つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

ヤッターマン感想(第47話)

2012年03月31日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては47話「家あり子の冒険だコロン」
 
(あらすじ)フランサ国のミロガン家の宝の中にドクロストーンがあるとの指令
ヤッターマンが出会った少年ミレこそ、実はミロガン家の一人息子だった…
 
(解説)今回のインチキ商売は電車を勝手に自前の駅に止め、
警察官(ボヤやんの変装)が逮捕をちらつかせ、割高の切符を販売する
と言ういつもより知能犯っぽいようにも見えますが、
かなり回りくどい手法な気も…
ちなみに電車には、観光地の竹の子遊園地(どこ?)へとハイキングをしに来た
ガンちゃん&アイちゃんも乗っていましたが、
切符を購入しなかった為、実害は被りませんでした。
 
メカ戦の最中、ドロンジョ様の服が脱げた際に
「あ~ドロンジョ様のスッポンポンの美しきお姿を見てしまう~」
と目を手で覆いながらも、
その隙間から裸体を覗こうとするボヤやんの行動も可笑しかったです。
最もドロンジョ様が裸なのは間違いないのですが、
石炭で真っ黒になっていたんですけどね。
他にも細かい所ですが、インチキ商売の後地下へと降りるボヤッキーの
「まー」と言う台詞の八奈見さんの言い回しが本当に素晴らしかったです。
 
ゲストはミレが麻上洋子さん。
「助けてくれた親方から鞭で打たれて、芸を仕込まれて…」
ミレの話を聞いたアイちゃん
「それ『家なき子』の話ね!」とミレが『家なき子』だと察しますが、
ここでミレが「僕、家あり子だよ」と切り返しを見せると、
ヤッターマン達が珍しくずっこける(しかも真面目な顔で)のが面白いです。
中々奇妙な感じもしましたけどね。

その後さらに、ミレをヤッターキングに乗せて出動するシーンがあるのですが、
そのシーンのアイちゃんの「出動~!」と言う掛け声は
かなり勇ましくて良かったです。
また、珍しい麻上さんの少年役も中々ハマっていたと思います。
 
今回、ヤッターキングに対抗して悪玉側も巨大メカを投入します。
この際、ドロンボーは久々に視聴者の電話でのアイデアに頼ろうとしますが、
相手の阿久津薫さん(声は桂玲子さんが代理?で担当)は世間話に興じた挙句
「教えたら何かくれますか?」
退治する方法の代わりに商品をくれと言い出す有様で
結局は善玉の巨大な象のゾロメカの前に手も足も出ずやられてしまいます。

あと、セーノ川に転落したヤッターマンをキングが救助するシーン
川の水を吸い上げる場面はかなり豪快でしたが、
アイちゃん達はあんな助けられ方して何ともないのでしょうか?

ヤッターマン感想(第40話)

2012年03月31日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてもベストエピソードからの選出。
40話「ブーブルースのカップだコロン」
 
(あらすじ)伝説の強打者ブーブルースのカップの中にドクロストーンが…
との指令にニューヤークへ飛んだドロンボーは、カップを狙い暗躍する

(解説)今回は、何とアイちゃんがトンちゃんにペナントを被せられ、
お触りされまくった上
戦闘を放棄して加勢したボヤやんにまでお触りされまくる
アイちゃんの大ピンチシーンがあります。
(こう言う時の茉利さんの「やめて~」と言う声は
凄く真に迫っていて釘付けになってしまいます)

頼みのガンちゃんは、ドロンボーメカ(ドロンジョ様が操縦)に足止めされ、
アイちゃん危うし!となりますが
オモッチャマがシビレステッキを使い二人を退散させ、事無きを得るのでした。

