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てらまち・ねっと



 やっぱり、治療中なので、何が起きるかわからない・・・通常はそれなりに「外の仕事」をしていても、身体にはハプニング起きる。
 今日のブログは、記録がてら、ひととおりの流れを記録しておく。

 ・・今回は・・・一昨日月曜日、名市大病院での診察時はなんともなかったのが、夕方16時ごろに気づくと、身体にわずかに「発疹」。
 あまりに発疹経験がないので、明日には直るだろうと、たかをくくって過ごした。
 
● 火曜日
 翌朝、つまり昨日火曜日の朝、発疹がわずかに進行している印象。
 夕方には、意外に発疹が進んでいた。

 若い時からずっと、進んだ「発疹」という経験はほとんどない。だから、すぐにおさまるさ、そんな当事者。
 他方、アレルギーや「薬疹」の経験があるパートナーは、この状態が悪化したら大変なことになると心配している。
 スタンスは大違い。
 
 昨日火曜日夜の二人の結論は、「明日、朝起きて、発疹が進んでいたら名大の泌尿器科に走って、皮膚科に院内紹介で回してもらって、専門医に診てもらおう」ということになった。
 それと、飲んでいる薬は全部やめた。
 あと、月曜夜と、火曜の朝と夜は手持ちの「アレグラ」を自己判断で飲んだ。
 
● 今朝、水曜日
 その今朝の判断。身体全体や自分の体表がよく見えない私は発疹は進んでいない、とみた。明日木曜日は主治医の定例の診察日で出かけるからその時でもよいし・・・
 でも、パートナーは、進んでいる、ほっといてはダメ、という判定。

 気にすべきレベルの「発疹」の経験のない私は、「私の心配を解消するために、病院に行こう」というパートナーの求めを尊重。
 もし、検査があってはいけないしと、朝食抜きで、名大病院へ向かった。

● 9時過ぎに泌尿器科の受付で事情を話した。
 事務方から、看護師に話が進み、聞き取りも。
 45分ほどかかったけれど、その日の(急患のだろう)「当番医」が診てくれた。 
 「薬疹だと思う。すぐに皮膚科で診てもらえるように手配する」・・・と流れは想定(期待)した通り。

●10時半過ぎて皮膚科で、予診が始まった。
 すぐに、専門医が診てくれた。
 「薬疹だと思う」。
 最近飲み始めた薬、以前から飲んでいる薬などについての聞き取り。
 私が使っている去勢抵抗性前立腺がんの治療薬「エンザルタミド(イクスタジン)」が2週間前から飲み始めた、ということで、それが原因かについて、
 「血液と当該薬剤とで調べることができる、薬は持ってこなかったか?・・・」と問われた。

  私は、今使っている「薬品名」のリストがあればいいだろうと思って、現物は持って行かなかった・・・
 医師は、「どうしますか、調べたいなら、後日でも・・・」との旨。

 私は、「もちろん調べてください」と希望。明日は、ちょうど主治医の診察日。時間なども説明。
 医師は、私の通院日数を減らすために、それに合わせて、調整してくれた。

 ともかく、血液と当該薬剤の現物で調べることになった。
  医師は、
 「(あたるのは)6割程度。陰性だからといって、大丈夫とも言い切れない」
 「血液もそれなりの量がいるし、いま飲んでいる薬全部を調べる必要はない」からと、
 最近飲み始めた「エンザルタミド(イクスタジン)」と「漢方薬のうちの一つ」についての検査を提案してくれた。

 (参考、後掲。★≪「知っておきたい薬物アレルギー」一番多いパターンは「2 週間前に開始して続けていた薬」≫)

● 今日の処置
  患者多数に接する皮膚科専門医は、私の状況をそんなひどいレベルとはみていないようだ。
 「出さなくてもいいけど、とりあえず、薬は出しておきましょうか」と2薬を示してくれた。

