉利さんと太田さんのコンビで
現実としてあの当時にヤッターマンを見られるとするなら
おそらくキャラクターに違和感があっても見ていたと思います。
それ故、キャラクターがおかしくなると分かっていても
ファンとしては見てしまう複雑な心理も理解できる所が
何とも困った所ですが…

声優インタビューは逸話の宝庫

2017年06月17日 | 懐かしアニメ
アニメ声優のインタビュー本を何冊か持っていますが
普段中々お目にかかれない声優さんのデビューの経緯
色々なキャラクターを演じた経緯等を知る事が出来る機会となる事も多く
大変重宝しています。

先日、目にして読みふけてしまったのが、とある書籍に載っていた
(またかと言われそうですが)日高のり子さんのインタビューでした。
色々と興味深い話が載っていましたが、特に個人的に目に付いたのが

・浅倉南を演じていた時にスタッフに
南ちゃんが怒る時の表現がキツいと指摘されて
「語尾の言い方」を変えた事
・数年後、今度はピーターパンを演じる事になった際に
ピーターパンの台詞回しが
男の子っぽくなっていないように聞こえると指摘され
原因を考えたら、実は前述の南ちゃんを演じる際に
語尾の言い方を変えた影響が
ピーターパンの演技にも残っていた事でした。

インタビュー自体も日高さんご自身がキャラクターの特徴
さらにはご自身の台詞回しの特徴や改善した所を
分かりやすく語っていて大変興味深く読ませていただきました。

このような感じのインタビューが
岡本茉利さんで早く実現してほしいと思っているのですが
中々実現しないですね。

話は変わりますが、野際陽子さんが亡くなられました。
野際さんは色々な作品に出演されましたが
最近代表作の『キイハンター』を見る機会がありまして
野際さんの演じられる津川啓子は
大人の女性っぽいのにコミカルな所がある
非常に良い役所だと感じておりました。

謹んでお悔やみ申し上げます。

ピーターパンとティンクの深い関係

2017年06月10日 | 懐かしアニメ
日高のり子さんと島本須美さんと言えば
浅倉南と音無響子と言う1980年代の人気ヒロインを演じましたが
実はこのお二人、色々な意味で縁が深いです。

まず、日高さんのインタビューによると
「島本さんとは色々なオーディションで一緒になる事が多くて
大抵はその役は島本さんに持って行かれた」
そうですが
日高さんが島本さんを抑えて演じる事になったのが
『タッチ』の浅倉南と『となりのトトロ』のサツキなのだそうです。

オーディションで一緒になると言う事は
タイプが似ているようからなのかは分かりませんが
最初の共演(なのかな?)である
『忍者戦士飛影』ではお二人ともヒロインで
(島本さんがお姫様系ヒロイン、日高さんが活発系ヒロイン)
前述の『トトロ』では島本さんは日高さんの母親役ですし
『おちゃめなふたご クレア学院物語』では主人公の日高さんのクラスメート
等のように、お二人は意外と印象的な共演が多かったです。

個人的には、散々取り上げています『ピーターパンの冒険』での
日高さんのピーターパンと島本さんのティンクが非常に印象に残っています。

島本さんのティンクは嫉妬深く意地悪と言う
日高さんのピーターパンと同じように
これまで島本さんが演じられたタイプとは違ったキャラクターでしたが
南ちゃんと管理人さんをやってたお二人がここまで化けるか
…と当時も驚いたものですし、今見ても凄いなあと思います。

仮にピーターパンが島本さんで、ティンクが日高さんなんてなったら
どんな感じになるのか想像できません。

特別機動捜査隊 第488話

2017年06月10日 | 感想関連
第488話「青い残酷」

(あらすじ)「死にたい死にたい」と口癖のように言いつつ
高価な薬を飲んで長生きしようとしていた老人池田が殺される

(感想等)殺しの容疑をかけられる若者梶山を演じるのは石橋蓮司さん
学生運動の頃の思想を捨て去って
女性と結ばれるだけで殺しとは全く無関係です。
刑事ドラマの犯人役等凶暴な役が多かった石橋さんにしては
珍しい役所のような気がします。
チリチリ頭で髭も無く若者っぽくて
見た目も後年の石橋さんのイメージとちょっと違うのも新鮮でした。

