つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

お勧めのアニメヒロイン本

2014年06月28日 | 懐かしアニメ
先日、書店であるアニメヒロインに関する本を手に取って読んでみた所
本の中で紹介されているヒロインのラインナップが
かなり私にとっては興味を惹かれるキャラが多く
興味を魅かれたので、しばらく躊躇したものの、結局購入してみました。
 
本のタイトルは「恋するアニメヒロインイッキ読み99」(双葉社)
タイトルの通り古今東西のアニメヒロインを基本的に2ページを使って
99人紹介
(正確には99人じゃない)すると言う本です。
 
まず良かったのは、私の好きなヒロインで言うなら
キューティーハニー『009』のフランソワーズ
『名探偵ホームズ』のハドソンさん『ヤマト』の森雪に加え
ヤッターマンの陰で取り上げられる事が少ない
『ゼンダマン』のさくらちゃん、『オタスケマン』のナナちゃん
『ヤットデタマン』のコヨミちゃん
まで触れられていると言う具合に
色々なヒロインが紹介されている点です。
(ちなみにほとんどのキャラは写真付きで紹介されています)
 
それ以上に良かったのが、色々なヒロインの中でも、
特に茉利さんのキャラが結構多く取り上げられている点でした。
『ヤッターマン』のアイちゃんはもちろんですが
『いなかっぺ大将』のキクちゃん(花ちゃんとセットで)
『スパンク』の森村愛ちゃん、『ボカン』の淳子ちゃん(のみ1ページ)
と結構な数のヒロインが取り上げられていました。
森村愛ちゃんがこの手の書籍で取り上げられる事はあまり無い事も
初見で私が興味を惹かれた理由となっています。
 
あと良かったのは、この手の本だとキャラの捉え方をまとめる際に
違和感を感じるまとめられ方をするキャラがいたりする事があるのですが
この本を私が読んだ限りでは、そんなに違和感を感じなかったので、
結構キャラの特徴を上手く捉えているんじゃないかと思います。
 
ただ、数に限りがあるからか著作権の都合か(多分両方)
茉利さんキャラでも『花の子ルンルン』『てんとう虫の歌』の月美さん
抜けていますし、よく考えると「このキャラもいない…」
と言う具合に、足りない所も結構ありますが
そうした点を差し引いても、かなり価値のある書籍だったと思います。
興味がある方は、書店で探してみて下さい。

999の魅力を考える

2014年06月21日 | 懐かしアニメ
アニメ『銀河鉄道999』はその作品における世界観、キャラクターの描写等々
色々な部分で心を打たれる描写が多いアニメだと思いますが
そうした心打たれる世界観が作られた要因として
作品のイメージに合致したオープニングと
エンディングの存在も大きかったと思います。
劇場版のゴダイゴも良いと思いますが
テレビ版のささきいさおさんも捨てがたい魅力があると思います。
 
また『999』の場合、
人によってはエンディングのイントロを聞いた瞬間にグッとくるとか
オープニングでグッとくると言う方がいらっしゃると聞いた事もありますが
個人的には、オープニングのサビの部分のインスト版が流れる
予告編の曲を聞くだけで、グッときます。
あの出だしだけでジーンときますからね。
 
それにも増して、肝付兼太さんの予告ナレーションが、
滔々とした口調だからか予告の曲からも感じられる悲哀を
一層強く感じさせるのですが、これも実に良いんですよね。

隠れたタツノコ声優

2014年06月14日 | 声優列伝
白川澄子さんも、以前ご紹介した桂玲子さん同様
中島くんが代名詞(出木杉くんもイメージが強い筈ですが…)になるのは、
長い事演じているので、しょうがない事ではあります。
 
白川さんと言えば、やはり少年役(タイプは様々)を得意にしている点で、
同じ位のキャリア(共に声優歴50年近くである)の持ち主である
太田淑子さんと似た声優
だと私は思います。
ただ、そんな白川さんですが
太田さんの代表作の一つ『ひみつのアッコちゃん』では、
珍しく少女役(モコ役)を演じている
のが、面白い点です。
 
そして、白川さんのキャリアにおいて忘れてはいけないのが、
タツノコプロ作品への貢献度の高さです。
まず、タツノコ製作アニメの第一作『宇宙エース』に主演されましたし
さらにもう一本、『ポールのミラクル大作戦』への主演
もありました。
白川さんのポールは、辛い境遇に置かれる役所でもありましたが
そうした境遇に男らしく立ち向かう格好良い
所を
白川さんがよく表現されていて
同時期のボカンシリーズの太田淑子さんに引けを取らない活躍ぶりだったと
個人的には感じています。
 
