goo blog サービス終了のお知らせ 

つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

続編も見たい・・・

2025年07月19日 | 懐かしテレビ

以前に河合奈保子さんの持ち歌「Harbour Light Memories」を知ったきっかけが
動画サイトで見た二時間ドラマだったと言う話をした事がありますが
改めてきっかけとなった二時間ドラマを見る事が出来ました。
(タイトル「死を運ぶ新特急 谷川7号」)

奈保子さんの役所は矢木明日美と言うOLで
父の矢木耕介(近藤正臣さん)は刑事なのですが
今まで犯人を逮捕した事が一度も無いと言う窓際刑事。
殺人事件に巻き込まれた父に手柄を立てさせようと
明日美は父と共に事件の真相に迫ると言う内容でした。

明日美は行動的で負けず嫌いな若い女性と言う感じで
奈保子さんの持ち味がよく生かされている役所でした。
父を「耕介さん」と呼ぶ所が特に可愛らしく感じましたね。

父の耕介さんも、実は昼行燈っぽい感じで、実はデキる刑事なのですが
犯人への気遣いから、あえて手柄を逃していると言う人物で
二面性を近藤さんが上手く演じられていました。

ちなみに今回紹介したのは西村京太郎氏のトラベルミステリー(十津川警部のアレ)が原作ですが
シリーズとしては「美人OLと窓際刑事」と銘打たれていて
今回紹介した作品以外にも2作品が作られております。

奈保子さんと近藤さんの父娘と言うより
年の離れた夫婦(あるいは恋人)みたいなやり取りが
機会があれば是非とも見てみたいですね。

余談ですが、エンディングの「Harbour Light Memories」について
改めて聞くと尺に合わせる為、曲をかなり編集しています。


三船主任が殺した男

2025年07月05日 | 懐かしテレビ

青木義朗さんと言えばこのブログで何度も取り上げている
特別機動捜査隊の三船主任が代表作です。

昭和44(1969)年から番組が終わる昭和52(1977)年まで三船主任は活躍していた為
青木さんは主任を担当されていた頃は他番組への出演が少なかったのですが
番組末期の1976年辺りになりますと、時代劇や刑事ドラマ等他番組への出演も目立つようになり
中には主任なのに悪役を担当するなんてケースもありました。

中でも「新二人の事件簿 暁に駆ける」(篠田三郎さんと高岡健二さんのダブル主演作品)に
青木さんがゲスト出演された回は、暴力団役の青木さんが
殺しを行う(最後は逮捕されたと思われますが)と言う
同じ局で主任を担当されている方が演じるとは思えない役を演じておりました。

その上、殺す相手があの松木部長刑事(早川雄三さん)と言うのがまた驚きで
確かに正月に主任が松長さん殺した事はありますけど
よそのドラマで同じ事をやるってのは、特捜隊的にはアリなんでしょうかね。

実作品が見られるチャンスがあるなら、見てみたい気もしますが
見たらは複雑な気分になりそうです。


荒唐無稽で熱いドラマ

2025年06月28日 | 懐かしテレビ

赤いシリーズの一作『赤い激流』を少し前に再放送していて
楽しく拝見しておりました。

ピアニスト大沢武(宇津井さん)が知り合った若者敏夫(水谷豊さん)に
ピアノコンクール優勝を託し、特訓をするが
敏夫の父親で武とも因縁深い田代(緒形拳さん)が
武に復讐しようと様々な策を講じてくる。
ところが、敏夫の説得によって復讐を諦め
改心しかけた田代が殺されてしまい
敏夫に田代殺害の容疑がかかり、遂には死刑判決を受けるに至るが・・・
と言う感じの話です。

赤い激流は荒唐無稽な展開で、登場人物、演技、演出ことごとく濃厚と言う
まさに赤いシリーズを代表する一作と言って良いシリーズで
その濃厚な中でも
特に宇津井さんの大沢武、水谷さんの田代敏夫、緒形さんの田代誠司
この三人が特に濃厚でした。

宇津井さんは芸術家である大沢武の芸術への熱量を
いつも以上に力を込めて演じられていたように思いますし
水谷さんも優等生でも素直でも無いけど
一途な敏夫を宇津井さんの熱量に引っ張られるように激しく表現されていて
これまた強い印象を与えておりました。
緒形さんの田代は、残念ながら途中退場してしまいますが
高笑いのイメージが強く
笑う状況に応じて、不敵さ、憎らしさ、空元気それぞれ感じられて
田代の複雑な心境がよく表現されていたように思います。

個人的に印象的なシーンは
何故か笑ってしまったシーンでして
一つがとにかく嫌味な前田吟さん演じる正彦が
最終回で大沢武にそれまでの鬱憤を晴らす如く
ボコボコにされるシーン

