つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

特別機動捜査隊 693話

2023年08月01日 | 感想関連

693話「情熱の海」
保険金詐欺を企む浅子を追って
三船班は南紀勝浦に向かう

・捜査の為、畑さんは浅子(万里昌代さん)に接近しますが
終盤、真実が明らかになると
共犯者どころか、畑さんまで容赦なく殺そうとする浅子
浅子の悪女ぶりに畑さんも「女が怖い・・・」と振り返る程でした。

・そんな畑さんを執拗に(護衛的な意味で)マークしている石ちゃんの出番も多く
畑さんからチップを巻き上げるも、主任に巻き上げられながらも
主任から巻き上げ返したものの、結局畑さんに巻き上げられる件は面白かったし
謎の中国人に化ける件も面白かったです。

・潜入中の畑さんが松長さんに声をかけられる所
「あんないなかっぺのおじさん知りませんよ」と言い切られてしまう件は
松長さんが気の毒ながらも笑える所でした。


特別機動捜査隊 691話

2023年08月01日 | 感想関連

691話「三船刑事死す」
大掛かりな麻薬組織を追う三船主任
ところが潜入捜査していた主任の身元がバレてしまい・・・

・主任の麻薬撲滅のための潜入捜査と言うかなりハード路線の内容
組織によって撃たれ、崖下に落ちた所が「死す」って事になるんでしょうが
主任はあっさり蘇り(?)
裏切って消された組織のボスの女をお姫様抱っこして
ボスの元に現れる件は格好良い所です。

・ただ、内容が内容だけに、主任以外の松長さんや石ちゃんは活躍シーンはそんなに多くありません。
石ちゃんは主任のボコボコにされたり、主任の「俺は行く!」の置き書きを見つけたり
目立ってはいますが・・・

・また、木塚ユリさんも潜入捜査しておりますが、主任の潜入捜査がメインなので
やや登場シーンが少なめです。

・組織のボスが武藤英司さんだったり、幸田宗丸さんや中庸介さんも悪玉なのは
いつもの事だから良いとして
キカイダー01の池田駿介さんが悪者なのは、ちょっと残念な所です。


特別機動捜査隊 688話

2023年08月01日 | 感想関連

688話「汚れた天使の死」
バンドメンバーのミキが殺され
残りのメンバーに容疑がかかる

・久々に藤山律子さんの木塚ユリ婦警登場回で
いつの間にかユリさんが所轄の刑事扱いになっていたのはともかく
三船主任に特に言及が無いのがちょっと残念です

・ただ、矢崎主任と柔道の稽古をするシーンや
あられもない(程でも無い?)衣装で激しく踊るシーンも良いし
バンドに潜入するシーンでの、藤山さんと思えないような
”ウブな女の子”っぷりも良かったです。

・バンドメンバーに中尾隆聖さんがおりますが
今回は前回出た時よりは悪い役ではありません。
ちなみに、ミキ殺しは、バンドメンバーの仕業ではなく
悪徳芸能会社社長(外山さん)の仕業

・そんな外山さん一味と終盤にユリさんが対決します。
手こずりながらも、流石実力派の女刑事
最後はやっつけますが、直後の下着姿の着替えシーンは
サービスですよね?


特別機動捜査隊 687話

2023年08月01日 | 感想関連

687話「オフリミットですよ」
ポルノ好きの少年勉は
お気に入りのポルノ女優三条ひろみの死体を見つけてしまう

・正月編らしく、ポルノの音を聞いて三船主任が妙な雰囲気になったり
主任が勉を男にする為(?)に旧知のストリッパーに頼みに行ったり
ポルノ映画のポスターが随所に登場したり、羽目を外した作りです。

・死んだと思われたひろみは実は死んでおらず
己の死をゆすりに利用しようとしていたと言う無茶な事をしていたのでした。
真相が明らかになり、松長さんが手錠をはめた相手は・・・

・雷門ケン坊さん演じる勉は、結局成り行きで家出娘と好い仲になりますが
ひろみへの未練が断ち切れたかどうかは、ちょっと分かりません。

・タイトルの「オフリミット」は(勉が未成年なので)立ち入り禁止と言う意味でしょうかね?


