八奈見乗児さんも、先頃亡くなられた永井一郎さん同様
テレビ草創期から現在まで声優やナレーターで活躍されており
八奈見さんの特徴ある声には、私も幼い内から親しんでいました。
八奈見さんの代表作と言いますと
ドラゴンボールのナレーションや伴宙太なんかが有名ですし
後述のギャグキャラの対極に位置するような渋さが魅力の
『マジンガーZ』の弓教授みたいな格好良い役も私は好きなんですが
八奈見さんの真価が発揮される作品と言うと
緩急織り交ぜた巧みな言い回しを披露されるギャグ作品
中でもその代名詞は、やはりボヤッキーと言う事になりますね。
一番好きな八奈見キャラを私が選ぶとするなら、
もちろん、文句なくボヤッキーを推します。
また、個人的に割とマイナーな作品ではありますが
八奈見キャラの中でも特にお気に入りなのが
『ドテラマン』のインチ鬼大王です。
インチ鬼大王は、ボカンのボヤッキー系のキャラに
より一層の悲哀を背負わせたキャラではありますが
『ドテラマン』のギャグに特化した内容でも容赦無くコケにされています。
ただ、少し間違うと不憫なだけのキャラになるこのインチ鬼大王が
八奈見さんのキャラをどんどん広げる演技によって
言葉で簡単に表現できませんが
とにかく味があって面白いキャラになっていました。
特に「バカは風邪をひかない」がキーワードになっている
第13話が八奈見さんの演技が冴えまくっていて
洒落にならない位面白かったです。
最後に思い出した事を一つ。
タツノコプロが日本テレビに買収されたそうです。
日テレに買われたタツノコの今後も気になりますが
タツノコ声優である我らが茉利さんの出演作品が
どう扱われるかも気になる所です。
もしかして、再び『ヤッターマン』のリメイクが行われるとか
あの『てんとう虫の歌』が実写化するとか
余計な事が行われるんじゃないのか?と結構気にしています。