つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

突然の訃報

2015年01月31日 | 訃報関連
将棋の河口俊彦七段が亡くなられました。
この方も突然亡くなられたそうで、急死と言うのはいつ聞いても驚かされます。
 
将棋ファンじゃない方は知らない方も多いかもしれませんが
昔、特に将棋にハマっていて将棋雑誌を読んでいた頃
河口七段は「対局日誌」と言う対局中のプロ棋士の意外な一面が感じられる
人気連載を執筆されていた方でした。
 
河口七段の文章は、非常に読みやすく面白かったので
後に昔、書かれた本を買った事もありました。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。

お歯黒に馴染むのは難しい

2015年01月31日 | 時代劇
1986年に放送された年末時代劇『白虎隊』を最近見る機会がありました。
多分昔見てたはずなんですが、
幼い頃なので全くの初見と言って良い状態だった事もあって
長丁場ながらも、興味深く見る事が出来ました。
 
ただ、作品としての質の高さとは別に気になったのが
野川由美子さんが演じられた
里見さん演じる会津藩家老西郷頼母の妻女が
”お歯黒”をされていた点でした。
 
江戸時代の既婚女性はお歯黒をすると言う事実は一応知っていますので
時代考証を考えると正しい訳ですし、
お歯黒を美しいと感じる人がいるのも承知していますが
あの野川由美子さんが演じられていても
どうしても違和感を感じてしまいました。
 
日頃から時代劇でお歯黒をしてる人を見慣れていない事と言うより、
普段見ている野川さんがお歯黒してるのを見た覚えが無いので
見慣れなかったのだと思います。

幻の茉利さんのウエンディ

2015年01月24日 | 岡本茉利
先日亡くなられた大塚周夫さんは
1989年に放送された世界名作劇場『ピーターパンの冒険』で
ピーターパンの宿敵フック船長を演じられましたが
実は、これに先立つ五年前(1984年)の1月に、
ディズニーアニメの『ピーターパン』が(TBSで)テレビ放送された際
この時も、大塚さんはフック船長を演じられていました。
 
これはサイト等で何度も取り上げているように
茉利さんがウエンディを担当されたバージョンなのです。
ピーターパンは当時、舞台でピーターパンを演じられた榊原郁恵さんで
他のキャストはちょっと資料不足で分からないのですが、
フック船長の腹心の水夫長のスミーが八奈見乗児さんだった筈です。
 
ピーターパンと言えば日高のり子さんと言う変わった育ち方をした私は
ディズニーのピーターパンは、実は見た事がありませんが
原作のピーターパンがアニメ化されたと仮定すると
茉利さんのウエンディと大塚さんのフック船長の掛け合いと言うのは
結構あったんじゃないかと思います。
 
ただ、この茉利さんがウエンディを演じられたバージョンは
DVDにもなっていないどころか再放送も無く、
本放送の一回しか見られなかった本当に貴重なバージョンだったようです。
 
あと、(榊原さんと)茉利さん以外の方が
ピーターパン&ウエンディを演じた作品でも
大塚さんがフック船長を演じられたバージョンがあったと記憶しております。
(そのバージョンはスミーが熊倉一雄さんだった筈です)

首領と御大

2015年01月17日 | 懐かしテレビ
先日BSでやっていた『日本の首領 完結編』を見たのですが
時代劇でおなじみの片岡千恵蔵御大が出演されていました。
千恵蔵御大のような方が、こう言った作品に出演されるのは珍しい事な上に
その役所が、懐の広い所がありながらも、野心を持っている黒幕
と言うかなり食えない役所を演じていたのには驚かされました。
 
千恵蔵御大と言う方は市川右太衛門御大と共に、
東映のスターとして一時代を築いた方ですが
冒険的な役所に挑戦したり、
晩年は若いスターの脇に回ってスターを盛り立てる役所に徹したり
その生き方は後輩スターに影響を与えたとも言われています。
 
ちなみに、『日本の首領』と言う作品は、
戦後日本の裏社会の権力闘争を描いた作品で
中心人物のモデルが佐分利信さん演じる山口組三代目の田岡一雄氏と
三船敏郎さん演じる稲川聖城氏と言う点も中々興味深い点でした。
(当然ながら、実際の歴史と映画の中の描写には違いがあるようですが)
 
『日本の首領』の感想のつもりが、千恵蔵御大の話も混ぜてしまったので
最後は千恵蔵御大こぼれ話を紹介します。

1.御大は『大岡越前』の実子役の加藤剛さんを可愛がっていたそうですが
麻雀が大好きな御大は、加藤さんを何度となく麻雀に誘ったものの
真面目な加藤さんは付き合ってくれなかった為、
御大は大層惜しんでいたそうです。
 
2.ご存知の方も多いと思いますが、御大のご子息は
現在、日本航空(JAL)の社長をされています。

ショックが大きい訃報

2015年01月17日 | 訃報関連
声優の大塚周夫さんが亡くなられました。
80代になられても、まだまだ活躍されていた方だけに
突然の訃報には、非常にショックを受けました。
 
大塚さんの実績に関してはご存知の方も多いと思いますが
出演されていた作品を、私が幼い時分からよく見ていた関係で
かなり早い時期から
(正確な読み方を含めて)お名前を存じ上げていた方でした。
 