特別機動捜査隊 680話

2023年07月01日 | 感想関連

680話「結婚と離婚のバラード」
サラリーマンの今津を殺した容疑者は
畑野刑事の親友の村松だった

・村松は畑さんの親友ですが
今津の元妻である昌美(浜田ゆう子さん)と付き合っていた事から
疑いがかかり
親友との関係と捜査との板挟みに悩む畑さんは辞表を出す事になります。

・そんな畑さんと松長さんのやり取りが見所で
気遣う松長さんに畑さんが反発するや珍しく激昂するも
翌日、まだ引きずっている松長さんがちょっとしたきっかけでいつもの感じに戻ったり
表情豊かな早川さんが見られるのが良かったです。

・村松役は浜田晃さんで、日頃は悪役が多い浜田さんですが
畑さんの親友でもありますし、滅多に見られないような良い男役でした。

・昌美が村松にSMプレイを受けていたってだけでも悲惨ですが
実際にそれが映像化されてしまうってのは、もっと悲惨としか言いようがないです・・・
結局昌美も村松もシロなので良かった・・・事にしましょう。


特別機動捜査隊 671話

2023年07月01日 | 感想関連

671話「リルのすべて」
暴走族の竜前と言う男が
青酸カリ入りのピーナッツを食べて死亡する事件が起きる

・中田博久さん演じる竜前を殺したのがタイトルに名のあるリルと言う娘で
このリルは、森山周一郎さん演じるコーチの星野とミスコン優勝を目指していました。
殺しを知った星野はリルと切れようとしますが
リルは星野を強引に共犯に引き入れ、さらに星野に殺しをさせようとします。

・ところが、リルが竜前の子供を身籠っていた事が分かり
星野は「子供を作った人間がミスコンに出られるか!」と言い捨てて
リルを見限り、リルの殺しは暴かれますが・・・

・最後は、星野がコーチしていて
最初に当て馬同然に出ていた資産家の娘がミスコンを制すと言う
星野が凄かったのか、よく分からない点を含め
何とも割り切れない終わり方を見せます。

・竜前がリルにまとわりつくシーン
中田さんの黒のつなぎ姿がちょっと可笑しかったです。
直後のベッドシーンの裸姿も強烈でした。
キャプテンウルトラなのに・・・


特別機動捜査隊 670話

2023年07月01日 | 感想関連

670話「空飛ぶ円盤」
殺人事件の被害者には
爆発テロを実行していたと言う裏の顔が隠されていた

・ゲストで中尾隆聖さん、古谷徹さんが出演されているのが
マニアとしては興味深い所です。

・中尾さん(当時は竹尾智晴さん)はメイン級の役所ですが
終始、矢崎班を煙に巻くような言動を繰り返し、存在感を見せていました。
タレ込み電話のシーンでは
何かのキャラっぽい作り声を披露していた所も印象的です。

・古谷さんはこの番組に何度か出演されているのですが
大体、話とあまりかかわりは無いけど、結局捕まる役なんですよね。
当時はまだ声優専業になる前の頃だと思います。


特別機動捜査隊 661話

2023年07月01日 | 感想関連

661話「ある女刑事の逆襲」
ホステスが殺された事件の捜査に
木塚婦警が参加する事になる

・藤山律子さん演じる木塚ユリ婦警の初登場回です。
ジーンズスタイルで、三船主任と対立しながらも事件の真相に迫って行きます。
ユリさんはバイクを乗りこなす、他の刑事ドラマだとあまり見ないタイプの女刑事で
格好良くてかなり良かったです。
出番がもっとあると良かったんですが・・・

・主任がユリさんにツンデレ全開なのも堪りませんね。
大体ツンなんですが、事件解決の辺りでデレておいて
ラスト再び「俺の事が好きな刑事は部下に出来ない」とツンに戻る辺りのさじ加減も絶妙ですし。
ついでに言うなら、主任のデレの本心を密かにユリさんに伝える松長さんも美味しい役回りでした。

・犯人は初出だとただのマスターだと思われた石橋雅史さん
例によって空手の達人設定まで付与された滅茶苦茶強いキャラで
ユリさんもかなわなかった事から、主任自ら相手する事になります。

・主任と石橋さんの空手対決ってのは、かなり堪えられない良いシーンなのですが
肝心の空手シーンが闇夜の設定下だったから、ちょっと分かり辛い所があったのが
非常に惜しまれます。

・なお、石橋さんと藤山さんは後にダイナマンでカー将軍とゼノビアとして
再共演を果たしております。


特別機動捜査隊 654話

2023年06月01日 | 感想関連

654話「矢崎班緊急出動せよ」
強盗殺人を犯した凶悪な三人組が
小学校に押し入り、教師と生徒を人質にした

・亀石征一郎さん演じる矢崎主任の登場編です。
警察の道場で田坂刑事(倉石功さん)と
空手の組み手の稽古をしている所に事件発生の一報が
ここから長い一日が始まります。

しかし、主任達が道着で稽古をしてるのに
谷山部長刑事(和崎さん)1人だけ見学なのは、何故なのか…

・爽やかで熱い矢崎主任は
後の悪者を多く演じる亀石さんのイメージとはギャップがありますが
この時期の亀石さんはまだそう言う役を演じても
違和感が少ない気がします。

