つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

ヤッターマン感想(完結編)

2012年04月21日 | ヤッターマンエピソードガイド
そして、ついに最終回となります。
108話「アワテルローの戦いだコロン」
 
(あらすじ)チビレオンの辞書に
最後のドクロストーンの在り処があるとの情報を受けた善悪
最後のドクロストーン探しに向かうが…
 
(解説)話はインチキ商売の楽屋裏からスタート。
しかもドロンジョ様、ガンちゃんのピカッと光る目に悪の心が洗われた
ドロンボーから足を洗い、後任のリーダーにボヤやんを指名します。
しかし、以降はいつものようにドクロストーン探しから
メカ戦を行うと言う一連の流れを経て
ラストに大どんでん返しがあると言う内容。
 
見方によっては打ち切り漫画の最終回っぽい気もします
ドクベエ様の「マンネリとか何とか言われながらも二年もの月日が流れ、
お仕置きのアイデアも乏しくなってきた」
とか
「今日こそヤッターマンをやっつけろ~!」とのドロンジョ様の命令に
トンちゃんの「と言い続けて二年と一ヶ月、ほな行きまっか~!」
と言う突っ込みが入ったり
最終回と言う概念を逆用したギャグもあり、最後まで面白かったです。
 
インチキ商売は
”奇跡の作家・現代の救世主”トンズラー・サッサー大先生の
新作『火の焼き鳥』販売記念サイン会
当然、疑問を持つ客に対しては
『ブターウォーズ』、『黄金のひび割れ土瓶』と言った
面白そうな読み物をセットに付けた上、
「百万円以上の価値のある物がたった十万円で買える」
と××効果(何だったかな?)で巧みに騙して売り付けるのでした。
(なお、本の中身は”全くの白紙”と言う代物)

このドロンボーの動きに当然ガンちゃん達も気付きますが
直前のガンちゃんとアイちゃん、
公園で「ガンちゃん」、「アイちゃん」、「好き~」
と二人でいちゃいちゃしてるのは、最後までらしいと言えばらしいですね。

あと、インチキ商売の本を見て
(騙されたから)泣いてる人を見たアイちゃんが
「貴方もね。分かったわ、その物語悲しい話なんでしょ?」
と尋ねるシーンは
アイちゃんの優しさが光っていて良いですが、
ずれた事言ってるのが何とも可笑しかったです。
 
メカ戦は、ワンとゾウ以外の全てのヤッターメカに、
ドロンボーは今世紀最大の力作であるブックタンクで応戦!
これに対しガンちゃんが、全てのヤッターメカにメカの素を投入しますと
全メカの出したゾロメカが合体し、巨大なミサイルを作り出されます。
このミサイルに対し、いつもは慌てるドロンジョ様が何故か落ち着いていて
ボヤやんの突っ込みに対しても
「これが最終回の雰囲気だからよ」
と、最終回を逆用したネタで返します。
これに対し、動揺するボヤやんが
「来週からボスになれる」と自分に言い聞かせるのも悲しい所?
 
最後のドクロストーンは、アワテルロー博物館の地下にあったのですが、
ここが何とドクベエ様の住まいで、
ドクロストーンもドクベエ様が丁度今見つけたとの事。
これでドクロストーンが全部揃ったものの、
ドロンボーが追い求めていた「大金塊の鉱脈の地図」自体
ドクベエ様曰く「欲深い地球人を利用するための嘘」
と明かされ、二年もの間のドロンボーの行動は
全て骨折り損である事が判明します。

おまけに「ドクロストーンとは、ドクベエ様そのもの。
そしてその実体はドクロ惑星XYZ星人」と言う強引さ。
そして本体を取り戻したドクベエ様は宇宙へと帰って行くのでした。
 
個人的には、ラストのドロンボーの解散シーンが特に良かったです。
中でも、ボヤやんとトンちゃんに対してドロンジョ様が
「良い女は振り向かないもんなんだよ!」
と言って、二人の前から去って行くのは
涙無しには見られないシーンかもしれません。
あと「う~可哀想可哀想」と言うなげきブタの台詞も泣かせる所でした。
ところでドロンジョ様、
ドロンボーを辞めた後でガンちゃんに告白する気だったのか?

一方、ヤッターマンの二人のラストシーンが
具体的に無かったのはちょっと残念でした。
(『タイムボカン』ではあったのに…)
特にアイちゃんの最後の台詞が
「そうね…」ってのはもう少し何とかならなかったでしょうか?
 
長くなりましたが以上です。

ヤッターマン感想(第105話)

2012年04月21日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはアイちゃんのピンチと色々な見せ場がある
105話「コレクター博士だコロン」

(あらすじ)ガンちゃんは連続失踪事件の容疑者にされてしまい
アイちゃんは容疑者と思われるコレクター博士に捕まってしまうが…
 
 (解説)今回はアイちゃんが危機に陥るシーンや、
意外な活躍シーンもあったり、アイちゃんの見所が沢山ある回です。
正確な所は分かりませんが、元ネタは映画「コレクター」だと思われます。
 
事件はガンちゃん達が連続少女誘拐事件に巻き込まれた所から始まります。
ガンちゃんが容疑者として警察に連行されてしまい、
単独行動する事になったアイちゃん
ドクロストーンを守ろうと張り切っている姿が格好良くて良かったですが
怪しげなコレクター博士(声は宮内幸平さん)と出会うと、
一瞬の隙を突かれ拉致されてしまいます。

アイちゃんを捕まえた博士は
「亡くなった娘以上に大切なもの」
としてアイちゃんをはく製にしようとしていたのです。
博士からドクロストーンの在り処を聞き出そうとするドロンボーに対し
アイちゃんは自分の身も省みず
「駄目よ、ドクロストーンだけは渡さないで!私はどうなっても良いから…」
とドクロストーンを守ろうと、博士に迫りますが
この場面の台詞回しと態度が毅然としたアイちゃんの姿が良かったです。
ところが、博士はドロンボーを落とし穴に落とし、
満を持してアイちゃんに迫ります!

