つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

玉川つばめ、出生の秘密の謎

2016年09月24日 | 時代劇
野川由美子さんが『桃太郎侍』で演じた
玉川つばめ太夫は私の大好きなキャラなんですが
長い間、気になっているのがつばめ太夫の出生についての謎です。

当初は
「10数年前に殺された大店の遺児で、
ある人に引き取ってもらい、そのつてで芸人になった」
設定があったんですが

しばらくして「屋台のそば屋のおじさんに育てられた」設定が出てきて
その後も何か前の設定と微妙に食い違う設定が追加された事が時折あった上

最終回一回前の(つばめ太夫が殺されてしまう)回では
上方に行って殺されたつばめ太夫そっくりな双子の妹まで出てきたり
結局、どの設定が最終的に正しかったのか、よく分かりませんでした。

昔の時代劇だと
例えば『銭形平次』みたいに万七親分の息子の設定が
コロコロ変わるなんて具合に
設定変更があったりしたようですが
どうしても、謎があると気になってしまいます。

目の真ん中に針

2016年09月18日 | 時代劇
怖い話が好きな訳じゃないはずなのに、怖いもの見たさのせいか
怪談モノの時代劇は割と見てしまうからでしょうが
今回も私が見た怪談時代劇について取り上げて行きます。

今回取り上げるのはBSジャパンでやっていた
怪談オムニバスシリーズ『日本名作怪談劇場』の一編
「怪談 利根の渡し」と言う作品で
ある本でこの回のあらすじを読んで以来、興味があり
実際の映像を見てみたいと思っていました。
実際に見た内容は以下の通りです。

野村家の下男・治平は
横暴な侍・野村彦右衛門に無理やり嫁いだお徳に同情し
お徳を庇い立てをするが
これを治平がお徳と密通していると疑った彦右衛門によって
治平は目を斬られ、失明してしまう
お徳は治平を連れて逃げるが、彦右衛門によって
お徳はあえない最期を遂げるが、治平は奇跡的に生き残り
座頭になり、利根の渡しで
憎き野村彦右衛門が現れるのを毎日待ち続ける

ところが、治平は無理がたたって病に倒れ
世話する船頭・平助の家で息絶えてしまう
そんな時、平助の家に目に身に覚えの無い鯉が届くが
鯉の目には針が刺さっていた

直後、部屋には治平の
「刺さりましたか 確かに目の真ん中に」と言う声が響き渡った

治平が亡くなると、呪いがかかったかの如く
野村彦右衛門を強烈な目の痛みが襲い
彦右衛門は平助の舟で江戸の医者の元へ向かおうとする
そこに平助の舟に治平(の亡霊)が現れ…

翌日、彦右衛門は目に針が刺さった状態で死んでいた
それを見つけた平助には
治平の「刺さりましたか 確かに目の真ん中に」
と言う声が聞こえていた

長々とあらすじを並べましたが
実際の映像で見ると、救いの無いお徳の悲劇と
怨念を抱いた治平の復讐に賭ける執念が見事に描かれた
怖いと言うより正統派の怪談らしい作りで
非常に見応えのある作品だったと思います。

主人公の治平が悪役が多い船戸順さんと言うのも、面白い所でした。

特別機動捜査隊 第481話

2016年09月18日 | 感想関連
第481話「追憶の街」
(あらすじ)殺人事件を巡り、戦争中に引き裂かれた男と女
そして、その息子と娘の純愛を描く

(感想他)・立石班末期で、主任や橘の長さん達も見納めかと考えると
今回のように黄金メンバー
(立石、橘、荒牧、桃井、岩井田)が勢揃いしているだけで
非常に惹かれてしまいます。

・浜田敏江(星美智子さん)の息子の登と
宮沢勝利(太刀川寛さん)の娘の有子は恋仲だった。
ところが遡る事26年前(戦争当時)
実は勝利と敏江は好い仲だったのだが
勝利は英子(またも村田知栄子さん)と結婚していて
勝利が今も敏江への思いを持っている事を知った英子は
敏江の息子である登を有子とくっつけないように画策。

この事が事件を招く訳ですが…

・借金絡みで敏江にも容疑がかかりますが
巡り巡って英子が真犯人となります。
動機が「被害者が敏江を魅力的と評した」事で
敏江(と勝利)を憎む英子が逆上し
殺してしまったと言うのが真相でした。

・ラスト、親同士は何か色々と不幸な関係となってしまいましたが
子供同士はちゃんと新しい道に進む事を暗示したかのような
明るい終わりで
一応は一安心と言った所でしょうか?

