つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

帰ってきた暴れん坊将軍

2008年12月31日 | 時代劇

先日『暴れん坊将軍』スペシャルがありました。
レギュラーは松平健さん(&母役の中村玉緒さん)以外は一新しましたが
菊池俊輔先生の劇中音楽も昔のまま使われていて
伊東四朗さんの『お江戸でござる』風の加納五郎左衛門(御側御用取次)とか
池上季美子さんがあまり話に絡まないのに使われていて、
ちょっと豪華だなと思ったり
非常に楽しく見る事が出来ました。

ただ、一点の不満が


画面がビデオ画像

だった点です。

時代の流れとかコスト面とか色々と理由があるのは分かりますが、
時代劇でビデオ撮影(しかも昔からフィルムでやってた作品で)されるのは
個人的には好きじゃないので、そこは残念な点でした。

それでは皆様、よいお年を…


ヤッターマンの季節感

2008年12月27日 | 懐かしアニメ

前にも似た事を書きましたが『ヤッターマン』を見ていて感じる特徴に、
季節感のある描写が意外と少ないと言う点があります。
細かいシーンでは
31話(放送時期は夏場である)「ドビンソンクロースルだコロン」で
ガンちゃん達がヨットハーバーに出向くシーンがあったり
1979年の第一回放送(1月6日放送分)である
105話「コレクター博士だコロン」で
ガンちゃん、アイちゃんが神社にお参りするシーンがあったり
(放送日時から察するに、このシーンは“二人が初詣に来た“シーンなのでは?)
と言うシーンはありますが
意外と正月とか春夏秋冬等、いわゆる季節感ある描写が少ないんですよ。

元々ヤッターマンと言う作品自体が
三悪・主人公側共に良い意味で俗世間から逸脱していますし
日常描写とかをあまり取り入れない、ましてギャグアニメですから、
季節感のある描写が頻繁に入る方が、かえって違和感があるのかもしれません。
他にも『ヤットデタマン』では
8月なのにサンタさん絡みのネタが登場する上
しかも予告でそれをネタにしたりと
季節感ある描写が少ないのは
『ヤッターマン』に限らず、ボカンシリーズ全般に共通する事のようです。

ただ、そんな中で『イッパツマン』の1983年初放送分である
47話「初夢コスイネン四変化」と言う回は
モロに正月をネタにした、ボカンシリーズの中では異色の話だと言えるでしょう。


イッパツマンの主題歌

2008年12月20日 | 懐かしアニメ

前回は『ヤットデタマンの歌』の話をしたので
今回は前回言及していた
『イッパツマン』の主題歌「逆転イッパツマン」についてです。

この歌、まず冒頭の「パッパッパパパパパパパパパッ イッパツマ~ン♪」
と言う掴みの部分で心を鷲づかみされますね。
聞く所によれば、この歌は『スーパーマン』を意識して作られたらしく
ブラス(管楽器)メインで曲が今までの物以上に格好良く、
ボカンソングの完成系と言えるのではないかと思います。
しかし「ヤッターキング」にしろ、「ヤットデタマンの歌」にしろ
私はやはりノリが良い歌を好んでいるんでしょうね。

「イッパツマン」のOPアニメーション映像と合わせて好きなのが

「さぁ(サァ)さぁ(サァ)逆転~これから正義の花道~♪」
と言う部分でして
この部分で映像は、クリーン悪トリオのコックピット内が混乱して
スーパーブタやオロカブが乱舞している様子が映るのですが、
あの混乱と、歌詞が不思議なまでにマッチしていたように思います。

ただ、私の指摘した部分は
2番だと「絶対正義は負けない~♪」となっているんですが
作中ではイッパツマンが隠球四郎(&三悪?)によって
一度敗れてしまう事を考えると
ちょっと皮肉な歌詞のような気もしますね。


ヤットデタマンの歌

2008年12月13日 | 懐かしアニメ

タイムボカンシリーズ(以下ボカン)には色々な歌がありますが、
今回はその中でも私の好きな歌についての話です。

私はボカンの歌では、
嫌いな歌と言うのは特に無く、逆に特に好きな歌ならあります。
中には茉利さんの歌っている
「うしろすがた」、「花ごよみ」なんてのもありますが、
これらの曲はボカンの歌と言うよりは
茉利さんの歌と言う印象が強いので、別格にするとして
私が一番好きなのが『ヤッターマン』の後期OP「ヤッターキング」です。
好きな理由とかは、既に別の場所でも述べた事もありますが、
機会があったら改めて紹介したいと思います。

「ヤッターキング」の次に好きなのが、
「ヤットデタマンの歌」(ヤットデタOP)と
「逆転イッパツマン」(イッパツOP)なんです。
「イッパツマン」のネタは後日と言う事で、
今回は「ヤットデタマンの歌」に絞って話を進めます。
この歌、私は山本正之先生が歌っていない曲の中では
一番気に入っております。

どこが良いかと言うと、まず最初の「ピロリ~♪」と言う笛が良いですね。
また、歌自体の構成は、
序盤多少押さえた感じで、途中に山あり谷ありって感じで進行し
最後に一気に爆発させるよくある構成なのですが
それまでのボカンシリーズの主題歌と違って、


ラストまで主人公に関するフレーズが出て来ないんですよ。

で、ラストにやっと
「ヤット ヤット ヤットデタマン」と言うフレーズが出て来るんですが
あたかも、劇中のヤットデタマンの如く、最後まで溜めて溜めて…
そこで、一気に溜っていたものが放出されるような感じで、
爽快感が強い歌なのも特徴的です。
全体的には、とにかく格好良い曲で、非常に好きな歌です。

あと、この歌の中で私が特に好きなのが

「見参!きらめく鳥ジュジャクはどこの空~♪」と言うフレーズでして
このフレーズ自体が良いのもありますが、実際のオープニング映像で
“ジュジャクが飛び去って行くシーン”のバックにこのフレーズが流れるのですが
映像に曲が非常に合っていてとても好きです。


水戸黄門第5部(その3)

2008年12月06日 | 時代劇

前回書いた『水戸黄門』第五部ですが、
またまた凄い話がありましたのでご紹介します。

その回の凄いのは、冒頭シーンで
何と御老公の命を狙う玄竜を首領とする刺客一味が

“御老公を人質に
一行が護衛する供の姫を人質にしようとしているのです”

しかも助さん・格さんも、頼みの弥七親分さえも
弱気に姫を引き渡す事に合意してしまいます。
案の定騙されるのですが、ここで思いもかけぬ事が起きます。


あの八っつぁん(八兵衛)が
忍者よろしく大回転を披露しつつ、
次々に刺客を斬り捨てていきます。

(あの弥七親分がそれを見て
「やる~」と唸るのがおかしかったです)


そして手下を全て討ち果した八っつぁんは
残った首領の玄竜との一騎打ちを行う事になるのですが
一騎打ちになった途端に何故か

“牛若丸対弁慶”になったかと思えば
“武蔵対小次郎”


になると言うシュールな展開を見せます。
知らない人が見たら
「エッ?これ、何?」と戸惑う事は必定でしょう。

結局どう言う事かをばらすと、何の事はありません。
八っつぁんの見た夢だっただけなんですよ。

ただ、この回の凄い所は本編でも、実は終盤に似たような展開が生じる点で
この際はゲストで登場した人物が壮絶に討ち死にしました。
話としても、印籠の威光とかが通じない、いつもと違った展開で
爽快感を期待できる話ではありませんが、滅茶苦茶面白かったです。