首を絞め上げられたアイちゃんが「ガンちゃん~!」と叫ぶ辺りは
恐怖が真に迫った台詞回しを、茉利さんが見事に表現していました。
一方、アイちゃんが博士に
無理やり食事を食べさせられそうになって嫌がる台詞回しは
ちょっと色っぽいような気もしました。
 
事態はドロンボーが再登場して博士と揉めている所に、
ようやくガンちゃんが登場し
アイちゃんはオモッチャマに助けられます。
助けられた際の「ありがとう!」の言い回しも良かったですが、
直後の登場シーンの
「エイッ、エイッ、オー!ヤッターマン2号、改めて参上!」
と言う台詞が最高でした。

特に「エイッ、エイッ、オー!」と言う際は、
「エイッ!」と言う台詞に合わせてアイちゃんのポーズが付くのですが、
この台詞は一つ一つの言い回しが実に可愛いらしいと思いましたし
「ヤッターマン2号改めて参上!」の台詞も
茉利さんの気合が乗っていた感じで、いつも以上に良い口上でした。
ところが、気合の入った口上を披露したアイちゃん、
ふと目の前を見ると「あらっ!?」と驚くのでした。
 
何故かと言うと、
またしてもドロンジョ様がガンちゃんとイチャイチャしていたからでして、
これに怒ったアイちゃん
「ヤッターマン2号只今参上!」
再びドロンジョ様相手に口上を披露しますが
反応が無いのでアイちゃん「参上ったら~!!」と、
なおも自分の存在をドロンジョ様にアピールします。
この場面の必死なアイちゃんの演技も面白いですが
「参上だか四畳半だか知らないけど邪魔しないで…」
とドロンジョ様に振り払われてしまいます。
 
するとアイちゃん、ドロンジョ様に見捨てられたボヤやんから
「恋を無くした者同士、仲良く人生論なんか論じ合わない?」
とモーションをかけられますが、
アイちゃんは「触らないでよ!」と、間髪入れず拒絶します。
このシーン、アイちゃんの突っ込みが抜群のタイミングだったので
とても面白かったですが、
ボヤやんの立場から考えれば、アイちゃんちょっと酷いような…

結局、怒りに燃えるアイちゃんはガンちゃんとドロンジョ様に対し
「二人ともシビレステッキ~!!」
二人まとめてシビレステッキをお見舞いします
アイちゃんの「シビレステッキ~!!」の言い回しが、
非常にテンションが高いのが良かったです。
 
ゾロメカ戦は善悪のケーキメカの披露宴
と言う、一見しただけでは話が掴めない展開ですが
要は新郎と新婦の結婚が成立し、
ケーキカットで使われるウエディングケーキに入刀する事で
ケーキの中の花火マシーンが作動出来ると、
多く攻撃できて勝てると言うルール。

最も結婚が成立し、マシーンを作動させるのは善玉ばかりと言う有様に、
新郎新婦ではなく、牧師が入刀するようボヤやんが工作するのですが、
牧師がやった事で攻撃が外れまくって、結局は敗北となるのでした。
披露宴の司会が
富山ドクロの敬(ドクロ顔の司会者で声が富山さん)だったり
サービスでドロンボーも正装、ヤッターマン側も正装しているのも見所でして
和服姿に正装しているアイちゃんは、
一瞬しか見られませんが実に良かったです。
 
ラストは、博士が逮捕されて終わる
と言う『ヤッターマン』とは思えない珍しい終わり方をしますが
あんな目に遭ったのに、アイちゃんは博士に対し
「(博士のせいで博士と同じような悲しみにくれる人が出る事なら)
きっとマリーさん(博士の娘)があの世で悲しみますわ」
と博士に優しいけど重い言葉をかけるのでした。
そりゃ、正義の味方だからと言うのもあるでしょうが、
いつまでも怨みを引き摺るアイちゃんと言うのもどうかと思いますので、
こう言うフォローがあるのは良かったです。

直後のガンちゃんの
「人間には時として心の中に悪の根が潜んでいるのかもしれないな」
と言う台詞は台詞自体も重い言葉ですが、
ガンちゃんの言い回しがいつもと違って
非常に真面目な感じで、特に印象に残りました。

これを受けてのアイちゃんの
「そうね、その為にも逆境に負けてはいけないのね。強く生きなきゃ」
と言う台詞は、
気丈に強く生きようと決意するアイちゃんの心境が強く感じられる台詞で
ファンとしてはとてもジンときました。
 
インチキ商売はドロンボー神社、今回は手が込んでいます。
まず、訪れた客全てに大凶のおみくじを引かせて、
10万円で客に厄払いを行おうとします。
そこに、商売をインチキだとバカにするボヤやんが現れますが、
偶然か仕込み通りか?おみくじを蔑ろにしたボヤやんに
罰が当たった姿を見せ
これに恐れをなした客に10万円の厄払いを行います。
 
一方、ドロンボー神社の近くの神社に偶然いたガンちゃんとアイちゃん。
世界平和でも願っているのか?と思ったら
「どうかガンちゃん(アイちゃん)が
いつまでも私(俺)の事好きでいてくれますように…」
なんて願を掛けていたんですね。
その上「好き~」なんて言い合って、
単に二人のアツアツ振りを見せ付けてるだけでは?
オモッチャマが「見ちゃおれないでコロン、いい加減にしてくれでコロン」
と言うのも分かるような…

ただ相思相愛は良い事ですし、
アイちゃんもガンちゃんも互いに惚れ合うのも分かりますけどね。

ヤッターマン感想(第101話)

2012年04月21日 | ヤッターマンエピソードガイド
さて、ヤッターマンエピソード紹介も残すは3回分となりました。
今回はラスト間際の傑作2本と
最終回の感想を詳細にまとめてみました。
 
