つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

鶴ひろみさん追悼特集(1)

2017年11月25日 | 声優列伝
鶴ひろみさん追悼と言う事で
今回は鶴さんの演じたキャラクターと
その印象を思いつく限り取り上げて行きます。

この記事の為に、改めてウィキペディアで鶴さんの出演作を確認しましたが
出演作が多く(特にゲームやOVA辺り)
どう言う作品か分からない作品も結構ありました。

(これでも)厳選しておりまして、長さの都合から割愛したキャラも結構います。
なお、特にご贔屓のまどかさんと美神さんは次回改めて取り上げます。

ペリーヌ(ペリーヌ物語)
鶴ひろみさんの声優デビュー作です。
清楚で賢くて、機転の利く有能な女性であるペリーヌを
鶴さんは若いながらも見事にこなれされていたと思います。
キャラも悲劇に見舞われながらも
才覚と努力で幸せを掴む非常に良い感じでした。
 

台詞の言い回しなんかは後年の鶴さんと変わりは無いと思いますが
声の感じがまだ若いかな?と思います。
後年、GS美神のラジオドラマでペリーヌが一瞬復活した時には
思いもかけない状況だったので、笑ってしまったものです。

キャット(おはよう!スパンク)
ペリーヌの頃の鶴さんを想像してもその後の鶴さんの声を想像しても
実を言うと鶴さんがキャットの声をされていると言うのは
ちょっと分かり辛いかな?と思っています。

茉利さんと鶴さんの共演はこれが唯一なんでしょうかね?

レビ(わが青春のアルカディア 無限軌道SSX)
鶴さんが幼い普通の少女役を演じたのは珍しいように感じました。
後年の美神さんの少女形態の時に比べると初々しく
可愛らしい感じだったと思います。

鹿島みゆき(みゆき)
未見ですが、キャラクターがかなり良かったと聞いております。
また、両親が富山敬さんと上田みゆきさんらしいのも興味深い所。

翔野ナツコ(キン肉マン)
まどかさんの頃までは割と正統派のヒロインが多かった鶴さんですが
ナツコさんはかなりギャグ寄りのヒロイン役でした。
演技に若さと勢いを感じる所も多かったです。

水木ほたる(光速電神アルベガス)
ほたるちゃんの女性らしさと強さと江戸っ子らしさ(?)を兼ね備えた
正統派のお転婆ヒロインのキャラクターが
若き日の鶴さんの個性とマッチしていて非常に良いキャラクターでした。

ロボットアニメのメインパイロットと言う役所なので
掛け声や勇ましい声が結構聞けるのも良かったですし
あまり評価されませんが
鶴さんの作品の中でもかなり好きな方のキャラクターです。

声優として本格的に活躍され始めた頃の作品ですが
鶴さんがこのキャラをどう思っておられたのか、伺ってみたかったです…

西尾佐知子(タッチ)
冷静な喋りとクールな見た目が格好良かったです。
水着姿を披露するシーンがありますが
とても高校生とは思えませんでした。

ブルマ(ドラゴンボール)
鶴さんの声優としての経験が
キャラクターとしての経験に重なっていって
魅力が増したキャラクターだったと言えるのではないでしょうか?

今後、どうなるのか…

関圭子(陽あたり良好)
みゆきやタッチと同じあだち作品ですが
鹿島みゆきや佐知子さんと違って、可愛い感じの女性で
鶴さんにしては意外でもあり、新鮮な感じもしました。

九条明日菜(めぞん一刻)
昔絶対に見た事がある作品なんですが
鶴さんが出演されていたのはここ数年で知りました。
中々人気が高いキャラだそうでいつか見てみたいですね。

茨木夫人(ついでにとんちんかん)
原作だとあまり目立ってないんですが
アニメだと何故かクローズアップされていました。
変人キャラで、妙にテンションが高い事があったのが印象的でした。

