つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

主任が羽目を外す時

2016年07月30日 | 懐かしテレビ
『特別機動捜査隊』は
至極真面目に捜査活動に当たる刑事の姿が普段は描かれますが
1973年の正月作品「初笑い トバッチリ三船班」
タイトルからして、コミカルな話っぽいですが
タイトル以上に凄い話でした。
 
まず、導入部が子供が三船主任のマンションの部屋に大量に入り込む
と言う変わった形で
その後も、三船班の白石&村井両刑事が氷漬けになってしまったり
関根部長刑事が泥棒と間違えられて袋叩きにされたり
畑野刑事、石原刑事以下みんなして女に鼻の下伸ばしまくりだし
普段は強面の三船主任も砕けた(壊れた?)表情を沢山見せたり
立石主任時代にコミカル調な時代劇作品が作られた事もありますが
いつもの特捜隊世界では考えられないような話でした。
 
個人的には、三船主任の住むマンションの隣人が
物凄い髭を生やした貫禄たっぷりの藤岡重慶さんと
変な眼鏡で、妙に女っぽい感じの川合伸旺さん
だったのが
お二人の普段の役柄とのギャップから特に笑えてしまいました。
 
ちなみに、1974年の正月作品は「初笑い トラトラトラ捕物帳」と言う
タイトルからして見たくなる作品なのですが
主任と水木刑事が同心になって、凄いオチが付くと言う作品らしいので
これも一度は見てみたいです。

聞き慣れた声のある世界

2016年07月23日 | 懐かしアニメ
赤塚不二夫氏の代表作『天才バカボン』は
これまで何度かアニメ化していますが
一番長期間に渡って放送されたのが
第2作に当たる『元祖天才バカボン』です。

この『元祖天才バカボン』は
毎回のように個性的なゲストキャラクターが登場してきますが
見て行くと、大抵のゲストキャラは
ゲスト専門で担当される
八奈見乗児さん、緒方賢一さん、北村弘一さん

あと、レギュラーキャラに持ち役のある
肝付兼太さん(目玉のお巡りさん)、
槐柳二さん(レレレのおじさん)池水通洋さん(ウナギイヌ)
と言った辺りが
半分以上のキャラクターを担当されている事が分かります。

『元祖天才バカボン』の突き抜けたギャグには
八奈見さん、緒方さんと言ったギャグ作品で強みを発揮する方が
特に親和性が強いように感じます。

ちなみに、女性ゲストは多くの場合は
小宮和枝さんと丸山裕子さんが担当され
ごくたまにハジメちゃん役の貴家堂子さんが担当される事もありますが
バカボンママの増山江威子さんや
バカボンの山本圭子さんが担当されていたのは
あまり記憶にありません。

幻の初代弥生さん

2016年07月16日 | 懐かしアニメ
アニメ『一休さん』は長く続いたアニメで
イメージとしては将軍様や、やんちゃ姫等の
個性的なキャラが巻き起こす騒動を
一休さんのとんちを交えて描くと言うスタイルが定着した作品ですが
その初期は一休さんが天皇のご落胤(隠し子)で
将軍義満はその動向を警戒していた…と言った感じで
割と史実に沿った作りになっていました。

それと関係ある訳ではありませんが、初期は一部の声優が異なっていて
一休さんの母上様が坪井章子さん(後に増山江威子さんで定着)で
桔梗屋の娘弥生さんが
小山茉美(当時は”まみ”)さん(後に吉田理保子さんで定着)でした。

この弥生さんは、小山さんのデビュー作に当たるのですが
ご本人は、弥生さんに関しては、降板させられた悔しい思い出があるそうで
その話を踏まえて、実際に小山さんの弥生さんを見た際には
色眼鏡で見てしまう可能性もあるのでしょうが
声は良いとして、演技がまだ慣れていないと言うか
何かちょっと…って感じはありましたね。

ただ、この悔しさをバネに小山さんは人気声優になった訳ですから
結果オーライなんでしょうかね?

特別機動捜査隊 第426話

2016年07月16日 | 感想関連
今回は刑事ドラマ『特別機動捜査隊』に関して
面白かった回、特筆すべき事が多かったと私が感じた回を
選りすぐって感想をまとめております。
興味のある方はご覧になってみて下さい。

第426話「鉄火芸者」
(あらすじ)大物代議士高垣を巡るスキャンダルを追っていたトップ屋が殺される
事件には、高垣が妾に産ませた娘が関わっていた

(感想他)
・ひふみは芸者をしながら学生運動に傾倒していると言う変わった娘ですが
高垣の妾の娘であると言うひふみの出自が
結果的には悲劇を招く事になったと言うのが大筋です。

・マキさんと桃さんがゲイバーにサラリーマンとして潜入するシーン
ゲイの人に迫られて面食らう桃さんを
「係長、散々ですな」とマキさんが冷やかすのが笑える所です。

・正直言うと学生運動の人達の
「人類は敵か同志の二種類しかいない」やら
「金があれば火炎瓶が買える」と言う主張や
演説中の高垣に火炎瓶を投げ付ける行動等は
見ていて、非常に理解に苦しみました。