まずは、岡本茉利さんがインタビューで思い出を語られる事も多い
101話「アレスサンダー大王だコロン」

(あらすじ)ナゴームと言う桃源郷に
ドクロストーンがあると言う情報を得たドロンボー。
アレスサンダー大王を唆し、ナゴームに向かうが…
 
(解説)メカ戦は何と
「もし、50年後も『ヤッターマン』が続いていたらこうなる」
と言う仮定の下で、
ドクベエ様50年後も歳を取らないと言うオモッチャマを除き
50年後のヨボヨボになったヤッターマンとドロンボー一味が登場します。

ドロンボーの老けこみ具合は
70代を過ぎているからまだ良いとして、
仙人みたいな外見のガンちゃん
そして幸せのあまりか、丸っこくなってしまったアイちゃん
二人の老けこみ方には驚かされました。
 
50年後の戦いはと言うと
「ブタも年取りゃモーと鳴く」、「説明は50年後の富山敬でした」
と言った年代を感じさせる名セリフが飛び出したり
相変わらず
ドロンジョ様は
ガンちゃんにモーションをかけたりしております
ケンダマジックやシビレステッキも武器としては役に立たず
ボヤやんやトンちゃんの電気治療道具になってしまっています。

メカも50年も同じメカを使い回しているからか、
ガタガタになっていてゾロメカ戦も出来ない有様
結局はガンちゃんとアイちゃんが子宝に恵まれまくったのが、
50年後の勝因になった訳ですが

しかし、ガンちゃんに
「あの婆さん(50年経つとアイちゃんをこんな風に呼ぶようになるのか)は
人間が出来てる」と言われているし
「お互い仲良くしましょうよ」と言っていたアイちゃんが、
「どうやら私たちの方が勝つ見込みよ」
とドロンジョ様に自分らの子供と孫を見せつけると言うのは、
人間が出来てると本当に言えるのか、疑問は残りますが…

また戦いの後、戦いの虚しさを知ったドロンジョ様が
戦いを放棄し撤退した事で、今回のメカは爆発を免れています。
ところが、ドクベエ様に
「戦わずに戻るとは何事」
と言う指摘を受け、お仕置きはいつも通り受けるのでした。
 
余談ですが、岡本さんが『ヤッターマン』関連のインタビューを受けると、
よくこの50年後のアイちゃんを演じた際、
お婆さんの声を演じる事に付いて、
非常に苦労されたと言うお話をされる事が多い事から
岡本さんご自身、おそらく『ヤッターマン』の中でも
一番印象に残っている話はこの回だと思われます。
 
さらに今回はガンちゃんに引き寄せられた際に、
勢いでドロンジョ様がガンちゃんにキスまでしてしまいます。
キスまでしたドロンジョ様
「自分を失っているのはお前だろ~?」
とボヤやんに突っ込まれながらも
「鼻ぺっちゃのイモ娘、ヤッター2号」などとアイちゃんをネタに
思いのたけを披露しつつ、ガンちゃんにモーションをかけます。

しかし「どうしても告白したいなら言って頂戴!
私聞こえない振りする」とドロンジョ様に促されたガンちゃんが
「ヤッターマン只今参上!」と言うと、後ろからアイちゃんも登場し
「この世に悪がある限り、二人の愛が勇気となって」
「地球の果てまで突き進むわ!」
と息の合った所を見せつけた上、
名前を呼び合った挙句「好き~」と抱き合う姿まで見せ付けるのでした。
ここまでアイちゃんって大人気無かったのか?と言う気もしますが、
「地球の果てまで突き進むわ!」
心なしか気合が籠っていたのは良かったと思います。

そして、結果的にガンちゃん達にまたもからかわれたドロンジョ様に対し、
ボヤやんが「泣くが良い、思いっ切り泣くが良い。
僕の胸はおめーの為にあるんだぜ!」と励ますのですが
この時のボヤやんの顔、あまりにアレな顔
で見ていて大笑いしてしまいました。詳しくはご覧下さい。
 
インチキ商売はドロンボー薬品開発の不老長寿の薬の販売。
もちろんインチキ薬なのですが、薬で若返ったと信じる老人の客の一人に
「僕、20歳位に見えるでしょ?」と聞かれたアイちゃん
見た目がそう見えるからって
「いいえ、50歳位に見えるわ」って言うのは
身も蓋も無い言い方は良くないような気も…

最も、お世辞で若く見えると言うのもそれはそれで良くないですから、
どう言えば良いのか困る場面だとは思います。
しかもこの老人、薬の副作用でしまいには
「80歳位に見える」外見になってしまうのでした。
 
ゲストはアレスサンダー大王が今西正男さん

七色サンゴメカ・サンゴレインボーをドロンジョ様に絶賛されたボヤやん
「素敵なメカを作っているのは誰だろうか…」
と久々に劇画風の顔に変身します。
こう言うギャグキャラの劇画シーンは
いつ見てもギャップが面白いので大好きです。

あと、ボヤやんが「ブタもおだてりゃ木に登る~」と言うと
本物の豚が木に登ろうとする
と言うお約束を逆手に取ったギャグも面白かったです。

ヤッターマン感想(第107話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては一旦予定話数を飛ばして
107話「ドジソンの大発明だコロン」
 
(あらすじ)発明家ドジソンがドクロストーンに関係があるとの情報に
ドロンボーはドジソンの助手になって発明の手伝いをするが…

(解説)「おだてブタ」の歌の間奏部分では、
何と茉利さんの「ハ~イ、マリも見てるわ!」
と言う台詞と共にマリさんのお写真が登場!
茉利さんの軽快な台詞回しがたまりませんが、写真を見る限りでは
私の記憶にある当時の岡本茉利さんご本人とは違うような気もしますが
果たして、本物の茉利さんの写真なのか、真偽の程は如何に?
 