ドキンちゃん(アンパンマン)
結構わがままで自己本位な面が多いながらも
憎めない所があるのは鶴さんのお陰だったかな?と思います。
時々意表を付く変装を見せたり
ヒロインかと見紛うような可愛い台詞回しを見せたりする事もあるし
鶴さんの代名詞となったキャラクターだけあって
色々な魅力があるキャラクターでした。

今後は別の方が担当される訳ですが、仕方ない事とは言え淋しい限りです。

久遠寺右京(らんま1/2)
鶴さんの関西弁は合ってないとか何とかと言われた事もありましたが
可愛いので良いんじゃないかと今なら思います。

井川恵子(ツヨシしっかりしなさい)
鶴さんは非常に好きなんですが
ちょっとこの役だけはどうなのかな…と未だに思っております。
性格がアレでも美神さんは許せるんですが、その差は一体…

ノンちゃん(のびのびノンちゃん)
小学校低学年向け人形劇の主役で少女(多分)と言う
キャリアを結構積んだ後の鶴さんにしては
結構異色の役所だったと思います。

見てみたいと思っていますが、見る機会は今後も無いかもしれませんね。

パラス(聖闘士星矢Ω)
未見ですが、鶴さんが久々に新規のアニメキャラクターで
しかも非常に難しい役所に挑戦されたそうで
作品自体の評価はともかく、キャラの評判は割と良かったので
キャラ自体は見てみたいかな…と思っています。

しかも、鶴さんの歌うキャラソン(しかもかなり良い歌)まで
作ってもらえたのは凄いし、(正直に言いますと)羨ましい限り…

各種ナレーション
アニメも良かったですが
演者の素が垣間見える事のある各種ナレーションも
鶴さんの声の仕事の中でも、印象深い物が結構ありました。
最近だと不定期放送だった「パニックシアター」みたいに
緩急織り交ぜたナレーションや
BSフジでやっていた歴史番組の
落ち着いた感じのナレーションとちょっとテンション高めの予告や
BSのヨガ番組の
良い意味で眠気を誘うようなナレーション(褒めてるんですよ)
この辺りが特に良かったかな?と思います。

そして、鶴さんが亡くなるまで担当されていたのが
BS(ばかりですが)の「お金のなる気分」では
普段は鶴さんらしい大人の感じのナレーションを見せ
かと思えば、改編期限定で、マスコットキャラみたいな
凄く可愛らしい演技を披露したり、円熟味を感じさせるそのナレーションを
(番組内容は半分上の空で)楽しんでおりました。

亡くなられたと知り、鶴さんの担当されている内に「お金のなる…」を
一本でも録画しようかと思っていたのですが
最新の放送で、鶴さんの追悼テロップが出た上に
既にナレーターが既に別の方に代わっていました。

収録のストックが無かったかのが原因だと思われますが
あのナレーションが二度と聞く事が出来なくなったのも
非常に残念な限りです。

茉利さんヒロイン比べ(3)

2017年11月18日 | 岡本茉利
茉利さんヒロイン比べ、今回が完結編です。

・ルンルンのアイちゃんより良かった所
一番は主人公だから出番が多い点。
さらに言うと、出番が多かった事で内面描写が多く
キャラクターが深く掘り下げられていた所も良かったです。
もう一つ言うと、花の鍵を使って変身出来る事から
いつもの茉利さんとは違った感じの役所の声を聞く事が出来るのも良かったです。

あと、荒木プロの姫野美智さんのデザインなので
キャラクターとして非常に美しいキャラクターだったのも良かったでしょうね。

ルンルンは、ただ話で目立つ一方で
結構危機や窮地に陥るシーンが多かったので
見ていてヒヤヒヤする事が多かったです。
安心して見ていられると言う点で言えば
アイちゃんの方がかなりの安心感はありました。

