一般質問 国保税の大幅引き上げ問題 (答/市民環境部長)
(※市の広報「8月号6、7ページ」では、市が図表を用いて増税の状況を説明)
(インターネットのニュースだけのリンク ●広報 8月号6、7ページ
●他のページや、過去の「号」は 広報やまがた )
国民健康保険制度の現状について「7割が赤字という国保財政の逼迫(ひっぱく)の背景に、国保の構造変化がある。職業別の加入世帯(06年度)は20年前と比べ、無職者が54.8%(86年度は25.5%)に急増。自営業者は14.5%(同29.8%)に落ち込んだ。リストラによる失業者や年金生活者ら社会的弱者が多く、国保が福祉の根幹をなんとか支えているのが現実だ。」(毎日新聞2009年6月8日)とされる。
山県市は今年3月議会で、「国保の保険料を大幅に引き上げる、予算段階で約30%増、過去に県内でそのような高率な上げは無い、上げ幅は6月に明確になる」等と答えた。
そして、6月になり、国保運営協議会に示された案では大幅な引き上げである。
なぜ、今、一気にそこまで上げるのか、私は、当事者不在、住民不在だと強く感じる。
《問・寺町》 引き上げたいとする市の理由は何か。
●答弁 国民健康保険制度は、被保険者が保険税を出し合い、病気やケガなどをした時の医療費や被保険者の健康づくりのためにみんなで助け合おうとする制度であり、その保険税は、国保事業を運営するための重要な財源である。
本市の保険税は、合併初年度より6年間据え置いてきた。
しかし、医療需要の増大や医療技術の高度化により医療給付費が年々増加してゆく中で、今までは、基金を取り崩しながらも、健全な国保運営をおこなってきたが、現在では、一か月分の医療給付費さえ支払えないほど基金が少なくなってきた。
《問・寺町》 引き上げと市民の負担増の概要はどのようか。
●答弁 平成22年度の当初予算額では、34%強の増額となっていたが、21年度の新型インフルエンザ流行で、12月に再度、繰り入れた基金を繰り越した繰越金と、一般会計繰り入れ金と今年度基金を繰り入れ、平均で約16%の増額に抑えることができた。
また、保険税は、所得割額、資産割額、被保険者均等割額及び世帯別平等割額の合算で算定するが、所得割額と資産割額を応能分、均等割額と平等割額を応益分として按分している。所得の低い方は、応益分の増加だけになり所得のある方の負担が多くなるので、応益分の按分を多少であるが多くして、中間の所得の方に配慮した。
《問・寺町》 現状や経過、予測を、なせ、もっと前から市民に説明しなかったのか。
●答弁 市民に負担を掛けないためにも、平成20年度に2,927万円、平成21年度、当初に2億627万円程の基金の繰入で、国保税の値上げを据え置いてきた。
今後も、不況による国保税の収入の減少と医療費の増加には続く予想。具体的な税率は示してはいないが、昨年度より窓口において、増税についてのお知らせはしてきた。
《問・寺町》 「低所得層を対象にした保険料の軽減措置を受けられず、かつ上限額に届く所得にも満たない中間所得層の負担感が増す」等の旨の指摘がある。対策は何をしたか。
●答弁 中間所得層に対する対策としては、国の基準では、応能と応益の割合を50:50にするよう指導されているが、今回の保険税の改正では、応益割を上げて所得按分率を下げているので、中間所得層の方達への負担を減らすような対策をしている。
【寺町のコメント】 最終的な上げ幅は、「一人当たり年間1万5696円(15.86%)」。世帯人員は平均1.9人なので、「一世帯平均で年間約3万円の増加」。市内の国保加入は、全世帯の約半分、人数は約1/3、市民への影響が極めて大。私は、このニュースNO219号(3月13日付け)で、市民の皆さんにお知らせしましたが、あまりに唐突な引き上げ。
この議案は、6月30日の本会議で「賛成多数で『可決』」されました。私は「急激な大幅値上げには賛成できない」と「反対」。私以外の他の議員は全員が賛成でした。 |
自治体によってはアナログ放送終了に伴い暫定的に
デジタル放送をアナログに変換して再送信するよう
です。家庭内のすべてのテレビをデジタルにするの
は負担が大きいので山県市もやってくれると助かる
のですが。
「輪之内町光ケーブルテレビサービスでは、総務省か
らの要請による「デジアナ変換の暫定的導入」を受
け、平成27年3月31日までの期間限定ではあり
ますが、地上デジタル放送を従来の地上アナログ放
送波に変換し、テレビサービスご利用のお客さまに
提供いたします。」
http://wanouchi.n-hp.com/view.rbz?cd=420
「『ケーブルテレビへのデジアナ変換の暫定的導入』
に向けた有線テレビジョン放送事業者等への要請」
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu12_000014.html
山県市の自主放送ですが、議会の中継は雰囲気が
伝わって良かったと思います。
発言される方としてはカメラの有無はどう感じら
れていたでしょうか? 議事録とは違った良い緊張
が有るのではと想像します。
お知らせ、ありがとうございます。
調べてみます。
>発言される方としてはカメラの有無はどう感じら
れていたでしょうか?
私の場合、とくにカメラで緊張ということはないですね。
それより、質問と答弁で「45分」という制限があるので、とても窮屈でやりにくいです。
そこに、「3問まで」とか、「3回まで」という制限もあります。
>議事録とは違った良い緊張
が有るのではと想像します
ともかく、それは確かですね。
怪しさたっぷりの事業で、談合情報で入札の延期とかありましたよね。結局どこが落札しても、委託先は一緒だったようですが。
このとき既に、地デジ放送が一部地域で始まっていて、近い将来のアナログ放送廃止が決まっていましたよね。
結局今のようなどうしようもない状態は、予測可能だったように思います。
なんだか、がっかりです。
>過大なランニングコストが将来負担になるとか、特定の業者がまる儲けするとか、そんな議論をした覚えがあります
⇒はい、そうですね。
>近い将来のアナログ放送廃止が決まっていましたよね
⇒今の市の答弁は、そのころは具体的にどうなるかが示されていなかった、という旨です。
>予測可能だったように
⇒年月日はともかく、方向性はわかっていたはずですよね。
>なんだか、がっかりです。
⇒いずれにしても、今のケーブルテレビシステムは有効に動いていないのは確かです。
考えるところ多し。