つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

キューティーハニーの意外な敵

2024年03月02日 | 懐かしアニメ

増山江威子さんの『キューティーハニー』では
以前も触れたように毎回、パンサークローの怪人が代わる代わる登場します。

パンサー怪人の声優は前半は北浜晴子さん、中西妙子さん
後半は弥永和子さん、沢田敏子さんが多く担当されましたが
一部に例外があり、その例外の一つが
終盤に登場するスコーピオンパンサーでして
担当されたのがあの野沢雅子さんなのです。

野沢さんが敵役を担当される事自体は当時なら
それ程珍しい事でも無い(メグちゃんなんかでも担当されているので)ですが
当時、えん魔くんを野沢さんが担当されている時期で
しかも、原作者も製作会社も同じ作品(何なら一部スタッフすら被っている)なのに
このようなキャスティングがされた事は
非常に意外な事案だったと感じました。

余談ですが、当の増山さんと野沢さんは
年代も近い事もあって、お互い「マコ」「トンコ」と呼び合う仲だそうで・・・


敵の名はご法度?

2024年02月24日 | 懐かしアニメ

『キューティーハニー』のハニーの七変化の中に
”尼さんハニー”と言う形態があります。

姿としては和風の尼僧姿で、頭は剃髪になってるかは不明でして
洋風の尼僧姿でシスターハニーと名乗るのは
流石に敵がシスタージルなだけに、無理だったんでしょうかね。
その後『ハニーF』にも”尼さんハニー”は出てきますが
やはりシスターハニーは出ていません。

ただ、『ハニーF』放送当時に雑誌連載された分には
シスターハニー(尼僧姿のハニー)が登場していたようですので
絶対ダメと言う事は無かったようです。


非戦闘キューティーハニー

2024年02月17日 | 懐かしアニメ

増山さんのキューティーハニーの第4話で、青児さんが操縦するヘリが墜落してしまい
投げ出されたハニーが、キューティーハニーに変身するシーンがあります。
戦闘に特化しているキューティーハニーにあえて変身したのは
キューティーハニーの反重力ブーツを用いたかったのかな?と推察されますが
本当の所はよく分かりません。

最も、別の回でも窮地を脱しようと
キューティーハニーに変身しようと試みるシーンがあって(その時は失敗していましたが)
戦闘以外でもキューティーハニー形態に変身する事は、特に問題が無いと判断されたものと思われます。

ただ、永野さんのキューティーハニーだと
戦闘以外でキューティーハニーに変身するシーンは
夢の中なんかではあったと思いますが
実際には無かったように思いますので、作品の性質によっても
キューティーハニーの捉え方に異なる解釈が生じていると考える事が出来るのかもしれません。


危ないマスクマン

2023年08月05日 | 懐かしアニメ

アニメ『タイガーマスク』にはタイガーマスク打倒の為
虎の穴から刺客レスラーが次々に送られてきますが
その中の一人にミスターNOと言うマスクマンが登場します。

このキャラについては
以前から見た目が変な物を想起させると指摘される事があり
先日、その実物の映像を見る機会がありましたが
確かにちょっとあの見た目なら
色々と悪い想像力を駆り立てられてしまうのも不思議はない
と感じました。

興味ある方は是非とも実物をご覧になってみて下さい。


ハッピーエンドで良かった・・・のか?

2023年07月15日 | 懐かしアニメ

フジテレビの土曜夜6時半枠ではタイムボカンを皮切りに
ヤッターマン等一連の昭和ボカンシリーズが放送されましたが
ボカンシリーズの夜6時半での放送はイッパツマンまでで
最後のイタダキマンは土曜夜7時半枠に移動しました。

ボカンが移動した後の夜6時半枠には
ウラシマンがもう一つのタツノコ枠だった日曜夜6時枠から移動してきました。
(なおウラシマン移動後は一時アニメ以外の番組が放送されていました)
ウラシマンの後もしばらく土曜夜6時半のタツノコアニメは続きましたが
その最終作となったのが1985年に放送された『炎のアルペンローゼ』でした。

この『アルペンローゼ』は第二次大戦下のヨーロッパを舞台に
繰り広げられるラブストーリーとサスペンスで
タツノコが初めて少女漫画が原作の作品をアニメ化した作品でもありました。

かなり力を入れて製作していたようで
キャストもタッチで人気を得る直前の日髙のり子さんや
(前番組のメカドックに出ていたからか?)
タツノコアニメの顔である大平透さんも出ていたものの
元々男児向けの枠だったからか、視聴率が伸び悩み
一年やる予定の作品が半年ほどであえなく打ち切りの憂き目に遭ってしまいます。

その最終回が中々強引でして
途中までは前回から続いている話を普通に進めて行くのですが
話が終わる2分前位で急に超展開し、第二次大戦中から戦後に話が移り
主人公が相手の男性と結婚して話が終わってしまうのです。

ナチスの勢力拡大等色々と張り巡らせた伏線も全て無かった事になってしまう
と言う恐ろしい事になってしまいましたが、原作はちゃんと先があるんですから
打ち切られたんだからしょうがない・・・と割り切れなかった方も多かったように思います。

ハッピーエンドだったのは救いなんでしょうけど。


一人ムーミン谷

2023年06月17日 | 懐かしアニメ

『ムーミン』は日本において、半世紀以上前にアニメ化され
岸田今日子さんの代名詞の一つとなっていました。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが
原作のトーベ・ヤンソン氏からクレームがあった等の理由で
岸田ムーミンはある時期から
ビデオ版は発売されていますが、現状では中々見る事が出来ない
幻の作品となってしまっています。

