今年は亡父の喪中ということで、恒例の親族による新年会はありませんでしたが、三が日も過ぎたので、江戸川区の実家に新年の挨拶に行って来ました。
一番大きいのは、甥や姪にお年玉を渡すこと。
子どもは楽しみにしていたでしょうから。
この週末に持っていかないと冬休みが終ってしまいますし。
それにしても子どもの成長というのは早いものです。
ちょっと見ないうちに大人びてきます。
それだけ私も年を食ってきた証拠でもあります。
私には子どもがいないので、子育てによって再び成長しなおすということがありませんし、そういう人の気持ちもわかりません。
しかし、子どもがいる夫婦には子どもがいる幸せが、子どもがいない夫婦には2人きりの濃密な時間を過ごし続けるという幸せがありましょう。
もちろん、独身で気ままな生活を謳歌するという幸せもありましょう。
どんな状況がより幸福度が高いかは、心々。
私はほとんど薄い友人関係のような、互いの生活に干渉しない、同居人との暮らしが気に入っています。
お年玉以上に、煮鮑だとか、野菜だとかお菓子だとかお酒だとかをもらってしまいました。
これでは海老鯛ですねぇ。
なんだか申し訳ないような。
しかし、長年連れ添った父を亡くした母にしてみれば、問題児とはいえじつの倅である私に喜んでもらいたいのだろうと、遠慮せずに貰ってきました。
今日は朝から痛そうなホラーを観ました。
「バウンド9」です。
密閉された家に拉致されてきた9人。
ヴィデオで、気色の悪いおばちゃんがこの監禁ゲームの説明をします。
彼らには首の後ろに特殊な装置が付けられており、痛みを感じた時だけ脳内から分泌される物質が抽出できるようになっています。
その物質を一定量取り出せれば解放される、というわけです。
一人が無理に装置を外そうとすると痛みが走り、家に設置された計量を示す装置のパーセンテージが上がっていきます。
結局無理に外した男は死亡。
これを見た8人は、痛みを感じれば定められた量のうち何パーセントまで届いたかを知ることができるのだと知ります。
100%÷8人=12.5%
一人あたま12.5%の痛みを分け合おうというわけです。
くじ引きをして、拷問を受ける順番を決めますが、なかには自分一人拷問から逃れようと他の者を襲うやつとか、隠し持った鎮痛剤を飲むやつとか。
この種の映画としては珍しいと思ったのが、拷問する側もされる側も被害者であり、それが順番に入れ替わるということでしょうか。
どうやら脳内の物質を取り出すことで、とてつもなく高価な麻薬を精製できるらしいのですが、やり方は麻薬商人のそれではありませんねぇ。
マッド・サイエンティストか、快楽殺人者のそれです。
あるいはマッド・サイエンティストであり快楽殺人者であり麻薬商人でもある、ということでしょうか。
結局麻薬密売組織がどうなっているかは明かされません。
怖いというより痛そうな映画でしたねぇ。
コアなホラー・ファンである私ですら、目を背けたくなりました。
不快感は最高なんですけど、なんとなく中途半端な印象を受けました。
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