もう一つが正彦の息子明彦(堀内正美さん)が敏夫に唆されて
実母(馬渕晴子さん)を「バッバァ」呼ばわりするシーンで
真面目なドラマなのに、本気で笑ってしまいました。

無茶苦茶ながらも大体の疑問は劇中で説明があり、一応納得はしたのですが
正彦を強請っていたクラブのママのひき逃げの件が有耶無耶になった点と
あの真犯人が田代をめった刺しに出来るのかどうかだけは引っ掛かりとなっております。


サイケでシュール

2025年05月24日 | 懐かしテレビ

動画サイトで色々動画を見ていましたら
NHKの人形劇『ネコジャラ市の11人』(以下『ネコジャラ市』)の初期オープニング映像を発見しました。

NHKの人形劇と言えば『ひょっこりひょうたん島』が代名詞の一つでもありますが
『ネコジャラ市』はスタッフが結構重なっていまして
オープニングもひょうたん島と同じようにアニメになっております。

ただ、この『ネコジャラ市』のオープニングアニメが
製作当時(1970年頃)のサイケデリックな雰囲気を反映したような
非常に奇抜な作品となっております。

実際、子供の頃に見て意味が分からず怖かったと言う声もあったようですし
多分私が子供の頃に見ていたら同じように感じたと思います。
今、大人の目で見ても異様な雰囲気かつテンションで
怖いとは申しませんが、どう言う意図があって
ああ言うオープニングを作ったのか気になる所です。

そもそも本編が現存していないのですが
オープニングから分かるように内容としては冒険的だったようです。
ただ、受けはあまり良くなかったようで
急に火山が噴火して初期レギュラーの大半が強制的に降板し
ドンガバチョに似たキャラ(声もガバチョと同じ藤村有弘さんが担当)が登場したり
路線変更が行われたようです。

そして、最初に取り上げたサイケでシュールなオープニングも
路線変更と共に無難な感じのオープニングに変更されたようです。


意外な助っ人

2025年04月05日 | 懐かしテレビ

菅原文太さん主演の『関東テキヤ一家』と言う映画を何気なく拝見したのですが
もちろん、菅原さん演じる主人公が悪者一味の根城に殴り込む
この手の映画の定石と言えるシーンがラストの山場となります。

昭和残侠伝なら、主人公の健さんに池部良さんの助っ人が助勢するのがおなじみですが
この関東テキヤ一家だと誰が助っ人するのかと思っていたら
大木実さんと桜町弘子さんが助っ人で加勢してきたのです。

任侠映画で結構大きい役で出演する事が多い大木さんなら違和感が無いものの
(最も、悪側の時も結構ありますが)
元々東映城のお姫様とも呼ばれた桜町さんが
緋牡丹お竜の藤純子さんの如く、ピストルを持って立ち回ると言うのは
桜町さんのイメージから全く想定していなかっただけに、かなり驚かされました。
なお、ラストは、助っ人が死んで主人公が死ぬパターンの逆で
主人公の菅原さんは死ぬものの
意外に助っ人の大木さん、桜町さんは生き残っておりました。

ちなみに、この映画には土田早苗さんも出演されておりますが
残念ながら(?)堅気の役でした。


女刑事、夢の共演?

2025年03月15日 | 懐かしテレビ

前回、河合奈保子さんのドラマの話題で取り上げた『さすらい刑事旅情編』ですが
奈保子さん演じる風見愛子警部補(フーコちゃん)メインの回も数話あります。

その回でフーコちゃんが会ったある事件関係者の女性に
何か見覚えがあるなと思っていたのですが
誰か思い出せない・・・とモヤモヤしたままエンディングのキャストロールを見ますと
藤山律子さんのお名前があり
「アッ」となりました。

特捜隊の木塚ユリさんを担当されていた頃からかなり年月が経っていたし
特撮モノでよく担当されていた悪役キャラっぽい感じも薄めだったので
ちょっと気付けなかったのだと思いますが
まさか、さすらい刑事でフーコちゃんとユリさんと言う
女性刑事同士の共演が
しかもフーコちゃんのメイン回で図らずも実現していたとは・・・
と驚かされました。


ドラマの河合奈保子さん

2025年03月08日 | 懐かしテレビ

河合奈保子さんはアイドル、歌手として活躍されましたが
アイドル、歌手以外にも女優としてドラマにも出演されていました。

連続ドラマでは風見愛子警部補(フーコ)役でレギュラー出演された『さすらい刑事旅情編』や
高橋英樹さんの『江戸の用心棒Ⅱ』、花王愛の劇場で主演を務められた『ママじゃないってば!』に出演され
単発作品では近藤正臣さんと父娘役を演じられた『美人OL探偵と窓際刑事』シリーズ等の出演作品がありました。

中でも、さすらい刑事のフーコちゃんは
刑事としての生真面目な雰囲気と年頃の女性らしさの匙加減も良かったですし
奈保子さんの女性としての美しさも加味すると
ドラマでの一番の代表作だと間違いなく言えるでしょう。
もう少し長くレギュラーを務めていたら・・・
あるいは、主演回がもう少しあったら・・・と思ってしまいますね。

奈保子さんは前述のようにドラマでもアイドル時代と変わらぬ感じの雰囲気の役が多かったのですが
一本だけある2時間サスペンスで犯人役を演じられた事がありまして
流石にその作品だけは私としては、今はちょっと受け入れ難い作品となっております。
いつか気が変われば受け入れられるかな?


