今日はまた馬鹿に良い陽気でした。
絶好の散歩日和。
しかし残念なことに、先週の疲労が残っているのか、昨日も今日も昼ちかくまで起き上がることができませんでした。
体は正直なものです。
向かいにあるイタリア料理店で昼飯をしたため、その足で近所を散歩しました。
長期病気休暇中は、精神科医に命じられてよく近所を散歩したものです。
その頃は苦痛でしかありませんでしたが、病状回復を願い、律儀に精神科医の言いつけを守ったものです。
久しぶりに近所を散歩すると、微妙な変化に驚かされます。
古いアパートなどが立ち並んでいた一角が、東急の手により一変していました。
道路は石畳になり、100坪はあろうかとういう大きな平屋建ての家が立ち並ぶ洒落た区画に変わっていたり。
わが家から徒歩15分ほどの所にあるヤマダ電機に立ち寄ったら、一部がリフォーム専門のテナントになっていたり。
また、ヤマダ電機で目にしたスマート・フォンやタブレット端末、Windows8搭載のパソコンには驚きました。
スマート・フォンやタブレット端末がタッチ・パネルなのは当然としても、Windows8搭載のパソコンはディスプレイを取り外してタッチ・パネルで操作し、持ち歩くことができるとは、噂では聞いていましたが、実際に手にしてみると驚きもひとしおです。
従来のパソコンは早晩消えてなくなるかもしれませんね。
私の携帯は今も従来型の二つ折り。
それで何も不便は感じていないし、大体職場にいるときはほとんど一日中パソコンに向かっているので、スマート・フォンなど持っていても使う時間が無いと思っていましたが、携帯売り場を見ると焦りにも似た感覚を覚えます。
私が使っているような携帯はもはや骨董品のごとくで、ほとんど売っていませんでした。
携帯を買い換えなければならなくなったら、おそらくスマート・フォンしか手に入らないんじゃないでしょうか。
なんだか自分がひどく古い人間のように感じました。
情報革命が一般人の生活様式を変えるようになって15年くらい。
そのスピードはますます加速しているようです。
無常ですねぇ。
インド・バングラディシュ・パキスタンなどの南アジア諸国では、男が女性の顔に酸をかけるという犯罪が多発しているそうです。
インドでは統計がないそうですが、パキスタンでは年間1,500件もの被害届が受理されているとか。
報復を怖れて届けを出さない被害者も多いと考えられ、実際の犯罪件数は1万件にもおよぶという説もあります。
パキスタンでそうなのですから、人口大国、インドは推して知るべしでしょう。
このたび某被害者がインドのテレビ番組に出演、法の整備と被害者への支援を呼びかけました。
その顔はひどく腫れ上がり、目は白く混濁して光を失い、聴力もほとんどないそうです。
清掃用の薬品など、どこでも手に入る液体であり、それがよけい被害を拡大させているとか。
男の動機は、恋人に振られた腹いせだとか、妻が浮気しているんじゃないかとか、単なるストーカーだとか、要するに痴情のもつれですね。
わが国を含む北東アジアでも欧米諸国でもアフリカでも女性の顔に酸をかけるという事件はあまり聞いたことがないので、南アジアに特異な現象と見てよいでしょうね。
一つには女性蔑視の風潮が強く、男の言いなりにならない場合、女性を傷つけても、それは犬や猫をいじめるのと大差ないという意識がかの地の男性たちに根強く残っていることが原因ではないかと想像されます。
また、最高でも懲役10年で、保釈金を払えば服役する必要さえないという刑の軽さも一因でしょう。
男と女の間には、様ざまな色や欲が渦巻き、事件が起きるのは万国共通なのでしょうが、顔に酸をかけるとはひどいですねぇ。
死に到る場合もあるし、生き残ってもほとんどは失明し、二目と見られぬ顔になり、将来は絶望的なものになります。
社会的には殺害したのと同じようなものです。
そうはいっても清掃用の薬品を販売禁止にするわけにもいかず、まして男女差別意識の矯正など、10年や20年で浸透するはずもありません。
男女差別津意識を禁忌するための教育と、重い刑罰を科すことを並行して行う気の遠くなるような地道な努力が求められます。