 ステロイドの塗り薬である「アンテベート軟膏」。
 花粉症の薬として知られる抗ヒスタミン薬「タリオンOD錠」。 アレグラよりは、眠気が出やすいという。
 あとは、全身の写真を撮って記録してくれた。
 この2薬については、後半で、情報にリンク、抜粋しておく。

● いずれにしても、検査結果が出るには「2週間」かかるそう。
 ま、その結果が出て、次の診察までは、癌の治療薬は休止しておくしかない。
 明日は、泌尿器科の主治医と別の治療薬をどうするかをお願いしたいと思っているのが、今の私。

● 「薬疹」「重症薬疹」 「アレルギー」とは
 そもそも、私の経験したことのない、全身に進んだ発疹。
 この症状がもし、もっと進んだらまずいことにもなり得るらしい。
 なので、後半で、それら警告の情報にリンク、抜粋しておく。

● さてさて
 急上昇してきた「腫瘍マーカー PSA」の数値が明日はどう出るかは・・・・やっぱり気になる・・それが当事者。
 何しろ、前回の10日間のほどの上昇ペースで行ったら、今回は12000から1500になってもおかしくないから・・・ある医師は、「PSAが上がりやすい人」・・・
 本来の自分の現況を前提に明日は、主治医と相談することになる。

 なお、昨日10月12日の私のブログへのアクセスは「閲覧数2,023 訪問者数1,039」。

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 ●ステロイドの塗り薬である「アンテベート軟膏」
 くすりのしおり /アンテベート軟膏0.05% ※【皮膚の炎症を抑える働きがあり、赤み、はれ、かゆみなどの症状を改善するステロイドの塗り薬です。
通常、湿疹や皮膚炎、乾癬などの治療に使用。】
 
 ●タリオンOD錠
  タリオンOD錠10mg QLifeお薬検索/タリオンOD錠10mgの基本情報【作用と効果/アレルギー症状の原因となる、体内のヒスタミンなどの生成や働きを抑え、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの鼻炎症状や皮膚のかゆみを改善。通常、アレルギー性鼻炎、じんましん、皮膚疾患に伴うかゆみの治療に用いる。】

※ 花粉症の薬 強さ(効果)と眠気(副作用)のバランス 2021.03.09 梶が谷駅前内科クリニック
 抗ヒスタミン薬には現在、第一世代と第二世代があります。
 第二世代抗ヒスタミン薬は、第一世代と比べて眠気が弱く、抗コリン作用も少ない。
  
  ★第一世代と第二世代抗ヒスタミン薬の主な薬剤
   第一世代:レスタミン(ジフェンヒドラミン)など
   第二世代:アレグラ(フェキソフェナジン)、アレジオン(エピナスチン)クラリチン(ロラタジン・・タリオン(べポタスチン)、など
 

●アレルギー 重症薬疹   日本アレルギー学会 
重症薬疹 特徴について
薬疹は、内服薬や注射薬によって生じる発疹です。薬に対して反応するような細胞や抗体がある人にだけ生じるもので、薬に反応する細胞や抗体ができるには服薬後1〜2週間かかり、そこで初めて発症すると考えられます。
薬疹には、原因となる薬を中止することで改善するものもありますが中毒性表皮壊死症、スティーブンス・ジョンソン症候群、薬剤性過敏症症候群と呼ばれるアレルギー性の薬疹は、原因となった薬を中止しただけでは反応が止まらずに悪化していく重症薬疹であり、一刻も早い的確な対応が必要になります。

症状について
スティーブンス・ジョンソン症候群(Stevens-Johnson syndrome, SJS)と、毒(toxic)により表皮(epidermal)が壊死(necrolysis)する中毒性表皮壊死症(toxic epidermal necrolysis, TEN)は、全身の皮膚が赤くなり、擦るだけで皮膚が剥離して、ヤケドのようになる重症薬疹です。
剥がれた皮膚の面積が10%以下のものをSJS、それ以上の重症例を中毒性表皮壊死症TENと診断します。皮膚だけでなく眼、口唇、陰部などの粘膜が傷害されるのが特徴で、初期から粘膜症状が強い場合はTENの可能性があります。TENの死亡率は20~30%と考えられており本症を疑ったら一刻も早く的確な対応が必要となります。なお、SJSの50%以上およびTENの最大95%の症例では薬剤が原因ですが、感染なども原因となり得るので、皮膚科専門医の診断が必要です。

