つばめ江戸日記

岡本茉利さんや好きなアニメ、声優、時代劇等について好き勝手に思う事を書き連ねています。

田沼意次流用の必然性

2016年01月30日 | 時代劇
BSジャパンで放送中の『大江戸捜査網』は現在橋爪淳版が放送中です。
この橋爪版の初回に田沼意次が登場したのですが
何と演じたのが藤岡琢也さんだったのには驚かされました。
 
藤岡さんが悪人イメージが薄いから、
巨悪に位置付けられる事の多い田沼を演じる事そのものも驚きですが
以前も取り上げた『翔んでる!平賀源内』でも
藤岡さんが田沼老中を演じていた事があった点
が驚きの理由でした。
 
『~平賀源内』の時の藤岡さんの田沼は悪っぽい所も所々ありますが
決して悪い所ばかりでなく、
源内の理解者っぽい良い所も見せるキャラクターな上に
何より、あの川合伸旺さん演じる
町奉行能勢甚四郎とのやり取りが非常に秀逸で
多面的な魅力を持ったキャラクターだっただけに、
そんな人が悪田沼なんて…と個人的にはちょっと残念に感じました。
 
ちなみに藤岡さんの悪田沼は、話の中での黒幕なのは間違いないようですが
結局、ラストで田村高廣さんの松平定信に
「調子に乗ってるんじゃねえよ」と牽制されるだけ
で、
実際の出番は少なかったように感じました。

功労者の存在意義

2016年01月23日 | 時代劇
BSジャパンで放送されていた『新大江戸捜査網』については、
以前にも取り上げた事がありますが
先日放送された最終回は、実は初見でした。
 
内容は”巨大な悪と戦い、勝利するものの、最後主人公は街を去る”
と言う何かラストシーン含めて松方さんの最終回と似てるように感じました。
 
『新大江戸』全体を振り返りますと
あの白井義男さん、具志堅要高さんらが
”拳闘一家”として登場する回があったり
ジャガー横田さんら女子プロレス選手が登場する回があると言う具合に
よく分からないテコ入れがある一方
南利明さんや志垣太郎さんが悪者やってたり
試みが成功したかは申しませんが、
色々と新機軸を打ち出していたのは確かでした。
 
ただ、見ていて一番気になったのは「瑳川哲朗さんの存在意義」でした。
瑳川さんと言えば、『大江戸』では最初から最後まで登場し続けた
いわば”顔”の一人でして、
その方が、十蔵旦那から隠密支配に昇格するのは、
趣向としては分からなくはないですが
そんな論功行賞みたいな事をしておいて、
隠密支配の出番が少ない上に
見せ場がほとんど無いと言う扱いだったのは、
どう言う事だったのでしょうか…
 
最後に、訃報です。
『水戸黄門』等ナショナル劇場を中心に脚本家として活躍された
大西信行氏が死去されました。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。

初代金さん逝去

2016年01月20日 | 訃報関連
俳優の中村梅之助さんが亡くなられました。
昨年、ある番組でお目にかかった際は
歳は取られたものの、かくしゃくとされている印象だったので
突然の訃報に驚かされました。
 
梅之助さんと言えば
事件解決後の「よよよい」で有名な『伝七捕物帳』等
色々な役所を演じられましたが
何と言っても東映・テレビ朝日系で
長年に渡って作られた遠山の金さんの初代と言う事で有名です。
 
梅之助さんの金さんは、ちらっとしか見た事はありませんが
男前と言う印象が薄い(失礼)割りに、粋な江戸っ子と言う感じの金さんと
威厳のある遠山奉行の演じ分けが非常に上手かったように感じました。
 
また、梅之助さんと言うと
他にも大河ドラマの中でも、全話を個人的に非常に見たいと思っている
『花神』の村田蔵六も印象的でした。
 
謹んでお悔やみ申し上げます。

声なき声の凄さ

2016年01月16日 | 懐かしアニメ
前回は『ゴワッパー5ゴーダム』について
(むしろ岬洋子さんについてと言うべきか)取り上げましたが
あれから、洋子さん役の二木てるみさんについて思い出した事があったので
今回も二木さん関連の話題と取り上げて行きます。
 
少し前にBSで映画『奇跡の人』をやっていましたが
この映画はあのヘレン・ケラーとサリバン先生の
有名な逸話を映画化した有名な作品でして
サリバン先生は中西妙子さんが担当されましたが
実はこの映画のヘレンの声が二木てるみさんだったのです。
 
二木さんが思うように言葉が発する事の出来ない
ヘレンと言う難役をこなされていて
あれがあの可憐で凛々しいラ・セーヌの星やら
男気があって格好良い洋子さんと同じ人がやってるのか?
と言う意味でもショックでしたし
どうしても二木さんと茉利さんは重ね合わせて見てしまう性分なので
これが茉利さんだったら…と仮想しつつ
何とも言えぬ緊張感を持ちながら、見ておりました。
 
