つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

三人のコロンボ

2011年06月25日 | 訃報関連
『刑事コロンボ』でおなじみのピーター・フォークさんが亡くなられました。
少し前、フォークさんがアルツハイマーを患ったと言うニュースを知り
亡くなる事も、ある程度覚悟はしていましたが
実際に訃報に接すると、やはり驚かされました。
 
日本ではコロンボと言えば25年ほど前に亡くなられた小池朝雄さんが
コロンボを担当して、一躍人気を博しました。
後に、コロンボの声は石田太郎さんが後を継ぎ、これも良かったですが
さらにその後、銀河万丈さんがコロンボを担当されていた事は
恥ずかしながら、実は最近まで知りませんでした。
 
少し前にNHKBSでコロンボを放送していた際、
小池さんのコロンボで、一部当時吹替えを未収録だった部分を
銀河さんがコロンボをアテていたのを聞いた際には
銀河さんが小池さんに似た感じの声で演じられていて
こちらも中々良かったと思いました。
 
余談ですが、原語の(ピーター・フォークさんの)コロンボの声は
小池さん、石田さん、銀河さんとは似ても似つかぬ声なんだそうです。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

暴れん坊と天一坊

2011年06月18日 | 時代劇
江戸幕府の八代将軍徳川吉宗の在任していた
享保年間に起きた有名な出来事の一つに
天一坊事件と言う事件がありました。
 
この事件は吉宗を題材にした時代劇作品では
よく取り上げられまして
TBSでやっていた『大岡越前』でも
一度取り上げられた事がありました。
ところが、25年もの長きに渡って放送された
『暴れん坊将軍』では一度も天一坊を題材にした話は
作られていなかったかと記憶しております。
 
その理由を考えてみると、おそらく天一坊事件の内容そのものが
吉宗主役の暴れん坊将軍に合わないからかな?と思います。
と言うのは、天一坊事件は吉宗のご落胤と称する天一坊
及びその後ろ盾の知恵者の山内伊賀亮の企みを暴くのが
江戸南町奉行の大岡越前守でしたので、
話としては、大岡越前がメインになる方が合ってると思われます。
それ故、暴れん坊将軍では取り上げられなかったのでしょう。
 
あと、暴れん坊将軍の世界観に
天一坊は合わないような気もしますし…

ああ、きらめきマン…

2011年06月11日 | 訃報関連
声優の川上とも子さんが亡くなられた事を、先ほど知りました。
病気で療養されていたと言う話は伺っていましたが
あまりにも突然の訃報に驚きと悲しみを禁じえません。
 
川上さんは他にも色々代表作はあると思いますが、
個人的にはきらめきマンで一番川上さんの声を聞いていたので
川上さんはきらめきマンの主人公(1号のパフ)の声をやっていらしたので
お名前を存じ上げておりました。
あと、以前は山本正之先生の歌でおなじみの
ピンクビッキーズの一員だった時期もあったとか。
 
パフは歴代のヒロインキャラ(アイちゃんとか淳子ちゃん)に比べると
現代っ子(アイちゃんとは違った意味で)っぽさが強く
主人公としては一風変わった感じだと思いますが
川上さんの好演もあって魅力的なキャラになっていたと思います。
 
きらめきマンからタイムボカンシリーズ、
そして岡本茉利さんのファンになったと言う事もあって
作品としての評価とは別の意味で、
きらめきマンは私にとって大事な作品でした。
謹んで川上さんのご冥福をお祈りいたします。

舞台における茉利さんの役所の傾向

2011年06月04日 | 岡本茉利
私は茉利さんの出演された竜劇隊公演において
これまで何種類もの芝居を拝見しました。
 
その際、茉利さんが主人公ではない芝居だと
茉利さんは主人公の妻・奥方・母、あるいは老婆、
はたまた女渡世人なんてのもあったりと、
演目によって色々な役所を演じていらっしゃいました。
ただ、脇役で茉利さんが演じられた人物の特徴をまとめると
“清楚・上品・気丈”と言う茉利さんがアニメ等で演じられた女性が
多く持つ特徴を持った女性が多かったように思いました。
 
ところが面白いもので、
私が見た演目だと『質屋の娘』と『女三界に家なし』
この茉利さんが主人公を演じた2つの演目では、
茉利さんの役自体は大店の娘、漁師の大店に嫁ぐ娘
と役所自体は普通なのですが、
茉利さんの演じられた人物の特徴をまとめると、
 
“純粋無垢だけどちょっと頭が足りない”とか
“終始ハイテンション”
 
と言う感じで、茉利さんがアニメ等で演じた女性のタイプとは、
かなり異なっていたように思いました。
 
ただ、竜劇隊のお芝居を改めて振り返ってみると
茉利さんが主人公でない演目でも、
主人公の人は多かれ少なかれコミカルな面がありながらも、
魅せる所は魅せる感じと言う、
割とコミカルな主人公が多かった事を考えれば
不思議な事ではないと思いますし、芝居の性質上
そう言う主人公が求められていると言うのもあるのでしょう。
 
あと昨年、日程の関係でどうしても見に行けなかった
『流転三度笠』と言うお芝居、
これも茉利さんが主役のお芝居だそうですが
無実の罪で罪人にされた茉利さん演じる会津のお仙と言う女性が
どうせ無実の罪が晴らせないなら、
せめて一日ひと目でも、歳老いた父親に会いたい
と牢破りをして逃げて来たところから、話は始まると言うあらすじ
(これ以降のあらすじは残念ながら不明)で、
茉利さんが真面目な芝居の主人公をする姿が見られると思われるだけに
非常に見てみたかったです。