・状況を分かりやすくってのは分かりますが、
戦争中の回想シーンで、もんぺ姿の女学生の星さん
若い兵隊の太刀川さんが若い男女のやり取りを見せるのは
真面目なシーンなんですが、何か可笑しいです。

・広島の呉には海軍出身だったマキさんの海軍時代の同僚が
しかも、マキさんが実は駆逐艦「山南」の乗組員だったとは

・ホテルのフロント役で中田博久さんが少しだけ登場します。
別の中国ロケの回(第484話「春の坂道」)で活躍されるので
チョイ役なのですが
ちょっと出てきただけで、異様に怪しい…

特別機動捜査隊 第479話

2016年09月18日 | 感想関連
第479話「浅草の唄」
(あらすじ)労務者の手配師名倉が殺される
動物園飼育員の関口や労務者の宮本に
容疑がかかるが…

・この回よりオープニング映像、テーマ曲が変わっています。
冒頭、新テーマ曲に乗って新幹線と併走する黒パトが格好良いです。

・関敬六さん演じる関口は、動物園の飼育員なのですが
関さんの持ち歌「浅草の唄」を熱唱するシーンが二度もありました。
それに加え、浅草に行くシーンでは
浅草のスターである関敬六さん本人が
ショーを始めるまさかの一人二役まで見られます。
正月とは言え、サービスが凄い…

・畑さんが「年寄りは付き合いにくい」
と関長さんに愚痴をこぼすのを即座に聞きとがめる関長さん

・容疑者の一人である労務者の所に聞き込みに行った
関長さんと畑さんの前に
潜入捜査の為に労務者に化けた三船主任が現れ
さらに同じ目的で労務者に化けた立石主任まで現れるに至っては
流石の二人もそりゃ驚きますよね

・労務者の中に溶け込んで
ギターの弾き語りを披露する三船主任と
「おわら節」を歌い出す立石主任でしたが
潜入捜査をしていたのに
両主任があっさりと正体を明かすのには驚きました。

・あの武藤英司さんが
「浅草の唄」をバックに嬉々として子供達と踊るシーンは
非常に珍しいかと思います。

・事件については、関口も労務者の宮本もシロで、犯人は関口の奥さん

特別機動捜査隊 第475話

2016年09月18日 | 感想関連
第475話「限りなき逃亡」
(あらすじ)大会社のやり手専務の小川の秘書秋子が殺される。
小川に容疑がかかるが、小川は事件が起きる前後に失踪しており…

(感想他)・472話「南紀州を張込め」とキャスト等が共通の和歌山ロケ編
472話については、あらすじ等のまとめは余裕があれば行いたいです。

・失踪した小川は
和歌山の太地町で山田禅二さん(後の田中係長)と
漁師の真似事をして暮らしていたのでした。
息苦しい現代社会から逃げ出したいと言う
よく分かる動機からとは言え、随分と大胆な行動ですね。

・小川の元秘書で生け花師匠の綿部雪絵
雪絵は実は小川との間に太郎と言う子供を作り、育てていますが
決して小川に実の子だと名乗らせない、奥ゆかしい役でした。
演じるのは、特捜隊の常連水木梨恵さんですが
水木さんがこんな真っ当な役を演じるのは珍しいような…

・マキさんが雪絵の子の太郎に
自転車の乗り方を教えたり、親しげに接したりしていて
子持ちのマキさんの優しさが光っておりました。

・結局、秋子を殺したのは婚約者の桑原
これは意外なようで
桑原の行動や言動に不自然な所が多かったので
流れとしては、割と自然だったような

・ラスト、小川は連れ戻しに来た妻(村田知栄子さん)や
部下の説得を袖にし、和歌山に残る道を選ぶのでした。
これで良いのかは、よく分かりませんが…

・太地町ってクジラの町と言う事で
近年、捕鯨反対団体に目を付けられている土地だったと記憶しています。

特別機動捜査隊 第469話

2016年09月18日 | 感想関連
469話「絶望の詩」
(あらすじ)人妻美保子を殺した容疑者の夏木を追い
佐賀入りした三船主任達
夏木をクロと確信する笠原刑事と
夏木の容疑に疑問を持つ主任の対立が起きるが

