石原産業が全国で搬入・処分先を探していますが、三重県分を移送している神戸以外では見つかりません。大分では拒否されたことは、 4月7日 に触れました。
大分市の動きは聞いていたので、3月25日の集会で石原産業の常務の「九州で、もうすぐ契約できる見込み」、との説明はソラゾラしく聞こえました。でも、集会の場でそれを言っても、ややこしくなるので聞き流しました。
他に、東北とか関東とかで交渉している、運ぶのは九州は船、東北・関東も船だが、関東は陸路も含めて検討している、との旨の説明もありました。
ところで、いつも鋭い論評のタカマサさんの 3月23日のコメント欄、Posted by:ハラナ・タカマサ at 2006年03月26日(日) 00:12
■一人閑氏が 「「●652 フェロシルト問題で問われる三重県の責任とは?」という文章で、ていねいに議論を整理している。■三重県関係者は、ちゃんとよんでいるのかな?
■それと、てらまちさんたちが ひきずりだした石原産業のエラいさんたち。NHKラジオの報道では、「最終処分場のメドがついた」ウンヌンと回答したそうだが、ホントだろうか? にわかには、信じられない。■でもって、イヤになるぐらいくりかえしたとおり、トラックと道路の確保という、基本は、おさえているんだろうか? それと、最終処分場にもっていくまでの、つちまじりの100万トン前後のブツを、化学処理しきれるのかって疑念だね。
■それかんがえれば、最終処分場に密閉式にすてるんでもないかぎり、やっぱり、「いつおわるの?」状態には、かわりがないとおもうんだが。
■てらまちさん、いかがですか?
にまだ回答していない私。
タカマサさんはたたみかけるてくる。 3月28日
■ある意味、「予想どおり」。残念ながら、これは説明会の広報当時から、うたがわれていた懸念だった。■それをつくがえすような、予想外の展開(石原産業からの説明)が、あるかと、かすかな期待をかけていたが、やっぱりムリだった。まあ、物理的な条件を少々整理してかんがえれば、「ムリなものはムリ」という、ごく当然の結末■やはり、こういったズサンな計画をヌケヌケと提出した石原産業と、それを容認した三重県の責任、予想された茶番にちゃんとしたツッコミをしなかったメディア三者の責任はおもい。
これに関連して、実は、昨年来、もっとも懸念していたことの一つが進んでいます。
明日かあさってには、その問題のことを投稿したい。
とりあえずは、撤去遅れに対する石原産業が株主に公表している言い分を見ておきます。「撤去数量の増加、天候不順等の問題により・・完了するに至りませんでした」 3月8日
平成18 年3 月8 日
各 位
会 社 名 石 原 産 業 株 式 会 社
代表者名 取締役社長 田 村 藤 夫
フェロシルト撤去に係る措置命令への対応について
弊社は昨年11 月に愛知県、岐阜県及び岐阜市より、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第19 条の5 に基づく措置命令を受領し、履行期限までの当社製品フェロシルトの回収に最大限努めてまいりました。
しかしながら、平成18 年2 月28 日を履行期限と命じられた埋設地の一部につきまして、撤去数量の増加、天候不順等の問題により、誠に遺憾ながら、回収工事を完了するに至りませんでした。引き続き、関係行政当局と協議させて頂きながら最大限努力し、一刻も早くフェロシルトの回収工事を完了いたしたいと考えております。
地権者及び地域住民の皆様をはじめお取引先、株主のご関係者の方々には、ご不安とご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。
以上
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>もっとも懸念していたことの一つが進んでいます
えー、何でしょう。全く思い当たらず。
投稿を待つことにします。
フェロシルト問題に限らずですが、環境問題や廃棄物問題って、いろんな人のいろんな思惑が絡んで、複雑に進行していきます。
考え方の違いは議論するとしても、「自分のふところや利権」を考える人が表に出てくると厄介です。