あと、この回は何故かヤッターワンが
アイちゃんに異様に甘えようと画策している(?)ように感じました。
まず、ガンちゃんに駐車場での待機を命じられ、これを拒んだヤッターワンに
「お願いヤッターワン、言う事聞いて」とアイちゃんが優しく頼むと、
途端に命令に従う場面があるし
メカの素を貰っても調子が出ないヤッターワンを
「ヤッターワン大丈夫?元気出してね」とアイちゃんが励ますと、
途端にパワーアップしたりしていました。

ヤッターワンがアイちゃんの言う事に素直に従う気持ちはよく分かりますし
アイちゃんが目立つシーンが増えるのは、ファンとしては好ましいのですが、
製作者のガンちゃんが非常に不憫に思うのは、私だけではないと思います。
ただ、ヤッターワンの度重なる反抗にふて腐れた(?)ガンちゃんに
ヤッターワンに搭乗したアイちゃんが「ガンちゃ~ん、行くわよ~!」
と置いて行っちゃうわよと言った感じで声を掛けるのが面白かったです。
ところでアイちゃん、(日本の)ジャイランツの選手を「素敵~」と褒めたり、
アーロン選手が本塁打打った時の異様なはしゃぎっぷりから察するに、
野球好きなんでしょうか?
 
ゲストはアーロンが寺島幹夫さん、息子が黒須薫さん
ドロンボーの会話に「○○の星」、「ひゅーま」
伴宙太やってた八奈見さんを意識したギャグがあったのも隠れた見所かも。
ドクベエ様、野球で贔屓チームが勝てなかったからって
(負けた訳じゃないし…)、
機嫌損ね過ぎのような気も…

ヤッターマン感想(第38話)

2012年03月31日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてもベストエピソードから選んだ名作中の名作。
38話「忍者サスケは男だコロン」
 
(あらすじ)真田幸村がドクロストーンを持っているとの情報に
ドロンボーもヤッターマンもタイムスリップ用のメカを用意し、
タイムスリップするが…
 
(解説)ドクロストーンが過去の時代にあるというので、
なんと善悪揃ってタイムスリップをする
(オチを考えると、本当にタイムスリップしたかは微妙ですが)と言う内容で、
タイムスリップと言う事からドロンボーが
「ヨイヨイサー」、「ホイホイサー」と返事するわ
「タイムガイコッツの作り方忘れちゃったわよ」と言ったり、
マージョ一味と同一人物かのような台詞を連発し
挙句「それゆけガイコッツ」(ドロンボーバージョン)をバックに
メカ作りをしたりします。

ヤッターマン側も声優が同じなのでか?
「こっちもタイムボカンの時を思い出してタイムマシン造ろう!」
なんて言い出しています。
 
今回はアイちゃんの出番が結構ある上、絵柄も非常に良く、
内容自体も面白いと言う個人的にかなり好きな話です。
一番の見所は、ゲストの猿飛佐助がアイちゃんをお嫁さんにしようとする辺り
まず、初めてアイちゃんを見た佐助が
”見目麗しい姫君”と最大級の褒め言葉で褒めると
「まあ、姫君だなんて私どうしましょう…」
アイちゃん、はにかみつつも非常に嬉しそうなのが良かったです。

その後、ドクロストーンらしい石の在り処を知る佐助にアイちゃんが
「みんなが幸せになる事の為なのよ。その石を私達に下さい!」
と正義の味方らしく頼み込むのも、
アイちゃんの持ち味である真面目さが見られる良いシーンです。
ところがアイちゃんに惚れた(らしい)佐助は、
“アイちゃんが自分の嫁になるなら石を渡しても良い“
とトンでもない条件をアイちゃんに突き付けます。
これによりガンちゃんとアイちゃんの仲に危機が…
 
直後、ヤッターアンコウに乗り込んだアイちゃん
「佐助さんは私をお嫁さんにするなんて勝手に決めちゃうし、
ドクロストーンは欲しいし…」と揺れる心境を吐露しますが
頼みのガンちゃんはと言うと、アイちゃんが別の男と夫婦同然になった事で、
非常に不機嫌になっていて
「アイちゃん佐助さんのお嫁さんになればいいんだよ。
どうなったって知るもんか…」と冷たい事を言い出します。