桃さんが明らかに不快そうな感じで取り締まっていたり
劇中で、そうした主張や行動が
身勝手な行動である感じで描かれていたので
まだ良かったですが…

・長さんとマキさんに尋問されても、悪びれないひふみに対し
長さんはまだ冷静に尋問していましたが
マキさんは、流石にちょっと感情的に問い詰めていた気がします。

・昭和44(1969)年の大晦日に放送されたエピソードで
この年の年末に総選挙が行われた事にヒントを得て
歳末の選挙が話に絡んできます。

・年末だからか村上記者、柴田記者等が
飲み屋でクダ巻きながら忘年会のような事をしているシーンは面白かったです。

特別機動捜査隊 第424話

2016年07月16日 | 感想関連
第424話「北海道を捜せ」
(あらすじ)北海道に逃亡した三人の強盗犯を札幌→室蘭→釧路→十勝と
広い北海道を縦横無尽に捜索する立石班

(感想他)
・東京では、藤島主任とガンさんとトリさん(香取刑事)が
タレ込み電話が来た!と色めき立っているのに
北海道から帰途に着こうとする立石班メンバーが
前回登場した歌手の白坂いづみさんに
「ラーメンをおごられた関長さんと畑さん」の記事を見て
みんなでニヤニヤしているのが笑えました。

・おまけに、記事の写真を見てみると「いづみさんがカメラ目線」だったり
「いづみさんをチラッと見ている畑さん」なんて写真なので
さらに笑える所です。

・いづみさんと言えば、
さり気なく釧路のショーに出演するってのが描かれていましたが
あれだけの酷い目に遭ったのに、歌手活動も再開したり
ラーメンをおごったり、流石プロですね。

・土地勘がある訳でもないと思われる立石主任が
すいすいと北海道を車で走るのは
ドラマだからしょうがないとは言え、何か不思議です。

・4年前のシーンと言う事で、回想シーンが流れます。
その頃ガンさんはいたはずですが
4年前にトリさんは特捜隊にいなかったような…

・終盤、逃亡犯の伏屋を追い詰める立石班メンバーですが
拳銃を手にした伏屋によってマキさん、トリさんが被弾します。
被弾を物ともせず猛然と伏屋を追うマキさんが良いですね。

・ゲストで星美智子さんや宮川和子さんと言った
おなじみのメンバーが登場しますが
前回の北海道ロケとは結構メンバーが変わっています。
ただ、この回以外にも北海道ロケで何本も撮っている関係か
別の北海道ロケ編にも今回の出演者は登場しています。

特別機動捜査隊 第423話

2016年07月16日 | 感想関連
第423話「石狩の女」
(あらすじ)歌手白坂いづみを巡り、欲深い人々がうごめく事件
舞台は東京から北海道へ

(感想他)
・畑野刑事(畑さん)初登場回ながらも
畑さんは立石班のメンバーとして今まで普通にいたかのように登場してきます。
登場編だからか故郷の北海道に里帰りって話が出てきますが
演じる宗方勝巳さんは大阪出身だそうです。

・白坂いづみ役は「新宿そだち」等でおなじみの歌手の津山洋子さん
当然いづみが歌うシーンもあります。
いづみのデュエット相手は、本物の歌手の高樹一郎さんですが
実は高樹さんは津山さんの夫です。

・他にゲストとして、いづみの恩人で実は真犯人の馬場が千波丈太郎さん
いづみを食い物にするマネージャーの深見がおなじみの中庸介さん
ただ、今回の中さんはスコップでメタメタに殴られるわ
実は生きていたと思ったら、やはり殴殺されるわ、何か酷い扱いでした。

・結局、信じていた人全てに騙されていたいづみの立場は
結構辛いものがありますが、何とかなる…はずです。

特別機動捜査隊 第414話

2016年07月16日 | 感想関連
第414話「愛の水平線」
(あらすじ)理容店の娘明子は死体を発見するが
現場に兄秀雄の姿を目撃してしまう。
秀雄らを追って立石班は青森むつに向かう

(感想他)
・直接のやり取りこそありませんが
橘部長刑事(長さん)と関根部長刑事(関長さん)が
現場に二人とも揃って登場するのは非常に珍しいです。

・おねしょがばれた少年が隠れているのを発見した長さん
少年が「ベー」すると「コラッ」と怒りますが
直後「ハハハハ」と笑いを見せるのが
和やかな感じで非常に良かったです。

