つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

岡本茉利さんの誕生日

2009年10月31日 | 岡本茉利

まず、岡本茉利さん55回目のお誕生日おめでとうございます。

ところで、茉利さんはご自身が出演された作品について
インタビューを受けた事は、結構あったように思います。
その中で『花の子ルンルン』のDVDBOXに付いている解説書には
茉利さんへのインタビューが載っていて、
茉利さんのルンルンに関するエピソードが知る事が出来ます。

ただ同じようにDVDBOXが出ている
『ヤッターマン』や『てんとう虫の歌』等については、
茉利さんへのインタビューはありませんし、
『いなかっぺ大将』も単品販売のDVDが出ただけなので、こちらも
茉利さんがキクちゃん役に関して、コメントを語ると言う事はありませんでした。

ちなみに『ヤッターマン』については、
まだビデオとLD(レーザーディスク)が映像ソフトの主流だった10数年前に
全話収録のLDが発売された事があり、その際、LD版の下巻に
大変貴重な茉利さんのインタビューが収録されていました。

インタビューを拝読しますと、茉利さんがアイちゃんと言うキャラはもちろん
ヤッターマンと言う作品そのものに、
今でも強い愛情を持っていらっしゃっている事が強く感じられました。
このインタビューは非常に貴重な物だと思いますので、
DVD版発売の際に是非とも復刻してもらいたかったです。

もっと言うなら、ヤッターマンに限らず
茉利さんの今までの声優・女優としての活動を振り返って
茉利さんご本人の色々なエピソードみたいなのをまとめたインタビューや
インタビューが収録された本が発売してくれれば嬉しいです。
どこかで実現しないでしょうかね?

最後におめでたい誕生日の話から一転して訃報を一つ。
落語家の三遊亭圓楽師匠が亡くなられました。
私も『笑点』とかでよく見ていた方だけに、非常に残念です。
謹んでご冥福をお祈りいたします。


名作は使い回される

2009年10月24日 | 時代劇

以前、あるテレビ時代劇を見ていたら
豪商の息子と貧乏人の息子が遊んでいて、服装を入れ替えた所、
悪人が間違って豪商の子の服装をした貧しい方の子を誘拐する

と言う話がありました。

見ていて…まんま、『天国と地獄』(黒澤明監督の映画)と同じ話だ
と思いましたが、このように有名な筋立てに限って
別の所で焼き直しされて使い回される事は多く
そうした使い回し作品をご覧になった経験をされた方は
結構いらっしゃるかもしれません。

焼き直しと言えば、私が好きな時代劇の話にこんな話がありました。
江戸中を荒らした盗賊吉兵衛(仮名)が捕まり、
市中引き回しで処刑される事になります。
ところが、吉兵衛は盗賊でありながら、庶民の人気が異常にありましたので
捕まえた奉行とかが吉兵衛に対し、
吉兵衛を見習って悪の道に進む人間が出ないよう、
死ぬ前に潔くない振る舞いをして死んでほしいと頼みます。
すると吉兵衛、奉行とかに対し
「悪党らしい死にざまを見せる」と言った類の事を言って、
その場では頼みを断ります。

ところが吉兵衛は
実際に引き回しされる間は悪党らしい死にざまを見せようとしますが
最後、はりつけにされ、死が間近に迫る段になって
「死にたくない」とか惨めったらしく命乞いを始めます。
そうです、吉兵衛は約束を土壇場で守ったのです。
結局、吉兵衛はそのまま処刑され
吉兵衛の晴れ姿を見に来た聴衆ががっかりして吉兵衛の名声は地に落ち
それを見る奉行が複雑な表情をする(吉兵衛への複雑な思いからでしょう)
…と言った話です。

私は非常に大好きな話ですが、
実はこの話『大岡越前』で何度か見た事があります。
(サブタイトルが「義賊木鼠小僧」とか「狐火の五千両」と言う回です)
そのためこの話は恥ずかしながら
『大岡越前』で最初に作った話だと昔は思っていました。

ところがある時、
この話の元祖は大昔の西部劇『汚れた顔の天使』だと言う事や
他の時代劇とか刑事ドラマでもこの話は流用されまくっている
定番中の定番話だったと言う事も知りました。

でも、ある方が言ってましたが、
あの手のラストは非常に日本人好みの物だと思われますので
何度となく流用されるのも、我々視聴者が見てしまうのも
何かしらの潜在意識が働いているからかもしれませんね。