・部長刑事役の和崎さんも悪者役が多いですが
ここでは主任を補佐する部長刑事を渋く演じていました。
(渋過ぎて所々、台詞回し等が時代劇っぽくなってた気もしましたけど)

ただ、主任より老成してるように見えますが
和崎さんと亀石さんは同じ歳なんですよね。

・事件の現場に急行した矢崎班を出迎えたのが所轄署の中山刑事
演じるのが川合伸旺さんと言うのは、私としては堪らない所です。

・大塚(団次郎さん)を主犯とする強盗三人組は
逃走を続けた挙句に小学校に押し入り
松原先生(北林早苗さん)とその教え子の児童達を人質に
籠城を始めます。

・大塚達が学校に立て籠もり
夜になってからしばらくすると、いきなり銃声が…

誰が撃たれたか?と思って見ると
何と、あの中山刑事が大塚に射殺され
(差し入れの酒に小細工をしようとしたのがバレた為)
殉職してしまうのには驚きました。

川合さんらしい受身を披露しながら壮絶に殉職するシーンは
絵になっていてファンとしては嬉しい見せ場だったのですが
まさか、死ぬとは…

・一夜明け、逃走用に車を用意させ、逃げようとする大塚達に対し
遂に救出作戦が決行されます。
1人はあっさり田坂刑事に捕まりますが
大塚等は松原先生を人質に車で逃走を図ります。

しかし、車のタイヤを主任が見事に銃撃し
さらに抵抗しようとする大塚に
主任が大跳躍からの豪快な脳天チョップを食らわした上に
ダメ押しの頚動脈チョップで大塚を仕留め
長かった事件はようやく解決に至るのでした。

・所轄署の署長役で元西本捜査一係長の鈴木志郎さんが出演されていました。

・また、所轄刑事役の堀勝之祐さん、用務員役の吉田義夫さん
(あと前述の川合さんも)と友情出演多数ですが
これは矢崎班の初陣だからでしょうかね?

・犯人の1人「牛原」が「石原」に聞こえて、あれ?三船班で使っているのに
と思ってしまったのは私だけでしょう。

・今回は433話「全員救出せよ」(担当は三船班)のリメイクです。
433話も息詰まる展開からラストの三船主任の格好良さが光っていた話でしたが
こちらの矢崎主任もまた違った格好良さを見せていて
非常によろしかったと思います。

筋立ても所々アレンジされていて、違いを見比べられる所も
面白い点でした。


特別機動捜査隊 649話

2023年06月01日 | 感想関連

649話「噂の女」
白昼、一人の主婦が住宅街で死んでいると言う事件が起きるが
意外な真相が潜んでいた

・この回が放送された1974年は
石油危機後の狂乱物価で大変な年でしたから
特にその世相を反映させたような描写が散見しています
そんな中を事件の真相に迫ろうとする三船班の活躍を交えていて
変わった話が多いこの作品の中でも、かなり異色の一編だと思います。

・冒頭、主婦達が近所に住むのり子が
買い占めた商品を隠していると言う情報に乗せられ
大挙してのり子の家を訪れる所から話は始まります。

のり子の家に買い占めた商品が隠されていると言うのは
デマだったのですが、実はこの主婦達の行動が
終盤に大きな意味を持ってくるのです。

・捜査の末、今回の事件の被害者を死に至らしめた原因こそ
この暴徒同然にのり子の家にやって来た主婦達だったと言う
結論を主任は出します。

・ただ、主婦達も一応は
デマに煽られた被害者ではありますから
デマを煽った人が悪いのか?
デマに踊らされた人が悪いのか?
それとも政治が悪いのか?

この後の真相追及はどう言う感じになってしまうのか、気になる所です。

・劇中「イーンフレはーんたい!」を叫びながら
デモを繰り広げる集団が現れるシーンもあります。
撮影用のデモって事はあり得ないと思いますので
実際のデモを撮影に利用したって事だと思いますが
参加していた方はどのように思っていたんでしょうかね?

ただ「インフレ反対!」と言う主張そのものについては
正直言いますと理解し難い所はありますが…

・その「インフレ反対」のデモのお陰で通行出来なくなった
松長さんと主任のやり取りで
松長さんが感化されたのか冷やかしのつもりなのか
「イーンフレはーんたい」と呟いて
主任が珍しく笑っているシーンは結構好きなシーンです。

・劇中、何度も
左とん平さんの「ヘイユーブルース」が流れていたのも印象的でした。
特にラスト、暴徒化した主婦達の映像や
「イーンフレはーんたい!」のデモの映像のバックに流れていましたが
ヘイユーブルースの歌詞を知ると
何か重いメッセージがあるようにも感じられました。