・長さんとガンさんが青森のむつに先乗りして捜査を担当しているので
長さんの出番はかなり多かったです。

・圧巻は、ラストに長さんとマキさん(とガンさんと森っちゃん)が
真犯人白井(演じるは若き日の清水章吾さん)が海に向かって逃げるのを
スーツ・Yシャツを脱ぎ捨て、下着一枚で海に入り込んで逮捕するシーン
特に、中々深い所での体を張ったアクションを見せるのが
ベテランの長さんとマキさんで
その迫真のアクションシーンは出色の出来でした。
主任と関長さんが見てるだけだったのは、残念な所ですが…

特別機動捜査隊 第413話

2016年07月16日 | 感想関連
第413話「麻薬」
(あらすじ)三船主任登場編。おまけに立石、藤島両主任はじめ
色々な刑事が大量に登場する凄い回です。

(感想他)
・初登場の三船主任、犯人には厳しい態度を見せたり
アクションシーンでの派手な動きや、叫びとか荒っぽさも目立つ一方で
麻薬中毒のルリ(新井茂子さん)を諭す姿が渋くて良かったです。
しかし、鑑識さんへの腰の低さはちょっと笑ってしまいました。

・三船主任が警視庁屋上で紹介されるシーンも
立石主任、藤島主任、橘の長さん、マキさん、桃さん、ガンさん
森っちゃん、香取刑事、山崎刑事、内藤刑事に
新顔の石原刑事(石ちゃん)まで揃って
整列しているのが迫力がありました。
ただ、後の三船班の顔である
関根部長刑事(関長さん)が不在なのは残念でした。

・初の”三船班”として捜査に当たったのが
長さん、香取刑事(トリさん)、森っちゃん、ガンさん、石ちゃん
長さんが何故か、いつもより気が短く描かれていたような…

・終盤は街中に逃亡した犯人を追って
両主任や前述メンバーに笠原刑事まで加わった一大勢力で
犯人確保を目指すと言うこれまた大掛かりな話になっています。

・ゲストでは、こちらも後の三船班の顔になる畑野刑事の宗方勝巳さんに
山口刑事等で登場の山口暁さんもゲスト出演されています。
他にもおなじみの水木梨恵さんが婦警さんをやっているのが目に付きました。

特別機動捜査隊 第410話

2016年07月16日 | 感想関連
第410話「蒼い母の復讐」
(あらすじ)大学の教務課長佐々木が洋弓によって殺される。
その殺しには大学入試に巡る不正が絡んでいた。

(感想他)
・佐々木役は江見俊太郎さんで
元時代劇スターの江見さんが、自分の家の墓の前で縛り上げられ
折檻された挙句、殺される役所ってのは、何か見ていて複雑でした。

・屋台のおばさんのとよは笠置シヅ子さん
弓も使え、佐々木への恨みもあり
しかも佐々木を現場で縛り上げていたものの
とよは殺しに関してはシロでした。

・ダンスホールに聞き込みに来た長さんとガンさん
長さんが「全然聞こえねえな 一丁やったろうか」
と何か気合を入れてやろうとするのが、意味不明で笑えましたし
ガンさんが違和感なく溶け込んでいるのも面白かったです。

・大学紛争真っ只中の時期の作品なので
紛争に明け暮れる学生の描写も盛り込まれていました。
学生の中に、キレンジャーの畠山麦さんもいました。

・結局、とよと同じように佐々木に騙されていた
弓の名手にして名家の夫人幸子が真犯人
幸子が自殺しそうになったのを
長さんとマキさんが体を張って止めるのが格好良かったです。

特別機動捜査隊 第385話

2016年07月16日 | 感想関連
第385話「ブルーボーイ」
(あらすじ)中性的な魅力で売り、女性を虜にする歌手ジャニーだが
ジャニーの活動の裏にはある目的が…

(感想他)
・当時人気を博したピーター、カルーセル麻紀のような
中性的な魅力で売る歌手が登場しますが
その名前がジャニー北川ってのは、今見ると大胆な役名だと思います。

・ジャニーは自分が恨みに思っている相手を直接手を下さずに陥れ
遂に復讐をやり遂げるのですが
復讐を遂げても、何か虚しい気持ちを抱えたまま
ラストを迎えるのでした。

・クラブに潜入捜査を敢行する立石主任と長さん
部長と課長に扮し、楽しそうに砕けた会話をしていて
いつもの真面目さとは違った雰囲気が面白かったです。
直後、ジャニーを尋問するシーンでは
二人とも一転して、いつもの真面目な姿に戻るのも流石です。

・不正輸出が摘発された記事を読んで
「こう言う奴は日本の恥だ、絶対に俺は許せないぞ!」
と長さんが興奮しながらマキさんに語りかけるのも良いし、
それを受けてのマキさんの
「長さんが興奮するとは珍しいですな」と言う返しも良かったです。

・土曜日なので半日で退庁の佐藤事務員が
村上記者を利用してちゃっかりおごらせていました。

・ジャニーの恋人由美子がデビュー当時の范文雀(当時は氾文雀)さん
演技は初々しい所はありますが、顔を見ると范さんってすぐに分かります。