太田さんの不機嫌そうな台詞回しが良かったですが、
頼みのガンちゃんにまでつれない態度を取られて、
「まあ、ガンちゃんったら~…」と不安な感じになるアイちゃんの姿が
非常に愛おしく感じられました。
直後、アイちゃんにオモッチャマが
「(ガンちゃんが)妬いてるでコロン」と言うのですが、
その台詞を言う際の桂さんの台詞回しも良かったです。
 
他に良かったのが、冒頭のドロンボーのインチキ商売シーン
「南蛮渡来の大魔術団」をオモッチャマの細工で侵入してタダ見するのは
どうかと思いますが
アイちゃんの「だ~い成功ね、ウフフフ」と言う台詞があって
アイちゃんのこの台詞の言い回しが、もの凄く嬉しそうな感じがして、
聞いてるこちらまで嬉しくなってくるので好きです。

それと、直前のアイちゃんの「よいしょ!」と言う掛け声が、
また非常に言葉で言い表せない位可愛くて良かったです。
 
あと、ドロンボー側がゾロメカを投入するシーンで、ボヤやんが
「今週のドッキリくっきりビックリしゃっくりとっくりぽっくりギックリそっくり
くりくりくり発進!」と言うのですが
八奈見さんのノリノリな言い回しで台詞に勢いがあるし、
尻の方が「くりくりくり」と適当になのも含め、面白くてしょうがなかったです。
ゲストは佐助が神谷明さんで、
爽やかさと軽さが入り混じった佐助を好演されていました。
しかし、ヤッターアンコウをタイムマシンに改造する
ヤッターマンの科学力は凄すぎますし
アイちゃんが風の異常だけで
忍術の気配を見破っているのも凄いと思いますね。

ヤッターマン感想(第37話)

2012年03月31日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはベストエピソードから選出の
37話「ケチスの商人だコロン」

(あらすじ)ドロンボーはドクベエ様の正体を探ろうと考える。
ケチスに住むドクロックが怪しいと睨み、ドクロックに近づくが…
 
(解説)ドクベエ様からの指令ではなく、
三悪がドクベエ様の正体を探ろうとすると言う珍しい話
インチキ商売(?)は新郎の元に昔の女(に扮したドロンジョ様)が現われ、
結婚を台無しにした上、
5000万払わないと神の選んだ花嫁との結婚を強要される
と言う、
商売かどうかはともかく手の込んだ手口。

神の選んだ花嫁がボヤやんと言う事で、
新郎(笹川監督がモデルの人物)は5000万払う方を選びましたので、
ドロンボーは大儲けしますが、選ばれなかったボヤやんは傷つくのでした。
 
今回最大の見所は、ドロンボーによる偽ヤッターマンの登場シーンでした。
ドロンジョ様がヤッターマン2号、ボヤやんがヤッターマン1号、
トンちゃんはオモッチャマになって参上するのですが
自分らそっくりの格好をされた上、
「ヤッターマン2号さん参上!」なんてドロンジョ様が言い出した事もあって、
ヤッターマン側は非常に動揺していたように見えました。

当然、ボヤやんの偽1号とガンちゃんの本物1号の対決となるのですが
一方では「ヤッターマンが危ない!」「ボヤッキーが危ない!」と言う口論から
今度はアイちゃんとドロンジョ様の本物と偽物の2号同士の戦いが始まります。
この時、アイちゃんが
「キ~悔しい~!何よ何よ、偽物の癖に~!」と言うのですが
茉利さんが感情剥き出しの演技を見せていて、
普段の落ち着いたアイちゃんとは全く別人のような演技
アイちゃんの新たな魅力を引き出していたのが、良かったと思います。