時代劇における悪のキーワード

2009年10月17日 | 時代劇

色々な時代劇を見ていますと、悪人が演じる機会が多い役職等、
普通の生活には全く役に立たないのに、
ついつい頭に入ってしまう事が多くなります。

個人的にこの名称は悪人率が高いな、と思うのが
悪代官と言えば皆さんもお馴染みの代官をはじめ、

勘定奉行、老中、若年寄、大目付、長崎奉行、
次席家老、江戸家老、江戸留守居役、郡奉行


この辺りの悪人率が高いように思います。

一方、商人だと

廻船問屋、材木問屋、両替商、薬種問屋、米問屋

辺りが悪人率が高いように思います。

なお、陰謀を巡らす悪人が登場する機会が多い地名は

尾張、薩摩、加賀、伊賀

辺りです。

最後に訃報を一つ。時代劇で善悪色々な役を演じられた
劇団俳優座の代表(だったとは知りませんでした)の
俳優浜田寅彦さんが亡くなられました。

相当なお歳ではありましたが、色々な時代劇で印象に残っております。
ご冥福をお祈りいたします。


好きな作詞家(アニメソング編)

2009年10月10日 | 懐かしアニメ

アニメソングにおいて、その歌い手である歌手や
曲の作り手である作曲家については
最近、結構色々な媒体において語られる事があるように思いますが、
意外と詞の作り手である作詞家については、
あまり語られる事が無いように思います。

おそらくその理由としては、アニメソングの作詞を担当しているのが、
“タツノコプロ文芸部“みたいな個人名義じゃなかったり
“石森章太郎”とか“八手三郎”とか原作者名義だったりと、
作詞家が介在しない作品が結構あるからじゃないかな?と思っております。

最近、アニメソングの作詞家に注目してみた所、
保冨康午さんの作詞した歌には結構良い曲があるように思いました。
保冨さんは20数年前に亡くなられていますが
アニメソングでは『キャプテンハーロック』のOP・ED、『ラ・セーヌの星』のOP
『グレンダイザー』のED、『グランプリの鷹』のOP・ED、
『サザエさん』(火曜版)のOP等、印象に残る詞を書かれた方でした。
保冨さんの一番有名な仕事は
おそらく『大きな古時計』の訳詞を担当された事ではないかと思います。

あと他に私が好きなのが山川啓介さん
『キャプテンフューチャー』のOP・EDや
ちょっと地味な所で
『まんが日本史』のED「風のメルヘン」が非常に良かったです。
この方は『ギャバン』とか『サンバルカン』と言った特撮ソングでも
良い詞を書いていますね。

他にも、言わずと知れた大作詞家で
『宇宙戦艦ヤマト』等も担当された阿久悠さん
『1000年女王』等を担当された阿木耀子さん
あと『花の子ルンルン』や『魔女っ子メグちゃん』と

言った魔女っ子モノを担当され
茉利さんが一時期歌手デビューしようとした際、師事していた千家和也さん
(この方は、キャンディーズや山口百恵等の曲も手掛けられています)
も好きです。


時代劇の楽しみ方と…

2009年10月03日 | 時代劇

今まで色々なテレビ時代劇作品を色々と見てきましたが、
テレビ時代劇には色々な楽しみ方があります。

私の時代劇を見る上での大きな楽しみの一つが、
今回はどんな悪役が出て来るか?と言う点です。

私が非常に好きなのが、
コミカルな持ち味が強い悪役俳優で、
特にコミカルな演技が凄くはまっていて、
この人が出ている作品は特に見たいと思うのが
川合伸旺さん、菅貫太郎さん、藤岡重慶さん、遠藤太津朗さんです。

もちろん、外山高士さんとか戸浦六宏さんみたいに
普段は凄く偉そうとか悪そうなイメージが強い人が
コミカル路線の悪党やってるのを見ると、
偉そうなイメージとのギャップが面白いので好きですし
川合さんとか菅さんがとにかく悪い役やってるのも好きです。

特にコミカル系悪役の筆頭と言って良いと思うのが遠藤太津朗さんで、
この方は悪役俳優でもある一方
長い事『銭形平次』万七親分やってた方です。
それだけに、コミカルな演技が非常にハマっているように思います。

私が見た遠藤さんのコミカルな悪役は色々とありまして、
中でも印象に残っているのは、
『水戸黄門』において就寝中に槍が飛んで来て、逃げ惑う代官、
異様に性欲が強くスケベだけど、非常にコミカルな代官、
風呂の浴槽内で何度も土下座させられる代官とか
『暴れん坊将軍』で吉良上野介よろしく、
若殿になった新さん(上様)をいびる役が思い出されます。

最後におまけのネタを一つ
何と『宇宙戦艦ヤマト』が実写化するらしいです。
しかも、永井一郎さんが演じていた佐渡先生が女性に変更されたり
妙な所にアレンジが加わっているとか…何考えてるんでしょう?