ちなみに、白川さんも茉利さん同様に
(1970年代の)タツノコ作品への出演が多いため
茉利さんと白川さんはタツノコ作品で共演する事も結構ありました。
タツノコ作品では『ポールのミラクル大作戦』に
茉利さんがゲスト出演された回
タツノコ以外では
『花の子ルンルン』に白川さんがゲスト出演された回が印象的でした。
 
あと、白川さんも
実は『太陽にほえろ!』にちょっとした役ですが、出演された事があります。

林隆三さん死去

2014年06月09日 | 訃報関連
俳優の林隆三さんが亡くなられました。
つい先日、某ドラマの出演者一覧でお名前をお目にしただけに
突然の訃報で驚いております。
どうも最近、似たような年代の俳優さんの訃報も多いですね。
(原田芳雄さん、夏八木勲さん、蟹江敬三さん等々)
 
林さんと言うと『たけしくん ハイ』のたけしさんの父親役や
古くは『必殺必中仕事稼業』や『司馬遼太郎氏の『俄 浪花遊侠伝』等々
男らしい役所で活躍されました。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。

メーテルとスターシアと小人

2014年06月07日 | 懐かしテレビ
先ほどの記事で『特別機動捜査隊』(『特捜隊』)には
色々な悪役俳優が出演されていた事を述べましたが
もう一つ、『特捜隊』には私が興味を魅かれる特徴がありまして、
それが“後年、声優として活躍された方が何人も顔出し出演されている”
と言う点でした。
 
具体的にどう言う方がどう言う役所で出ていたかと言うと
岡本茉利さんは流石に出演された事は無いようですが
森山周一郎さんや柴田秀勝さんが
刑事役や記者役でレギュラー出演されていたり
女性では、小原乃梨子さん、野沢雅子さん、上田みゆきさん、
池田昌子さん、高坂真琴さん、沢田和子さん
等々が出演されていましたし
男性では、宮内幸平さん、西尾徳さん、山田康雄さん、青野武さん、
野本礼三さん、堀勝之祐さん
等々がゲスト出演されていました。
 
役所も堀勝之祐さんのように小学校に立て籠もった上に
蟹江敬三さん演じる共犯者を容赦なく殺す凶悪犯
を演じる方もいたり
野沢雅子さんのように飯屋の店員や
うなぎ屋の女将みたいな妙にイメージにマッチした庶民的な役
(事件にはあまり関係ない役所でしたが)を演じる方もいたり、
色々な役所を演じる若き日のお姿を拝見する事が出来ました。
 
個人的にゲスト出演された方のイメージも話の印象も強烈だったのは
池田昌子さんが出演された回上田みゆきさんが出演された回でした。
まず池田さんの回からですが、
この回で池田さんが演じたのは、人を殺す役…なのはともかく、
何と梅毒で頭がイカれてしまい、
殺した事すら認識できなくなってしまう女性だったのです。
 
女性が梅毒になったのが、売春をさせられ過ぎて
頭がイカれてしまったと言うのが原因だったのも、痛々しく酷い話なのですが
狂った女性なので、罪の意識も無く狂ったように笑っているだけ
と言う感じの女性を池田さんが演じていた
のが何とも凄かったです。
狂気的な女性を演じる池田さんの姿は、
メーテルやヘップバーンのイメージを知ってると
より驚かされる事は間違いないかと思います。
 
一方上田さんの回ですが、
この回の上田さんの役所は、レギュラーで出ている刑事のいとこ役で
割と物おじせず事件に首を突っ込む感じの明るい女子大生の役所で、
上田さんの役所は極めて普通ですし、
中々好印象を持てる役所でした。
 
ただ、この回の内容が凄くて
“近親結婚によって、一族皆異常者になった一族“の大学の先生が
治療しようと作った薬の副作用によって
場面によってジキルとハイドみたいに見た目が変わってしまうわ
弟の小人(これも近親結婚の弊害)を使って、
次々に怪しげな実験を繰り返すわ、秘密を知った人を消すわ
様々な事件を起こして、最後は逮捕される
と言う話でした。
 
特に奇抜なのが、小人を本物の小人の人が演じていた点で、
その表情から台詞回しから何から何まで、
(失礼な表現ですが)何とも形容しがたい不気味な感じ
でした。
 
話の中で小人の人を大きめのカバンに入れて運ぶシーンもあったりしますし。

刑事とワルは紙一重

2014年06月07日 | 時代劇
日本の刑事ドラマの草分けと言えば
15年半801回もの長きに渡って放送された
『特別機動捜査隊』(以下『特捜隊』)でした。
 
この『特捜隊』を私は色々な理由から一度は見てみたいと思っていまして
非常に古い作品なので、
余程の事が無ければお目にかかることは不可能だろう…
とずっと思っていましたが
最近、運が良い事にこのドラマを見る機会がありました。
 