2号同士の戦闘では
何とドロンジョ様がアイちゃんをシビレステッキでビリビリにしたり
偽ヤッターマンもかなり善戦しますが
アイちゃんがドロンジョ様の声色を使い?
ボヤッキーにドロンジョ様を攻撃させると言う同志討ちを誘ったり
ガンちゃんの新兵器「シュルシュルカッター」の登場により
偽物の出番は終わるのでした。
アイちゃんが「ベー」をするシーンがある
(しかも覆面の色が違う)のには
びっくりしました。
 
あと良かったのが、ドロンボーメカ出動のドサクサに
ガンちゃんが新郎姿、アイちゃんがウエディングドレス姿になるシーン
ガンちゃんに「アイちゃん、すんごく可愛いお嫁さんになれるよ」
と言われたアイちゃんが「んまあ、ガンちゃんったら…」
と、はにかむ姿がいつも以上に可愛いらしくて良かったです。

ガンちゃんの変装した老弁護士が
「ヤッターマンがいる限り、この世に悪は栄えない!ヤッター!」
と言うシーンでは、
老弁護士の声の富山さんが
ノリノリで決め台詞を発していたのも面白かったです。

ヤッターマン感想(第36話)

2012年03月31日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては 36話「ハルメン カスバに帰るコロン」
 
(あらすじ)カスバにいる女盗賊ハルメンが
ドクロストーンを持っているとの情報を得たドロンボーは現地へ
一方、ヤッターマンはハルメンに好意を抱くボセと知り合い…
 
(解説)インチキ商売はドロンジョ様のジプシー占い
適当に占いをしたのに、全て当たってしまい(実はドクベエ様の差し金ですが)、
結果的にお客さんの為になると言う、ドロンボーにしては良心的な商売(?)
直後、あまりの的中率に調子に乗った三悪が、
自分達の将来を占おうとするシーンが面白かったです。
 
今回の最大の見所はメカ戦、
ヤッターマンの二人が催眠光線で犬と猫に変えられてしまうシーンがあり
アイちゃんのハイテンションな猫っぷりと、正気に戻った後のアイちゃんの
「あら、どうしていたのかしら?」と言う台詞の言い回しの可笑しさが
ちょっとした見所でした。

その後、三悪メカがガンちゃん達のランボーギーニのスーパーワニ
(当時はスーパーカーがブーム)に翻弄されると
再びドロンボーが催眠光線を発射しようとしますが、
光線を無効化するサングラスをかけたヤッターマンが
「そうはいかない!正義は絶対に敗れることは無い!」、
「そうよ!覚悟しなさい!」と姿を現します。

以下、ヤッターマンの投入した催眠光線反射ミラーで三悪が催眠光線を食らい、
自爆してしまうのですが、
「覚悟しなさい!」と格好良く現れるアイちゃんが、実に格好良かったです。
しかし、犬と猫にされたガンちゃんとアイちゃんの喧嘩、
猫にされたアイちゃんの方が押していたのは何故なんでしょう?
 
他にもアイちゃんの描写が多く、
例えばハルメンの薔薇を拾った際
「とっても良い匂い…」と色っぽい表情で言うシーンや
拾ったハルメンの薔薇を、
ボセに無理やり取られた際「あ~ん何すんの、酷いわ」
と、少女っぽい言い回しを見せるシーンが印象的でした
 
ゲストはハルメンが弥永和子さん、ボセが森功至さん。
あとセミレギュラーの滝沢久美子さんが初登場。
ドロンジョ様は女泥棒のハルメンに「へんてこりんなのはお前さんの顔」
と言われたからか、ハルメンをかなり敵視します。
敵視するのはともかく、ハルメンとボセを鞭で打ちまくるのは、
子供向け番組にしてはかなり過激な描写かと思います。
最もそんなに過激な面を見せる一方、
ヤッターマンのケンダマジックの餌食になったり、
「女泥棒なんてドロンジョ一人で沢山だわ」なんてコケにされたりもします。

ヤッターマン感想(第34話)