ゾロメカ戦はプリン同士の尻押しゲーム。
実はデカプリンメカは特殊合金で出来ている上、
相手のエネルギーを吸収し、パワーが倍加する
と言う(卑怯な)からくりがあるので滅茶苦茶強く、
デカプリンメカが連戦連勝して行きます。
ところが、ボヤやんがデカプリンの制御装置を付け忘れた為、
善玉のプリンメカが尽きたと見るや
デカプリンは吸収した力を制御できなくなり、
ドロンボーメカに尻押しを敢行し、ドロンボーメカは爆発!
続いて、デカプリンは地中に潜ったかと思ったら、爆発!
 
自爆したのは「押す物が無くなって地球を押した」事が原因なのですが
ただ一点だけ気に入らないのが、
ヤッターマン側がデカプリンメカの自滅を、
メカまで隠してやり過ごそうとしていた点です。
そもそも、負けた方が自爆と言うルールがある訳ですし、
プリンメカが無くなった時点でヤッターマン側は
自爆しろと言われても仕方がないのではないかと思います。
もう少しうまく勝ちに持っていけなかったものでしょうか?
こんな細かい事を気にする人は少ないでしょうが、気になりました。
 
ただ、ゾロメカ戦のやり取りは非常に面白かったです。
何と言ってもアイちゃんがチアガールに扮し
「フレ~フレ~プリーン!」とプリンメカを応援するのが良いし
他にも、ボヤやんに文句を言われたドロンジョ様が
「お前が頼りないからだ!」とボヤやんを、
尻押しの要領で尻で吹っ飛ばすシーンもありました。
 
あと、善玉がプリンメカ、悪玉がデカプリンメカを投入するシーンの
ドロンボーのやり取りが好きです。

例えば、善玉側のプリンメカを見たボヤやんが
「ドロンジョ様の(おっぱい)は
見様によっちゃ嫌らしいけど向こうのは可愛らしい」
と言うのに対し、ドロンジョ様が
「何で私のが嫌らしいんだ!お前が嫌らしいんだよ!」
と突っ込みを入れたり
悪玉のゾロメカが登場するシーンも
ドロンジョ様が何故か「デップリン」と間違えた先頭のデカプリンメカに続いて
更にこの後タップリン、トッポリン、ノッポリン、シッポリン、カッポリン
とドロンジョ様曰く
「プリンの品評会」の様相を呈するのが面白かったです。

私はかっぽれ踊りの上手なカッポリンがお気に入りでした。
 
今回もドロンジョ様、ガンちゃんにモーションを掛けますが
今までの展開とはちょっと趣向が違っていて、
「ヤッター1号ちゃん、たまには私とあんたの仲でしょ?
すんなりそこを通しちゃってよ~」
と、ドロンジョ様がガンちゃんをお色気で籠絡しようとします。
意外にこう言う色仕掛けに弱いガンちゃん、頬を赤らめてしまうのですが
これを見て、アイちゃんが黙っている訳がありません。

「ま~ベタベタしないでよ」と言うや、
ドロンジョ様を容赦無くシビレステッキで攻撃!
いつもながらやり過ぎのような気もしますが
岡本さんのベタベタの部分の言い方が、
何とも言えない特徴的な言い方で、印象に残りました。
 
インチキ商売は「ドロンボー楽器が開発した新製品」の試聴と称し、
集まった客を眠らせ、その財布をふんだくると言う物。
凝った手口の割りに、せこ過ぎるんじゃないかと言う気も…
 
いよいよ次回が最終回になります。

ヤッターマン感想(第99話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては、アイちゃんの意外な姿がまた見られる
99話「アーサー王の剣だコロン」
 
(あらすじ)アーサー王の剣の埋まっている台座がドクロストーン
との指令を受けた善悪
ヤッターマンの力で台座に触れる事の出来たホイサーが剣を抜くが…
 
(解説)またしてもガンちゃんとドロンジョ様のメロドラマが展開しますが、
ここにアイちゃん、ボヤやんも絡んできて更に面白い展開を見せます。
まず、いつものようにケンダマジックで
ドロンジョ様をガンちゃんが自分の元に引き寄せますと
「ドッジーン!ヤッターマンちゃんお久しぶり~」とメロメロなドロンジョ様に対し
ガンちゃんは「ねえドロンジョ、君は美しいんだから悪事はよしなよねえ」
と格好良いけどちょっと臭い台詞をドロンジョ様に投げかけます。

一方、ガンちゃんにメロメロのドロンジョ様を見たボヤやんは
「ドロンコ!またその目の虜になるな!
私の目だってまことの男の目に代わりはねえんだぜ、見て」
と言いつつ、ガンちゃんに対抗しようと血眼になって
自分の目を「まことの男の目」と称してアピールします。
 
するとアイちゃんが
「あんた、いつまでそうやって抱っこされているつもり!?」
とガンちゃんに抱っこまでされているドロンジョ様に
怒りを込めて牽制の一言を発しますがドロンジョ様は
「あ~らいけなかったかしら2号さん、あんたぼた餅焼いてんのね
…じゃなかった焼き餅」と絶妙の切り返しを見せます。

ここでアイちゃん、何と「ボタ~!」と一旦はずっこけますが
気を取り直して「そうよ、女の恨みがどんな物か見せてあげる!!」
とシビレステッキでドロンジョ様を攻撃!
直後、何とアイちゃん、ガンちゃんに抱かれながら
「ヤッターマン2号只今参上よ。ねえ、もっと強く抱いて~」
と大胆過ぎるアピール
「それが正義の味方の態度~?」とクレームを付けるドロンジョ様に
「あなたボタモチお焼きね?」とさらに見せ付けるのでした。
 
