増山江威子さんはキューティーハニーや不二子ちゃんを演じた一方
バカボンママ、一休さんの母上様(伊予の局)
あるいは、スパンクの森村愛ちゃんのママを演じられたり
母親役でも定評があった事はご存知の方も多いと思われます。
スパンクのママも良いんですが
一番好きな増山さんの母キャラは、一休さんの母上様だと思っています。
これは、キャラもさる事ながら
一休さんでの増山さんのナレーターぶりが特に好きなので
さらに好き補正がかかっているからですが・・・
あと、以前に触れましたが太田淑子さんが主人公のパンダのロンロンを演じられた
映画『パンダの大冒険』の増山さんの母クマは非常に良かったです。
特に、ロンロンを修行に出す際に
皆の前では、女王らしく厳しくロンロンに接するのですが
直後、ロンロンとの二人きりのシーンでは
母性たっぷりにロンロンを優しく包む感じで語り掛けてくる所が
前回も書いたような、増山さんの演技における
ギャップの魅力が存分に発揮されていたシーンで、特に印象的でした。
増山江威子さんが亡くなられましたが
増山さんの代表作の一つ「キューティーハニー」については
このブログでも何度も取り上げています。
キューティーハニーが特に好きな理由ってのは
ヤッターマン2号が好きなのと大体同じではありますが
増山さんのキューティーハニーの場合は
以前にも書いたように、可愛らしさと母性と可愛らしさと色気と凛々しさが魅力だと思っております。
さらに、増山さんのハニーの魅力なのが
ハニーが真面目に戦闘する一方で、結構茶目っ気たっぷりな点です。
元々、好きな女性キャラが二面性を見せるシーンに私は弱いだけに
この手のシーンが多い増山ハニーは堪えられませんでした。
第1話からハリケーンハニー姿で暴れ回った後
ふと我に返って「私とした事が・・・」と言う感じで恥ずかしがるシーンがありましたし
特に良かったのが、何度も触れている
第5話のキューティーハニー姿で操縦桿を握った際の
茶目っ気たっぷりの「いけね、忘れてた」と
15話の上品そうな言い回しの「さ、みなさん帰りましょ」
の二シーンです。
少し前にネットを見ておりましたら
あの櫻井智さんがグラビアでお元気そうなお姿を見せていると言う記事を拝見し
その少し後位に、今度は
井上喜久子さんが、メイド姿を披露していると言う記事を拝見しました。
櫻井さんと井上さんと言えば、ご存知の方もいらっしゃるように
『セイントテール』での芽美ちゃんと聖良ちゃんで共演されていますが
お二人とも長くキャリアを積まれながらも、未だに活躍されているようで
これも『セイントテール』の決め台詞で言うなら
「神のご加護があった」と言うべき事なんでしょうかね。
鶴ひろみさんと言えば私にとっては
何度も言っていますが鮎川まどかの鶴さんです。
そんな鶴さんに先んじで
島津冴子さんがまどかさんを演じられた点についても
これまでこのブログでも何度も取り上げてきました。
鶴さんと島津さんの共演と言うと
咄嗟に思いつくのがアニメではないですが
NHKでやっていた人形劇の『のびのびノンちゃん』です。
鶴さんが主人公のノンちゃん、島津さんが友達のウリちゃんを担当されていて
艶っぽい声で活躍されていたお二人が可愛い少女声を出されている
ある意味貴重な作品でもありました。
ちなみに、ノンちゃんの頃に
鶴さんと島津さんが声が似ていると指摘されて驚いたような事を
島津さんご本人が回想されていたと伺いましたが
似てるかな・・・?と個人的にはちょっと不思議に感じた物ですが
プロの感性だとまた違った感じ方があるものと思われます。
共にまどかさんを担当されたお二人だけに
何か感慨深く感じる所もあります。
櫻井智さんが、高橋英樹さん主演の二時間ドラマに
出演されていると言う情報を耳にしまして
当該作品が、少し前にBSで放送されていて、チラっとチェックしてみましたが
最初の方で登場する女性記者が、見た覚えのある方のような気がして
ひょっとしたら・・・と思っていましたら、やはり正解でした。
茉利さんが寅さんに出演された時のように
櫻井さんの出番自体は、ほんの一瞬ではありましたが
お顔をよく見知っていただけに
あっさり分かったのかもしれません。
余談ですが、同じ日に結構昔の二時間ドラマを見ていたら
