つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

怪談・お竜心中

2016年08月27日 | 時代劇
少し前までBSジャパンで
単発の怪談ドラマ『怪談』を放送していましたが
この『怪談』に個人的に大好きな
野川由美子さんと土田早苗さんが出演された回があり
お二人の出演された回をそれぞれ見てみました。

怪談らしく(?)結局、野川さん、土田さん(の演じる役)共に
最後は破滅してしまうのですが
野川さんの出演された「蚊喰鳥」は
田村高廣さんと野川さんと言う取り合わせも話も良かったものの
土田さんの出演された「地獄へつづく甲州路」の方が
特に良かったかな?と感じました。

「地獄へつづく~」は主人公が成田三樹夫さんで
ご存知の通り、成田さんは様々な映画・ドラマ等で
一癖ある人物を数多くこなされた方でして
山形県酒田市出身でもあり
昔から個人的に非常に馴染み深い方でした。
そんな成田さんがこの作品では、主人公の渡世人・政吉を演じていますが
話はこの政吉が罪の無い五人の男を斬った事に端を発します。

政吉は、斬った五人の男の亡霊に悩まされるようになり
おまけに、偶然入った所にいた老婆(殺された男の身内)の亡霊まで現れ
老婆に目を潰される妄想を見てしまいます。

その後、政吉は土田さん演じるヒロインのおせんを助けようとした所
誤って目を傷め、老婆の呪い通りに目が見えなくなってしまいます。
おせんは政吉を世話し、いつしか二人で一緒になろうと言う事になりますが
実はおせんは殺された男の一人の妹で
ふとした事で、政吉がおせんの兄を殺した相手だと知ってしまいます。

ラストは複雑な想いを抱きながらもおせんが政吉を「兄の敵」と刺殺しておいて
でもやはり恋情もあったからか「一人では死なせない」とも後を追って死ぬと言う
後味が悪いような良いような幕切れとなります。

土田さんが死ぬ話なのは、ともかく
因果が巡って不幸に落ちると言う怪談らしい話ですが
怪談としての怖さもさる事ながら
政吉が妄想で老婆に針で目を刺されるシーンが
痛みが非常に直接的に感じられる生々しい描写で怖かったですね。

マキさんがショッカー怪人

2016年08月20日 | 懐かしテレビ
前回に続いて『特別機動捜査隊』の荒牧刑事(マキさん)の話題になります。
 
以前、藤岡弘さんの『仮面ライダー』に
マキさんを演じた岩上瑛さんが出演されている回があると聞き
確認のため当該回を見てみたのですが、確かにマキさんが出ていました。
 
その回のマキさんの役は、怪しげな雲水で
正体は、怪人モスキラスの人間態と言う役所でした。
(モスキラスの声はショッカー怪人でおなじみの八代駿さん)
 
怪人役とは言え
マキさんの強面の雰囲気を生かした役で悪くはないと思いますし
出番はまあ、こんな感じかな?と思いますが
怪奇的な雰囲気を出すためか、台詞も少ないし顔はあまり写らないし
変身後は八代さんの声で登場しますので
マキさんだって知ってる人間じゃなきゃ
あまり気付かないような役だったのではないかと感じました。
 
ちなみに、岩上さんは昭和50年位まで俳優として活躍されたそうですが
その後は俳優を辞められたものと思われますが
今も存命かは情報不足で分かっていません。

帰って来た荒牧刑事

2016年08月13日 | 懐かしテレビ
『特別機動捜査隊』特集みたいになりますが
今回も『特捜隊』がテーマです。
 
『特捜隊』のある回(高倉班が登場する回)を見ていたら、
見覚えのある人が出ていて
「アレ?もしかして」と思った所
何と荒牧刑事(マキさん)役だった岩上瑛さんが出ていたのです。
 
ところが、岩上さんは前回紹介した
所轄署刑事で再登場した南川直さん(橘部長刑事)と違って
特捜隊の荒牧刑事として登場したのです。
 
マキさんは当時メインだった三船班ではなく
里見さん演じる高倉主任の部下として登場しましたが
結構ブランクがあったにもかかわらず
以前と変わらない見た目、人当たりの良いキャラクターのまま
違和感無く馴染んでいました。
 
考えてみれば、マキさんは
(500回直前まで)三船班にも参加経験があるので
どの班に入っても、違和感は無いんですよね。
 
ただ、岩上さんも南川さんと同じ500回直前頃に番組を離れた訳ですが、
こちらも、一年以上も経っていたにも関わらず
荒牧刑事として(数本だけですが)復帰したできたのは
個人的には嬉しいですが、不思議な事です。

帰って来た橘部長刑事?

2016年08月06日 | 懐かしテレビ
前回に続き『特別機動捜査隊』がテーマです。
『特捜隊』のある回(三船班が登場する回)を見ていたら、
見覚えのある人が出ていて
「アレ?もしかして」と思った所
何とあの橘部長刑事役だった南川直さんが出ていたのです。
 
南川さんが出て来たと言う事は
当然橘部長刑事を演じたかと思われそうですが
そうではなく、演じたのは全く別人の所轄署の刑事役だったのです。
 
三船主任登場初期の頃には
橘部長刑事が三船班に参加した事があるので
別に三船主任と橘部長刑事が合わないって事も無いと思うのですが
500回直前の1971年5月に
立石主任(波島進さん)らと共に降板した南川さんが
約一年後に、橘部長刑事でなく別の刑事役で番組に帰ってきたのか
本当によく分かりませんでした。
 
さらによく分からなかったのが、
その回の南川さんの声がことごとく別人の声で吹替えられていた点です。
南川さんがゲストで出た事もさる事ながら
何故、別人の声になっていたのか、本当に不思議でなりません。
 
最後になりますが、『笑点』の座布団運びや俳優として活躍された
松崎真さんが亡くなられていた事を知りました。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。