つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

隠密同心の好み

2014年12月27日 | 時代劇
テレビ時代劇『大江戸捜査網』は、
キャストを次々に変えながらも長く続いた人気作品で、
長い歴史を誇るだけに色々な隠密同心が登場しました。
私が隠密同心で特に好きなのは、以前も書いたように
里見浩太朗さんの音さん(音次郎)こと伝法寺隼人
瑳川哲朗さんの井坂十蔵(通称・旦那)
土田早苗さんの玉竜こと稲妻お竜
です。
 
大江戸捜査網は女性陣の場合、
芸者系と魚屋系の二種類の隠密同心がいますが
芸者系は土田さんのお竜が、勝気ながらも
落ち着いた大人の色気を感じさせる
凛とした芸者ぶりを見せているのに加えて
抜群の殺陣の腕前を披露している事もあり、一番良かったと思います。
 
あと、松方編の後半に登場した夏樹陽子さんの菊丸こと風車のお菊
土田さんとは違った妖艶な魅力がありましたし
こちらも殺陣も上手かったので、土田さんの次に良かったと思います。
ちなみに、土田さんは10代の頃から時代劇をこなした実績がありますし、
夏樹さんは暴れん坊将軍のお庭番おそのを長きに渡って演じた実績があり
時代劇に慣れた方で、立ち居振る舞いも堂に入っていたのが
良かった理由だと思います。
 
魚屋系は江崎英子さんの不知火お吉と
かたせ梨乃さんの流れ星おりん
あと別格で志穂美悦子さんの風も良かったです。
 
江崎さんはあの幻の目黒祐樹版『ルパン三世』で不二子役を担当された方で
ちゃきちゃきとした江戸っ子のような魅力がある方だと思います。
かたせさんは慣れるにつれて、迫力が増してきて
非常に演技や殺陣が熟練して行ったのが良かったですね。
志穂美悦子さんの風(お新)は、
立ち回りに関して、迫力が違ったのがポイントです。
忍び姿とか男装の方が、
娘姿より似合う女優さんってのも珍しいかな?と思います(失礼)
 
隠密支配はやはり中村竹弥さん演じる内藤勘解由(通称・御前)が一番です。
御前役の中村さんは、テレビ時代劇出身の最初のスターだけあって
風格があって、殺陣にキレがあって、厳しい面を多く見せつつも
時折お茶目な面を見せたり、
御前が目立っている話は特に面白い回が多かった印象があります。
 
総合的に見ると
音さん、旦那、玉竜、おりん、御前と揃った時期が一番良かったですね。

ルンルン七変化

2014年12月20日 | 岡本茉利
『花の子ルンルン』のルンルンと言えば
花の鍵を使って七変化する事が出来ます。
まずは、ルンルンの主な七変化をまとめてみました。
 
火事から子供を助けるシーンでの耐火服(第1話、一番最初の変身)
旅芸人(第2話)
水着姿(第4話)
バスク地方独特の衣装(第7話)
尼僧(第9話)
闘牛士(第11話)
少年(第13話)
スチュワーデス(第14話)
姫の弟の美剣士(第15話)
船員姿(第19話)
マレーン姫(第20話)
貴婦人(第22話)
白馬の騎士(第23話)
登山服姿(第24話)
飛行船のパイロット(第29話)
ショーの人形(第30話)
バイキング(第31話)
王子様(第33話)
レーサー(第35話)
飛行機のパイロット(第36話)
ダイバー(第37話)
腹話術師(第38話)
婦人警官(第39話、第42話)
近衛兵(第45話)
柔道姿(第47話)
 
以上になります。
 
前半(24話まで)の花の鍵は”なりたい姿になれるだけ”
だった為か、制限時間がありません。
その為、実用性よりは見栄え重視で変身する事が多かったような気がします。
一方、後半(24話以降)の花の鍵は
”なりたい姿の能力も備わった”反面、制限時間が付くようになりまして
変身自体が実用性重視で変身する事が多くなったと思います。
 
また、実用性のメリットが強い一方、
制限時間が気にせざるを得なくなるデメリットが加わった事は
話に緊張感を持たせるようになったと思います。

もう一つのハマり役

2014年12月13日 | 声優列伝
前回『GS美神』と鶴ひろみさんの話題を取り上げましたが
鶴さんと言うと、少女と大人の女性を違和感無くこなす事ができる点も
大きな魅力だと思います。
 