たまにピンチになっても、作風の違いかもしれませんが
そんなに切迫感は無かったように感じましたしね。

・森村愛ちゃんのアイちゃんより良かった点
森村愛ちゃんのモノローグが頻繁に流れる点
茉利さんの朗読CDが作られた点(ルンルンでも作られていますけど)
1980年代の作品だからか、キャラクターグッズが結構作られ
茉利さんもCMナレーションに起用された点

森村愛ちゃんとアイちゃんで違いが感じられたと思うのが
感情的になるシーンだったと思います。
森村愛ちゃんはちょっと年頃の女の子らしい所があるので
感情を剥き出しにすると、年頃の女の子っぽく感じられるのですが
一方、アイちゃんは感情を剥き出しにしても
妙に大人びた所があったような気がしました。

・プライムローズのアイちゃんより良かった点
(やり過ぎとまで言える位の)お色気がたっぷりな所
戦うヒロインとして、実力的にも心情的にも強さがある所

あと、実はプライムローズは
熱い所がある点がアイちゃんと違った魅力かな?と感じました。
アイちゃんが作品がギャグな事もありますけど
戦うシーンも格好良い所がありながら、割と砕けた所があるのに対し
プライムローズは戦うシーンや台詞回しが熱い所が強く見られる事があります。
今さらですが、他の茉利さんキャラではあまり見られない
この特徴がプライムローズの魅力の一つです。

プライムローズにもっと欲しかったのは放送時間
あと、今でも見せ場が多くて満足はしていますが
欲を言えば、もう一つ二つは見せ場が欲しかったかな?とも思います。

早過ぎますよ…

2017年11月18日 | 訃報関連
鶴ひろみさんがまさか、首都高で車の中で亡くなるなんて…

思い入れのある声優等の訃報を聞くと、私は大抵は動揺しますが
鶴ひろみさんは非常に好きな声優の一人ですし
まだ亡くなるには早い歳ですし、最近見ていた
鶴さんがBSでナレーションを毎週担当されていた番組を見た限りでは
以前にも増して艶のあるお声で
声の調子が中々良いように感じていましたから
訃報の一報を聞いた時以来、非常に動揺しており
今も心の整理が付いていない状況です。

(ニュースによると亡くなる直前の番組収録で体調不良を訴えていたそうで
前兆があったのかもしれませんが)

これから、今まで鶴さんが担当されたキャラクターも
新しい人に受け継がれるでしょうが
鶴さんの新しいキャラクターやナレーションが聞けなくなるのも含めて
まことに淋しい限りです。

鶴さんは私が幼い頃から現在まで活躍されており
いつの間にか名前を覚えた声優の一人ですが
強く意識するようになったのはここ最近で
特に鶴さんの魅力を鮎川まどか、美神令子で感じたという事は
このブログで以前に触れた事があります。

また、鶴さんはアニメ以外にも
色々な番組のナレーションも担当されていましたが
知的で冷静ながら
優しい感じの聞いていて良い心持ちになるナレーションをされたり
かと思えば、たまに少女っぽい感じの
ちょっと可愛らしい感じのナレーションをされたり
非常に聞きやすいナレーションを担当されていました。

あと、鶴さんと言えば結構持ち歌がありまして
美神さんのキャラソン(「地上最強のGS」)のようなノリの良い曲から
『オレンジロード』の鮎川のキャラソン(っぽい歌)や
鶴さんが歌うエンディング「夏のミラージュ」のように大人っぽい感じの物
キャラになりきって熱唱する「らんま」のうっちゃんのキャラソン
あるいは、普段のドキンちゃんのイメージとは全く異なる感じの
優しい感じのドキンちゃんのキャラソンと言った様々なキャラソンがありました。

鶴ひろみさんについてはまだまだ、話は尽きませんので
次回以降、しばらくは鶴ひろみさん追悼と言う事で
鶴さんの話題を中心に取り上げてゆく事にします。
鶴さんのアニメでの様々な作品について、次回は振り返ってみます。

最後になりますが、鶴さん今までありがとうございました。

でも、やはり早すぎます…

茉利さんヒロイン比べ(2)

