さて、来月(2月)9日に放送開始30年を迎える、
我らが岡本茉利さんの代表作の一つ『花の子ルンルン』ですが
実はそのルンルン出生の陰に、
ある秘密が隠されているらしい事を私も最近知りました。
今回は、その話をいたします。
(と言っても、ルンルン本人の出生の話ではなく、番組絡みの話なのですが)
実は『ルンルン』開始と前後して、ある番組が終わりを迎えています。
その番組は、『ルンルン』の前番組、『キャンディ・キャンディ』ではなく
吉田理保子さん&麻上洋子さん主演のアニメ
『魔女っ子チックル』だったのです。
放送局は同じ(テレビ朝日)だったし、制作はどちらも東映ですし
別に放送時間は違う(ルンルンは金曜、チックルは月曜)し、
『チックル』は別に人気無かった訳じゃなかったんですが、
打ち切りになってしまったんですね。
では、なぜ打ち切られたのか、と言う理由ですが
私が聞いた話では、
両作品を製作していた東映が
魔女っ子モノが二作品競合するのは不味いと判断し
アニメ製作のノウハウのある東映動画(当時)が
製作しようとしていた『ルンルン』を優先させ
東映本社が製作していた『チックル』を打ち切った
と言う事情からだそうです。
現代では、『ルンルン』も主題歌はかなり有名ですが、
本編については、忘れ去られている
と言っても過言ではない作品ではありますが
その陰にさらに消えていった
『チックル』と言う作品があった事も皆様、覚えておいて下さい。
わが地元で放送されていて、
以前もここでテーマにしていた水戸黄門の第五部ですが、
昨年中に放送が終了いたしました。
最後は刺客の玄竜も倒し、無事に終わったのですが
その最終回に当たる前後編(特に前編)のラストが非常に面白かったんですよ。
御老公の命を狙う玄竜一味でしたが最終回前編には、何と
御老公一行を火薬小屋に監禁して、
爆殺寸前!しかも、御老公一行が小屋の中にいる(描写の)まま、
爆発した瞬間で話が終わってしまう
と言う凄い終わり方をします。
しかも、頼みの弥七親分は玄竜に逃げられて
小屋の方に手が回る状況になく
果たしてどうなってしまうのか…?
となると言う、非常に緊張感溢れる終わり方でした。
こんな凄い内容で、果たして続きはどうなったかと言うと、
後編で御老公一行はある手段によって普通に助かるので
何の事もありませんでしたが…
しかし昔の水戸黄門は、お新さんは色っぽいし、弥七親分は格好良いし
八兵衛は良い味出してるし、悪役の方々も個性的な方が多くて
本当に面白いですね。
今では岡本茉利さんを筆頭に色々な声優の方が好きな私は
前にどこかで話したように、
実は子供時分から何人かの声優の名前を知っていまして
今のような声優マニアになる萌芽と言うのが、
当時から既にあったのかな?と今さらながら思ってしまいます。
私が子供時分にお名前と声が一致していたのが、
男性なら神谷明さん、水島裕さん(これは地元のCMの影響が大きい)
女性なら小山茉美さん、つかせのりこさん辺りでした。
そしてもう一人、当時特に(タッチの浅倉南を演じた事で)人気絶頂だった
日高のり子さんも当時からお名前を存じていた一人でした。
そんな日高さんが初めて少年役を演じた作品と言えば
名作劇場の『ピーターパンの冒険』のピーターパン役でして
南やとなりのトトロのサツキに代表される少女役が持ち役だった日高さんが
元気一杯(でちょっとワガママで自分勝手な)に
ピーターパンを演じておりました。
当時、日高さんの声が好きだったからか?
『ピーターパン~』はほぼ欠かさず見ておりましたが
最初に見た時は、私もご多分に漏れず“日高さん=少女役”
と言う固定概念がありましたので
“ピーターパンの声誰?”状態になり
エンディングのクレジットを見た時には
「そうだったのか!?」と驚かされたものです。
さらに回を重ねる内に、もっと個人的に驚いたのが
“ピーターパンの飛べなくなる”話があったんです。
その際に飛べなくなったピーターパン
(普段のピーターパンとは全くの別人になってしまう)
を日高さんが演じた事がありまして
あれは、子供心に、本当にこれあの南やってた日高さんが演じてんの?
と本気で驚いておりました。
このように、私の心に色々な物を残した『ピーターパン~』ですが
平成元年に放送された作品で、
何と放送されてちょうどあれから20年経ってしまいました。
(そりゃ私も歳をとる訳だ)
でも、あの時の衝撃と言うか驚きは未だに忘れる事ができません。
俳優の牟田悌三さんがお亡くなりになられました。
牟田さんと言えば俳優としても数々の作品で活躍され
『水戸黄門』で偽黄門をやったのは、個人的によく覚えております。
また俳優業と別に個人的に非常に印象に残っているのが
ラジオで長い事やっていた
『税金相談』と言う番組(歳がばれる?)ですね。
牟田さんと茉利さんが共演した事はあったかは分かりませんが
この所、訃報が相次いでいて、先日は市川治さんも亡くなられましたが
市川さんに関しては、サイトの方で取り上げております。
最後になりますが、市川さん、牟田さんのご冥福をお祈りいたします。