つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

大衆演劇の見方

2014年11月29日 | 岡本茉利
茉利さんが現在活躍されている大衆演劇
この大衆演劇は一般的な舞台演劇とは違った部分も多く
かなり独特の文化を形成しているジャンルだと思います。
そこで、大衆演劇とはどう言う物なのか?を少しでも知ってほしいと言う事で
(実際に見た劇団は茉利さんの出演されている劇団竜劇隊だけですが)
それなりに大衆演劇に触れている私の
大衆演劇体験談を簡単にまとめてみました。
 
まず、普通の舞台演劇の場合、
文化会館みたいな場所が公演場所になりますが
大衆演劇の場合、地元のホテルや温泉施設みたいな場所が
公演場所になる事が多いです。
(ただし、ごく稀に大衆演劇用の劇場が使われる事も)
また会場が会場なので、客層も基本的には50代以上の方が多く
男女比で言うと、どちらかと言うと女性の方が多いと感じました。
 
大衆演劇の良さの一つが、客席と舞台との距離が近い点です。
普通の劇場公演の場合、客席は椅子席である事が多いですが
(私がいつも見る会場の場合は)
宴会場みたいな所のステージの上が
舞台になっていて、客席は畳席で客側は舞台の芝居を仰ぎ見る形になり
芝居の臨場感が強く感じられます。
また、舞台の上の役者さんも頻繁に客席に降りて来たり
客席との掛け合いも頻繁に行われたり
客席と舞台上の一体感が強い事も特徴として挙げられます。
 
そして、大衆演劇特有の文化で一番象徴的なのが
贔屓の役者さんの舞踊の最中に現金を渡す点かと思います。
昔風に言うなら”御祝儀”専門用語だと”花”と呼ばれますが
舞踊をしている時に
お目当ての役者さんの着物の襟元に入れる形が多く取られます。
(昔風にちり紙に包んで、舞台上に投げ入れるなんて形で送る方もいます)
 
興味のある方は、迷わず大衆演劇の世界を堪能してみて下さい!

幻の共演歴

2014年11月22日 | 岡本茉利
先だって亡くなられた桂小金治さんの記事で触れ損ねましたが
実は茉利さんは小金治さんと共演した事があります。
 
当該作品は1972年放送の
NHK少年ドラマシリーズ『満員御礼』と言う作品で
小金治さん演じる写真館の主人夫婦と
その間に生まれた7人兄弟の姿を描くホームドラマだったようです。
 
茉利さんは小金治さんの次女役だったそうですが、
NHKの看板番組である大河ドラマですら、
1970年代半ば以降の作品でないと
現存していない作品も少なくない現状から考えると
このドラマを現在、見る事は非常に難しいと思われます。
 
茉利さんの初々しい芝居も見てみたいですし
茉利さんの弟役(本当は兄役かもしれませんが詳細は不明)で
(当時は竹尾智晴名義の)中尾隆聖さんが出演されているそうなので、
色々な意味で興味ある作品なんですけどね。

最後の映画スター、旅立つ

2014年11月19日 | 訃報関連
高倉健さんが亡くなられました。
東映時代は『網走番外地』等のシリーズに出演し、邦画黄金時代を支え
その後も数々の映画に主演された日本映画を代表するスターでした。
代表作の『幸福の黄色いハンカチ』では
茉利さんが健さんと同じシーンに出演された事もありました。
 
健さんの一般的なイメージと言うと、
寡黙な男の中の男と言う感じになるかと思いますが
こうしたイメージは、東映時代の「死んでもらいます」でおなじみの
『昭和残侠伝』辺りから作られていったようです。
それ以前の代表作『網走番外地』シリーズだと
格好良い一面はもちろん見せつつ、
割とコミカルな面も見せるイメージだったようです。
意外と言うと失礼ですが、
そう言うコミカルな二枚目ってのも結構はまっていたと思います。
 
ちなみに、伝え聞く限りでは、
素の健さんも割とお茶目な所がある方だったと伺っております。
 
さて、高倉健さんの訃報も衝撃が大きかったですが、
納谷六朗さんが亡くなられたのにも驚かされました。
 
納谷さんは『聖闘士星矢』のカミュや『ミンキーモモ』のモモのパパ等
兄さんの納谷悟朗さんとは違ったタイプのキャラで長年活躍されました。
長い事演じられた『クレヨンしんちゃん』の園長(組長)先生は
どなたか別の方に声が変わったんでしょうかね?
 