最後にアイちゃんとの恋の戦いに敗れた?ドロンジョ様が
コックピットに戻った後の
ボヤやんとドロンジョ様のやり取りも面白かったですね。
 
ちなみにこのシーン、実は私は映像を見る前に
手持ちのCDに収録されていたのを何度も聞いていて、
前述の「ボタ~」の声は桂玲子さんの声だと思っていたので、
映像で岡本さんのお声だったと知った時には
「アイちゃん、こんなコケ方するんだ…」「岡本さんの声だったとは意外…」
と言う感想を抱きました。

しかしここの所のアイちゃん、
はっきり言って大人気なさ過ぎるシーンが多い様な気がしますが、
ファンとしてはこう言う所も魅力に見えてしまうんですよね。
 
ゾロメカ戦は善玉側がようかんメカ、悪玉側が芋ようかんメカ。
何故か決着は「ゾロメカ将棋名人戦」で付けられる事になり
勝負が進む内に、善悪共に残った一体で最終決戦が行われる事になります。
ところがメカ戦の最中、ボヤやんが誤って芋ようかんメカに
優秀な将棋のプログラムを入れたつもりが
誤ってオセロのプログラムを入れてしまい
芋ようかんメカにオセロのプログラムが組み込まれて、
悪玉メカをひっくり返したら爆発してしまうのでした。

分かりやすいと言えば分かりやすいですが、
ちょっとオチに付いては強引と言うか消化不良と言うか…

しかしドロンジョ様、
芋ようかんはダメなのに栗蒸しようかんならまだ良いって、
多分ギャグで言ってるんだと思いますが、
本気で言ってるんだとしたらどう言う価値基準なんでしょうか?
 
ゲストはヘゲレス国の大臣が宮内幸平さん、ホイサーは滝沢さん

インチキ商売は空手道場。
”足型を最初から抜いてある板を蹴破って実力をアピールする”
と言う手で客寄せを行った上で
入門者を特上・上・中・並に分けて、指導します。
最も、並だと気合だけを教えて正規の指導扱いする訳で、
騙される人は気の毒ですが流れるような手法はいつもながら見事です。

指令シーンではドクベエ様、ブタに乗った騎士となって登場。
ネーミングの秀逸さが好きです。
そして爆発する事無く去って行き
「いつもこうだと良いのに…」とドロンボーを一安心させますが
結局爆発してしまうドクベエ様、これって余計に性質の悪い手法ですよね。

ヤッターマン感想(第97話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては、アイちゃんの暴走が光る?
97話「ぶんぶくお釜だコロン」

(あらすじ)ぶんぶく寺に伝わるお釜の中にドクロストーンがある
との指令を受けたドロンボー
お釜が売られた旅芸人一座に当たりを付けるが…
 
(解説)ゾロメカ戦は滝口さんが声を担当している
玉置ドクロ氏の司会によるミスゾロメカコンテスト。

序盤、先勝したドロンジョ様に
「あたしとヤッター小娘の差がそのまま出てるって感じ~」
と余裕の態度を見せつけられたアイちゃん
「ギギギギギ…ガンちゃ~ん!あんなこと言わせとくつもりなの~~!!?」
「ギギギギギ」と悔しくて歯軋りした?挙句、
取り乱してガンちゃんを責める(しかも胸倉掴んで)と言う、
色々な意味で凄い姿を見せてしまいます。

キャラが壊れ過ぎと言う方もいらっしゃるかと思いますが、
こう言う意外な一面も魅力と言えば魅力だと思います。
しかしアイちゃん、
本気で女としてドロンジョ様と張り合おうと考えてるって事なんでしょうか?
 
メカ戦の結果はと言うと、最後にドロンボーが投入した白菜メカが
ライトの熱のせいでシワシワになってしまい、
やけくそとばかり、ドロンボーは共倒れ狙いで
ヤッターマン側の泥玉ねぎメカ(元はドロンボーのメカ)を爆弾で攻撃!
すると隠されていた泥玉ねぎの魅力が引き出されてしまい

ドロンジョ様の「私が出場出来れば~」と言う叫びを残し、
やはりドロンボーが敗北します。

他にも審査の際、滝口さんが
「さあ、どっちだどっちだ…

小原さんはドロンボーメカ、
岡本さんはヤッターメカ

と典型的な楽屋落ち発言をするのも注目点です。
 
爆発シーンではドクベエ様、狸メカで爆発したふり(いわゆる狸寝入り)で
ドロンボーを上手く嵌めます。
直後、ドロンジョ様は裸体を見られても
「見たわね、小林君と小林君のお父さん。後でお電話頂戴ね!」
と呼び掛けるわ、
ガンちゃんがドロンジョ様の裸体を見てしまい、腑抜けになってしまったり
斬新な展開が見られます。

特に腑抜けたガンちゃんを
「あら、柱が頭に当たったのね~」と心配そうに見ていたアイちゃんが
裸体のせいだと分かると
「まあ、やらしい!ガンちゃんのエッチ~!」とか
「いつまでニヤニヤしてんの!行くわよ~!」
と嫉妬かどうかは分かりませんが、
ヒステリックに尻を叩く感じに変わるのが可笑しかったです。
ただ「まあ」の色っぽさ
「行くわよ~」の勇ましさはいつもながら良い感じです。

一方、ガンちゃんを「ドロンジョのアレを見てしまったでコロンよ!」とか
「しょうがないでコロンよ、ショックが強かったんだから~」
と冷静に分析するオモッチャマ、やはりませすぎ。
 
インチキ商売は百発百中絶対ストライクになるグローブの販売。
ミットには磁石が付いていて、ボールには鉄の玉が仕込んである為、
どんな悪球でもくっ付いてしまう
と言うからくりは良いのですが、
商品の性能を客の前で試すシーンで、
商品の性能をアピールするためやむを得ない事とは言え
客の投げた球がワンバウンドしてからミットに収まったのに
ストライクと判定されるのは、問題無いんでしょうか?
お客さんも気付いていないから良いのか?
 
