日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

岡山県・玉野市 日本共産党の前市議会議員 松田達雄の活動ニュース

玉野市、災害救助法の適用決定

2011年09月07日 | 玉野市政
9月3日(土)
 台風12号が岡山県を直撃した。玉野市は全世帯に避難勧告を出し、高潮、土砂災害への警戒にあたった。
 3日午後3時ごろの満潮時、大雨・高潮を警戒して、地元の向日比、日比、深井、御崎、渋川地区や、玉海岸、宇野・玉原地区を2回どおり見回った。

 宇野地区では文化センター前やメルカ前では道路が冠水。高潮対策として鳴滝川河口に設置した大型ポンプが十分に機能しなかったのだろうか。
 玉港は高潮対策として、かさ上げ整備をしたお陰で、ほとんど心配なく、波浪・浸水被害は免れた。
 渋川地区は、国道430号の道路が一部で20センチ以上冠水していた。どうやらポンプが故障し、排水ができていなかったようだ。
 地元の御崎シーサイド地区は、向日比側の汐入川で、満潮時の3日午後3時頃には床下浸水すれすれのところまで、水位があがった。雨水量が多く、満潮時に河川水門周辺では排水ができないため、宅地地面に一部水が上がった。これら水門にはポンプの設置が必要ではないかだろうか。
 地域住民の方々からいろいろと意見をうかがった。


9月4日(日)
 この3日午後3時頃の満潮時に、他地区では大変な被害を受けていた。その情報を受けて、西渕議員とともに被害状況調査に回った。
 特に八浜、田井、東高崎地区などでは、床上・床下浸水など大変な被害を受けていた。
 田井地区では満潮時と大雨が重なり、雨水が排水されず、多くの住宅・商店で床上浸水した。2004年の16号台風の時よりも床上浸水はひどい状況である。
 八浜地区では、児島湖の締め切り堤防の関係か、大量の雨水により排水できない河川の水が溢れ、八浜中学校やその周辺の住宅団地などに、過去最大の大規模な床上・床下浸水被害をもたらした。
 さらに、荘内地区では東高崎地区、国道30号線西側の住宅団地でも、玉野市と岡山市の境に流れる宮川が氾濫し、土手を超えた水が大量に住宅団地に流れ込み、多くの住宅が床上・床下浸水の被害を被った。
  八浜地区では、すでに床上浸水した後援会員宅への片付け、支援を数人の党員がおこなっていた。

 9月5日(月) 
 西渕議員は、朝から浸水被害世帯へのボランティア支援の活動に。
 午後1時より緊急に議会運営委員会が開催され、6日から始まる一般質問を8日からに変更。変更後の議会日程は
 8日(木)、9日(金)、12日(月)、13日(火)が一般質問
 14日(水)、15日(木)が各常任委員会。最終日は当初予定通りに20日(火)とすることに決定した。

 引き続き、知人宅などに訪問し、被害状況を調査。

 9月6日(火)
 この12号台風による被害が、「玉野市において住家に多数の被害が生じたことから、災害救助法の適用を決定した」との市からのファックスを受ける。
 想像以上に浸水家屋が多く、災害救助法の適用の必要を感じていただけに、この措置はよかった。ただ、この災害救助法の適用決定によって、どのような支援ができるのか、すぐに情報を知らせなければならないだろう。

 倉敷市や岡山市などの被害報道も聞いているが、玉野市の被害状況は市の6日午前9時現在の発表で、
 床上浸水286世帯 床下浸水248世帯であり、甚大な被害となった。