2012年03月31日 | ヤッターマンエピソードガイド
今回はドクロストーンがヤッターマンの手に入った
34話「謎のヘンクツ王だコロン」からスタート。
 
(あらすじ)ドクロストーンが悪魔島にあると知った善悪は、共に悪魔島へ
島では巌窟王の子孫・ヘンクツ王ことエドマエ・ダンテスが宝を集めていた。
ヘンクツ王の宝の中のドクロストーンを巡る善悪の攻防…
 
(解説)今回は本物のドクロストーンが発見されます。
善悪の争奪戦の果て、本物を手にしたのはヤッターマン側でしたが
本物を手に入れた際の
アイちゃんの嬉しそうな姿が見られたのは良かったです。

一方、よりによって本物を奪われたドクベエ様は
怒り心頭でドロンボーにお仕置きをかますのでした。
 
宝探しをするヘンクツ王の衰弱した体を心配するアイちゃん、
「私たちの携帯食で良かったら、一個召し上がりません事?」
なんて優しい気遣いを見せます。
「ません事」だなんて、
放送当時ですらこんな言い回し使う人はほとんどいないと思いますが
この言い回しが、アイちゃんの優しさをより強く引き立てているように感じさせ、
良かったかなと思います。

他にもヘンクツ王に肩を貸すシーンもあって、
今回のアイちゃんはとにかく優しい面が前面に出ていて良いですね。
気になるのは、子供の身で携帯食をどのように準備したのかと言う点ですが…
 
もう一つ、気になったのは今回のメカ戦。
ドロンボー側もゾロメカ投入で善玉のスカンクメカに善戦したものの
いつの間にかメカがスカンクメカのガスで充満してしまいます。
これを発火ガスと勘違いして
「壊される前にこっちから壊してやろうじゃないか」と言うドロンジョ様の提案に
ボヤやん「こんな事もあろうかと」
とメカの分解装置を使い、メカをバラバラにしてしまうのですが
メカ戦後の会話によると、
どうもヤッターマン側はただのガスを噴射しただけだったようで
どういう方向に持って行こうとしていたのか、
改めて考えると滅茶苦茶かな?と思いました。(面白かったですけどね)
 
今回、ドロンジョ様が「だべ~」と喋るオウムを連れ、ボヤやんとトンちゃんに
ドロンジョ様がドクベエ様ではないか?とミスリードさせる展開がありました。
もちろんそんな事はないのですが、
そのオウムが滝口さんの声な上、
ペラ助みたいに「ホ、ホ、ホケキョ~」と鳴いていたのも隠れた見所です。
ゲストはヘンクツ王が加藤精三さん。
頑なな役所で加藤さんのよく演じるキャラのイメージと重なる役所でした。
悪魔島へ向かうシーンで
ヤッターマンの二人がヤッターワンを使って水上スキーをしていたのは
身体能力が凄いのは分かっていたとは言え驚きました。
でも凄く格好良かったですね。

タイムボカン名作ガイド

2012年03月31日 | 岡本茉利
サイトでも紹介しておりますが
来週47日朝8時よりBSフジで『タイムボカン』の放送が始まります。
 
それにちなんで
『タイムボカン』で私が印象に残った話をランダムに挙げてみました。
試聴される際のちょっとした参考になさってみて下さい。
ただ、『ヤッターマン』に比べると、再見した回数が少ないので
(淳子ちゃんも好きですが、
茉利さんのアイちゃんは私にとっては別格なので…)
本当に良い話が漏れている可能性もあるかと思います。
 
まず、タイムボカンシリーズの全ての始まりに当たる
1話「発進!タイムボカンだペッチャ」(以下だペッチャは省略)
この回は後年のシリーズに慣れた方が見ると、
三悪の印象や話の作りの違いに戸惑うかもしれません。
 
茉利さん演じる淳子ちゃんの印象が強い話はと言うと、
まず挙げられるのが8話「大登場!ジンギスカン…」
この回は淳子ちゃんが
野沢雅子さん演じるドウモスカンの嫁さんにされかけたり
ドウモスカンの好い人のキレーダの声を
茉利さんが担当されている回です。
(キレーダの出番は一瞬ですが)

