つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

杉良太郎時代劇とその主題歌

2010年05月29日 | 時代劇
歌う時代劇スターと言えば、私が思い浮かぶのは
杉様こと杉良太郎さん、里見浩太朗さん辺りになります。
里見さんの話は次回に回して、
今回は杉さんの歌とその時代劇の傾向についてです。
 
杉さんの時代劇での代表曲と言えば
と言うより杉さんの歌手としての代名詞と言えるのが「すきま風」です。
この歌は杉版『遠山の金さん』の主題歌にもなりましたが、良い歌です。
杉さんの時代劇は多くの場合、勧善懲悪をベースにしつつも、
弱い者が虐げられて、それを救えない事があると言う
無力感・無常感が作品から感じられる事が多いですが、
そうした世界観にマッチした歌だと思います。
 
『金さん』はまだ普通の勧善懲悪の域に収まっている話が多いものの
杉さんの代表作である『新五捕物帳』や
『同心暁蘭之介』と言った作品になると
杉さんがかなり入れ込んでいた作品らしく、
杉さんお得意の無常感・無力感が感じられる話が数多くありました。
杉さんの作品の主題歌は
そうした作風を象徴するような歌が多いように感じます。
『暁蘭之介』のED「飛翔」は杉さんの歌い回しが
非常に聞き応えがあり
杉さんの歌の中でも私は一番好きです。
 
最後になりますが、
元プロレスラーのラッシャー木村さんが先日、お亡くなりになりました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

どの黄門様が良いか?

2010年05月22日 | 時代劇
「アイちゃんは岡本茉利さんが一番!」と言う例のように
ドラマ、映画、アニメ等で何人も同じ人物を演じる場合に、
拘りがある方も多いと思います。
 
私の場合、水戸黄門で言うと
黄門様は初代の東野英治郎さんの八兵衛との悪乗りコンビも捨て難いし、
二代目の西村晃さんの頑固爺ぶりや悪人への迫力ある裁きも捨て難く、
どちらが一番かは決められません。
 
助さんに関しては、2代目助さんの里見浩太朗さんが一番です。
里見さんの黄門様は
正直言ってあまりどうなのかな…と思っておりますが
助さん時代は、武士らしい風格もある一方、女に手が速かったりと
硬軟両面のバランスが非常に良かったと思っております。
助さんで言うと、あおい輝彦さんの3代目も良かったです。
 
格さんに関しては、初代の横内正さん、3代目の伊吹吾郎さん
どちらも捨て難いです。
ただ、横内さん=東野さんのお供
伊吹さん=西村さんのお供と言うイメージは強いです。
2代目の大和田伸也さんも
堅物な横内さん、伊吹さんとはまた違った感じでしたが
こちらも中々良かったと思います。
 
弥七に関しては…個人的には
岡本茉利さん=アイちゃんと言うのと同じ位
中谷一郎さん=弥七って今でも思っておりますので
弥七は中谷さんしか想像できません。
 
他にも
柳沢吉保=山形勲さん、徳川綱吉=長谷川哲夫さんといった具合に
脇役陣までこのキャストが一番と言う拘りはありますが、
今回はここまで。

ヤッターマンと女悪人

2010年05月15日 | 岡本茉利
ヤッターマンを見ていて気付いたのが、
女の悪人が出てくる場合、途中で改心したりして
最後まで悪人のまま終わる女と言うのが意外といない点です。
 
例えば「ハルメンカスバに帰るコロン」(36話)のハルメンなんか
女泥棒で結構性格キツイ人なんですが、ハルメンを慕っているボセが
自分に代わって鞭で打たれているのを見て、心変わりをしますし
(悪人かどうかは判断が分かれますが)
「カエルの王子様だコロン」(51話)のマリ王女みたいに
かなり傲慢な人もやはり心変わりします。
 
ただ例外として、アイちゃんに
「凄いお婆さんだと思ったけど、やっぱりお化けは怖いのね」
と評された「舌切りインコだコロン」(58話)のお婆さんのように
最後まで改心しない例もある事はあります。
 
一方男の悪人の場合、例えば最終回の武器商人のダーマスとか
「家あり子の冒険だコロン」(47話)のジャームスのように
大抵ドクロストーンを狙うドロンボーと結託したりしているからか
最後はヤッターマンに退治されるのが相場となっています。
 
こうした違いは、おそらく『ヤッターマン』の女の悪人と言えば
ドロンボーのボス・ドロンジョ様がいますので
他に女を悪人として出す余地がないと考えた為
起こったのかもしれません。

「腹を斬れ!」と言われたら…

2010年05月08日 | 時代劇
時代劇『暴れん坊将軍』での終盤のハイライトと言うと
上様が悪奉行、悪家老等の前に現れ、悪事を糾弾した後
「この場において腹を斬れ!」と迫るシーンです。
 この台詞の後、悪人が開き直って大立ち回りが開始する…
と言うのが定番の流れなのですが
私は、この場面で
上様に対し、開き直った悪人が何を言い出すのか
と言うのを注目して見ております。
 
一番多いパターンは多分
「このような所に上様がお出でになる筈が無い!
こ奴は上様の名を騙る不届者」
と上様を偽物扱いするパターンだと思います。
これは自分の行為を正当化しようと
“自己暗示”をかける側面のある物で
ある意味では理に適って入ると思います。
 
ただ個人的には
「最早これまで、お命頂戴つかまつる」とか
「上様とて構わぬ、斬れ!」と言った感じに
思い切って開き直る台詞の方が好きです。
 
もちろん、これ以外にもパターン破りみたいな形の台詞も数多くあり
以前見た中で特に印象に残ったのが
「腹を斬れとは笑止千万…それは上様がなされるがよろしかろう」
「八代吉宗の命運もこれまでじゃ、者共斬れ!吉宗を斬れ!」
と言う捨て台詞でした。
 
最後になりますが、時代劇や現代劇等で活躍された
俳優佐藤慶さんが亡くなられました。
個人的には水戸黄門や新仕置人等にゲスト出演された際の
印象的な役所の印象が強く残っております。
謹んでご冥福をお祈りいたします。