(感想他)
・状況から考えると夏木が明らかに怪しいし
美保子の夫の秀和(松本朝生さん)は全くのシロだと考えられるので
笠原刑事が強硬に主任と意見対立するのは分かりますが
ちょっと感情的になり過ぎな気も…

・結局、真犯人は期待通り夫の秀和(松本朝生さん)
完璧なアリバイを用意していたものの
三船主任は
「証人を一ダース並べてアリバイの嘘を暴く」なんて追い詰めて
秀和が襲って来るや
、「てめえみてえな意気地なしは女は殺せても男は殺せねえ」
と凄む辺りは、格好良過ぎて参ってしまいます。

・この前はヒッピー役だった小野進也さん
今回は出番少ないながらも好青年役。

・秀和を問い詰めるシーン、
関長さんが急に
「お前犯人なんだろ?」的な態度に豹変するのが笑えました。

・前回の佐賀ロケ(464話参照)で主任に激しく叱責された山口刑事
今回は何故か堅実に捜査で活躍していました。
一方、前回出番の多かったマキさんは
今回出番が少なかったのは残念でした。

特別機動捜査隊 第464話

2016年09月18日 | 感想関連
第464話「玄海灘の夕焼け」
(あらすじ)白昼に頭を割られた大学生昭男の死体が発見される。
昭男の死因を巡って捜査は佐賀へ

(感想他)・いつもはタイトルが出るまで捜査は始まらないのですが
今回はいきなり
事件についての報告を受ける三船主任のシーンから話が始まり
あっと言う間に事件のメイン舞台となる佐賀へ飛ぶ三船班と言った具合に
徐々に話の作り等が変わり始めている事が分かります。

・昭男が昔所属していた剣道部が反抗的な態度を取るや
三船主任が竹刀を手に剣道部をあっさり制圧するシーンや
真剣を手にした真犯人の真剣を、スーツで絡め取って逮捕に至るシーン等
主任の格好良さが光りました。

・佐賀で昔の知り合いと出会った山口刑事ですが
私事で捜査をさぼったと疑われた挙句
「東京へ帰れ!」と宣告を受けます。
実はこれは山口刑事を発奮させる為の三船主任の愛の鞭…
と言う事だったのですが
ナレーションにまで
「三船主任に東京に追い返された山口刑事は~」と言われるのは
あまりに不憫な気も…

・主任にあまりにキツく言われて言い返そうとする山口刑事に
「俺が後でとりなしておくから、一度は東京に帰っとけ」
とマキさんが取りなして、その場は収まるのでした。
緩衝材としてのマキさんの存在が光るシーンですが
一方でマキさんが三船主任を
「言い出したら聞かない人だから気が変わるのを待つしかない」
と評するのは、三船主任をよく理解しているのは確かですが
中々大胆な人物評ではないかと…

・山口刑事が帰った後も佐賀で主任と共に捜査に当たるマキさん
主任と二人で捜査に当たるシーンもあったり出番が多かったです。

・呼子まつりの男衆で登場の松本朝生さん、469話では出番が多い役ですが
今回は本当にちょっとの出番でした。

・ヒッピーの善麻呂(小野進也さん)やその仲間の虚無的な態度は
そう言う時代だったんでしょうね。

特別機動捜査隊 第457話

2016年09月18日 | 感想関連
第457話「マンガの世界を行く」
(あらすじ)弘子と言う女の殺しの裏に隠された真相を
ハレンチ漫画流行の世相を交えて描く

・「老人と子供のポルカ」やら「タメゴロー」やら
ケーシー高峰さんの「セニョール」だの、やけに当時の流行を交えたお話

・ハレンチ漫画家の梶浦純は太陽にほえろ!でおなじみの小野寺昭さん
容疑者ではありましたが、殺しに関しては無実。
ただ、マンガ家としては一応成功者なのですが
自分の書きたいマンガも描けず、好きな女性まで死なせてしまった事から
ラスト、自暴自棄になってしまう辺りは、殿下っぽい所も…

