つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

隠し目付の殺人兵器

2013年05月25日 | 時代劇
『隠し目付参上』(以下「隠し目付」)と「江戸特捜指令」は
1976年から77年にかけて放送された時代劇“隠し目付シリーズ”の二作品で
共に三船プロの時代劇らしく、電動のこぎりが出てきたり
けれん味たっぷりの痛快娯楽時代劇に仕上がっています。
今回は奇抜さでは甲乙付け難い「隠し目付」と「江戸特捜指令」の内
まず「隠し目付」から特徴をまとめてみます。
 
この「隠し目付」は、悪人達に三船敏郎さんをリーダーとする
隠し目付メンバー(※)がハングマンみたいに
ワルを大仕掛けな仕掛けに掛けて、悪事を暴くのも面白いし
悪人の罪状を糾弾した後
「三途の河原を引き回し」、「冥土へ追放」、「地獄へ遠島」、
「申し渡す」
と次々に言い放つのも面白い点です。
 
ただ「隠し目付」は、
からくり人形の三太(通称からくり三太)あっての「隠し目付」
と言っても過言ではないと思います。
 
この三太は普通のからくり人形で
劇中登場する人物をメロメロにする事は出来るので、
無論愛敬はあると思いますが
からくり人形なのに明らかに自力で動く事がある点が、
凄いと言うより(半分は冗談ですが)恐ろしかったですね。
(一応、作り手の春楽(江守徹さん)が操縦する作りになっているのですが)
 
それにも増して三太の凄い所は
眠りガスをワルに吐きかけたり、
ロケットパンチを飛ばしたりして
己の身を守る事が出来ますし、
挙句が、含み針で人を殺す事まで可能
と自己防衛ができる点です。
一家に一台三太が欲しい!と思った人もいたとかいないとか…
 
(※他には大谷直子さんにゴリさんやスコッチもいます)

スパンク対日本昔ばなし

2013年05月18日 | 岡本茉利
昨日、某時代劇の最終回を拝見したのですが
ちょっと(個人的に)想定外の展開を迎えたのには、驚かされました。
詳しくは、近い内にこちらで紹介させていただく事になるかと思います。
 
話は変わりますが
『スパンク』と『日本昔ばなし』の視聴率データを某掲示板で調べてきました。
『スパンク』の平均視聴率は15%位と、割と安定した視聴率で
スパンクのキャラ人気も相まって、映画が作られたのもうなずけました。
 
ただ、『スパンク』と『昔ばなし』の視聴率を比べてみると
実際『スパンク』も善戦はしてはいますが
数字はほとんどの回で日本昔ばなしが上回っていました。
機会があれば、詳しいデータを紹介させていただくつもりです。

夏八木勲さんと言えば

2013年05月13日 | 訃報関連
俳優の夏八木勲さんが亡くなられました。
夏八木さんと言えば、見た目同様の男っぽい役で
現代劇・時代劇問わず様々な作品で活躍されました。
夏八木さんは、
野性味あふれる浪人みたいな役所で魅力を発揮する方だと思いますが
印象に残っている役は、個人的にはやはり時代劇が多いです。
 
特に思い出されるのが『子連れ狼』(北大路版)の柳生烈堂
『影の軍団』幕末編の小栗上野介と言った主人公の好敵手役や
『水戸黄門』史上最強の刺客と謳われる
天津敏さんの鉄羅漢玄竜を倒した空手家辺りでしょうか。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。

怪人物・阿部頼母

2013年05月11日 | 時代劇
時代劇での主人公の敵役には色々な人物がいますが
私が知っている中で、一番インパクトがあったのが
『子連れ狼』で金田龍之介さんが演じた阿部頼母です。
有名な「ねんねん さいころ 毒屋の子~♪」
と言う歌をご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
 
この阿部頼母、貫録たっぷりのあの金田龍之介さんが差歯をしている
(おまけに後半になると剃髪までする)
と言う見た目や喋り方からして、既にインパクトが抜群で
またの名を阿部怪異とも呼ばれる人物です。
怪異は将軍家のお毒見役と言う要職にある一方で
職業柄、様々な毒や薬に長けていて、
己の出世の為、主人公の拝一刀や柳生烈堂を殺そうとしたり
あるいは烈堂を失脚に追い込もうとしたり、画策するのですが…
ある時は腰元軍団を従え、拝一刀を殺しにやって来るものの
一刀の刺客としての本能的な能力にびびりまくったり
また、ある時は拝一刀と柳生烈堂の決闘シーンで、
木の上で高みの見物をしながら「一刀、死ね~!」「烈堂、死ね~!」
と嬉々として叫んだりします。
 
極めつきが、怪異が悪運尽きてとうとう切腹に追い込まれてしまう回。
怪異は切腹を命じられると「イヤじゃイヤじゃ」と駄々をこね
毒を飲んで自害を図ったりもしますが、
毒を飲めなかったため、切腹の場に引き出されてしまいます。
切腹の場でも散々駄々をこねた挙句、命惜しさからか、
切腹の場で周りの役人を次々に手に掛けると言う離れ業を見せるものの
最後は一刀に引導を渡されてしまいました。
 
怪異と言うキャラの『子連れ狼』における位置付けは色々とありますが
私が特に印象的だったのが、前述の切腹シーンでの大暴れに代表される
人間臭かったり、大袈裟な反応を示したりする点です。
 
しかし、切腹の場であそこまで見せる事の出来る人物は
(見苦しく命乞いをする人物とも言えますが…)
空前絶後と言って良いのかもしれません。

ギャグと恐怖のギャップ

2013年05月04日 | 懐かしアニメ
先日、何年かぶりに『ハクション大魔王』を見たのですが
ある回を見て、驚かされてしまいました。
内容は、悪い魔女が現れて
次々に町の人の顔を盗んで行くと言う話なんですが
顔を盗まれた人が、
のっぺらぼうになってしまう
と言う展開に驚かされたのです。
 
大魔王とカンちゃんがのっぺらぼうにされてしまったのにも
驚かされたのですが、特にびっくりしたのが
カンちゃんの憧れの少女のユリちゃん(声は松島みのりさん)が
振り返るとのっぺらぼうになってるシーン。
流れで、そうなるような気はしていたんですが、
実際のっぺらぼうのユリちゃんを見るとゾーッとしてしまいました。
 
普通に怖いイメージのあるアニメならば、怖い事は怖いですが
『ハクション大魔王』と言うギャグのイメージが強い作品でしたから
普段とのギャップから余計に怖いと感じるのかもしれません。
今見ても、あまり気分の良いシーンではありませんので
子供時分に見ていたら、後に尾を引いていたかも…

牧伸二さんの訃報

2013年05月01日 | 訃報関連
ご存知の方も多いと思いますが、
ウクレレ漫談でおなじみの牧伸二さんが亡くなられました。
 
牧さんと言えばいわゆる「やんなっちゃった節」で人気を博し
一方で『幽霊城のドボチョン一家』で声優をされたりと
多方面で活躍されました。
 
どう言った事情が合ったかは分かりませんが
ああ言った最期を迎えてしまった事は、残念です。
謹んでお悔やみ申し上げます。