ゲストはお釜のタヌキが白川澄子さん
タヌキの持ち主の座頭に入門を志願するドロンジョ様、
体が柔らかい事を証明しようと色々とやって行く内に、
「無様な恥ずかしいお姿」(ボヤやん談)になってしまい
案の定座頭に「下品な芸」と入門を断られてしまいます。

すると、ドロンボーは親方に酷使されていたタヌキを
直接懐柔しようとするものの
タヌキに「あなた方は悪い人です。顔を見れば分かります」と断られます。
ここで「顔に出るからしょうがない」と考えるのは、
悪人としては良いのでしょうか?
今回の登場シーンで全身キラキラ光っているアイちゃんを見たドロンジョ様
「キラキラキラキラ光っちゃって、まるで壊れたネオンサイン!」
って、確かに…

ところでボヤやんの言う、来週から始まる予定の

ドロンジョ様主役の『宇宙戦艦トマト』ってどんな番組なんでしょう?
上品な内容って事は分かっているんですが、
どんな感じなのか想像できませんね。

ヤッターマン感想(第89話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはベストエピソードからの選出となります。
89話「ノンキホーテだコロン」
 
(あらすじ)ナランダ国の即位の石がドクロストーン
との指令を受けたドロンボーは
反国王派と結託し、王から即位の石を奪おうと企むが…
 
(解説)前回、ドロンジョ様とガンちゃんの急接近があった反動か?
ガンちゃんとアイちゃんが相思相愛と思わせる描写
何箇所かありました。
中でも、暴れ馬を手懐けたガンちゃんのシーン
馬を手なずけるガンちゃんも無茶苦茶格好良かったですが
これを見たアイちゃんの「ウフッ、頼もしい…ガンちゃん好きよ~」
と言う台詞が本当に良かったです。
茉利さんの「ウフッ」は、何度聞いても心がときめいてしまいます。
また、前回に続きガンちゃんがドロンジョ様を呼び止め、
禁断のシーンが再び訪れるのか?と思われる場面もありましたが、
ここでガンちゃん
「一言言うの忘れていたんだ。
今日こそ二度と悪事が出来ないようにしてやる!」
と言い残し、アイちゃんと二人仲良く走り去って行くのが、
裏をかく感じで面白かったです。

しかし、単にいちゃつく姿見せ付けるだけと言うのは、酷いですね。
そりゃドロンジョ様が「乙女心を踏みにじった憎い奴!」
とヤッターマンへの憎しみを深めるのも当然かと…
 
あとは何と言っても、アイちゃんのおなじみの決め台詞
「ヤッターマンがいる限りこの世に悪は…栄えないわよ」
が登場するのも良い点です。
今回は純朴な感じの言い回しですが、
台詞の後でガンちゃんに抱きつくシーンがある為、
言い方もガンちゃんにちょっと甘えてる感じに見えます。
この台詞も聞くだけで心がときめいてしまいますね。
 
また今回はゾロメカ戦も秀逸で、
展開としては善側のゲタメカと悪側の鉄靴メカのマラソン対決となりますが
実況のボヤやんが”鉄靴メカがゲタメカを妨害している状況”
「鉄靴メカがゲタメカを助けています」と実況したり、
レース終盤、鉄靴メカがゲタメカを攻撃するのを
「何事か起こっているようですが、細かい事はこの際目を瞑りましょう」
と露骨に悪玉側に偏向した実況をしているのが面白かったです。

あとマラソンだった筈が
メカが変形してレースカーみたいになってしまう強引さも良かったです。
 
さらに、ゾロメカ戦の最中にはアイちゃんの
「フレフレ、ゲタメカ!」と言うチアリーディングがあったのも良かったですが
対抗するドロンジョ様のチアリーディングに反応して

「豚もおだてりゃ木に登る」

「可哀想可哀想、何故何故この世に生まれてきたの」
「ハハ、こんちまた上手」

「チンチロリンのドッチラケ」

と四体まとめて順番に出てくるのが非常に面白かったです。

このシーンはヤッターマンの中でもかなりの傑作シーンだと思います。
もう一つ、ルール説明のシーンではドロンジョ様が、
説明をしようとするボヤやんに対し
「お前はもういいの!富山敬ちゃんの領分を侵すんじゃないよ!」
と仲間思い?の突っ込みが入れる
のも面白いし、
これに「ありがとう!」と富山さんが応えるのも、良かったです。

ところで、ドロンジョ様の「富山敬ちゃん」と言う呼び方は、
普段の小原さんが実際に富山さんを呼ぶ時の呼び方なんでしょうか?
 
インチキ商売は甲冑屋。ドロンジョ様に
容姿の事を馬鹿にされたボヤやん「よく言うよ、あのブスいやボス」
と微かに文句を言いますが
ドロンジョ様、この言葉を知ってか知らずか新型甲冑の実験で
予定を変更してボヤやんを本物の鬼の金棒でボコボコにするのでした。

その後、メカ作りに乗り気でないボヤやんが
る気が出るにはドロンジョ様にキスを貰えれば
と言ってドロンジョ様に当然突っ込まれ
、更にやる気をなくすものの
いつもの「おだてブタ」のメロディーを聞くと
ノリノリにメカ作りを始めるのは、面白いですが随分単純なような…
 
また今回は、ガンちゃんの読んでいた新聞に
ドロンボーの記事が載っていた事から
インチキ商売を行っていた事が判明する
と言う変わった展開を見せています。

この後、ガンちゃん達がドロンボーのメカ工場に向かうと、
商売の後に何日か経っている筈なのに指令が来ていないようなのですが
ドクベエ様、まさかわざわざガンちゃん達に知らせる為に
指令を出すのを待っていたのでしょうか?
 