ハレンチ漫画家の名前が梶浦ってのは
梶原先生をもじったのかは不明です。

・真犯人はやはりハレンチ漫画に毒されておかしくなった男なのですが
犯行を再現するシーンがアニメーションとリンクした形になっていたのは
中々変わった趣向でした。

・全編ハレンチ漫画を巡る話題が出てきますが
団地の主婦がハレンチ漫画の害毒をまくし立てるのを
笠原刑事がうんざりしながら聞いているのが笑えました。
あと、久松保夫さんまでも
子供のハレンチな行動を
(やや)下品そうに擁護する団地の住人で出ております。

特別機動捜査隊 第448話

2016年09月18日 | 感想関連
第448話「刑事」
(あらすじ)会社重役殺しを追う三船主任は
やがて容疑者である親友の森川と対決する事になる

(感想他)・話は三船主任が同窓会に参加する所から始まります。
同窓会の間、普段は厳しい表情を見せる事が多い三船主任が
満面の笑みを見せるのが珍しかったです。

・三船主任の親友である森川を演じるのが中庸介さんと言うのは、
青木さんとの釣り合いからも、ちょうど良いのかな?
ラストは親友同士が刑事と犯人として対決する事になる訳ですが
森川の妻と三船主任が昔は良い関係だった事が劇中で描写される辺りも
後の事を考えると切ない所です。

・森川への容疑が濃くなり、いてもたってもいられなくなって
不意に待機室から飛び出す主任に動揺する部下達と
冷静に見守る関長さんの対比が面白かったです。

・畑さんが「『刑事は私情を捨てろ』と主任に教わった」
と、かつて主任に言われた言葉で
主任の動揺を押し止めようとしますが
麻薬係出身の三船主任と畑さんのどこに接点があったのか
ちょっと気になる所です。

・苦悩する主任が向かったのは元先輩刑事の家でしたが
この人が、ラスト森川を逮捕した後で
何とも良いタイミングで現れるのは、狙っていたとしか…

特別機動捜査隊 第444話

2016年09月18日 | 感想関連
第444話「愛の巡礼」
(あらすじ)著名な放浪画家梶浦敬太はたまたま通りかかった際に
富豪宅に押し入った若い五人組に出会った事から狙われる事に

(感想)・梶浦敬太は放浪画家でちょっと頭が足りないと言う
まさに山下清画伯そっくりのキャラクターで演じるは関敬六さん
そんな敬太は、故郷の高松のテレビに出た後
本当の生まれ故郷である小豆島に戻ります。

・犯人グループも目撃者の敬太を狙い、敬太を追い
立石主任達もまた犯人達を追います。
敬太が小豆島に来たのは、母とも慕う恩師の道子先生に会いたいからで
道子先生は本当は結婚する事になっていましたが
敬太に言いにくかったのか「結婚しない」と答えますが
ラストは島を離れる所を敬太に見られてしまいます。

・涙ながらに敬太を思いながらも島を離れる道子先生に
「先生の嘘つき~」と悲嘆に暮れる敬太が切ないです。
ここまでの感情になる所から
敬太はおそらく(女として)道子先生が好きになった
…と考えるのは邪推でしょうか?

・犯人に襲われた際に道子先生の絵を傷付けられ
敬太が本気で怒りをあらわにするシーン
いつ「ムッシュムラムラ~」って言い出すか
気になってしょうがありませんでした。

・道子先生の松川純子さんと
道子先生の上司にあたる校長先生の小笠原弘さんは
前の高松ロケの時は悪いやくざ夫婦だったのに
今回は一転して、お二人とも良い人役でした。
一方で、山口暁さんが悪い若者役でした。

・事件と山下画伯っぽい敬太と
小豆島を舞台にした「二十四の瞳」っぽい雰囲気を交え
ちょっと消化不良な部分がありながらも、中々凝った展開でした。

・お茶くみ担当の森事務員が休暇明けで戻ると
休暇中はガンさんがお茶くみを担当していた事が判明し
「趣味でやってるんだから」と冷やかされる一幕も。

・以前の高松ロケ(439話「同姓同名」参照)で
あれだけ凶悪な役だった市村昌治さんがちょっと登場しますが
あの悪い顔で普通の牛乳屋を演じているのには
かなり驚かされました。

・ところで、敬太が小学生と一緒に
道子先生の授業を受けていたシーンがあったり
見てる感じだと、道子先生は結構長く先生をやってる気がしますが
本当は何歳?