つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

大岡裁きはトンチか屁理屈か

2014年05月31日 | 時代劇
時代劇『大岡越前』は南町奉行大岡越前守忠相が
俗に言われる大岡裁きで悪を裁いたり、トラブルを解決すると言う作品です。
 
『大岡越前』でも大岡裁きの中でも有名な
“三方一両損”“母二人が子供の手を引っ張り合う”
が取り上げられる事もありますが
中には結構トラブル解決の為に荒療治をする回もあります。
 
特に凄かったと思うのが
千両の当たり富くじを
商人に渡す犬小屋の中に隠していた大工が
犬小屋を渡した商人に、当たりくじを譲ってくれるよう掛け合いに行く
話でした。
この商人が因業(遠藤太津朗さんだし)で、
小屋を買った以上、中に何が入っていようと全て自分の物!と主張し、
一件理不尽な主張ながらも、訴えは認められます。
ところが、因業商人の上を行く凄腕奉行の大岡様
“目には目を”とばかりに
仲間に商人の乗った駕籠を買い取らせ、
中に何が入っていようと全て自分の物
とご丁寧に主張させて、商人の非を認めさせると言う手を使ってきました。
 
ただ、買い取るだけならそんなに驚く事も無いのですが、
遠藤さんが駕籠ごと白州に連れて来られた上、
しばらく駕籠に閉じ込められて白州に置かれた
のが、
中々凄かったなと思います。
ここまでやられた上、お奉行様に散々言われてしまいましたので、
最後は流石の遠藤さんも兜を脱がざるを得ませんでした。
 
このように、解決法に少々強引と言うか、
理不尽と思える点もある事はありますが
大岡裁きでのトラブル解決の展開が
『一休さん』がとんちでトラブルを解決するのに似ているので
そう言う意味で、結構痛快と感じるのは確かですけどね。
少なくとも私は好きです。

てんとう虫の歌 見所紹介(73~最終話編)

2014年05月25日 | 岡本茉利
久々に『てんとう虫の歌』ベストエピソード紹介をいたします。
BOX2にあたる37~72話は、残念ながら紹介は出来ませんので
今回紹介するのは、BOX3にあたる73~104(最終回)話です。
 
このBOX3に収録されている話の中で、特にお勧めなのは
85話「てんとう虫大パーティ」です。
この回は、月美さんが東京都の小学生絵画コンクールで特選を取り、
一週兄弟が記念にパーティを行うと言う話で
まず、月美さんの絵の才能が明らかになる点が良いし
弟たちがパーティの予算をどこかに無くしてしまった事を密かに知り
早朝の豆腐屋のアルバイトを引き受けてまで、
パーティを成功させようと努める
月美さんの神がかり的な魅力に溢れた話でした。
 
もう一つ特に良かったのが
99話「あこがれのハワイ旅行」
一週兄弟が岩倉のじいさんの力添えもあって、ハワイに行く回なのですが
月美さんが、
兄弟全員で旅行に行ける位の資金を
何食わぬ顔で出して来たり
相変わらず冴えを見せているのが良かったです。
 
ただ、それ以上に見所なのが、自宅の庭をハワイに模した際から
月美さんが緑っぽい水着姿で、嬉々として楽しんでいる点です。
もちろん、本番のハワイでも
水着姿の月美さんが嬉々としてはしゃいでいるので、
この回はある意味見逃せません。
月美さんがはしゃぐのは、意外と珍しい訳でもないですけどね。
 
BOX3は月美さんメインの話は少ないですが
代わりに、他の弟達がメインの回で、存在感を発揮している回もあります。
他にお勧めなのが
火児メインの話ながらも、月美さんの存在感が大きい87話
金太郎メインの話ながらも
月美さんが結構活躍を見せる92話も良かったです。
 
ある意味で惜しかったのが、94話「正義の味方!てんとう虫仮面」
この回、火児演じる
 
”カッターマン”なるヒーロー(劇中に実在するヒーローです)
 
が登場しますが
 
月美さんも”カッターマン2号”で登場する!
なんてストーリーになっていたら、
何か分からないけど、面白かったのに…と勝手に残念がってしまいました。
 
あと、終盤にエンディングの歌が変わり、それに伴い映像も変わるのですが
その際、エンディングに
一週兄弟それぞれを象徴する小道具が出て来るシーンが追加されます。
ここで月美さんを象徴する小道具が
料理の本「料理 おいしい味付け」だった点は、中々感心させられました。
「料理 おいしい味付け」を愛読して、
日々料理作りに精進する月美さんの姿が想像出来ますね。
 