豪華キャストの中に

2024年11月30日 | 懐かしテレビ

少し前にBSで洋画『キャノンボール』の吹替え版を拝見しました。

出演がバート・レイノルズ、サミー・デービスJr、ディーン・マーティン
ジャッキーチェン、マイケル・ホイ、ロジャー・ムーア、ファラ・フォーセット等々
と言った有名スターで
簡単に内容をまとめるなら、そんなスターによるアメリカ横断スピードレース映画と言った所でしょうか。

出演者が豪華なら、吹き替えも豪華で
主人公(のバート・レイノルズ)が時代劇でおなじみの小林勝彦さん
広川さんが持ち役であるロジャー・ムーアとMrBOOのマイケル・ホイを兼ね役で担当されているし
ジャッキーはもちろん石丸さんですし
サミー・デービスJrも内海さん、ディーン・マーティンも羽佐間さん
小原乃梨子さん、武藤礼子さん、富田耕生さん等々挙げるとキリが無い位豪華キャストです。

そんな中でファラ・フォーセットを担当されたのが、志穂美悦子さんで
そんなに違和感は無かったですが、意外な人選かなと思いました。

調べると、当時のゴールデン洋画劇場で放送されていたようで
当時のゴールデン洋画劇場だと有名人吹替えはたまにあったようなので
そう言う絡みで志穂美さんが起用されたものと思われます。

なお、『キャノンボール』はゴールデン洋画劇場の後に
日曜洋画劇場でも吹替え版が製作されておりますが
主人公のバート・レイノルズが田中信夫さん
ファラ・フォーセットが小原乃梨子さんに変わっているものの
(もちろんゴールデン洋画劇場で小原さんが担当されたキャラは別の方が担当されていました)
広川さん、羽佐間さん、内海さん、石丸さん辺りは
ゴールデン洋画劇場と同じ役を続投されている所が面白い所です。


友子の母は殺しの元締?

2024年10月05日 | 懐かしテレビ

前回取り上げたドラマ『赤い衝撃』で
主人公友子(山口百恵さん)を支えたのが草笛光子さん演じる実母の鈴代でした。
鈴代は夫の大山豪助(中条静夫さん)に振り回されながらも
江戸っ子らしい芯の強さで友子の力になるこちらも中々良いキャラクターでした。

そんな鈴代を演じられた草笛さんでしたが、何気なく調べると
赤い衝撃と全く同時期に必殺シリーズの『必殺からくり人 血風編』で
女元締役を演じられていました。

しかも、キー局ですと赤い衝撃のすぐ後の時間に必殺シリーズが放送されていましたので
役のイメージがガラッと変わってしまっていて
混乱してしまった方もいたかもしれません。


赤い衝撃の真の主役

2024年09月28日 | 懐かしテレビ

大映テレビ製作で一世を風靡したドラマ『赤い』シリーズ
『赤い疑惑』『赤い運命』『赤い激流』等々の名作が作られ
最近、BSで何作か再放送されていました。

その中でも私が特に熱心に見ていたのが『赤い衝撃』です。
山口百恵さんと三浦友和さんの黄金コンビで送る一作ですが
実は、結構前に地方局の再放送で後半の山場の辺りを見て
見出したら非常に面白いと思っていた作品で
通して見たいなと思っていたので、先だっての再放送では楽しませていただきました。

『赤い衝撃』の大筋は
新田秀夫(三浦さん)のミスで下半身不随になった大山友子(百恵さん)
だが、敵同士とも言って良い関係だった筈の二人は惹かれ合ってしまい
様々な困難を乗り越え、結ばれると言う感じですが
この作品で一番存在感があってある種、陰の主役と言っても良いのが
中条静夫さん演じる友子の父(実父ではない)の大山豪助です。

豪助は、ワンマンで厳しい人物ではありますが
単に横柄なだけでなく
対立する人間でも認める所は認める筋が通った所もあるし
友子や草笛光子さん演じる妻の鈴代への愛情を見せたり
厳しい雰囲気を見せていても、中条さんの持ち前の雰囲気で
憎めないどころか、かなり魅力ある人物に描かれていたと思いますし
(本当は実の息子である)秀夫と何度か殴り合いをしたり
スーツ姿でプールに豪快にダイブする等
体を張っていた所も魅力だったと思います。