ブロンソン等の吹替えや海原雄山、『バビル二世』のヨミ様のような渋い役や
『ガンバの冒険』のノロイのような迫力ある悪役も良かったですが
大塚さんと言うとどうしてもギャグ色の強い悪役等のイメージが強いです。
 
古い所だと、ねずみ男やブラック魔王もナヨっとした感じがユーモラスでしたし
個人的に大塚さんを知るきっかけになった
『ピーターパンの冒険』のフック船長や
『名探偵ホームズ』のモリアーティ教授なんかは
悪役でありながら、コミカルな面を見せる
憎めないキャラクターを上手くこなしていて、
大塚さんの良い持ち味が発揮されていたと思います。
 
あと、大塚さんと言うとあの甲高い声で
「わし」と自称するイメージが強いとか
キャラクターとして熱唱する事が、妙に多かったイメージもあります。
歌に関しては、『ホームズ』の時のモリアーティ賛歌が印象的でした。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。
 
なお、今回の記事は大塚さんについて以前書いた記事と
内容が重複している部分もありますが、追悼と言う事で、ご了承下さい。

ヤッターマンの作画

2015年01月10日 | 岡本茉利
『タイムボカンシリーズ ヤッターマン』は
茉利さん演じるアイちゃんは大人びて色っぽく格好良いのに、可愛くて
ガンちゃんも男らしくて格好良いし
ドロンボーのやり取りもヤッターマン側のやり取りもゾロメカ戦も面白いし
非の打ち所が無い作品だと個人的には思っておりますが、
唯一泣き所があります。
 
その泣き所と言うのが、以前にもサイト等でも言及した事がありますが、
(特にヤッターゾウ登場以降の)作画が不安定な点でした。
作画の不安定さの原因自体は、色々な事情があったからだと思われますが
後番組の『ゼンダマン』が比較的作画面では安定していたようなので
『ヤッターマン』の作画については、本当に惜しまれる点です。
 
個人的に『ヤッターマン』で作画が結構良かった回だと思っているのが
作画監督が宇田川一彦氏、林政行氏の回でした。
(今回は触れませんが田中英二氏、大貫信夫氏の回も良かったと思います)
 
宇田川氏はアイちゃんの変身シーンが初登場する1話をはじめ
24話や38話のような私のお気に入りの回も担当されていますが
この方のアイちゃんの作画が私は非常にお気に入りでした。
ヤッターキング登場以降も担当して欲しかったな…と今でも思います。
林氏が作画監督を担当された回は、中盤から後半に多かったのですが
宇田川氏が抜けた後の後半の作画陣の中では、一番良かったと思います。
特にアイちゃんの作画が妙に大人びた感じなのが、良かったですね。
 
ちなみに、宇田川氏は現在もアニメーターとして活躍されているそうですが、
林氏は早く亡くなられております。
 
最後に今朝、テレビを見ていましたら旅番組に
土田早苗さんが出演されていました。
和服姿で相変わらずお元気そうなのが何よりでした。
 
ただ、別のチャンネルを見ていて
途中でチャンネルを合わせた時に気付いた為
土田さんが旅をしている肝心のシーンは既に終わった後でした。

ヤッターマンの顔

2015年01月01日 | 岡本茉利
明けましておめでとうございます。
本年も岡本茉利さんの応援、並びにブログサイト等をよろしくお願いいたします。
本年最初のテーマは、ボカンシリーズ放送開始40周年を口実に
例によってヤッターマンに関してです。
 
2007年に写真週刊誌『フラッシュ』の増刊号で
ヤッターマン特集が組まれた事があります。
この特集では、小原さんをはじめとする三悪の皆さんへのインタビューに加え
善玉側の太田淑子さん&岡本茉利さんへのインタビューが掲載されました。
 
茉利さんがアイちゃんについて語っているので
もちろん、それだけで
茉利さんのアイちゃん好きの私にとっては、お宝級な特集なのですが
太田さんがガンちゃんについて語っているのは、非常に珍しい事ですし
ヤッターマンお二人揃ってのインタビューが実現していたと言うのは、
改めて言うまでもなく、文句無しにお宝級の価値はあるかと思います。
(欲を言えば茉利さんと太田さんの対談が見たいとか、
オモッチャマの桂玲子さんのインタビューも読みたい
なんてわがままも言ってしまいますが)
 
太田さんのインタビューの中で、私が注目したのが
ガンちゃんの魅力についての発言です。
太田さんはガンちゃんの魅力について
「格好良いけど、アイちゃんに弱い点」を指摘されていましたが、
実際にご本人からガンちゃんの魅力として言われると、
より説得力があると感じました。
こう言う魅力を感じながら演じていたので、
キャラクターに思い入れが強いんだろうな…と妙に納得してしました。
 
また、「実質的な主役は、三悪に取られたけど
本当の主役は自分達だと思っている」と言う太田さんの発言からは
自らの演じたガンちゃんを、
太田さんが強く誇りを持っている事が窺い知れました。
 
ちなみに、太田さんと言う方は
茉利さんの別のインタビューによりますと、
結構役作りにこだわる方で”物凄く厳しい方”らしいだそうですが
インタビューを読んだ感じでは、
非常にプロ意識が強い方と言う印象を持ちました。