そんな鶴さんの美神令子と同じ位のはまり役であり
鶴さんの魅力が詰まっていて、なおかつ人気が高いのが
『きまぐれオレンジロード』の鮎川まどかでした。
 
まどかさんについても、原作本を読んだり、映像を見てみたのですが
少女っぽい所と大人びた所、強さと弱さ、不良っぽい所と家庭的な所
色々な面を併せ持った不思議な女性である
まどかさんの”きまぐれ”な魅力が、
鶴さんの演技によって、存分に引き出されていたと思いますし
色々な面を見せるまどかさんを演じ分ける
鶴さんの技量や魅力も、存分に発揮されたキャラだとも言えると思います。
 
元々人気キャラだったまどかさんでしたが
スタッフの努力に加え、鶴さんの好演もあって、
当時アニメ化された際は、期待以上の人気キャラになった訳ですからね。
(ただ、鶴さんは後にまどかさんを演じるのに
非常に苦労されたと語られていましたが)
 
しかし、まどかさんや美神さんみたいなキャラへの
鶴さんのハマり具合を見てしまうと
デビュー作の清純で初々しいペリーヌのイメージが
むしろ意外に見えてしまいます。
 
ちなみに、茉利さんと鶴さんの共演歴は
鶴さんにとってはある意味印象的だったらしい
『おはよう!スパンク』位しか思い浮かびませんが
茉利さんのキャラは、
割と鶴さんの演じた清純系のキャラと似た感じがあるので
タイプで言うと、実は割と近いタイプだと思います。
 
あと、何曲か鶴さんの歌われた歌を聞いたのですが
茉利さんと似た感じで、歌の表現力が秀でていると感じました。
雰囲気に合った歌(鶴さんの場合、バラード系の歌)を歌うと
実にはまっていると感じるんですよね。
歌の上手い下手については主観になる所ですが、
個人的には割と良かったと思います。

必殺生みの親、逝去

2014年12月10日 | 訃報関連
元朝日放送プロデューサーの山内久司さんが亡くなられた事を先ほど知りました。
亡くなられたのが、今年の8月で
数日前に明らかになったと言うのには、驚いております。
 
山内さんと言えば、色々なドラマを手がけられましたが
何と言っても、あの必殺シリーズの生みの親として知られます。
 
以前に色々なインタビューを呼んだ感じでは、
かなりのやり手プロデューサーと言う印象の方でした。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。

アニメ変わればキャラ変わる

2014年12月06日 | 声優列伝
鶴ひろみさんと言えば
長い事演じ続けているドキンちゃんとブルマが代名詞ですが
最近、鶴さんの別の代表作『GS美神』を見る機会がありまして
何本か見た所、この作品を非常に気に入ってしまいました。
 
『GS美神』を簡単に解説すると、鶴さん演じる主人公の美神令子が
助手の横島くん(堀川亮さん)達を従え
妖怪退治をすると言う作品なのですが
一番の見所が
鶴さんの美神さんと堀川さんの横島くんとのやり取りでしたね。

時にはセクハラ紛いに、
あるいはハイテンションにアドリブを交え暴走する堀川さんの横島くんを
鶴さんの美神さんが
強烈に(言葉や物理的な方法で)突っ込むと言う具合の
夫婦漫才にも似たやり取りが、面白いんですよ。
また、掛け合いの間に微妙な間が非常に効果的に使われていたのも
掛け合いの妙を際立たせていたように感じます。
おそらく、ギャグアクションや女性アクションものが好きな私の嗜好に
『GS美神』はマッチしていたんでしょう。
 
ちなみに美神さんは、
側にいたらどうかと思う位、色々と難のある性格をしていますが
鶴さんの演じるキャラの印象自体が、元々そう言う印象が強い事もあり
特に気になりませんでしたが、これは鶴さんの魅力が理由かもしれません。
むしろ妖怪退治のシーンとかで、格好良く決めるシーンも多い事から
結構格好良いと思っております。
特にクールに「極楽に行かせてあげる」
と決め台詞を言い放つシーンが印象的でしたね。
 
鶴さん、堀川さんを筆頭にイメージと非常にマッチしたキャスティングもあって
アニメの人気も割りとあった『GS美神』でしたが
諸般の事情で原作の最初の方のみをアニメ化して終わったそうです。
原作はかなりの長期連載作品だったのですが
アニメが原作通り続いていたらどうなっていたのでしょうね?

また一人…

2014年12月01日 | 訃報関連
先日の高倉健さんに続いて、
『仁義なき戦い』や『トラック野郎』シリーズで活躍された
菅原文太さんが亡くなられました。
 
出演された色々な映画も印象的でしたが
大河ドラマ『獅子の時代』で演じられた平沼銑次が個人的には
特に印象的でした。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。