毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 岐阜県では2年前に知事が替わる前後、情報公開の訴訟で県が私たちに負け続け。昨年の裏金事件で、いっそう情報公開が進んだ。

 情報公開審査会も、私たちの何件もの異議申し立てに非公開答申して、結果として裁判所でその判断が負け続けたという経過。

 その審査会が今年になって画期的な答申。
 当然、県は公開すると思っていた。・・・が、なんと、非公開の最終決定

 (私なら、このあとは裁判所に進むのだけれど・・)

 ところで、畑の夏野菜の世話を10時前に済ませました。
 これからは、先日少し作りかけた福井県知事の 情報非公開訴訟 の準備書面づくり。書証もたくさんつけて、明日には仕上げる予定。 

人気ブログランキング→→←←ワン・クリック10点


● 県立高入試の合格最低点「公開すべき」答申   岐阜新聞 2007.1.18
 県立高校の入試の合格者最低点に関し、県情報公開審査会(会長・森川幸江弁護士)は17日、「非公開」を決定した県教育委員会に対し「公開するべき」と答申した。全国で同様の情報公開請求があるが、公開の判断は初めて。答申を受けた県教委は、公開をするかどうかについて「今後検討する」(事務局)と話している。
 情報公開を請求したのは、大垣市の男性会社員(46)。「子どもを不合格にさせないためには、重要な情報」として昨年3月に実施された入試について、大垣北、大垣南、大垣東、大垣西の4高校に合格した受験生の学力検査の最低点などを公開するよう求めていた。

 県教委は昨年7月、「いたずらに点数のみで高校を序列化する風潮を助長する恐れが強い」として非公開を決定。この決定に対し、男性は行政不服審査法に基づいて審査を請求したため、県教委は審査会に諮問していた。
 審査会は答申の中で、「県立高校の序列が存在することは周知のこと」との認識を示した上で「公開により、志望校選定の参考資料とすることができる受験生や保護者に与える利益は大きい」として公開を求めた。県によると、同様の情報公開請求はこれまでに岐阜県を含み全国14府県であり、いずれの教育委員会も非公開を決定した。このうち9県では、非公開決定を不服とした審査請求があり、7県が非公開を答申した。兵庫県は審議中。


● 合格最低点 やっぱり「非公開」 答申 何だったの? 岐阜県教委 「高校入試に支障」/審査会 「流れに逆行」  5月26日 読売
 岐阜県情報公開審査会が、昨年3月の県立高校4校の合格者の最低点を全国で初めて「公開すべき」とした答申について、県教育委員会が非公開と決めたことが25日、わかった。決定結果は、情報公開請求した同県大垣市の男性に伝えるとともに、同日、裁決書を郵送した。
 「学校の序列化を助長する恐れが強く、入試に著しい支障をきたす恐れが高い」として非公開とした県教委に対し、県情報公開審査会は今年1月、「高校の序列の存在は周知の現状。志望校選定の参考資料にできる受験生への利益は大きい」として公開を求める答申をしていた。

 非公開について松川礼子教育長は、請求者に裁決書が届いていないことなどを理由に、「現段階でのコメントを差し控える」としている。これに対し県情報公開審査会会長の森川幸江弁護士は、「教育行政の透明化を重視して、勇気を持って公開とした重みを重視してほしかった。全国で公開第1号になるのに抵抗があって、約4か月間悩んだのではないか。情報公開の流れに逆行している」と話した。
(2007年5月26日 読売新聞)

● 「合格最低点公開は中傷を誘発」 県教委裁決書 2007年05月27日09:38  5月27日 岐阜
 昨年3月に実施された県立高校入試の合格者最低点について、県情報公開審査会(会長森川幸江弁護士)が今年1月、全国で初めて「公開すべき」と答申したのに対し、県教育委員会が「非公開」と決定した裁決書の内容が26日、明らかになった。
 県教委は、合格者最低点を非公開とした理由について、「公開のもたらす支障と比べて利益が少ない」としている。裁決書の中で、自己の学力検査の結果や調査書の開示を受ける受験生が存在する現状に触れ、▽特定個人が識別できないように公開しても、受験生本人や保護者が合格者中で最下位と知れば精神的苦痛を受ける恐れがある▽最下位の該当者が生徒や保護者間で明らかになれば、該当生徒へのいじめや中傷を誘発することにもなる、と危ぐしている。
 また、順位付け(序列化)で下位となる高校の在校生や保護者、卒業生の名誉感情を害し、在校生の就職活動や卒業生の社会生活に不利益をおよぼす可能性がある、との見解も示している。

 請求人の大垣市内の保護者(46)は、「県情報公開審査会の公開すべきという答申自体を無視している。高校のランク付けは現実としてあるのに、ないと言ってしまっては議論が始まらない。あることを前提に議論しなければ何も変わらない」と批判している。

 松川禮子県教育長は「開示によってもたらされる高校の序列化などで在校する生徒や保護者、卒業生などへの影響が懸念され、非公開が妥当と判断した。今回の公開請求については、学校教育や入試制度への在り方に重要な問題提起であると受け止めている」とのコメントを発表した。

● 県教委「序列化の恐れある」 高校入試合格最低点非公開で理由発表  中日2月27日
 県立高校入試の合格最低点をめぐる情報公開請求で、県教育長の非公開決定を妥当と裁決した県教育委員会は二十六日、「高校の序列化で生徒や保護者ら学校関係者の名誉、感情を害し、不利益を及ぼす恐れがある」などと、非公開の理由を発表した。
 請求は昨年六月にあり、県教委側は非公開決定したが、審査請求を受けた県情報公開審査会が今年一月、「序列の存在は周知のことで、公開による利益の方が大きい」と、公開するべきだと答申した。入試にかかわる同様の情報公開請求で、公開答申は全国初だった。

 県教委は非公開理由として▽序列化により、特色ある学校づくりや入試制度改革に支障を及ぼす恐れがある▽年度間で結果が大きく変動する場合があり、ボーダーラインと誤解される可能性がある。志望校選択につながる情報といえない▽受験生が合格者中最下位と知ることで傷つけられる恐れがある-などを列挙。「支障と比較して公開の利益は少ない」とした。
 松川禮子教育長は「今回の公開請求は重要な問題提起。受験生のさまざまな優れた面を評価できる入試制度となるよう一層改善に努めたい」とのコメントを発表した。 (藤嶋崇)

コメント ( 0 ) | Trackback ( )



« ◆美浜の塩と塩... ◆ユリノキ、ゆ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。