玉野市の実質公債費比率は9.9%で、岡山県下15市のなかでは最も低い(良い)数値となっている。
これまで見てきた財政指標から、玉野市の借金は少なく、その借金返済に充てる負担割合も全国都市、県下都市のなかでは少ない、比較的良い状況であるが、経常収支比率が全国都市平均の91.65%に対して、玉野市は98.4%と悪く、財政構造の弾力性が失われていると、判断できる。「税収や交付税の98.4%が人件費、扶助費、借金(地方債)の返済に消え」てしまう。「新しい行政課題や住民ニーズが持ち上がっても、対応する余裕がなくなって」しまう傾向にある、「弾力性を欠く」状況と言わなければならない。
この経常収支比率について、平成19年4月に策定した「みんなで築くたまのプラン」(玉野市総合計画)では、施策の目標として平成23年には92.5%にする数値目標が掲げられている。
市税収入は不況の影響でいっそう落ち込み、扶助費は増大する傾向にあり、経常収支比率の改善は大変厳しい状況にあると思われるが、市民負担を増大させず、経常経費(人件費・補助費、維持修繕費、物件費、公債費など)を市民の目線で見直し、引き続き、事務事業・行政の無駄を排して、財政健全化を図る必要がある。
これまで見てきた財政指標から、玉野市の借金は少なく、その借金返済に充てる負担割合も全国都市、県下都市のなかでは少ない、比較的良い状況であるが、経常収支比率が全国都市平均の91.65%に対して、玉野市は98.4%と悪く、財政構造の弾力性が失われていると、判断できる。「税収や交付税の98.4%が人件費、扶助費、借金(地方債)の返済に消え」てしまう。「新しい行政課題や住民ニーズが持ち上がっても、対応する余裕がなくなって」しまう傾向にある、「弾力性を欠く」状況と言わなければならない。
この経常収支比率について、平成19年4月に策定した「みんなで築くたまのプラン」(玉野市総合計画)では、施策の目標として平成23年には92.5%にする数値目標が掲げられている。
市税収入は不況の影響でいっそう落ち込み、扶助費は増大する傾向にあり、経常収支比率の改善は大変厳しい状況にあると思われるが、市民負担を増大させず、経常経費(人件費・補助費、維持修繕費、物件費、公債費など)を市民の目線で見直し、引き続き、事務事業・行政の無駄を排して、財政健全化を図る必要がある。