つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

水戸黄門第三部(おまけ)

2008年05月31日 | 時代劇

『水戸黄門』第三部の何が面白かったかと言う点なんですが、
何と言っても個人的にポイントが高かったのは、
やはり弥七親分とお新さんと言う事になります。

濡れ衣を着せられ、幼馴染の弥七親分とお新さんが
敵味方同士の対決をする事になる
前半はどちらかと言うと、
お新さんが、あまりに“弥七が親の仇“って考えに囚われ過ぎて
ちょっと見ていて“親分可哀想…“と居た堪れなくなる事もありましたが、
和解後は、お二人が良いムードになる場面も多く、非常に好感を持てました。

後年、お新さんが弥七親分と結婚するようになると、
お新さんって、女に中々もてる弥七親分に
嫉妬しているイメージが結構あるんですが
この頃はまだそう言うイメージが少ないのも、また良いんです。
(別に結婚後が悪いと言う訳ではありませんよ)

また、このシリーズは敵役が魅力的だったのも良い点でして
中野誠也さん演じるお新さんストーカーで、改造手術まで受けてしまう
かなり異色の悪役・夜鴉の藤吉も良かったですが
特に風格たっぷりな上に
滅茶苦茶渋い成田三樹夫さん演じる柘植九郎太は良かったですね。
個人的には、水戸黄門シリーズに何人も現れた
黄門様の命を狙う刺客陣の中でも
一二を争う位好きです。

結論としては、弥七・お新と言う名コンビの成り立ちが分かる上に、
シリーズとしても
東野さんの黄門様や一行全体が徐々に持ち味を発揮し始めて
かなりの傑作シリーズだったと思います。
機会があれば『水戸黄門』第三部是非一度ご覧になってみて下さい。


水戸黄門第三部 完結編

2008年05月24日 | 時代劇

『水戸黄門』ネタの続きです。
前述の通り、藤吉・九郎太は黄門様を暗殺しようと
各地で様々な手を使って参りますが、いずれも失敗に終わり、
黄門様一行は遂に旅の目的地“薩摩(今の鹿児島県)”に到着します。
(ちなみに、この薩摩の回がこのシリーズの最終回なんです)

ここで、いきなりお新さんが敵の手に落ち
大麻みたいな草を使った拷問を受け
黄門様一行の居場所が敵の知る所となります。
黄門様の居場所を知った敵は
当然、追手を差し向け、黄門様一行は逃げます。
が、ここでいきなり


御老公が敵に撃たれる
と言う予想外の出来事が起きます。

しかも撃たれた黄門様は
助さん格さん達に「早く逃げろ」と指示した挙句、


爆弾を手に、崖下に爆死してしまう

と言う壮絶な最期を遂げます。
からくりを申しますと
敵を欺く為に、別の人間が黄門様の替え玉になって死んだだけなのですが
再放送で初めてこのシーンを見た時には、

「すげえ!黄門様死んじまったぜ(不謹慎)」
と、変に興奮したのも懐かしい思い出です。

で話題は藤吉に戻りますが、全てが上手く行ったと思っていた藤吉。
だが、そのアジトにいきなり弥七が乗り込んできて、
正気に戻った(と言うか最初から芝居をしていた)お新さんと二人で
仇の藤吉をようやく討つ事が出来るのでした。

その後、薩摩絡みの陰謀は、

天知茂の明智小五郎
よろしく墓場から生き返った黄門様によって打ち砕かれるのでした。

陰謀が打ち砕かれたとなると、
柳沢吉保の密命を受けていた成田三樹夫さん扮する
滅茶苦茶渋い柘植九郎太はどうなるのか?が気になるのですが、
九郎太は何と敵の手にかかる事無く、
使命を果たせなかった責めを負って
親分の柳沢の眼前で腹を斬る
のでした。
この最期も中々成田さんの渋さが光っていたと思います。

ところが九郎太を失った柳沢、今度は尾張藩(御三家の一つですね)と
陰謀の密命を結んでいた事を利用し、最後の勝負に出るのですが
最後の賭けも御老公に打ち砕かれ、結局幕政から退く事となるのでした。

(最も、後々設定がリセットかの如く、何食わぬ顔で蘇っておりましたが)
長々と書き連ねましたが、『水戸黄門』第三部のストーリーは以上となります。
(次回はおまけ)


水戸黄門第三部 改造人間現る

2008年05月17日 | 時代劇

前回に続き『水戸黄門』第三部ネタです。

弥七親分を仇と狙うお新さんでしたが、
ある話(場所は今の名古屋付近)で
同士と思っていた藤吉の裏切りに(ようやく)気付くと、
呆気なく悪から足を洗い、格さんの手助けにより、藤吉の片腕を切り落とし
斬られた藤吉は夜の激流に消えます。

