◆ヤブカンゾウ、ノカンゾウ、ヘメロカリス、デイ・リリー

　日本の各地に自生しているヤブカンゾウ。八重の花なのにね。
　一重はノカンゾウ。これも自生。デイ・リリーはその交配・改良種。

(どの真もクリックすると拡大。写真右下あたりのクリックでさらに拡大)

　先日、軽トラックで近くの鳥羽川の橋を通った時、オレンジ色の花の小群落を見かけました。
　ちょうど作業着に長靴だったので、草むらを下りてみました。
　川面を飛ぶのはアオサギ。


　　

ヤブカンゾウとノカンゾウ
　　　説明がいいので　今週の花72　ヤブカンゾウ　Hemerocallis　　から一部を引用します。

和名　ヤブカンゾウ
学名　Hemerocallis fulva L.var.kwanso Regel
　
　ユリ科ワスレグサ属の多年草。日本各地の野原の溝や堤のそばにはえる多年草。根茎からときにつる枝を出して繁殖する。花は夏、高さ1～1.5mの花茎がのび2岐し、先に径8㎝位の八重咲。若葉は食用。
　中国ではこの花を見て憂いを忘れるという故事があり、忘れるのに“萱”の文字をあてることから萱草という。和名は母種、漢名萱草の音読み。

　■Hemerocallis(ヘメロカリス)
　和名　ワスレグサ属
　別名　キスゲ属
　英名　day lilly
　フランス名　hemerocalle
　中国名　萱草属
　Hemerocallisは、ギリシア語hemera(1日の意)とkallos(美の意)に由来。ノカンゾウ、ハマカンゾウ、ヒメカンゾウ、マンシュウキスゲ、ユウスゲなどはヘメロカリス属の仲間。
　ヤブカンゾウは八重、ノカンゾウは一重であることで区別

<花言葉>　忘れる

　カンゾウ(甘草)はマメ科(Leguminosae)の植物で、ヤブカンゾウとは別物。
　漢方薬のカンゾウ(甘草)は、Glycyrrihiza uralensis Fisher Glycyrrihizaglabra Linneの根およびストロンから製したもの。


　■デイ・リリー（day lily）
　園芸品種は、日本原産の野生種の、ニッコウキスゲ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウなどを、園芸用に品種改良したもの。

　一重の花が　野萱草 （のかんぞう）

　　　ヘメロカリスの説明

ところで、うちの庭に植えてある　ディ・リリー


これも庭に植えてある　一重のヘメロカリス　


　そして、いつからか、庭に一人生えした　ヤブカンゾウ
　　

ヤブカンゾウは、まだまだ、これから咲き続けます。
お得な花
　

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