また、薬剤性過敏症症候群(drug-induced hypersensitivity syndrome, DIHS)はウイルス(ヒトヘルペスウイルス6型と考えられています)が関与する重症薬疹です。抗てんかん薬や痛風(高尿酸血症)治療薬などの起こりやすい薬が知られており、服薬してから発症までに時間がかかるのが特徴です。多くは3週間以上で平均4週間といわれ、中には1年以上過ぎてから発症することもあります。発熱と、かゆみのある紅い斑で発症することが多く、リンパ腺が腫れ、白血球が増えます。発疹は誘因となった薬を中止しただけでは反応が止まらずに悪化していく場合があります。

治療について
アレルギー性の薬疹は、原因の薬を中止することが何より重要で、そのうえでステロイド薬の服薬や、ステロイド薬を集中的に用いるステロイド・パルス療法を進めていきます。ヒト免疫グロブリン製剤の投与も行われる場合があります。これらの治療で反応しない場合には血漿交換も行われます。
薬疹が疑われたら一刻も早く治療を開始することが重要ですので、速やかに専門の施設に救急搬送して、入院加療の必要があります。


●薬剤アレルギーとは?     山梨大学医学部附属病院 アレルギーセンター
体内に摂取した薬剤やその代謝産物によって皮膚や粘膜にきたす発疹を薬疹といいます。薬疹にはアレルギー性と非アレルギー性のものがありますが、ここではアレルギー性の薬疹について、特に重症のものを中心に説明します。

症状
発疹の性状により分類されますが、代表的なものを挙げます。

播種状紅斑丘疹型:最も多い発疹型で全身に紅斑が出現します。
じんましん型:薬剤の内服後にじんましんが出現します。

原因
薬剤を一定期間内服することにより、その薬剤に対して感作が成立する場合があります。感作とは、生体が特定の物質に対してアレルギー反応を示しやすい状態のことです。特定の薬剤に感作の成立した人が、その薬剤を再度使用するとアレルギー性の薬疹が起こります。感作が成立するまでには一般的には2週間程度の期間が必要と言われます。したがって、生まれて初めて使用する薬剤で薬疹が発症することは極めて稀であります。

対処法・・・(以下、略)・・・

●薬疹(重症)
 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
 薬疹とは、薬を内服したり注射したりすることにより生ずる発疹のことです。その中でも問題となるのは、薬を投与されたごく一部の人に生ずるアレルギー性薬疹です。ふつう薬疹といった場合には、このアレルギー性薬疹を指し、薬に対して反応するような細胞や抗体がある人(これを薬に感作された状態と呼びます)にのみ生じます。

通常、薬に反応するこのような細胞や抗体が出来るのには内服を始めて1~2週間程かかるので、そこで初めて発症すると考えられています。ですから全て内服したことのない薬で(アレルギー性)薬疹を生ずることはないはずです。

もし、あったとすれば、それは既にその薬と似た構造を持つ他の薬に感作されていたと考えるべきでしょう。薬疹の中でも重症の薬疹とされているものに、中毒性表皮壊死症、スチーブンス・ジョンソン症候群があります。最近、これに加えてウイルスが関与する薬剤性過敏症症候群という病態の存在が明らかになり注目を集めています。

これらの重症薬疹では、原因となった薬を中止しただけで良くならず、どんどん悪化しますので、早く対応することがとりわけ重要となります。

●「知っておきたい薬物アレルギー」  薬疹なんてすぐわかる?
     講師:土田哲也 埼玉医科大学皮膚科教授
原因は「直前に初めて摂取した薬」で、症状は「体中に皮疹が生じる」から、話は簡単とつい思ってしまいます。本当にそうでしょうか?