ゲストはノンキホーテに忠義を尽くすヨンチョの声が
先ごろ亡くなられた青野武さん。
他に滝沢さんの姫君、
父親の王が滝口さん(悪の大臣は池田さん)も。
一つ気になったのがヤッターキングの砲撃を食らった風車の中の人、
あの様子だと確実に死んだように見えるのですが…
あと、ドジラを
「ビヤ樽モンスター」
と評すドロンジョ様の発想の凄さには驚かされました。

ヤッターマン感想(第88話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては88話「赤毛のランだコロン」

(あらすじ)リンゴ園を営む老夫婦の元に
赤毛の少年ラン吉(実は少女)が現われる。
ラン吉の持つ石の皿がドクロストーンと睨んだドロンボーは
リンゴ園に潜り込むが…
 
(解説)ヤッターマンのおなじみの登場シーンを
ドロンジョ様がいつものように聞く気が無いように振舞ったのに対し
ガンちゃんが「聞こえるようにしてやる!」
とケンダマジックで引き寄せた事がきっかけで
ついに、ドロンジョ様がガンちゃんに「ドジーン」となった
つまり惚れてしまったのが今回です。

ドロンジョ様はノリノリで善も悪も関係無い!と思っていたと
見られますが、
白けた目で見るボヤッキーたちの姿を見て、素に戻ると
「おのれ~か弱き乙女の恋心をもてもてもて遊んで」
と小原節全快で怒りの逆襲に転じるのでした。
一方の善玉側、ガンちゃんはどう思っているかは定かではありませんが
ガンちゃん達のやり取りを、非ッッ常に白けた顔(本当凄い顔でした)
で見ていたアイちゃん、相当妬いていたように思います。
 
老夫婦の農場に働きに来たドロンジョ様、女手はいらないと断られると
「我輩、先ほどの凄い美人のドロンジョの兄ドロンコーと申す者じゃ」
と男に化けて農場で働こうと現われます。
でかいお乳等のせいで多少怪しまれたものの、
何とか農場で働ける事になりますが
ドロンジョ様、自分を”凄い美人”と評すのは自信の表れ?
 
インチキ商売は一万円で受けられるミスドロンコのゴルフレッスン。
勿論このレッスン、
「チューの代金九万円追加で、しめて十万円!」
と言った感じのいつものインチキ手法が展開されますが
途中で機械の故障が生じる、と手抜かりが起きてしまい、
目標金額到達前(多分)に商売が中止となるのでした。

一方、ゾロメカ戦は悪のゴルフクラブメカが
善玉のスイカメカをやっつけたと思ったら、
スイカメカの内部の高性能のタネメカが悪メカを壊すと言う
負けたふりをして最後は勝つと言うおなじみパターンにより
今回も悪玉は敗北と相成るのでした。
タネメカが爆発寸前にカウントダウンをするシーンや、
タネメカによって外装を剥ぎ取られるなげきブタのシーンも良かったです。
 
ゲストは、赤毛のランが吉田理保子さん。
小原さんとなら”コナンとモンスリー”、
茉利さんとなら”愛ちゃんと科ちゃん”
と縁の深いレギュラー陣との絡みも見所の一つです。

ラン吉形態の時は、吉田さんの少年っぽい喋りが見られますが、
個人的にはちょっと珍しいかな?と言う印象を持ちます。
リンゴ園を営む老夫婦の前に現われた少年ラン吉が、
実は老夫婦の家出した娘の忘れ形見だったと言うのは
時代劇っぽいですね。

にしても、
ラン吉って言うと
『見ごろ食べごろ笑いごろ』の伊藤蘭さんを思い出しますね。
 
他に気になったのが『おだてブタ』の歌と共に
メカ作りをするドロンボーの様子を覗くアイちゃんの
「(バックに流れる歌は)おだてブタって歌で
ブーブーシーTV今週のビッグヒットショーで第一位だったわよ」
と言う台詞。
アイちゃん、『おたてブタ』を普段から聞いているんでしょうか?

最後に今回気になった台詞です。

一つはアイちゃんの
「ガンちゃん、何処かに地下室への入り口があるはずよ!」
こう言うのは普通なのですが、
ドロンボーが地下室へ入るのを
アイちゃんが見ていたような気がしたので、ちょっと不自然な気が…
もう一つは、パンダがやられた後のコパンダの
「おのれ~ちゃん(パンダ)の敵~」
 
と言う台詞。
いや、死んでませんから…

ヤッターマン感想(第86話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては86話「ジャンダックは聖女だコロン」
 
(あらすじ)祖国を守る為に立ちあがった少女ジャンダックが
ドクロストーンを持つとの情報を得たドロンボーは
ジャンダックの敵国オゲレス国と結託し、ジャンダックを捕えるが…
 
(解説)一番面白かったのが、
ラスト、ジャンヌダルクをモデルにしたジャンダックは
史実と異なり、火あぶりにされず病の癒えたシャレル王子と
好い仲になって終わるシーン。
何と、王子達のいちゃつく姿を見たガンちゃんとアイちゃん、
“自分達も…”みたいな目で二人を眺めていたのでした。
相変わらずませた事ですが、
それを見たオモッチャマもませぶりでは負けていないようで、
横から「ウシシシ、ヤッターマンもあんなラブシーンやったらどうでコロン」
と二人を唆します。

すると、ガンちゃんもアイちゃんも「やりたい、絶対やりたい!」「ほ~んとう」
と一旦は本音を白状しますが、即座に我に返って
「ませ過ぎ!」と二人揃ってオモッチャマへ強力な突っ込みを入れるのでした。
突っ込まれたオモッチャマが埋まりながらも
「やれーコロン、やれーコロン」と返すのも面白いですが、
やはり、デレっとしててもアイちゃんは可愛かったですね。
 
インチキ商売は焼き芋屋。ただの移動販売の焼き芋屋なのに、
契約書を書かせたり警官に化けたトンちゃんが出てきたり
非常に手が込んでいますが、手間の割には儲けが少なく見えたような…
そんなインチキ商売の近くを通りかかったアイちゃん
「う~んいい匂い、たまらないわ。焼き芋よこれ」
と、芋が大好物だからか?焼き芋にただならぬ反応を示します。

