BSで『伝七捕物帳』を見ておりましたら
あの川合伸旺さんが遊び人役で出演していて
非常に驚かされました。
川合さんは時代劇の悪役の中でも私が特に好きな方の一人でして
時代劇でも悪奉行、悪家老と言った大身の侍が似合う方で
若い頃から風格あるタイプの役が多かった印象があります。
『伝七・・・』にはその手の大身が出る事は滅多にありませんから
悪徳商人なんかならアリなんですが
あの風格たっぷりの川合さんが遊び人姿で凄んだりしてるのは
面白いし、珍しい物を見られて得した気分でもありますが
何か妙な気分でした。
まだ川合さんがもう少し若い頃なら
そんなに違和感無かったかもしれませんが
ちなみに、話自体も見た感じ悪党の川合さんが下手人かと思わせて
川合さんが親孝行者の前田吟さんが下手人だと証言し
まさか、前田さんが下手人で川合さんは当て馬だったのか・・・
と思っていたのですが
前田さんが殺したと思っていた相手は実は生きていて
本当の悪党の川合さんが改めて殺していた
と言う二時間ドラマによくあるパターンみたいな感じで
一件落着するのでした。
少し前にBSで松方弘樹さん主演の
スペシャル時代劇『柳生武芸帳』を拝見しました。
萬屋錦之介さんが柳生但馬守と山田浮月斎（敵役）の二役を演じる等
本編も見応え十分でしたが
目を惹いたのが、本編終了後のキャスト・スタッフロールでした。
武芸帳のタイトルを謳っているだけに
キャスト・スタッフロールも、武芸帳を模した巻物が使われている上
そのお名前の下には
ご丁寧にご本人の血判（実際は拇印だと思いますが）が押されていたのでした。
本編で血判状が重要な鍵を握る筋立てでしたので
そう言う趣向だったものと思われますが
岡田奈々さん、伊藤かずえさん、かたせ梨乃さんから
大御所の萬屋錦之介さん、若山富三郎さん
果てはスタッフに至るまで血判を用意していただくと言うのは
中々面白い趣向だったと言えるのではないでしょうか。
小林亜星先生が亡くなられました。
様々な歌謡曲やドラマやアニメの曲を手掛けられていますが
「特別機動捜査隊」の劇中音楽を長年担当されたのと
「花の子ルンルン」の主題歌も担当されている点が個人的には大きいです。
また、寺内貫太郎を筆頭にドラマでも活躍されました
以前にこちらのブログで取り上げた
小野寺昭さんの「おらんだ左近秘剣帳」にも
小林先生は出演されていまして
未だに見られないんですよね・・・
謹んでお悔やみ申し上げます。
今回の茉利さんが出演された「時代を創った声」
実を言いますと、本放送をそのまま録音しようと考えました。
ただ、ラジオを録音する手段については色々考え
手持ちのしばらく使っていなかったレコーダーを駆使し
録音しようと考え、就寝前にレコーダーをセットし
翌朝になれば聞ける・・・と言う作戦で
録音しようと企みました。
ところが、放送後にレコーダーを確認すると
途中までは普通に音が録る事は出来ていたのに
何故か肝心の茉利さんの部分が取れていない！
と言う原因不明の事故があり、結局本放送を録る事は出来ず
流石にがっくりしてしまいました。
ただ、簡単には挫けないのが私の悪い癖（？）で
色々と調べて別の手段を駆使し
何とか茉利さんの出演された音源の確保だけは出来ました。
インタビューで茉利さんも
「諦めない事が大事」とおっしゃられていましたが
まさに茉利さんのお言葉を地で行く行動によって
一件落着？
などと書いておきましたが、実は心配でたまらず
午前4時の本放送もちゃんと聞いていたのはある意味
怪我の功名とでも申しましょうか・・・
岡本茉利さんと言えばアニメ等の声優やテレビ映画等の女優としての活躍の他に
大衆演劇での女優活動が代名詞となっております。
このご時世、演劇等は公演の機会が著しく減少しており
お客さんと直に触れ合う機会の多い大衆演劇なんかは
特に厳しい事になっているようです。
先日、ある番組で結構大きめな大衆演劇場が
コロナへの対策を行いながら
公演を再開した話題が取り上げられていまして
”客数を減らす”
のは、他業種の対応を考えればそうなるだろうと思っていましたが
”出演者も少し減らしていた”
と言うのは経費節減の為との事とは言え、ちょっと驚きでした。
ちなみに、大衆演劇の醍醐味の一つとも言える
公演終了後の送り出しは、当然ながら中止しているとの事で
正直に言いますと、味気ない事になっているな
と思う所もありますが
それでも公演が行われれば御の字なんでしょうね。
茉利さんの所属されている竜劇隊の公演は
未だに目途が立っていないと思われますが
何とかもう一度公演が行われて欲しいものです。
公演が行われれば、全国どこであっても
見に行きたい位ですが・・・