1.「直前に初めて摂取した薬が原因」というのは正しい? それを考えるために、まず、
「感作」と「惹起」を理解しましょう。
1) 薬疹を生じるためには「感作」という免疫の準備期間が必要です。
実は、全く初めて摂取する薬であれば、摂取後すぐに薬疹が生じることは通常ありません。それは、体がその薬に対してアレルギーを獲得するまでの準備期間が必要だからです(感作)。その期間は通常 2 週間は必要です。この間、症状は何もでないで静かに準備は進行します。従って、原因薬は、「その直前に初めて摂取した薬」ではなく、2 週間以上前に少なくとも 1 度は摂取したことがある薬、を最も疑うべきだということになります。

2) いわゆるアレルギー症状というのは最後の「惹起」という段階を指しています。「即時型アレルギー」や「遅延型アレルギー」はこの段階の反応を指しています。
ある薬に対するアレルギーの準備が整った(「感作」が成立した)段階で、再びその薬が摂取されると、薬疹を中心とするいわゆるアレルギー症状を生じます。このアレルギー症状には、大別して 2 種類があります。ひとつは、IgEという抗体が主役の「即時型アレルギ
ー」で摂取後 15 分後に、もうひとつは、T細胞が主役の「遅延型アレルギー」で摂取後 48時間後をピークとして症状を生じます。従って、薬疹が生じる「直前」もしくは「1-2 日前に」摂取した薬物を原因として疑うことは正しいといえます。

3) 「感作」と「惹起」を理解すると、何故、原因薬として一番多いパターンは「2 週間前に開始して摂取し続けていた薬物」であるか、その理由がわかります。
結局、「2 週間以上前に少なくとも 1 度は摂取したことがあり、かつ、直前もしくは 1-2日前にも摂取した薬」という原因薬の条件を考えると、一番多いパターンは「2 週間前に開始して続けていた薬」ということは容易に理解できます。

・・・(略)・・・ 薬疹の治療は? 疑わしい薬の中止または変更が最も重要です。
・・・(以下、略)・・・

コメント ( 3 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
Unknown (bobkundaisuki)
2021-10-14 08:06:44
おはようございます。寺町さん。
私が寺町さんのブログに遭遇したきっかけがアーリーダによる湿疹でした。アーリーダ、湿疹といったワードで検索した記憶があります。

最初はそうとは知らず、背中の痒みが全身に広がり、その時点でやっとアーリーダによる薬疹と気付きましたが、この薬を止めるのが嫌で辛抱していましたが、症状が酷くなってきたので、近所の皮膚科でフェキソフェナジンを処方して頂いたところ3日程度で痒み発疹共に治りました。

ただ、痒みが頭皮にも来ていた様で、それに気付かずにいた所、頭髪がかなり抜けてきました。気づいてからは同じ皮膚科で頭皮用の塗り薬を貰って、これも症状が治りました。

残念ながら、現在もダメージが残っており、脱毛が進んでいますが、最近になってようやく収まりそうな気配です(笑)

主治医に報告したところ、重篤な場合は投薬を中止しますが、対応薬で治ったなら薬継続で行きましょう。との事でした。
 
 
 
Unknown (bobkundaisuki)
2021-10-14 08:28:09
ちなみに、私の場合は発疹が出始めたのが、服薬開始後45日程度経過してからでした。普通の薬疹より遅めだと思います。これも薬と発疹の関連性に気付くのが遅れた理由だと思っています。
 
 
 
深刻 (●てらまち)
2021-10-15 13:23:05
bobkundaisukiさん、

私の場合、かゆみはなかったものの、全身に出ています。
2日目に、自己判断でフェキソフェナジンは飲みました。

が、進行。
「イクスタジン」が原因であるなら、「開始から2週間後あたり」というのは標準通り。全身症状も標準通り。

ま、単純に深刻と思っています。
また、報告します。
 
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