実は私の手元には
「岡本茉利リサイタル」のパンフレットとか舞台関連の資料が何枚かあります。
（入手方法はあえて伏せますが）
今回はこの資料を見てみて、気付いた事を色々と書いてみます。
まず茉利さんの主演舞台についてですが
題材として、山本周五郎作品が使われる事が多いようです。
そこで、私の分かる範囲で茉利さんが演じた周五郎作品について、調べてみた所
「リサイタルVI」の「津軽の女」は原作が「あだこ」と言う作品で
（“あだこ”とは津軽弁で下女の意味）
茉利さんの演じた役所・あだこは、
一途に一人の世を捨てた浪人に尽くす色黒で純朴な津軽娘、
と言う人物だと分かりました。
このあだこ役は以前「日曜劇場」であの吉永小百合さんが
７２年に演じた役だそうで
演じた際の吉永さんは、顔に黒いドーランを塗り、木綿の着物に尻からげ
と言う姿であだこを演じたそうです。
日頃の舞台での茉利さんの熱演ぶりを見て、
想像するに、おそらく茉利さんは“あだこ”と言うキャラを
かなり力の入った芝居でこなしていたんだと思います。
「リサイタルIV」の「夢で泣く女」は原作が「二十三年」と言う作品で
茉利さんが演じたのは“おかや”の役だったようです。
このおかやは、主人の新沼と言う侍の為に尽くそうとするが
口の聞けない女性でかなりの難役だったと思われます。
また、茉利さんは、平成元年に「おんなは一生懸命」の舞台（名鉄ホール）に
戸村佐和役で出演されています。
そのパンフレットを確認して見ると、どうやらテレビで放送された時と
同じキャストで舞台公演が行われたように思われます。
と言う事は、茉利さんはこの舞台にも、
テレビ版と同じ役で出演されたのではないかと推測されますが
真相はいかに？
先日、家人がビデオレンタルを無料で行っている
某公共機関から借りてきたビデオを借りてきました。
ビデオのタイトルは「おさんの恋」と言う作品だったんですが、
ふと考えたら、茉利さん出演作品にこんな題名のドラマがあったような…
と思い出し、ビデオで出演者名をチェックしてみた所
茉利さんがおふみと言う役で出演している事が確認できました。
この段階で私は、このドラマでの茉利さんの役は、
確かおさん（太地喜和子さん）の妹役だった、と言う事も思い出し
主人公（っぽい役の）妹と言う重要な役回りなんで、出番も多いだろうな…
とちょっと期待をしました。
ところが、期待を込めて、見始めたのは良いのですが、
“ちぃっとも茉利さんが出てこない”んです。
どんな役なのか…とちょっと不安に思いながらもしばらく真面目に見ていると、
かなり後半になってようやく茉利さんが登場しました。
場面は、旅立ち（？）姿の太地喜和子さんから
妹役の茉利さんが挨拶を受ける場面で、台詞が２・３ありました。
最後まで確認した所、このドラマでの茉利さんの出演シーンは
このワンシーンだけだったようです。
出演シーン自体が極端に少ないですが、
役所自体は、茉利さんらしい清楚な感じの役所だったと思います。
ただ、姉妹にしては太地さんと茉利さんと言うのは
顔立ちが違いすぎるような気がしたのは私だけでしょうか…
ちなみに、恥ずかしい話ですが、茉利さんの出演場面を最初見た時は、
実は別の人と間違えてしまったのは、ここだけの話です（恥）
なお、ビデオ自体は、放送していたNHKから発売されていますが
発売年は不明な上、現在販売されているかは不明です。
また、再放送に期待できる作品だと思えませんので
公共機関とかでレンタルしている可能性はあって、運良く見つけたら、
茉利さんの出番の多さが“大空小百合以外で「寅さん」に出る時並”な点を
御留意の上（苦笑）ご覧になってみて下さい。
今回は、久々に私の好きな時代劇作品を紹介します。
紹介するのは、超有名時代劇であります「水戸黄門」
私の水戸黄門との出会いは、10年前位に、
古いシリーズの再放送をしているのを、見るようになってからでして
それ以来、面白いと思って見るようになったのがきっかけです。
そんな私が水戸黄門の中で一番好きなキャラは、
中谷一郎さんの演じた風車の弥七と、
宮園純子さんの演じた弥七の女房・霞のお新、この夫婦でした。
弥七の格好良さは、同じ男の私から見ても痺れます。
お新はとにかく色気があって、良い女性だと思います。
ところが、お新は弥七と結婚後も、相変わらず惚れ続けてはいるんですが、
理由は色々とありますが、お新と弥七は口喧嘩をする場面も結構あります。
でも、その喧嘩すらじゃれ合っている様に見えるくらい
とにかく良い仲なのです。
あと、これはあくまでも私の主観ですので異論のある方も多いと思いますが
弥七・お新夫婦の関係が
ガンちゃんとアイちゃんの関係に似てるように見えるのも
この夫婦を私が好きな理由なのかもしれません。
ちなみに歴代の黄門様なら、東野英治郎さん、西村晃さん
