つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

消えたサブタイトル

2011年09月24日 | 懐かしアニメ
1981年に日本テレビの24時間テレビ内で放送された
アニメ『ブレーメン4』
茉利さんが猫のコーダを演じたこのアニメは
現在DVD(あるいはビデオ)化されていますが
実はDVD化されている映像と本放送時の映像とは
バージョンが違っているようなのです。
 
何故、そのような事が起きたのかと言うと
『ブレーメン4』と言う作品、どうやら製作がキツキツで
本放送時の作品の出来が良くなかったらしいのです。
その為、商品化(再放送する際だったかも)する際、
不出来な部分を作り直した為に、
本放送とはバージョンが違ってきているのだそうです。
また、作り直した際に何故か本放送時に付いていたサブタイトル
『地獄の中の天使たち』も削除されたようです。
 
24時間アニメでは、1979年放送の『マリンエキスプレス』も
作品としては、手塚作品のオールスター勢揃いで面白い作品なんですが
慌ただしい中で製作が行われていた事が
同作品のスタッフや
サファイアを演じられた太田淑子さんによって語られている事から
おそらく、こちらも商品化の際に
不出来な部分を作り直したものと思われます。
 
最後になりますが、俳優の杉浦直樹さんが亡くなられました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

スパンク最終回の謎

2011年09月17日 | 岡本茉利
茉利さんのアニメでの代表作
『おはよう!スパンク』(以下『スパンク』)
この『スパンク』が終わったのは19825月末と言う時期で
テレビ局の番組改編期にあたる3月末や9月末、
あるいはおもちゃ商戦の区切りとなる1月末から2月の頭
いずれにも該当しない時期に終わっています。
 
以前、私が読んだ『スパンク』製作に携わった
元東京ムービーの山崎敬之さんの本には
『スパンク』は視聴率で
裏番組の『まんが日本昔ばなし』相手に善戦していたものの
関連商品の売り上げが芳しくなかったので
打ち切られたと言う感じに
『スパンク』終了の理由が書かれていました。
 
ただ、実際に最終回を見てみますと
割と綺麗にまとまっていて、
打ち切りで急に用意した最終回だとは考えにくいんですよね。
もしかすると、最初の内に
愛ちゃんがママと東京に行く、愛ちゃんのパパについて区切りがつける
と言う最終回をあらかじめ考えていたのかと思うのですが
実際どうなんでしょうか?
 
ちなみに、改めて『スパンク』の1話を見直すと
愛ちゃんのママは
デザイナーの仕事でフランスへ行く期間について
“1年”を予定していたようなので、一年で終わると言うのは
話としての辻褄は一応合っている事になるんですよね。
 
仮に打ち切りにならなかったら、
愛ちゃんのママの日本への帰国を遅らせる事で
番組を続ける予定だったんでしょうか?

時代劇ヒロインとは何か

2011年09月10日 | 時代劇
少し前に、週刊誌「アサヒ芸能」で
「思い出の時代劇」特集が組まれていました。
書店で一読しただけなので、細かい部分に間違いがあると思いますが
記事を簡単にご紹介いたします。
 
好きな時代劇のランキングでは
1位が『水戸黄門』、2位が必殺シリーズで
以下、順不同ですが『大岡越前』、『桃太郎侍』、『銭形平次』、
『大江戸捜査網』、『遠山の金さん』等々
お馴染みの時代劇作品が並んでいました。
個人的に好きな『桃太郎侍』が
割と上の方(確かベスト10以内)にいたのは良かったのですが
同じ位の位置にいた時代劇『大奥』について、
そんなに人気あるのかな?と結構不思議に思いました。
 
ただ、同じコーナーでアンケートされていた、
好きな時代劇ヒロインベスト10の方の結果は
個人的に少し「アレ?」と言う感想を抱きました。
 
菅井きんさんが必殺シリーズのせんって事で
ヒロインとして扱われていたのもおかしかったですが
(菅井さんがどうこうと言う意味ではありませんよ)
私がおかしいと感じたのは、単純な話
私が好きな時代劇女優の方が
ベスト10にほとんど入っていなかったからでした。
 
具体的に名前を挙げると
野川由美子さん、土田早苗さん、夏樹陽子さん、宮園純子さん
と言った時代劇好きな方なら知ってる方も多いと思うのですが
この中から、ヒロインベスト10に一人も入っていなかったんです。
 
野川さんの魅力は以前にも語った事がありますが
宮園さんも『水戸黄門』の霞のお新での活躍は有名ですし
土田さん、夏樹さんも『大江戸捜査網』等時代劇での活躍も多く
殺陣でのキレの良さもあって
時代劇女優としては私は凄く好きなんですが
意外と認知されていないんでしょうか?

ドクベエ様の思い出

2011年09月03日 | 岡本茉利
先頃亡くなられた滝口順平さんと言えば、
「母ちゃん怖いペッチャ」のフレーズが印象的な
『タイムボカン』のペラ助や
独特の演歌調でカラオケを熱唱する『オタスケマン』の東南長官
『きらめきマン』のナレーター、『ゼンダマン』のアクダライオン等
三悪の小原さん達やナレーター等で活躍された富山さんと並んで
ボカンシリーズに欠かせない声優だった事は間違いありません。
 
もちろん『ヤッターマン』大好きの私にとっては、
“ドクロベエ様の人“としての印象が強いです。
ちなみに『ヤッターマン』では滝口さんは、
ドクベエ様(この呼び方が好きなので、以下ドクベエ様で統一)以外に
ドクベエ様以上に憎々しげな悪人はじめ
ペラ助をモチーフにしたと思われるオウム(34話等)
飄々とした塚原ボケ伝(82話)、お婆さん役(78話)を演じたり
様々な役で活躍されていたのも印象に残ります。
 
ドクベエ様と言うと
個人的には、最初期は本当の黒幕的な仰々しい台詞回しで
威厳もあったように思いますが
回が進むにつれ、歌で指令を伝えてきたり、
ヤッターマンに扮したり、と徐々にコミカルな味を見せてきて
威厳はともかく、キャラとしての印象は
どんどん強くなって行ったように思います。
 
以前、写真週刊誌『フラッシュ』のヤッターマン特集に載っていた
滝口さんのインタビューによれば、
滝口さんは独自のキャラ作りをされる方で
あらかじめアドリブを何通りも用意して、
本番はその時の直感で話していたと言う事で、
そうした凝ったキャラ作りも
ドクベエ様の魅力を輝かせる一因になったのだと思います。
 
また、茉利さんと滝口さんは、元々共演も多かったですし
茉利さんがボカン関連の仕事をされる時には、
滝口さんがいらっしゃる事が多かったので
茉利さんともかなり縁が深い声優さんだったと思います。
 
そう言えば、ゾロメカ戦で滝口さんが声を担当されている司会メカが
「小原さんはドロンボーメカ、岡本さんはヤッターメカ」
なんて言う台詞を言う機会もあったりしましたね。
 
改めて滝口さんのご冥福をお祈りいたします。