他には
淳子ちゃんがモナリザのモデルにされる12話「モナリザの秘密…」
木江田博士が見つかる上、
茉利さんの持ち歌「うしろすがた」まで流れる
27話「木江田博士を発見…」
淳子ちゃんの涙で小人たちが心を改めると言うベタな展開が良い
59話「僕たちガリバーになった…」辺りもお勧めです。
 
また『タイムボカン』と言うと、私は
マージョ一味のメカ戦での九分九厘勝利を確信しながらも
逆転を喫する展開がどんどん凝って行くので、
後半に好きな回が多いですが、特にお勧めなのが
26話「それ行けやれ行け宝島…」
(富山敬さんの声のアシカメカが面白かったです)
53話「透明人間はつらいよ…」
(グロッキーの恥ずかしい姿を見た淳子ちゃんの反応に驚きました。
ちょっと酷いですけど)
56話「イースター島の巨人騒動…」
(ゲストキャラのチヌチヌが麻上洋子さんなのが良いです)
61話(最終回)「ダイナモンドを発見…」
(メカ戦のオチが個人的に非常に秀逸で好きです。
ラストのマージョ様のなれの果てには一瞬ビビりましたけど)
 
ある意味忘れられない話なのが、
以前にも書いた30話「赤頭巾ちゃん気をつけて…」
催眠光線でイカれて悲鳴を上げまくる淳子ちゃんが
本当に忘れられません。
悲鳴を上げまくるのは、いつも通りだろと思われるでしょうが
あの回の淳子ちゃんの悲鳴は、茉利さんの力が入っていたからか
真に迫った叫びが狂気すら感じる位強烈だったと私は思っております。
 
あと、淳子ちゃんに負けず劣らず丹平ちゃんの狂い方も強烈でしたね。

ヤッターマン感想(第26話)

2012年03月24日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いては26話「狼女がやって来たコロン」

(あらすじ)銀色の狼の首輪がドクロストーンとの指令を受けたドロンボーだが
現地で出会った少女ウル子に噛まれてしまう。
ウル子は狼の呪いにかかっていた狼少女だったのだ…
 
(解説)今回はアイちゃんの父・上成吾呂三さん(声は富山敬さん)
が登場します。
吾呂三さんはドロンボーのインチキ電器店が、
自分の店の経営を脅かす存在になっていたので
どう言う品があるか研究する為、
ドロンボー電器店のテレビを購入してきたのですが
買ってきたテレビは案の定インチキ商品で、
頭に来た吾呂三さんが少し叩いただけで爆発し、壊れてしまうのでした。

ちょうど側でテレビをチェックしていたアイちゃんも巻き添えを食らい、
いつもの「もしかしたら、もしかするわ」と言う際も
何だか怒りが籠った感じでした。
この場面で気付いたのが、
アイちゃんが父親を「パパ」じゃなくて「お父さん」と言ってる点でした。
あと、返品を求める客を強引にあしらうドロンボーを探る際の
アイちゃんの台詞「酷~い」じゃなくて「ずる~い」なのは
ちょっと変な気も…
 
インチキ商売では手痛い目に遭ったものの、今回はアイちゃんの台詞回しが
いつも以上に落ち着いて大人びたものが感じられます。
特に落ち着きが感じられたのが、アイちゃんが優しくウル子を介抱するシーン
ここで、ウル子が再び狼女の正体を現すと、
ウル子の豹変ぶりに一旦は驚いたアイちゃんですが
攻撃を危うく避けると、「十字架を作るのよ!」とガンちゃんに指示を出します。
狼に十字架が効くのかは定かではありませんが、
咄嗟に好判断ができるアイちゃんが凄く頼もしく感じられました。
 