この『特捜隊』は、刑事のまとめ役“主任”が部下の刑事を束ね
“○○班”と言う捜査体制を作って、毎回事件の捜査に当たるので
回によって主役の主任が違う上に、
○○班のメンバーも回によっては全く違っている
と言う特徴があります。
ドラマの作りは、事件が発生し、主任以下のメンバーの捜査活動によって
事件の真相が見えて来ると言う極めてシンプルな作りなのですが
捜査関係者より事件関係者の描写に重きを置く点が
後年の刑事モノとの大きな違いになると思います。
 
ちなみに、私が『特捜隊』に魅かれた理由としては
レギュラーで出てくる刑事を演じる方に、
時代劇の悪役でよくお見かけする方が結構出ている
点があります。
 
メインの○○主任を演じた役者を見るだけでも
長年主任として活躍した特捜隊の象徴とも言える立石主任の波島進さん
そして、珍しく刑事ドラマのレギュラーとして登場していた
里見浩太朗さんが演じた高倉主任は例外として

藤島主任の中山昭二さん(キリヤマ隊長で有名ですが、時代劇では悪が多い)
三船主任の青木義朗さん(強面で、時代劇では悪玉が多いです)
矢崎主任の亀石征一郎さん(元々は二枚目だったのに、悪役で有名に)
日高主任の葉山良二さん(何故か時代劇だと悪役が多かったです)
と揃いも揃って悪ばかりって事になりますし、
主任以外のレギュラー刑事を見ても早川雄三さん、和崎俊哉さん
伊沢一郎さん、金井大さん、吉田豊明さん等々
時代劇の悪役を演じた方が意外と多かったりします。
 
 
私が見る事が出来たのが波島さんの立石主任に中山さんの藤島主任、
あとは青木さんの三船主任の話を何本か見る事が出来ました。
(できれば、里見さんの高倉主任は一度見てみたいですね)
 
波島さんの立石主任は堅くて真面目な優等生っぽい感じでしたが
個人的には頼りがいのある感じが安心感に繋がっていて好きです。
中山さんの藤島主任は気さくで、部下とのやり取りもソフトな感じがしました。
よく、藤島主任は中山さんの代表作キリヤマ隊長と感じが似ている
と言われますが、確かにそう言われると似ているように感じました。
 
一方の青木さんの三船主任は、青木さん自身が悪役で鳴らし
しかも元々迫力のあるタイプの役が多い方なので、
他の主任とは違うキャラ作りがされていて
そのキャラクターからか、体を張ったアクションも結構あったり
『特捜隊』の世界観では異質のキャラクターでした。
正統派の立石主任、ソフトな藤島主任、強面で貫録たっぷりの三船主任
いずれも捨て難いです。
 
また『特捜隊』で忘れちゃいけないのが主任以外の刑事。
森山周一郎さんの渋い声の大村刑事、宗方勝巳さんの落ち着いた畑野刑事
伊沢一郎さんの温厚な関根部長刑事等々、色々な人が印象に残りましたが、
特に私が好きなのが立石主任の腹心として頻繁に登場した
南川直さん演じる橘部長刑事岩上瑛さん演じる荒牧刑事でした。
 
橘部長刑事(通称・長さん)は神経質ながらも落ち着いた外見で、
捜査では、鋭い面を見せる点が本物の刑事っぽくて好きです。
それに加え、
そうした鬼刑事然とした長さんが飄々とした面を見せたり、
ユーモアに溢れた言動を見せたりする事があったりして、
普段の真面目な刑事ぶりとのギャップを見せてくれる辺りも
私が魅かれた理由なのだと思います。
 
一方の荒牧刑事(通称マキさん)ですが
この方、名前通りかなり強面の顔で、
怒ると迫力があって、多分子供が見ると怖がるような気がします(失礼)
ただ、顔つきは強面ですが、
人当たりが良く地道な捜査で特捜隊を支えております。
 
そんなマキさんですが、普段は地道な捜査に従事していますが
割と『特捜隊』の中では年配の部類に入る刑事にも関わらず
青森ロケのある回で、前述の長さん達と
海に逃げた清水章吾さん演じる犯人を
ワイシャツまで脱ぎ捨てて海に入って逮捕すると言ったり
犯人逮捕等の際、特に体を張って行動する辺りも印象に残る点です。