・一見殺しと無関係な小悪党だと思われた
殺しの真犯人井川を演じたのは蟹江敬三さん。
その動機が「死にたいと思ってる奴を殺して何が悪い!?」
と言う「盗人にも三分の利」を地で行くような勝手な理屈を並べ立て
三船主任に
「死刑になるその日には命の尊さを知るだろうよ」と突き放されます。

・マキさんがクスリやってる若者を豪快にぶん投げて
押さえるシーン、マキさんの迫力ある表情が格好良かったです。

・三船主任、畑さんと激しい意見対立を見せたかと思えば
関長さんの「大正生まれには分かりませんな」と言うジョークに
「明治だろ?」と即座に返すユーモアを見せるなんて場面も

・他にも一見事件に関係あるようで
全く無関係だったスナックのマスターで蜷川幸雄さん
容疑者になった子供を信じようと葛藤する父親役で
久米明さんも出演しています。

特別機動捜査隊 第487話

2017年06月10日 | 感想関連
第487話「花咲かぬ春」

(あらすじ)公害に苦しむ町で発生した殺人
その裏に様々な人の思惑が絡み…

(感想等)殺しに使われた凶器を手にしていたのが
精薄(”頭が足りない”と同意語)の少女ハナちゃん
あまりの怪演に関長さんも扱いに困っていましたね。

・武藤英司さん演じる田代は
山岡徹也さん演じる相良の間には
土地の権利を巡る争いがあった
その田代の娘の和子を、あの池田昌子さんが演じております。
和子は事件とは特に無関係で、
結婚をする事になる女性と言う一見すると幸せな感じですが
公害で病んだ弟の繁を気にかけて挙式を諦めようとします。

・ラスト、貴重な池田さんの文金高島田での挙式が行われる所に
犯人逮捕に現れる藤島班の面々
父親の田代が「自分が殺した」と庇うものの
実は和子の弟の繁が真犯人と言うのは何とも切ない所でした。
あと、和子の挙式はあれだけの事があっただけに
おそらく、破談になるんじゃないかな?と思ったのですが
どうなんでしょう?

・前みたいに頭がおかしくなってる役ではない
普通の女性を演じる池田さんを見られる
個人的には、中々貴重な話でした。

特別機動捜査隊 第483話

2017年06月10日 | 感想関連
第483話「俺は三船刑事だ」

(あらすじ)殺しの裏に
やくざ同士の抗争が絡んでいると睨んだ三船主任は
やくざ杉野組と対立する同じやくざの仙川組に
流れ者の拳銃使いを装って潜入を図る。

(感想等)仙川組が主任の拳銃の腕を試そうとするシーンの
主任の拳銃の腕はとても常人の技とは思えぬ位
凄かったように感じました。

・仙川組で、刑事の写真を撮影していた事から
潜入した主任の身分がバレそうになる件がありますが
西本係長に始まり
今回出演の無い立石主任や橘の長さんの写真まで撮影する
やくざの行動もよく分かりませんが
やくざに簡単に写真を撮られる警察側と言うのも
特に問題にならないのでしょうか?