ゲストは狼女のウル子が杉山佳寿子さん、
ウル子は普段は(ちょっと幼い)少女の感じのキャラですが、
狼女になった時は一転してテンちゃんみたいな乱暴な感じに変貌すると言う
多彩な声色を持つ杉山さんの声の魅力が生かされたキャラだったと思います。
ドロンジョ様やアイちゃんとの絡みがあるのも
声優マニアとしては見逃せない点で、
前述のようにアイちゃんがウル子を介抱するシーンが印象的でした。
 
今回はドクベエ様と三悪のやり取りが特に面白かったです。
まず指令シーンで「白黒アカポンタン」と言いながらボヤやんに電流を流した上
「今度から番組の前にも(お仕置きを)やるべか?」と言い出すドクベエ様。
あったら面白いかもしれませんが
そんな事したらドロンボーが逃げていくのでは?
ドクベエ様の爆発シーンでのボヤやんの台詞
「この爆発はドクベエの提供でお送りしました」も面白かったです。

また、今回の三悪メカ・チャンネルンは
広島の大田二郎?君のアイデアだったので、しきりにドロンボーが
メカを
「大田二郎君のメカ」と呼び続けていたのが面白かったです。
 
ところでオモッチャマが
 
「ボッチが噛み付かれたら狼ロボ・オモッチャマになるでコロン」
 
なんて焦っていましたが、どんな感じになるのでしょう?

ヤッターマン感想(第24話)

2012年03月24日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてはかなりの名作です。
24話「ナイチンガールは天使だコロン」
 
(あらすじ)ナッパレオン三世が隠した宝の中に
ドクロストーンがあると知ったドロンボーは
親切なナイチンガールの好意を利用し、ドクロストーンを探そうとするが…
 
(解説)ドロンボー側もヤッターマン側も今回はとにかく見せ場の多い回です。
最大の見せ場はメカ戦で
ドロンボーがヤッターマンに対抗してゾロメカを投入するシーン
ゾロメカ投入の際
「今週のビックリギックリドッキリスッキリシャックリボックリガックリメカ」
とボヤやんが息も付かせぬ勢いで喋る場面は、
八奈見さんの凄さが感じられました。

ヤッターマン側は、これにアイちゃんのチアガール姿で対抗!
割とシンプルなチアガール姿(しかも顔隠してない)でしたが、
軽快な動きと茉利さんの可愛らしい声、
あと絵が綺麗なのもあって実に魅力的に感じました。
 
もう一つの大きな見せ場は、ドロンボーのインチキ動物病院に
ガンちゃんとアイちゃんが潜入するシーン
アイちゃんは大金持ちの令嬢に化け、ガンちゃんはペットの犬に化けますが
犬用の特注仕様の注射を見たアイちゃんの
「アア~ン、そんな大きな注射を打つんですか~?」と言う台詞。
「アア~ン」と言うのが凄く感情が籠っていて印象に残ります。

直後、注射と聞いて注射嫌い(?)のガンちゃんが過剰に反応し、
正体がばれそうになるのを、抑えて上手くごまかす
アイちゃんの機転の利く所が見られるのも良いですね。
また、当然インチキゆえ高額の治療費を請求されてしまいますが、
少しも動じないどころか、本当にお金持ちのお嬢さんと
三悪側に信じ込ませるアイちゃんの演技の上手さは見事でした。

これ以外にも、もう少しで車に潰されてしまう所だった犬を
手当てするアイちゃんがガンちゃんに
”(美人看護婦の)ナイチンゲールみたい”と褒められた際、
「私ってそんなに美人かしら?ウフフフ…」
と照れながらも実に嬉しそうな場面も良かったです。
こう言うシーン見るとアイちゃんにますます好感を持ちます。
 
あと、治療で使う超強力な注射をボヤやんが肉弾戦の際、使用していて、
アイちゃんの尻を物凄い事にしようとする場面(想像図あり)は、
ガンちゃんの加勢で事無きを得ましたが、
実際アイちゃんが受けていたらどうなっていた事やら…
メカ戦でヤッターワンの窮地にガンちゃん達が大岩を落とし、
三悪のメカを潰す活躍を見せたシーン。
ヤッターマンの活躍シーンは、ファンとしては見ていて気分が良いですが
三人がかりとは言え、あんな大岩を動かす力があるとは驚きました。
 