岸田さんのムーミンと言われて私が思い出すのが
今から30年程前にNHKBSのアニメ劇場で放送された
パペットアニメーションのムーミンです。

これは語りから、ムーミンはもちろん
ムーミンパパ、ムーミンママ、スナフキン、ミイ
スノークのお嬢さん等々
(ノンノン、フローレン等日本名はありますが、原作だとこうなってるようです)
あらゆる登場人物を全て岸田今日子さんが担当されていたバージョンでした。

ムーミンはともかく、他のキャラも声が岸田さんですし
普通のアニメーションでない事もあって
岸田さんの独特のキャラの色が特に強い作品で
ムーミンってこういう作品なのか・・・
と感じた作品でもありました。

ただ、少し前に、違う方の吹替えで製作された
パペットのムーミンが存在していた筈なので
岸田版パペットムーミンも
現在見れるかはちょっと分かりません。


ピコリーノはモックがお嫌い?

2023年05月06日 | 懐かしアニメ

タツノコの『樫の木モック』
日本アニメーションの『ピコリーノの冒険』
どちらも『ピノキオ』をモチーフにしたアニメである事は
ご存知の方も多いと思いますが
ハッチ、デメタン等でも顕著な
1970年代タツノコ作品らしいシビアでキツい作りのモックと
割とスタンダードなピノキオっぽい作りだったピコリーノと言う感じで
作風にも大きな違いがあるのも特徴でした。

そんなモックとピコリーノをキャスト面で比べてゆくと
主人公はモックが丸山裕子さん、ピコリーノが野沢雅子さんでしたが
まず、両作に肝付兼太さんがレギュラー出演しているのが目を引きます。

モックでの肝付さんはモックの助言役で長い事モックに同行するコオロギ
ピコリーノだとゼペット爺さんの所にいる
どちらも良い役のようですが、中々面白い現象かな?と思います。

ところが、それに増して興味深いのが
モックで主に前半に出ていたキャラで
モックを何かにつけていびる少年(実質レギュラー?)の役を
野沢さんが担当されていた点です。

モックでそんな役を担当されていた野沢さんが
ピコリーノに選ばれたのは
中々奇妙な巡り合わせだったように思います。


同じ人物でも演技が異なる

2023年04月01日 | 懐かしアニメ

アンデルセンの『雪の女王』と言えば
茉利さんがゲルダ、太田淑子さんがカイを担当されたバージョンについて
以前にも取り上げた事がありました。

アンデルセンと言えば今から半世紀前
増山江威子さんと山田康雄さんが狂言回しを担当された
『アンデルセン物語』と言うアニメがありまして
調べてみるとやはり「雪の女王」もアニメ化されておりました。

ウィキペディアによると
キャスト欄に平井道子さんのお名前があり
茉利さん版で雪の女王を担当された平井さんが
ゲルダ、はたまたカイを担当されたのか?
と思ってさらに調べると、某動画サイトで
『アンデルセン物語』の雪の女王の回を確認する事が出来ました。

映像を見ますとゲルダは野村道子さん
カイは野沢雅子さんが担当されている事が分かりまして
先に名前を出した平井道子さんは
案の定と言うべきか、雪の女王を担当されていました。

平井さんの雪の女王ですが、キャラの見た目は茉利さん版より漫画っぽい感じでしたが
演技が茉利さん版より、ちょっと可愛らしい感じかな?と思いました。

作画等が変わっていると演技も変わってくると言う事になるのでしょうかね。


コスチュームは強さに関係ある?

2023年03月11日 | 懐かしアニメ

『キューティーハニーF』の33話と言えば
ハニーがシスタージルの罠にはまり
キューティーハニーに変身しようとするものの
変身出来なくなってハニーが裸を晒す事で有名な回です。

変身出来ないとは言っても
髪だけはキューティーハニーの髪型に変わっていて
コスチュームが無いだけの状態なので
フルーレやルージュアローが無いので
戦力的には不味い所はありますが、戦おうと思えば戦える気はします。

ハニーがあの状態を「変身出来ない・・・」と焦っている所を見ると
意外とあのコスチュームが力の源なのかな?と考える事も出来ますが
別の回でハニーのコスチュームが切り裂かれて
ハニーがパワーダウンしているような描写は特に無かったので
コスチュームは関係無いんでしょうかね?


散々聴き慣れていたのに・・・

2023年02月11日 | 懐かしアニメ

先日アニメ映画『わが青春のアルカディア』を拝見しました。

若き日のキャプテンハーロックが
アルカディア号を駆って、旅立つに至る経緯を描いていて
中々面白かったですが、後にテレビアニメで放送された
『無限軌道SSX わが青春のアルカディア』に繋がっているようで
ちょっと違うような作品とも言えるのではないでしょうか?

また、この映画は
あの石原裕次郎さんが破格のギャラで
声の出演をされた事で話題になった訳ですが
その他のキャストを見れば
おなじみのトチローの富山さん、エメラルダスの田島令子さんに加え
鶴ひろみさん、山本百合子さんと言った
後の『無限軌道SSX』と同じようなキャラで活躍される方も出演されていました。

で、エンディングを見て
魔女 増山江威子

と言うクレジットがあり、実を言うとどこに出ていたのか
全く気付かず、素通りしていたのでした。

当然気になったので、改めて見返してみると
高笑いの声がハニーちゃんの高笑いを彷彿とさせるような感じで
割とあっさり分かったのですが
増山さんの声は今まで何度も聞いていた筈なのに
まさか、あれに気付けなかったとは・・・と
思わずにはいられませんでした。