さて、これで藤吉を討ち取りめでたしめでたし・・・
かと思うとさに有らず、ここから信じられない事が起こるのです。
何話か話が進み、忍びの里伊賀上野を黄門様一行が訪れ
悪党一味の忍びと戦うお新さんの前に、突然謎の助っ人が現れます。

呆気なくばらすと、この助っ人こそ

先ほど、激流に消えたと紹介した藤吉だったのです。
帰って来た藤吉は、パワーアップして帰って来たのですが
この辺りはまだ、理解出来なくはない話なんです。

ところがその改造された姿が
一応は時代劇に合う姿こそしておりますが、
実はかなり洒落にならない姿なのです。

格さんに斬られ、失った片腕が

鋼鉄に改造され、
しかも指からは指鉄砲が発射される

と言う、到底江戸の物とは思えない、
凄い技術を会得していたんですね。

大体、お新さんの前に藤吉が現れたシーン自体が


変な赤い煙を吹き上げながら
変な仮面をつけて登場して来る

ので、何度見ても

“ショッカー”紛いの悪の組織

に改造を受けたとしか思えないんですよ。
伊賀辺りには現代科学でも実現不能な
凄い技術者がいるんでしょうか?

この藤吉の凄~い姿が見られるのが、
第三部「忍びの掟・伊賀上野」と言う話です。

非常に拙い私の文での説明よりも実際にご覧いただければ、
このあまりにインパクトのあるシーンの凄さがご理解頂けるかと思います。

次回は藤吉・お新・弥七の因縁を
何とか完結に持っていこうと思っていますのでご期待下さい。


水戸黄門第三部(1)

2008年05月10日 | 時代劇

つい先日まで我が地元では、『水戸黄門』第三部を放送しておりました。
実は、我が地元で既に何度か再放送されたシリーズでして、
私自身何度も見た事がある部なんです。
既に録画済みでもあり、
正直もっと別の部を放送して欲しいと言う気持ちもありますが
弥七親分&お新さんファンの私にとっては、
このシリーズはお気に入りのシリーズなので
何度放送されても見てしまうシリーズでもあります。
で、今回からこの『水戸黄門』第三部について非常に拙い文ではありますが
どう言うシリーズなのかを、まとめて参ります。

黄門様の影の御用を務める風車の弥七は
ある日、旧知の霞のお新と再会する。
ところが直後にお新の父・野ぶすまの仁兵衛が
お新の仲間の筈の夜鴉の藤吉の裏切りに遭い、殺されてしまう。
しかも藤吉は、
現場に弥七の風車があったのを悪用し
仁兵衛殺しを弥七の仕業に仕立て上げ
お新もこれを信じてしまう。

藤吉は黄門様を亡き者にしようと企てる
柳沢吉保の刺客・柘植九郎太と共に行動しており
成り行き上、弥七とお新は、敵同士に分かれてしまい・・・

以上が、第三部の導入部のストーリーです。
しばらくは、お新さんが弥七親分を「お父っぁんの仇!」としつこく狙い続け
九郎太&藤吉は黄門様暗殺を企てると言う話が続きますが、
見る人が見ると“何でお新さん、藤吉が真の下手人だと気付かないんだ?”
と思うかもしれませんが、そこは話を面白くする為の要素と言う事で・・・
果たして、お新と弥七は和解出来るのか?
(文をまとめるのに時間がかかるので以下続く)


時代劇主題歌談議

2008年05月03日 | 時代劇

日頃からアニソン・特撮主題歌・時代劇主題歌と
偏ったジャンルの曲を好む私ですが
今回のテーマは、そうした主題歌の話題です。
時代劇ですと私は痛快・娯楽系の時代劇が特に好きで
好きな作品は多数ありますし
また、作品同様に好きな主題歌も多数あります。

時代劇の中でも、人気作の一つに、“必殺“シリーズと言うものがあります。
必殺はシリーズが長い為、様々な曲が作られておりまして
私自身は、必殺シリーズの作品自体はあまり見た事はありませんが、
主題歌だけは聞く機会が結構ありまして、
聞いた曲の中には、当然の事ながら好きな曲が何曲もあります。

かなり好きなのが、小林旭さんの『夢ん中』(必殺商売人主題歌)
西崎みどりさんの『さざなみ』(必殺仕業人主題歌)です。

一番お気に入りなのは、
西崎みどりさんの『旅愁』(暗闇仕留人主題歌)です。

この『旅愁』って曲は放送当時(1974年)にはかなりのヒットとなった曲で
かなり有名な曲なので、好きな方も多いと思います。
西崎さんの15歳とは思えない歌声が心に残りますね。


ちなみに、この『旅愁』と言う曲と
茉利さんの唄う『うしろすがた』と言う曲は、雰囲気がそっくりなんですよね。
どうやら、山本正之先生のお話だと、『旅愁』を意識した節があるようなんです。
だから、私『旅愁』も『うしろすがた』も好きなんでしょうかね?