つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

茉利さん出演映画の監督

2014年10月31日 | 岡本茉利
岡本茉利さん出演映画の監督を振り返ってみますと
『寅さん』があるため
山田洋次監督の作品が圧倒的に多い(※)のは当然として
(※調べてみると全部で13本ありました)
野村芳太郎監督の『八つ墓村』
山本薩夫監督の『皇帝のいない八月』をはじめ
森崎東監督の『喜劇 女売り出します』等々
色々な監督の映画に出演されていた事が分かります。
ちなみに、デビュー作『喜劇・団地親分』の市村泰一監督は
調べてみると後にもう一本茉利さん出演映画『涙のあとから微笑みを』
の監督もされた方でした。
 
意外な所で、坂東玉三郎氏が監督をされた『夢の女』に
茉利さんが出演された事があるのですが
この作品は私も見た事はありますが、
モノクロな上独特の撮影手法のせいもあって、
茉利さんの正確な出演シーンは、未だにどこなのか分かっておりません。
 
茉利さんに、以前伺ってみた際も
ご本人ですら「大体この辺じゃないだろうか」と言う感じで
正確な出演場面は、分からないとおっしゃっていました。
 
最後になりますが、岡本茉利さんお誕生日おめでとうございます。

出ないよりは出た方が良いですが

2014年10月24日 | 時代劇
時代劇『大江戸捜査網』のサウンドトラック(サントラ)は
10年以上前に発売されたものの、大分前に廃盤になっていたのですが
この度、新たに発見された曲を追加して再発売されました。
 
CDが出ている事を廃盤になってから知った私としては、
言うまでもなく、喜び勇んで購入したのですが
「”隠密同心心得之条”をバックに隠密同心が行進する時にかかる曲」や
「隠密同心が悪者の悪事を糾弾する際に流れる曲」等
おなじみの曲をCDで聞けるようになったのは良かったです。
 
ただ、非常に残念だったのが
前回から収録漏れしていてファンを失望させていた
あのサブ戦闘テーマが今回も収録漏れしていた事でした。
見つからなかったと言う話だそうですが、
探せば絶対あると思うんですよね。
 
他にも数曲入っていても良いと思う曲が抜けていたような気がしました。
改めてCDが出てくれれば良いんですが、中々難しいかと…

アレもコレも杉山さん

2014年10月18日 | 声優列伝
杉山佳寿子さんは、役の大きさやインパクト等のせいか
どうしてもハイジやコロ助みたいなイメージが強くなってしまいますが
ヒロイン役の第一人者だった頃に演じたヒロインの数々は
見返してみると、かなり魅力的なヒロインだった事が分かります。
 
杉山さんが演じられたヒロインの中でも『ガッチャマン』のジュン
『009』のフランソワーズ辺りの有名所も、もちろん好きですが
杉山ヒロインで私が特に好きなのが
『まんが日本史』のお姉さん『がんばれ元気』の芦川先生です。

『まんが日本史』のお姉さんは、
劇中の日本史の流れを教示する先生的な役所で、
劇中のナレーションも兼ねていました。
先生役なのもあって、劇中の杉山さんは
終始落ち着いた感じの語り口調でしたが
その口調のお陰か見ていて妙に安心感があって、印象的でした。
 
一方の芦川先生ですが、
これは杉山さんに非常にぴったりの役所だったと思います。
芦川先生は、弱い部分を隠そうと
気丈に振舞う健気さと
一途さを兼ね備えつつ、
時折茶目っ気を見せたりする女性で
元気にとっては母代り、姉代り、そして恋人的な立場と
場面に応じて立場が変わるのですが
そうした難しい女性を、杉山さんが見事にこなしていて
芦川先生は杉山佳寿子さんの物!
言い切れるハマりぶりだったと断言できます。

(と言いながらも、
茉利さんが芦川先生を演じるのも見てみたかったんですけどね)
 
つくづく原作の最後まで、
杉山さんの芦川先生が見られたら…と未だに思います。
特に終盤、芦川先生が元気を一人の男として見たいけどできない葛藤を、
杉山さんがどう表現されるのかは、想像すると面白そうです。
ただ、杉山さんが芦川先生を長く演じていたら、
アラレちゃんのあかねちんを杉山さんが演じる事は無かったかもしれませんし、
世の中は難しいものです。
 