2017年11月11日 | 岡本茉利
前回に続いての茉利さんヒロイン比べ
今回はテレサと淳子ちゃんです。

テレサのアイちゃんより良かった所

特に美しいキャラクターな所でしょうか?
茉利さんご本人が美しさにどう演じたら良いのか悩まれた位ですからね。
キャラクターとしては
色々な物から超越した感じのキャラクターと言う
大きさを感じさせるキャラクターだった所が良い所なんでしょうね。

テレサは、話の都合とは言え出演回数が少ないのが残念な所でした。
アイちゃんは色々言われましたが、ちゃんと毎回出演して
見せ場も結構あるので、その点で比べるとテレサは不利になるかもしれません。

淳子ちゃんのアイちゃんより良かった所

一番は茉利さんの歌うキャラソン「うしろすがた」と「花ごよみ」が作られた所です。
アイちゃんのキャラソンが無いのは非常に残念でした。
(一番近いのが「ヤッターマンロック」?)

あと、淳子ちゃんはアイちゃんより優しくて清楚な所が魅力的だったと思います。
淳子ちゃんの方が若いのは、良い所になるのかは分かりませんが…

ただ、淳子ちゃんの場合、気丈な所を見せる事はあっても
キャラクターとしてはどちらかと言うと守られタイプなので
強さを見せる事が結構あるアイちゃんに対して
そう言う意味では物足りない所はあったように思います。

茉利さんヒロイン比べ(1)

2017年11月04日 | 岡本茉利
岡本茉利さんのキャラクターの中で、私つばめが一番好きなのが
ヤッターマンのアイちゃん(ヤッターマン2号)ですが
今回から3回に渡って、他の七人の茉利さんキャラとアイちゃんを比較して
そのキャラのアイちゃんより秀でている所を考えてゆきます。

他のキャラの良さはもちろん
逆にアイちゃんの良さを知ると言う意味でも意味はあるかな?と思います。
今回はキクちゃんと月美さんを取り上げて行きます。

・キクちゃんのアイちゃんより良かった所
キクちゃんは、アイちゃんと比べると日常描写が多くて
出番が結構あった所やヒロインっぽく描かれていた所が良かった所でしょうね。
あと、茉利さんの初レギュラーなので茉利さんの演技が初々しい感じだった所も
良いかな?と思います。
最後に結婚出来た…のは良い所になるかは微妙な所です。

恋のお相手がいると言う面で比べれば
アイちゃんもキクちゃんも恋愛要素は結構作中で描かれていますが
キクちゃんは好きな人がいるものの
相思相愛描写が少ない点(※)はアイちゃんに劣るかもしれません。
(※色々理由があってしょうがないですけど)

アイちゃんはガンちゃんと相思相愛である所が頻繁に描かれていますからね。

・月美さんのアイちゃんより良かった所

アイちゃんで茉利さんのファンになった私ですが
仮に月美さんで茉利さんのファンになっていたら
月美さんが一番と言っていたかもしれない位
キャラクター的にもアイちゃんにひけを取らない位好きです。

キャラクターとしての月美さんは
人間離れした包容力や言動などが
茉利さんの優しい台詞回しとぴったり合っていたと思いますし
月美さんのアイちゃんに無い良さの中で、その良さをかなり感じられるのが
月美さんが毎週予告を担当されていた所ですね。

逆に月美さんに足りなかったのは
活発な所を見せる所が少なかった点かな?と思います。
アイちゃんは割と清楚な所も見せながらも活発な所も見せる
その相反する魅力を持ち合わせた所が特に良かったと思っていますので
もう少し活発な所が見られたらさらに良かったのかもしれません。

あと、月美さんに恋愛関係に発展するような男性の存在があったら
キャラクターがまた違った形になっていたように思います。
ただ、月美さんにそう言う男性が絡むと
話がおかしくなる可能性もありますので
そこには踏み込めなかったのだろうと思います。