かつては茉利さんも長い事、納谷さんと同じ所属事務所だった関係で
茉利さんも色々とお世話になったと思われます。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。

正統派悲劇のヒロイン

2014年11月15日 | 岡本茉利
茉利さんが『ガッチャマンII』にゲスト出演された
第21話「青春の折れた翼」を見る機会があったので、
内容を簡単にまとめてみました。
茉利さんが演じたリーザは
大鷲の健(G-1号=ガッチャマン)の飛行学校時代の同窓生で
かつて健に思いを寄せていたのですが
今は同じ飛行学校のカール(声・市川治さん)と婚約している女性でした。
 
物語は健がカール、そしてリーザと再会する所から始まりますが
実は健がカールに近付いたのは、
カールがギャラクターの手先となっていると言う情報の為で
リーザは婚約者でもあるカールを信じつつ
健の話を聞いた事で思い悩みます。
そして、健が調べる内に
とうとうカールがギャラクターと繋がっている証しが見つかるのですが
これによってカールはもとより
リーザそして健、と三者三様に悲劇的な結末を迎える事になります。
 
役所から見ても、
リーザはかなり悲劇的なラストが待っているのは分かっていましたが
健が昔、好意を持っていた女性だけに、
いつもの茉利さんのキャラとはまた違った
アダルトな雰囲気を醸し出す珍しい役所でした。
特に悲劇的な結末を迎えるラスと辺りでのリーサの叫びは印象的でした。
 
余談ですが、『II』で話の内容と共に忘れられないのが
ギャラクターのゲルサドラ(声・池田勝さん)の
ベルクカッツェに負けず劣らずコミカルかつハイテンションな芝居でした。

大山友子の正体

2014年11月09日 | 岡本茉利
先日、茉利さんも出演されている映画版のアニメ『まことちゃん』を拝見しました。
茉利さん出演エピソードについての感想は、掲示板に書きましたが
こちらでは、『まことちゃん』で
茉利さんが演じた大山友子に関しての裏話を紹介いたします。
 
知ってる方はご存知の通り、
実は大山友子はあの”山口百恵”にそっくりなキャラなのですが
実は、その理由が『赤い』シリーズの一作『赤い衝撃』で
百恵さんが演じた主人公・大山友子をパロディにした為
だと言うのは、
少々驚きました。
 
『赤い衝撃』は私も以前に少し見た事がありますが
この繋がりは、最近指摘されるまで気付きませんでした。
ちなみに、この話は原作にある話から
既に大山友子と言う人物がいたらしいので、
楳図先生が『赤い衝撃』から着想を得て、キャラを創作した物と思われます。
その為、友子の恋人の役名が
『赤い衝撃』で百恵さんの相手役だった
三浦友和さんの新田秀夫となっているのも、
事情を知っていると納得行くかと思います。
 
なお、ドラマの『赤い衝撃』での大山友子は
優秀な陸上選手で、不慮の事故で足が不自由になる設定でしたが
アニメ『まことちゃん』の友子は、
足が不自由になるなんて設定はありませんでしたが
色々な描写をしていましたので、
今の目で見ると、百恵さんサイドからクレームがよく来なかったな…
と正直思ったものです。
 
当時は今よりパロディに寛容だったんでしょうかね?

二つの訃報

2014年11月05日 | 訃報関連
俳優の桂小金治さんが亡くなられました。
少し前に健康食品だったかのイメージキャラクターをされていたので
まだお元気そうだと思っていたので、突然の訃報には驚かされました。
 
小金治さんと言えば『それは秘密です!』での泣きの小金治と言うイメージ
古くは『アフタヌーンショー』では怒りの小金治のイメージと言った具合に、
色々なイメージを見せてきた方でした。
 
時代劇にも結構出演されていて
特に『破れ傘刀舟 悪人狩り』のレギュラー仏の半兵衛役で
軽妙な姿を見せていたのが、印象に残っております。
 
また、すでにご存知の方も多いと思いますが、
声優の弥永和子さんも亡くなられました。
弥永さんは元々は東映ニューフェース出身で
現代劇でも何度かお目にかかった事はありますが
やはり、吹き替えでのシガニー・ウィーバー等のイメージが強いですね。
 
アニメにも色々と出演されていますが個人的には
『ヤッターマン』でドロンジョ様と張り合った強烈な美女ハルメン
あと、『てんとう虫の歌』で演じられた、
かなり美しくて格好良い婦警さんの役が印象的でした。
 
謹んで、お悔やみ申し上げます。