助さんなら、里見浩太朗さん、あおい輝彦さん
格さんなら横内正さん、大和田伸也さん、伊吹吾郎さんが好きでした。
他にもおなじみのうっかり八兵衛、飛猿や
一時期助さんの妻だった志乃なんかも好きなキャラです。
作品としては東野さん・西村さんが黄門様を演じていた時代の作品が好きです。
本放送に関しては、佐野さんの後期から石坂さん時代は
あまり真面目に見ていませんでしたが
里見さんが黄門様に就任した時に再び本放送を視聴するようになりました。
長くなるので本日はここまでにしますが
「水戸黄門」ネタは、また機会があれば書いてみたいと思います。
ちなみに次回の「水戸黄門」からいよいよ二代目弥七が登場するそうですが
個人的には、「ヤッターマン」の実写化くらい複雑な思いをしています…
前にも書きましたが、
子供の頃の私は「ドテラマン」と言うアニメが大好きでした。
でも、このアニメは裁判とか色々と揉め事があったのが影響してか、
ＣＳや首都圏のＵＨＦ系放送局では、再放送された事はあるそうですが
再放送の機会も少なく、見事に幻の作品と化してしまいました。
私自身も、当然２０年程前の本放送で一度見て以来、再見の機会など無く
どんな作品だったか？と言うのも、微妙にうろ覚えになっていました。
ところが、ニコニコ動画と言う動画サイトで
「『ドテラマン』の動画がある」と言う情報を入手したのです。
まさか、２０年ぶりにドテラマンが見られるとは…と異常に興奮しつつも
本当に見れるのかな？と半ば疑いながら
早速検索して、動画が発見出来ましたので早速再生しました。
見た感想としては、
本心から「今見ても、滅茶苦茶面白かった！」と思いました。
キャラが生き生きとしていましたし、
昔の幻のアニメとかを今見ると、前評判の割に作品によっては
「エ？この程度の内容？」と言う
「記憶によって美化される」作品も結構あるんですが
ギャグとか含めた内容も自分の記憶以上に面白かったように思いました。
と言うより、こんなに面白いドテラマンの記憶が
自分の脳に何故もっと残っていないのか？ と自分の脳の退化？及び
記憶のいい加減さが、今になって恨めしく思ったりもしましたが…
ドテラマンと言う作品は私が大好きなヤッターマンをはじめとする
ボカン系の作風（ギャグとか）の作品ですから
ドテラマンもそうしたボカン系のギャグが好きな私の趣向に
ピタリとはまったから面白いと感じたのは確かです。
でも、考えてみたら、実はボカン好きだからドテラマン好きなんじゃなくて
私が昔ドテラマンにはまったのが、ボカン系のギャグ好きに目覚めたきっかけ
（つまりドテラマン好きだからボカン好きになった）なのかもしれません。
キャスト的には、
やはり主役のドテラマン役のつかせのりこさんに強烈なインパクトを感じました。
ドテラマンは二重人格だった（変身前は優等生、変身後は真逆のキャラになる）
と言うのは、知っていたんですが
変身前のつかせさんの普段は聞けないような
優等生タイプの演技は新鮮でしたし、意外とハマっていたのには驚きました。
また、インチ鬼大王（悪役？なんですが、当然ギャグ系）役の八奈見乗児さんも
相も変わらぬボヤキ節や、悪人なのに異常にお人好しな点に加え
キャラ的にボスの筈なのに、部下に微妙に馬鹿にされている辺りが
哀愁を誘うと言いましょうか…いい味を見せていて
ボカンシリーズのキャラと並ぶ位のインパクトを残していたと思います。
今回の件で、ネットとかを通じて、幻となっている作品が再評価されたり
再び見る事が出来たりしたり、遠隔地のファンと触れ合えたりすると言うのは、
昔には無い良い傾向なんだな、と強く感じました。
最後に一言だけ
「ドテラマンの早期ＤＶＤ化希望！」
女性声優がアニメで少年役を演じると言うのは
昔のアニメで特に多い傾向です。
女性声優の中でも
野沢雅子さんやつかせのりこさんみたいに少年役がメインで
たまに女性（特に美女）役を担当すると驚かれるタイプもいますが
大抵の女性声優は長い事、声の仕事を何かしている間には、
何かしらの少年役を演じる機会があるものです。
ところが、茉利さんは、出演本数の関係もあるんでしょうが
意外な事に女性声優でありながら
少年役を（ほとんど）担当していないんですよね。
女性役一筋の女性声優と言うのは、多いようで実は珍しいのでは？
とふと思ったのですが、いかがでしょうか？
参考までに、比較として茉利さんと同じ年代の女性声優で
茉利さんと似た系統
つまり、美女（美少女）系の役を多く担当していた方を例に見てみます。
小山茉美さんや杉山佳寿子さんは
少年役で主演作がある位ですから、言うに及ばず
麻上洋子さんや吉田理保子さんも少年役をやっていた事がありますし
８０年代美女系声優の頂点とも言える島本須美さんでさえ
しょくぱんまんと言う少年（？）役があります。