呆れたガンちゃんが
「猫に鰹節、女の子に焼き芋か~」と冷やかしを入れたのに続いて、
オモッチャマが「生理的現象だコロン」とアイちゃんをからかうと
怒った?アイちゃん、オモッチャマを殴る仕草(残念ながら声は無し)を見せます。
しかし、アイちゃんが焼き芋好きと言うのは意外ですね。
 
ゾロメカ戦は、里芋対とろろ芋の対決で、
展開は真っ当な戦争みたいな感じで進んで行きますが
劣勢の善玉メカがやられそうになった所で、
アイちゃんが「神様、お願い!」と祈ると、
何故か善メカ(女性型)が雷を起こし、これが原因で、
善メカが付けていた十字架から悪メカを狂わせる特殊な電波が発生し、
悪メカによってドロンボーのメカが逆に破壊されると言う展開となります。
多少強引ではありますが、
今回の勝因はアイちゃんに遭ったとみて良いのではないでしょうか?
 
今回はドクベエ様の爆発の後
何故かドロンジョ様がまだら模様になっています。
これ、実は「爆発のためドロンジョ様の洋服は全て脱がされて、
ボヤッキー画伯によって体の隅々まで絵の具で描かれた」
ためなのですが、気の利く(?)ボヤやん、
ドロンジョ様の尻の部分に悪魔みたいな尻尾まで描いており、
気付いたドロンジョ様から、当然きつ~く突っ込みを入れられるのでした。

また、ヤッターマンの登場シーンでは、ドロンジョ様
「うるちゃい、うるちゃい、うるちゃ~い!
あんた達がね!大人になったらね!ネオン会社にでも勤めちゃえ!」
と、ハイテンションに突っ込みを入れるのですが、
直後アイちゃんにシビレステッキの攻撃を受けると
ドロンジョ様、再び服が脱げてしまうのでした。
 
ゲストは、シャレル王子が水島裕さん、ミカエル大天使は滝口さん。
今回は前述のようにインチキ商売も焼き芋屋、
ゾロメカ戦も芋対決でしたし
「イモに見ていろ俺だって!」とか
「昨日のイモ…じゃなかった友は今日の敵!」なんて台詞や
「良いも悪いもイモイモあるが、ヤッターマンはイモじゃない」
なんて富山さんのナレーションがあったり、芋尽くしと言った趣の話でした。

あと、劇中のボヤやんの
「これ(悪い事)やるから私、女子高生に非難されるのね」
と言う台詞は、ボヤやんの複雑な心情を感じさせる
隠れたボヤやんの名言の一つだと思います。

ヤッターマン感想(第85話)

2012年04月14日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはベストエピソードの一つ
85話「人魚姫だコロン」

(あらすじ)人間の王子に恋をした人魚ケイトの父は
地上に上がったケイトの安否と魔法の石をドロンボーに託すが…
 
(解説)何と言ってもヤッターマンの登場シーンが良かったです。
いつも通り「ヤッターマンがいる限り…」
とガンちゃんとアイちゃんが交互に言うパターンか?と思わせて
締めのアイちゃんの台詞が「覚悟!……しちゃって~」
と言う意表を衝く台詞が出てきます。
この「しちゃって~」の言い回し(とポーズ)が非常に色っぽかったです。
この台詞で、益々岡本さんの虜になってしまう感じです。
 
また、アイちゃんがシビレステッキを手にドロンジョ様に対し
「どう!痺れてみる?」と自信満々に言い放つシーンは、
驚きつつもアイちゃん凄く格好良いなと思って見ていました。
アイちゃんに迫られたドロンジョ様が
「いえ、お構いなく」と逃げ腰なのも面白い所です。
 
ただし直後、好事魔多しの言葉通りに
悪玉のバケクラゲメカにガンちゃん、アイちゃん共に捕まってしまいます。
捕まったアイちゃんが
「あれドクロストーンじゃなかったの。
ただの人魚の魔法の石だったのよ~!」
と、真相をドロンジョ様達に説明するのが面白かったのですが
逆上している三悪には通じず
逆にシビレ攻撃を食らってしまうのでした。

あと人魚姫を見つけたシーンのアイちゃん、一目見ただけで
「まだ息があるわ、早く手当てをしなきゃ!」
とおおよその状態まで言い当てていました。
漫画とかのキャラなら普通なんですが、
ナイチンガールみたいと呼ばれたのは伊達ではありませんね。
 
「間違った情報のお詫び」
ドロンボーを波に乗せて送って帰そうとするドクベエ様の親心に
「僕はドクロベエ様を誤解してたなあ~」(ボヤやん)、
「そうだよ、やっぱり本当は優しい人なんだ」(ドロンジョ様)
と感激するドロンボーでしたが、
この温情も実はお仕置きと言うオチで、
騙されたドロンボーの
ドクベエ様への不信は益々高まったに違いありませんね。
 
ゲストは王子様が三ツ矢雄二さん、ケイトが滝沢久美子さん
奇しくも後番組『ゼンダマン』の主役コンビ
おまけに王女(と『おだてブタ』の歌の間奏の女の人の声も)の声が
初代アマッタン役の麻上洋子さんでした。
麻上さんの演じた王女は、王子がケイトに首ったけなので、
嫉妬してケイトに嫌な感じで振舞う
(最後は改心しますが)と言う役所なのは珍しいと思います。

今回のインチキ商売はお化け屋敷なんですが
実際は脅かした客から財布を奪い取ると言う、内容は面白いですが
コストがかかっている割りには儲けが少ないようで、
儲かっていたのかは甚だ疑問。
あと、悪玉のゾロメカのウスメカを
「ウスウス」と応援していた筈のボヤやんが、
いつの間にか「ブスブス」と言葉をすり替え、ドロンジョ様を罵倒していたのも
見え見えの展開ですがとても面白かったです。