俳優の高島忠夫さんが亡くなられました。
高島さんと言えば古くは東宝映画の俳優として
後にテレビで『ゴールデン洋画劇場』の映画解説
『ごちそうさま』の司会
『ウルトラクイズ』の総合司会等を担当され
長年に渡り活躍されました。
晩年は闘病生活が長く続かれ御苦労されたようですが
華やかなお姿はいつまでも記憶に残る事でしょう。
謹んでお悔やみ申し上げます。
作詞家の千家和也氏が亡くなられました。
千家氏は数多くの歌謡曲の作詞を担当された方ですが
アニメソング「魔女っ子メグちゃん」
そして「花の子ルンルン」の主題歌とエンディングの作詞を
担当された事で、お名前を覚えました。
そして、かつて岡本茉利さんが一時期歌手を目指そうとした時期に
千家氏に弟子入りしようとしたと言う逸話もあり
茉利さんにとってもかなり重要な関わりのある方だったようです。
謹んでお悔やみ申し上げます。
火曜日に山形県沖を震源とする大地震が発生しました。
山形の庄内に住む私ではありますが
今回、特に地震で被害のあった地域に住んでいる訳ではないものの
かなり強い地震の揺れには見舞われました。
あの揺れは、東日本大震災の時と同じ位
強力な揺れだったように感じましたが
家で揺れに見舞われると、外で地震に遭ったのとは
また違った意味で焦りますよね。
幸い、本震以降に余震も無いようで今は落ち着いていますが
地元では過去に大地震が発生した記録もあるので
油断せず、備えた方が良いんでしょうね。
天知茂さん主演の刑事ドラマ『非情のライセンス』は
天知さん演じる会田刑事が
天知さんの持ち味を遺憾なく発揮して演じたハマり役でした。
そんな『非情のライセンス』を代表する曲と言うと
渡辺岳夫さん作曲の
キューティーハニーっぽさを感じさせるテーマ曲よりも
天知さんが歌い、番組のラストを飾った
「昭和ブルース」 のイメージが強いようです。
ちなみに、私は長い事「昭和ブルース」を
この番組の天知さんの為に作られた歌だと思っていたのですが
ネットをやるようになってから、元歌(※)があったのを知りました。
(※昭和44年にザ・ブルーベル・シンガーズが歌っていたそうです)
最後に「昭和ブルース」に関する余談を一つ。
竜劇隊公演等の開演前は
沢さんのCDが流れているのですが
その中に沢さんの歌う「昭和ブルース」が時々流れる事がありました。
沢さんの「昭和ブルース」は
沢さん特有の歌謡曲らしさを感じさせる歌い方で
天知さんの「昭和ブルース」とは
全く異なるイメージを感じさせる歌になっていました。
茉利さんが出演された『宇宙からのメッセージ』について
サイトの掲示板で取り上げましたが
この映画は『里見八犬伝』を宇宙向けにした作品で
あの『スターウォーズ』が全米で公開され
日本でも様々な衝撃を与えた頃の作品になります。
作品としては『スター~』の日本公開前(※)に
便乗した作品として作ったと言う良くない言い方をするなら
不純な動機で作られた作品だったようです。
(※ちなみに『スター~』の日本公開は、『宇宙から~』の二ヶ月ほど前)
とは言っても、出ている役者は流石に凄い人が揃っていて
特に印象的だったのが悪の親玉ロクセイア12世で
成田三樹夫さんが『柳生一族の陰謀』における烏丸中将さながらに
存在感を発揮していて強烈でした。
また、その母親(父親ではありません)が天本英世さんだったり
いつも悪者が多い中田博久さんが
地球の最高指導者の丹波哲郎さんの腹心っぽい良い役だったのが
特に印象に残っています。
声の出演では、やはり主人公に当たる
若山弦蔵さん演じるヴィック・モロー(『コンバット』の人)が
若山さんの声もあって、異様なまでに格好良かったです。
五右衛門、キャプテンハーロックと言った
代表作のキャラクターのイメージが強烈で
ご本人もああ言う渋くて格好良い感じなんだろうな…
と感じた方も多かったと思います。
(かく言う私がかつてはそうでしたから)
もちろんご本人は必ずしもそう言うイメージではないようですが
以前、確か井上さんご本人の著作だったかを読んだ際には
渋いイメージとはまた違った魅力を感じたものです。
そんな井上さんですが
洋画『荒野の七人』並びに『南太平洋』と
この二作品において、茉利さんの相手役を演じた事があり
意外と茉利さんと接点が多かった声優でもありました。
荒野の七人の場合は結ばれたと言えますが
南太平洋の場合は、正確に言えば
結ばれたと言う感じではありませんでしたけどね。
アニメでの茉利さんと井上さんは
『ヤッターマン』や『ルパン』でも共演はありますが
やはり『ブレーメン4』で
主人公コーダ役だった茉利さんの敵役で共演されたのが
一番大きい共演と言う事になるでしょう。
あと井上さんと言うと確か『イタダキマン』で
悪い妖怪の声をやっていた事がありましたが
あの整った声を感じさせない強烈な演技を見せていまして
「これがあの井上さんの声?」
と非常に驚かされたのを思い出します。