見た後に改めて考えると、二木さんがヘレン役に選ばれたのは
二木さんの代表作映画『赤ひげ』での好演が理由だったのかな?
と気付きました。

茉利さんで見たかった女リーダー

2016年01月09日 | 懐かしアニメ
1970年代半ばにタツノコプロ製作のアニメ作品で
『ゴワッパー5 ゴーダム』と言う作品がありました。
このアニメは5人の少年・少女が最前線で活躍するロボットもので、
実質的に戦闘を行い、実質的な主役は津波豪(声・安原義人さん)ですが
チームの司令塔は、二木てるみさん演じる岬洋子と言う
当時としては変わった設定を取り入れた作品でした。
 
このアニメのキャラ設定を見て、私は何故か
『てんとう虫の歌』のキャラ設定を微妙に踏襲している感じがしました。
 
一番そう感じたのは、
安原さん演じる津波豪のキャラが火児兄ちゃんと色々とダブる点ですが
他にも水男っぽい頭脳派のメガネキャラ五右衛門(小宮山清さん)がいたり
木介っぽい大柄な大吉(肝付兼太さん)もいますし
一番小さいけど割りとしっかりしている
のり助(千々松幸子さん)はちょっと末妹のひよっぽい
と妙に似ているのです。
 
さて、残ったリーダーの洋子さんですが、
少女とは思えない色っぽさ、包容力の大きさと言った部分は
月美さんと重なる所が大きいように感じました。
ただ、洋子さん=月美さんとは必ずしも言い切れないのが
洋子さんは男勝りで男気があり、
度胸もあってリーダーっぽさを持っている点でして
戦うヒロインが見せるような
可憐さと違った格好良さも魅力なのかな?と感じました。
この辺りは清楚さや母性が強い魅力となっている月美さんとは
ちょっと違うかと思います。
 
また、現実問題として、『ゴーダム』放送当時(1976年4月当時)
既に茉利さんは月美さん、淳子ちゃんを演じていた時期でしたので
流石に洋子さんまで演じると言う訳にはいかなかったでしょうが
何度も言及したように
二木てるみさんは茉利さんと(個人的には)非常にイメージが重なるだけに
二木さんが演じた洋子さんを
茉利さんが演じるってのも十分想定できると思いますので
是非とも茉利さんの頼りがいのある女リーダーってのも
見てみたかったかな…と『ゴーダム』を見て感じた次第です。

食わせ物を食わせる

2016年01月01日 | 岡本茉利
明けましておめでとうございます。
本年も岡本茉利さんの応援、並びに当ブログをよろしくお願いいたします。
このブログでは1月1日は元日に放送開始した『ヤッターマン』にあやかり
毎年、元日はヤッターマンをテーマにしていますが、
本年も当然ヤッターマンがテーマです。
 
『ヤッターマン』の話の導入部と言えば、ドロンボーのインチキ商売ですが
記念すべき第1話「ヤッターマン出動だコロン」でのインチキ商売が
インチキレストラン
だったのを皮切りに
食べ物系のインチキ商売が結構多かった印象があります。
そこで、今回はドロンボーの食べ物系のインチキ商売を振り返ってみます。
 
食べ物系で、特に酷い部類の物として思い出されるのは
前述の1話のレストランで、食べ物ですら無い物を出していますし
他にも第2話「プジィプトの水売り娘…」の
ケーキ屋の風船で膨らませたケーキにクリームを付けただけ
と言う代物とか
第18話「赤ちゃんパンダが生まれる…」の
中華料理店のまともなのは汁だけのラーメンと言う代物
が挙げられます。
(ケーキの場合、被害者はいないのが救い?)
 
騙されているのは確かですが、まだマシなケースかな?と思うのが
第27話「地底国の大冒険…」、第65話「らしょう門の鬼…」
第86話「ジャンダックは聖女…」
辺りかと思います。
27話はバイオ野菜みたいな大型野菜を販売していますが、
実際は中身が空っぽと言う代物なのですが、中身が空っぽなだけで、
野菜なのは間違いないので幾らかはマシ
なような気が
(あくまで気ですが…)しますし
65話の寿司屋もネタは凄くいい加減ではありますが、
一応しゃり(ご飯)はまともなのを使っている
ようです。
86話の移動焼き芋販売に至っては、
焼き芋自体の値段は法外ではありますが
ちゃんと焼き芋を売ってくれる
だけ、良心的なのかな?と思ってしまいます。
 
最もこう言う”良かった探し”みたいな発想に至ってしまう事自体、
ドロンボーの術中に嵌っている可能性があるのかもしれませんが…