・ゲストは仙川組の幹部が森山周一郎さんである一方で
対立する杉野組の若い者が
声優として活躍される前の伊武雅刀(当時は伊武正巳)さんでした。
敵対関係にあるだけに、伊武さんが森山さんを襲い
そこに三船主任が助けに入るなんて面白いシーンも見られます。

・おなじみの三田登喜子さんが仙川組の組長の愛人ながら
潜入した主任に気があるからか、主任が危うい所で
身を挺して助けに入る美味しい役所でした。
また、おなじみの水木梨恵さんも
たまたま殺しを目撃して脅迫を受ける
会社社長の愛人で、直接的には話にあまり関係ないながらも
出番は結構ありました。

・三船主任以外も
パイプにサングラスの怪しい姿を見せる関長さんや
やくざ相手だからか、強面の顔を見せつつも
割と柔らかく対応するマキさん
体を張って主任への伝達役を買って出るガンさんが
特に印象的でした。
あと、主任の影響か
石ちゃんがハードな雰囲気を漂わせているのも、何か格好良かったです。

・やくざ同士の抗争が原因と見られた殺しは
実はやくざの世界での出世を目論んだ
谷村(根岸一正さん)の自演だった事が分かります。

特別機動捜査隊 第482話

2017年06月10日 | 感想関連
第482話「火の雪山」

(あらすじ)ブルーカラーの若者が殺され
容疑者としてパチプロの若者が浮かび上がる

(感想等)自分の将来に悲観し、サラリーマンを辞め
パチンコのプロ(パチプロ)になった若者の風間と
被害者が言い争いをしていまして
このパターンだと、犯人は別にいる事もありますが
結局は風間が真犯人と分かります。

・ゲストは風間が水木襄さん(後の水木刑事)
風間の母親が久慈あさみさん
風間と張り合うパチプロが江幡高志さん

・カッとなる若者が多いのを
桃さんが橘長さん、マキさんに揶揄しながら語るシーン
桃さんの口調がコミカルで面白かったです。

・逃亡する風間を追って上越スキー場に来た立石班
スキー場で立石主任と長さんが大型雪上車
マキさん、桃さん、ガンさん、山口刑事等が
スキーを駆使して捜索に当たるシーンが印象的でした。

・ラスト、自殺しようとする風間を立石班総がかりで取り押さえ
ナイタースキーのように風間を護送する
印象的なシーンで幕切れとなりますが
最初見た時は、死んだ風間を弔っているのか?と思ったものです。

時代劇ラブコメ

2017年06月03日 | 懐かしアニメ
1983~1984年に放送された
アニメ『愛してナイト』を最近見る機会があったのですが
堀江美都子さんと佐々木功さんのラブコメと言う事前情報と共に
密かに気になっていたのが
登場人物の人物名に時代劇役者の名前が使われている点でした。

確かに実際に見てみると
時代劇好きじゃなくても分かるくらい時代劇関係の名前が出てきます。
まず、一番分かりやすいのが
佐々木さん演じるロックバンドのボーカル
この役名は加藤剛と、本当そのままですし
さらに、三田ゆう子さん演じる剛の弟が橋蔵(大川橋蔵から取った)
森功至さん演じる剛のバンド仲間が
大川里美(大川橋蔵と里見浩太朗を足した?)
塩沢兼人さん演じるバンド仲間が東野(東野英治郎から取った)でした。

一方、女性陣を見てみると
梶原芽衣子(これも、ほぼそのまんまですね)や
芽衣子の妹がかおる(由美かおるから取った?)だったり
五十鈴(山田五十鈴)なんて人物がいたり、やはり時代劇っぽくなっています。

ただ、主人公の堀江さんの演じる役名が
三田村八重子(愛称やっこ)となっていまして
三田村が三田村邦彦を指すのは、そう言う時代だったから良いとして
八重子の名は、どこから来たのか確実には分かりませんでした。
一番有力なのが、水谷八重子から取った説ですが
時代劇女優と言う観点で見ると、水谷八重子はちょっと違うような気も…

あと、時代劇女優と言う事で言うなら
由美子(野川由美子)、早苗(土田早苗)、純子(宮園純子)
と言った登場人物がいなかった事が個人的には惜しまれます。
(注・文中、時代劇関係者のみ敬称を略しています)