杉山さんは、岡本茉利さんとも共演が多かったですが
個人的には『てんとう虫の歌』で杉山さんが演じた
月美さんの親友のチャコちゃんと月美さんの共演が非常に印象深かったです。
もちろん、散々大ちゃんを巡って争ったり、
共闘したりしたキクちゃんとハナちゃんも良かったですけどね。
 
最後になりますが杉山さんと言えば
『サイボーグ009』の本に杉山さんと井上和彦さんの対談が載っていまして
その中で、杉山さんはフランソワーズはご自身が演じたヒロインの中でも
最後に当たるキャラだと言う認識を語っていらっしゃいました。
芦川先生なんかはヒロインの範疇に入らないんでしょうかね…

氷雪の門の裏話

2014年10月11日 | 岡本茉利
茉利さんは映画『氷雪の門』に
真岡郵便局の電話交換手の女性・香取知子役で出演されています。
この映画は、電話交換手の若き女性達がソ連軍の侵攻によって
捕虜になる位なら…と最後は若き命を絶ってしまう
と言う悲劇の事実を映画化した作品です。
 
ただ、あらすじを読んで
茉利さんもラストは命を絶つのかな?と思っていたのですが
茉利さんにこの映画の事を伺ってみた所
茉利さん演じる香取知子(とあと一人)の電話交換手の若い女性だけは
自決せず、生き延びるとの事でした。
(『最後の忠臣蔵』の題材になった寺坂吉右衛門みたいな感じ?)
 
あと茉利さんによると、映画製作当時に、
茉利さんが演じられた役のモデルの方(生き残った電話交換手の方)に
茉利さんご自身もお会いした事があるそうです。
 
ちなみに、この作品は
1974年に全国公開しようとした所、ある筋の圧力によって公開が中止になり
現在まで陽の目を見る事が少ない作品でもありますが
つい最近、再び公開されたと聞いた事もありますし
高額ではありますが、販売しているサイトもあったり
以前に(今も?)靖国神社で販売していると伺った事もあります。

月欠ける晩の訃報

2014年10月08日 | 訃報関連
声優・俳優の家弓家正さんが亡くなられました。
家弓さんと言うと色々な出演作品がありますが
特に『未来少年コナン』のレプカは
敵役で非常に傲慢ながらも、所々で微妙に人間臭さを見せる役柄で
家弓さんの中でも、私にとっての一番印象的な役所です。
 
茉利さんの出演された『シティーハンター』の映画では
家弓さんは、出番は少ないながらも渋い
という役所で出演されていました。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。
 
話は違いますが、先ほど月食を見ました。
綺麗でしたね。

やはり本物が一番

2014年10月04日 | 時代劇
野川由美子さんは複雑な出生を経て、女優となり
若い頃は五社協定に引っかからずフリー扱いで活躍され
日活、大映、東宝、松竹、東映に加え、テレビでも幅広く活躍されました。(※)
 
そんな野川さんの代表作と言うと
誰が何と言おうと『桃太郎侍』の玉川つばめ太夫と個人的には思っています。
野川さんのつばめ太夫の魅力と言うと
以前も書いた事があると思いますが、改めてまとめると

 
・桃さんへの過剰とも言える愛情
(女性に対し、妬きすぎかと思う事も時にはありますが…)
・普段は結構コミカルな表情を見せたりするのに
探索なんかではクールな表情を見せるギャップ
(探索時の紫の忍び装束が妙に雰囲気に合っていたと思います)
・啖呵が決まっている点
(これは野川さんご本人の力による所が大きいです)
この辺りに強い魅力を感じます。
 
あと野川さんと言えば、有名な話ですが、
義理の娘(再婚相手の連れ子)である山像かおりさんは
声優としても活躍されていますね。
 
※色々な所で活躍されたお陰で
テレビの時代劇(レギュラー出演作)や劇場用映画では
高橋英樹、里見浩太朗、藤田まこと、西郷輝彦、松方弘樹、萬屋錦之介
丹波哲郎、勝新太郎、市川雷蔵、若山富三郎と共演された他
杉良太郎、天知茂、大川橋蔵、緒形拳、北大路欣也、片岡千恵藏
松平健、東野英治郎、加藤剛、中村梅之助、西村晃(敬称略)
とも共演された事があります。