加藤精三さんが出演されていたのですが
こちらは初見では見つけられなかったです。
(録画していたので再見したら
特徴的なお顔と声ですぐ分かりましたが)
先日、家人が聞いているラジオ(民放のFM)に
増山江威子さんが出演されていると知らされ
途中からでしたが、聞く事が出来ました。
流石にお歳がお歳なので、喋りはゆったりした感じでしたが
艶のあるお声はお歳を経ても健在と言う感じでした。
今年はキューティーハニー50周年ですが
元祖ハニーちゃんである増山さんの健在ぶりを知る事が出来たのは
良かったのではないでしょうか。
前回、モックの丸山裕子さんと後にピコリーノを担当された野沢雅子さんとの
妙な因縁をテーマにしましたが
丸山さんと野沢さんって、モックを持ち出すまでもなく
モック放送当時、『いなかっぺ大将』で共演しているのを思い出しました。
いなかっぺ大将での野沢さんと丸山さんと言えば
野沢さん演じる大ちゃんを丸山さん演じるトンマルキさんが
凄まじいバイタリティでモノにしようとすると言う関係でした。
ところが、モックでは逆に
野沢さんが丸山さん演じるモックをいじめる役と言う感じで
関係性が見事に逆転しているのです。
同じ製作会社の同時期の作品で
同じ共演者が作品によって
ガラっと異なる役回りを演じていたと言うのも
前回取り上げた点と同じように
奇妙な巡り合わせだったと言えるように思います。
丸山裕子さんと言うと少年役なら
ポールのミラクル大作戦のキノッピーみたいなタイプ
女性役ならいなかっぺ大将の豚丸木さんやドカベンの夏子はんみたいなタイプのイメージが強いです。
また、茉利さんとの共演もタツノコ作品出演が多い事もあって
いなかっぺ大将、てんとう虫の歌をはじめ結構ありました。
そんな丸山さんが、小原乃梨子さんに代わり
ドラえもんがまだ10分枠で帯番組だった頃
のび太くんの代打を務めた事がありました。
確か「どくさいスイッチ」「かげ狩り」は丸山さんでしたね。
丸山さんが演じられたのび太くんは
ゴンっぽいと言うか樫の木モックみたいな感じでしょうかね?
当時はまだやってませんが
ミレンジョ姫の小原さんからコマロの丸山さんに声優が変わると言うのも
結構変わった代打起用だったように今となっては思いますが
そんなに違和感は無かったように感じました。
前回、山本百合子さんの話題を取り上げましたが
山本さんはあの「魔女っ子大作戦」で
茉利さんが担当されたメグちゃんのライバルノンちゃんを担当されていました。
最も、声だけなので
劇中で茉利さんと山本さんのやり取りはありませんでしたけどね。
ただ、魔女っ子大作戦の為に作られた「魔女っ子メドレー」は
堀江美都子さんと山本百合子さんが主にメインパートを担当
増山江威子さん、太田淑子さん、杉山佳寿子さん、栗葉子さん、野村道子さん
そして茉利さんが自分の担当キャラパートを歌う感じだった
と伺った事があります。
ルンルンパートは堀江さんの持ち歌でもありますから
確実に茉利さんと堀江さんが担当されているのは分かりますが
メグちゃんパートはノンちゃんを山本さんが担当されているから
茉利さんと山本さんが担当されているような気がします。
ただ、正直に申しますと
堀江さんと山本さんの歌声って、似てるんですよ。
それ故、違いが分かりにくい所があって
断定出来ないのがちょっと残念です。
山本さんがサリーちゃん
堀江さんがマコちゃん、ララベル
この辺は確実なのですが
誰か、正確なパート分けが分かる人がいたら有り難いです・・・
山本百合子さんと言うと、私が最初に知った頃は
北斗の拳や聖闘士星矢を
まだそれ程興味を持って見ていなかった頃でしたので
サリーちゃんや年の差なんてのナレーターみたいな感じの
高いトーンの声の印象でした。
その後は、色々な作品で山本さんのお声を聴きましたが
山本さんが元々アイドル出身で声優に転身した
日髙のり子さんや佐久間レイさん、櫻井智さん等々の先駆者であった事は
結構後まで知りませんでした。
アイドル時代の山本さんは未だに見た事はありませんが
専業声優になる直前に
山本さんが里見浩太朗さんの『新松平右近』で
野川由美子さんの絵草子屋の小女を担当され
毎回出演されていたのは、初見以来
「いるんだ・・・」と言う感じで毎回チェックしておりました。