私事ですが、昨日は
山形市でブルーインパルスや花笠、ねぶた等を見てきました。
人出の多さには本当に驚かされましたね。

懐かしのつかせのりこさん

2014年05月17日 | 声優列伝
つかせのりこさんは私が子供の頃、
アニメの声優として最初の内に名前を覚えた方でした。
(平仮名だから覚えやすかったってのもあったんでしょうね)
ところが、数年後元号が平成に改まって程無く、
つかせさんが亡くなられたと言うニュースを
(当時の新聞で)知った私は、
幼いながらも激しいショックを受けたものでした。
つかせさんが亡くなられたのは、この5月なのですが
あれから25年が経ちました…
 
つかせさんで印象的だった役所は
代表的な役では、つかせさんの表現力の多彩さが実感させられる上
茉利さんとのやり取りが非常に面白かった『スパンク』
クールで格好良い『魔女っ子メグちゃん』のノンはもちろんお勧めですし
ややマイナーな所では、
徹底的にコミカルでハイテンションな芝居で笑わせる
『キューティーハニー』のアルフォンヌ先生も良かったです。
あと、厳密に言うと役には該当しませんが
『できるかな』のつかせさんのお喋り
非常にインパクトが強かったですね。
 
もちろん、主人公を務めた『ドテラマン』も良かったです。
このドテラマンは、変身前の主人公は
普段のつかせさんがあまり演じないような真面目な少年なのですが、
ドテラマンに変身するや否や、性格が一転して
台詞回しも『できるかな』等でおなじみの普段のつかせさんらしくなり
台詞がポンポン飛び出すキャラに変わると言う
極めて二面性の強い役所なのですが
この二面性をつかせさんが本当に上手くこなされていたと思いました。
 
おまけに、ドテラマンはコミカルなだけでなく、
軽薄ながらも決める所は決める辺りも魅力的で
ドテラマンは、多面的な演技をこなせるつかせさんの魅力が
大いに発揮された役所だったと改めて感じます。
 
余談ですが、
以前読んだ増山江威子さんの(『ハニー』関連の)インタビューや
『セレンディピティ』の収録現場のレポートを読んだ感じでは
つかせさんは収録現場でもハイテンションな方だったそうです。

意外な所で意外な対決

2014年05月10日 | 時代劇
現在BSで里見浩太朗さん時代の『大江戸捜査網』を放送中ですが
先日、『大江戸~』放送と同時期に『水戸黄門』で里見さんと共演されていた
中谷一郎さんがゲスト出演された回には驚かされました。
 
弥七のイメージが強い中谷さんが演じたのが、
浪人で(しかも根っからの悪ではありませんが)悪の手先だった上
最後は里見さんと一騎打ちして死ぬと言う役所だったからです。
イメージとしては、佐藤允さんなんかが演じそうな役所で
佐藤さんと中谷さんのイメージ自体は似ている訳ですが
弥七のイメージとは全く違った役所だけに、驚かされたのでしょう。
 
しかし、時代劇なのにガトリング銃で大量殺戮なんて回があったり
暗殺計画を阻止しようと、偽の道場主を仕立てて
道場を乗っ取る奇抜な話があったり
意外なゲスト(美空ひばりさんなんか)が出演されたり
マンネリの中にも面白いポイントがある『大江戸~』は見ていて楽しいですね。
現在の山口いづみさんと江崎英子さんの時代も良いですが
土田早苗さん登場以降の(個人的な)黄金期以降も
放送を続けて放送してほしいものです。

タランとマーカスと

2014年05月03日 | 訃報関連
声優の矢田耕司さんが亡くなられました。
矢田さんは独特のしわがれ声で悪役や個性的な脇役として
主に東映アニメで活躍されていました。
偶然か何なのか、矢田さんの亡くなる前日に、
矢田さんが声を担当されているCMをたまたま見ていたので
ある意味私にとっては突然の訃報となってしまい、驚いています。
 
矢田さんは色々な作品でお目にかかりましたが
『宇宙戦艦ヤマト』のデスラーの腹心タラン
『ドラゴンボール』のドクターゲロを筆頭に
『マジンガーZ』の予告ナレーター
『海のトリトン』の神出鬼没のタツノオトシゴのマーカス
さらには『まんが日本史』
何人もの偉人をこなす活躍を見せていたのが特に印象深いです。
謹んでお悔やみ申し上げます。