そう言えばオモッチャマを作ったのは
確かガンちゃんの父ちゃんだった筈ですが、
オモッチャマの電池を管理してるのって、アイちゃんなんですね。
今回はアイちゃんが電池を補充するシーンがありますが、
随分と手際が良くてアイちゃんが何か格好良く見えました。

ヤッターマン感想(第18話)

2012年03月24日 | ヤッターマンエピソードガイド
続いてもベストエピソードからの選出です。
18話「赤ちゃんパンダが生れるコロン」
(あらすじ)ドクロストーンを追って
チャイロン国へやって来たヤッターマンはスーミンと言う少女と知り合う。
パンダのルンルンの世話で多忙な父に反抗したスーミンは、
短慮からスーミンを逃がしてしまう。
さらに逃げたルンルンをドロンボーがドクロストーンの為に利用しようとし…
 
(解説)今回の肉弾戦は見せ場の宝庫です。
まず、トンちゃんの攻撃を受けたガンちゃんとアイちゃんが吹っ飛ぶシーン
ガンちゃんの胸にアイちゃんが飛び込んでしまいますが
ここでアイちゃんはガンちゃんに
 
「あら、ご免あそばせ」
 
って恥じらいながら言います。凄く色っぽい言い方に驚かされますね。
ガンちゃんが「またどうぞ」って返すのも当然だと思ってしまいます。
もう一つ、ラードを付けて攻撃してきたボヤやんに対し、アイちゃんが
「ラードって燃えるかしら?エイッ!」
(本当は知ってるのに)知らないふりをして攻撃する場面もありました。

真っ黒に燃えたボヤやんを
「ボヤッキーたら可哀想、真っ黒になっちゃって」なんて笑顔で言う辺り、
正義の味方のやる事とは思えない位酷いですが、
アイちゃんの台詞回しが非常に冴えている場面でもあります。
特に「ラード」部分の無邪気な感じ、
「エイッ!」って言う時の異常に可愛らしい感じは見逃せません。
 
おまけに、パンダを人質にとった三悪から
パンダを取り返すシーンがありますが
ここでのヤッターマンの連携の格好良さは凄いです。
特にアイちゃんのジャンプ力やキックを正確に当てる力は、
とても常人の物とは思えません。
ちなみに今回は変身シーン、13話以来のレアバージョンが登場します。
 
ゲストはスーミンが麻上洋子さん、スーミンの父が神山卓三さん
スーミンは幼い少女でしたが麻上さんの可愛らしい演技が良かったです。
スーミンがパンダを逃がし怒られた後、
茉利さん演じるアイちゃんがスーミンを慰めるシーンは
私自身が麻上さんもかなり好きなのもあるし、
慰めるアイちゃんの優しさが
茉利さんの演技から感じられるので、特にお気に入りです。

あと神山さんと言えば、後に『花の子ルンルン』のヌーボを演じ、
茉利さんと共演されますので
神山さんが劇中「ルンルン」と言う度に、妙な気分になっておりました。
欲を言えば、
茉利さんの口から
「ルンルン」って台詞が出ていたら面白かったと思うんですが…
 
インチキ商売はラーメン屋。面白いと言うか酷いのが作ったラーメンの中身。
麺がゴムだったり、結局正しい材料は汁くらいと言う代物で
これを10万円で半ば強引に押し売りするんですから、酷い限りです。
お仕置きで三輪車漕ぐ場面で、
ボヤやんとトンちゃんが明らかに手抜きしてるのがおかしかったです。
ちなみに今回のドロンボーメカはレバニラーメン。
名も面白いし、
包丁型の手でヤッターワンのチンジャラ砲を切り刻む場面が
ユニークでした。